2015年01月04日

マイ・ベストコミックス2014

コミックスランキングです。

【第15位】

山田 穣 / 「がらくたストリート」3巻(完)

garakuta

オオカミうお / 「チロリン堂の夏休み」や、本人による短編集
「昔話のできるまで」もあったけど、やはり本家の不在はどうしても
埋められなかった感が強い。
本屋で並んでるの観た時、正直ちょっと震えたもんね。

女の子、おっぱい、無駄知識で構築された半径1kmジュブナイル。
たぶん生涯暇つぶしに読むことになると思う。



【第14位】

市川春子/ 「宝石の国」

houseki

鉱石の擬人化という手法でティーンを描くって、、天才だろ。
月人とのあまりにも美しいバトルシーンと残酷な最後。
そしてフォスのメタモルフォーゼ。
本当に黒と白だけで描かれているのか不安になるほど
プリズミック。







【第13位】

大石まさる / 「タイニーマイティボーイ」

taini

絵柄の変化に戸惑う時期もあったけど、一回飲み込めて
しまうと、この線しかないという感じがする。
作者の嗜好がストレートに現れた分、”少年”というテーマ
とスイングしたように思う。

同時期発売の「Libniz」ももちろん名作でしたが、SFはどうしても
自分の学生ドロップアウトへの後悔へと繋がってしまうので。。
勉強、好きだったんだけどな。








【第12位】

堀 道広 / 「パンの漫画」

pann

部屋のどこにあってもいとおしいと思えるジャケットだけでも
今年誰かにあげたい本No.1。

ドン・コロネオーネ・・・。なんたるデザイン。クッソ最高。

うるし、みみかき、ときて、パン。
誰も追いつけないっす。










【第11位】

横山旬 / 「白い狸 横山旬作品集 」


tanuki

カネコアツシの線に釣巻和バリのファンタジー。
デビュー作にしかないパワーに溢れたほとばしり感。
BEAMを背負って立つ逸材だと思う。








【第10位】

小池 ノクト / 「蜜の島」3巻

mitunosima

島で、部落で、宗教で、っていう自分の好きな要素ブチ込まれすぎ。
細部の設定をもっともっと書き込めば
雑音は消えそうだけど、とりあえずこのままの勢いで
エンディングまで突っ走ってもらいたい。
こういうグーニーズみたいな展開に
自分はいつまでドキドキさせられるのやら。。



【第9位】

森泉岳土 / 「耳は忘れない 」

mimiha

今持って技法的な点も含めて、線の強さでは比類するもの
がない。
作品を重ねる事による読む側の慣れはしょうがないことなので、
アホみたいにこのパワーを持続させてもらいたい。
棟方志功みたいになってほしい。
いろんな時期の作品が一つになっているので
読んだ事のない人はここから入るのがいいかと。



【第8位】

黒咲 練導 / 「超熱帯夜orgy 」

orgy


この人の描く体のバランスが大好き。
エロ本コーナーにエロ本と同じサイズで並んでいるので
普通に本屋に行く分には目に入らない確率が大ですが、
その分水嶺(a.k.a暖簾)をなんとか越えて手に取って欲しい。
死ぬほど偏ったグルメ漫画であり、体液フェチ漫画であり、
純愛漫画でもある。
読み終わるのがこんなにも惜しくなるシチュエーションコメディー
は久しぶり。

コアマガジン、よくやった。


【第7位】

オノ・ナツメ / 「ACCA13区監察課」2巻

acca


このところ和モノに偏っていたオノ・ナツメが得意分野に戻った感じ。
やっぱ、たまらんよね。つーか、クッソ最高に決まってる。
クーデターを軸にしたサスペンスに突入しつつある本巻が
ほのぼのとした日常との境目として1番美味しいところだと思う。
書き込むところと抜くところをハッキリさせる事でリズムを生むのが、
ウェス・アンダーソンの映画を観てるようで至福。



【第6位】

うめ / 「スティーブズ」1巻

ume

多分、猛烈に嫌な人であっただろうジョブスを「オラ、悟空!」
と言い出さんばかりのキャラに変換したのが大正解。

偉大な人なのは解ってるし、遠くから観ていたい人なのも解って
いる上で、やっぱり漫画で描くならこうだろ、と。

ゲーム、沖縄、ときてジョブスを描く うめ に乗っからない手はない。
これからすっさまじく面白くなるのは目に見えてる。


【第5位】

伊勢ともか / 「懲役339年」2巻

3399

前世を描かない前世を巡る話という「スピリットサークル」とは
真逆の手法で描かれる旅は、きっと同じ点に
収束するのではないかと思っている。

自分はけっこう画力を重視するタイプだと思ってたけど、
これには完全降伏。
あまりに面白い。
すさまじく面白い。

これ今読んどくと、後で自慢できるぞ。



【第4位】

鶴田謙二 / 「ポム・プリゾニエール La Pomme Prisonniere 」

pom

趣味・嗜好への偏りっぷりが大石まさるの比ではない。
裸女、ヴェネチア、猫、廃墟、って帯に書いてるけど、
マジでそれしか出てこない笑

っていうか、それしか描かない鶴田謙二って、最高に決まってる。
ちょっとね、女の人に見られるのが怖い1冊ではありますが
アートってそういうもんだっていうことで。
ごめんねごめんねー。



【第3位】

福島 鉄平 / 「スイミング」

swimming


「サムライうさぎ」から6年。ついに帰ってきた。

柔らかい絵柄と、ハードボイルドなモノローグというスタイル
はブレる事がない。
少年誌というボーダーを越える瞬間を観る事ができる数少ない瞬間だ。
音楽で言ったら、エモがジミーイートワールドに飲み込まれる直前というか。
プロミスリングとか、テキサス・イズ・ザ・リーズンの凛とした空気。

この線を越えて、青年誌へと戦いの場を移さざるを得なかった「アマリリス」
も大傑作だけど、やはり「スイミング」だなぁ。

「アマリリス」、アマゾンでは欠品でアホみたいな値段ついてるけど、
マジでどうにかしてよ。
これ売らなくてどうすんだよ。


【第2位】

水上悟志 / 「スピリットサークル」4巻

spirit

今1番面白い漫画は?と聞かれればこれを即答する。
マジで読んで。つーか、読めよ。
「惑星のさみだれ」は絵柄的に読む人を選ぶのはいなめなかったけど、
これはそうは言わせない。
輪廻というクソめんどくさい概念をこれほどポップにスペクタクルさせる
なんてどうかしてるよ。
業を意識的なものとするか、無意識的なものとするかの瀬戸際の巻。
鳥肌なんて言葉では言い表せない皮膚感覚が襲いますよ。



【第1位】

山本美希 / 「ハウアーユー? 」

haua



オルタナティヴ極まりない。
ページをめくるだけで”ガリガリ”と音がする。
既視感はあるに決まってる。漫画の歴史を考えれば。
それでもオルタナティヴを感じるという事が凄まじいのだ。
表層のすぐ下でうごめく狂気という点では「ゴーン・ガール」と
通じるものがあるようにも思う。
本自体の重量も含めて、今年最もズーンときた1冊。


以上、15冊です。

次点

高野文子 / 「ドミトリーともきんす」
記伊孝 / 「アニウッド大通り」
ゴトウユキコ / 「水色の部屋」
都留泰作 / 「ムシヌユン」




今年は曲単体で聴き込むっていう事ができなかったので
コミックスのみのランキングにしました。

まぁ、育児で自由時間無かったっていうのもあるんですが、
上半期は「Frozen」サントラばっか聴いてたし、
「メタリカ スルーザネヴァー」を爆音上映で観てからは
メタリカばっか聴いてた。

ということで今年一番聴いたのは「RIDE THE LIGHTENING」です。



vmjstyle at 07:48│Comments(0)TrackBack(0)mixiチェック 漫画 

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