愛しのマリア (詞・秋元康  曲・鈴木キサブロー)

 

 夜明けが来る迄 二人で踊った

 甘いバラード 誰かの胸で聞くのか

 バス・ルームのルージュ あの日のままだよ

 セシルカットのお前ほほえむ フォトグラフ

 

 マリア ネヴァ・フォーゲット

 何も出来ずに

 今は遠くで見守るだけさ

 マリア ネヴァ・フォーゲット

 ひとりつぶやく

 OH! ハッピー・バースデイ 朝迄 LONELY NIGHT

 

 

 オリジナルは852月リリースのSALLY3枚目のシングル。東映「パンツの穴・花柄畑でインプット」の主題歌。

 これもまた曲の経緯についてはBlog of SALLYに詳しいので割愛したいが、簡単に触れると、デビューヒットとなった「バージンブルー」の路線を忠実に守っているのは明らかだ。ちなみにこの頃、マイナー進行の似たタイプの曲は、アイドルたちも歌っていた。

 

 現在、「愛しのマリア」をライヴでよくチョイスする理由は、時を経ても尚自分が歌い馴れしていたことと、曲がアップテンポでライヴ向きであるからと自己分析している。

 歌い馴れとは、すなわち口づさみやすさでもあり、それには歌詞がポイントとなる。

 秋元康さんのこの詞は、当時から歌いやすいと感じていた。発音しやすいのである。特に上に掲げた2コーラス目はノリやすく、歌っていて気持ち好い。歌のリズムと詞のリズムがぴたりと合っている。

 歌において、口づさみやすさは、時に詞の意味を凌駕する。

 こう云ってはなんだが、たとえば詞に出てくる「セシルカット」が、フランソワーズ・サガン原作の映画「悲しみよ、こんにちは」で主人公セシールを演じたジーン・セバークの髪型だったとオレが知ったのは、ずっとずっと後のことだ。

 

 ライヴCDは、元のサックスソロをブルースハープでリアレンジしている。またこのテイクからつづく3曲は、同じ日(09.6.17)のライヴ録音である。その前までの6曲は別の日(09.4.14)であり、ニュアンスが異なっている。

 

 ところで主題歌となった映画はいまだに未見のオレである。いつの日か観る機会が訪れるのだろうか・・・。

 

maria
<愛しのマリア /SALLY   1985>

sallys_magic
<Sally's MAGIC /SALLY   1985>