み
閉じたくちびるをひらくだけでいい
ことさら横に広げなくても
声にできる
み
は やさしい音
身を
いたわろう
痛みを感じないように
心で押さえつけるのはやめよう
身を粉にして
わたしたちは働き
大切なあのひとのために
身を尽くして
生きたいと願う
みみ
鳥の声
風のどろろき
葉ずれの音
おはよう
朝の笑み
耳がよろこぶ
耳が洗われる
とがった言葉
じぶんから
ひとから
水のようにおしよせた言葉に
耳が悲しむ
耳がけがれる
禊
身削ぎ
耳削ぎをしよう
いらない力を抜いて
はだかになって
み
ただ声を置くとき
みちる
みなぎる
未知へ
身を乗り出せる
み になる
身 になる
「ま」行はじぶんにやさしい音。
その中でも「み」は、どこにも力を入れずに発声できる。そのままの「み」が、実は一番力持っている。

閉じたくちびるをひらくだけでいい
ことさら横に広げなくても
声にできる
み
は やさしい音
身を
いたわろう
痛みを感じないように
心で押さえつけるのはやめよう
身を粉にして
わたしたちは働き
大切なあのひとのために
身を尽くして
生きたいと願う
みみ
鳥の声
風のどろろき
葉ずれの音
おはよう
朝の笑み
耳がよろこぶ
耳が洗われる
とがった言葉
じぶんから
ひとから
水のようにおしよせた言葉に
耳が悲しむ
耳がけがれる
禊
身削ぎ
耳削ぎをしよう
いらない力を抜いて
はだかになって
み
ただ声を置くとき
みちる
みなぎる
未知へ
身を乗り出せる
み になる
身 になる
「ま」行はじぶんにやさしい音。
その中でも「み」は、どこにも力を入れずに発声できる。そのままの「み」が、実は一番力持っている。
