わたしはひととひとが豊かにつながることをのぞんでいる。
神は火と水。
神の火とは災いや穢れを焼き尽くす火、とともに人の心を温める火。
水は諸々の感情の凝りをおし流す。
火が温める。
そうして土もあたたまり、たくさんの夢を実らせる。
見よ。人はみな寂しさと哀しさを抱えている、
だからこそ、寄り添って生きようとする。
人の哀しみを受け取ろうとする。
そこには上下もない、強弱もない。
ただ優しくてあきらめない人の心があるだけだ。
人として生まれたことを喜びなさい、
川原神社の宮司さんに時々会いに行く。
「今日は鬱の男の子と女の子が来る。なにもしてやれないけれど、話を聞いて、神様の前に座っていると、少しずつ元気になってきた。やっぱり神様の力はすごいね」
宮司は神社をみんなが駆け込み、癒される場所に変えた。
宮司になりたての頃、古くからの人たちに「参拝者に話しかけるな」と毎日のようにバッシングを受けたそうだ。
でも諦めなかった。
だれでも拝殿の中に招き入れてくれる。
今日も長いこと拝んでいた女性たちが宮司に招かれて拝殿にすわり、感謝と導かれてこの神社に来たことを、興奮気味に話していた。
宮司がハイハイと聞いている。
正面の祭壇が明るんで、神様がニコニコと喜んでいらした。
神道の祝詞を学ぶワークショップを、来年初めころ、この宮司をセラピールームに招いて行う予定です。
ご案内の記事を書きます。
たくさんの方のご参加をお祈りしています。