voicevoice2のブログ

声についてボイスセラピーで気づいたこと、ちょっとしたアドバイス、絵本や詩についてのカウンセリングについて、スピリチュアルなメッセージを書いていきます。ボイスセラピーの情報もお知らせします。

2024年07月

メーテルリンク「青い鳥」を読んで

メーテル・リンク「青い鳥」を読んで

声の配信stand.fmのゴールディさん(https://stand.fm/channels5f6020aef04555115dd7c28c)のお話を聞いてすぐにこの本を購入した。
この作品が戯曲とは初めて知った。確かに舞台装置から、それぞれの役の服装まで細かに描かれている。

貧しい家に生まれた男の子のチルチルと妹ミチルは、クリスマスの夜、妖女の病気の娘のために、青い鳥を探す旅に出る。
妖女からもらった帽子のダイアモンドを回すと、本当は在るけれど見えないものが見えてくる。
そして、パンや砂糖、イヌ、ネコ、光とともに、思い出の国、夜の御殿、森、墓地、幸福の花園、未来の王国、そして最後にもとの家に戻ってくる。

「思い出の国」には亡くなったおじいさんとおばあさんがいる。
おばあさんの言葉:もう随分長いこと、みんなわたしたちのこと忘れているねえ。その間わたしたちはだれにも会えないのだよ…わたしたちのことを思い出してくれるだけでいいのだよ。そうすれば、いつでもわたしたちは目がさめて、お前たちに会うことができるのだよ。

「幸福の花園」にたくさんの幸福がいる。お金持ちである幸福、ひもじくないのに食べる幸福、なにもしない幸福、もののわからない幸福…という「ふとりかえった幸福」たち。
でもそれらがいなくなると、子供の幸福、健康である幸福、清い空気の幸福、星の光り出すのを見る幸福、無邪気な考えの幸福などが姿をあらわす。
そして幸福は、「大きな喜び」たちのことを教えてくれる。
「正義である喜び」「ものを考える喜び」「美しいものを見る喜び」「ものを愛する喜び」そして1番純粋な「くらべもののない母の愛の喜び」…。
「幸福」は「ぼくたちはいつだってあなたのまわりにいるんですよ。そして、あなたといっしょに食べたり、飲んだり、目をさましたり、息をしたりして暮らしてるんですよ」と言う。
光が「人が1番幸福なのは、笑っているときじゃないのよ」とも言う。

1番興味深かったのは「未来の王国」。
ここには、生まれるときを待っている子供たちがいるところ。
庭師、太陽系の遊星の総同盟を作る子、地球に純粋な喜びを持ってくる子、死を征服する子…。みんなそれぞれの役割を持っている。
恋人たちはずっと抱き合っている。
オパールの扉が開いて、「時」が出て行く子供たちを導く時には、まだ生まれる時ではないのに行きたがる子供たち…。
時:だめだ。それぞれ出て行くときは決まっているのだ。お前たちのいうことをいちいち聞いていた日にはきりがない。ひとりは行きたいというし、ひとりは行きたくないという。一方は早すぎるし、もう一方はおそすきるのだ…。
ととても苦労をしている。
子供たちを乗せた船が遠ざかっていき、

(子供たちの叫び声「地球だ。地球だ。見えるよ。きれいだなあ。明るいなあ。それに大きいねえ」すると深淵の底からわき上がるような喜びと希望の歌が、遠い遠いかなたから聞こえてくる)
光が言う。「あれはあの子たちを迎えにきたお母さんたちの歌声ですよ」

最後にもとの家に2人は戻ってくる。
子どもの頃読んだ「青い鳥」は、実はこんなに素晴らしい世界だったことを初めて知った。
そしてこの本の中に、人が生きることの真実が、深い言葉とともに描かれている。
メーテルリンクは1991年にノーベル文学賞を受賞しているし、訳者は詩人の堀口大學。
もっともっと前に読んでおきたかったと思わせる素晴らしい本でした。

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最後の帰省

最後の帰省

7月8日から16日まで、別府に帰省していた。
一昨年亡くなった義母のマンションを片付けるため。
今まで何度も訪れていたが、今度は引き払うために、これが最後になった。

別府の天候はほとんど雨で、毎日片付けを繰り返していると、次から次へと不用品が湧くように出てきて、古いもののエネルギーと、捨ててばかりいるのがつらくなって、途中何度か体調が悪くなった。
でも、義父母が元気な時から約30年間、年に何度か帰省した風景がもう見られなくなると思うと、寂しくなった。
地元の小さなスーパーにも、ベランダから見える猿がいっぱい住む高崎山、穏やかな別府湾にも、ありがとうを言った。
義父母たちと過ごした、楽しい思い出もたくさんある。
また、別府の人たちは、みんなとても優しい。

買うのが好きで捨てるのが苦手だった義父母のマンションは、おそらく10倍くらいの荷物が詰まっていたが、全てなくなった。
終わるというのはこのような気持ちなのかもしれない。
今まで、遠出はいつも別府だったので、これからは他の土地にも旅行に行きたいねと夫と話した。
(まずは宮沢賢治の故郷の花巻を訪れてみたい私です!)

今回と去年見つけた義母の短歌や俳句を声にしました。よろしければお聞きください。

https://stand.fm/episodes/669b59a48aeb3c3438974ebd

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釣り人に寄り添う鳥か可愛い。

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1日1回集荷されています。

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右側は高崎山

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別府湾

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川原神社にて 祭りの前に

今日3日は、市か立つことをすっかり忘れて、神社へ行ったら車が入れなかった。
あきらめて帰ろうと思ったが、用事を済ませて、もう一度行ったら、車も駐車でき、神様へお参りもして、しかも茅の輪が設置されていたので茅の輪くぐりもできた。
社務所で、いつも素敵な神主さんとも、久しぶりにきゃー!とお話ができた。
市で母から頼まれていた値段通りの洋服も買えた。

車をとめて、ふと見ると必要な用事が済ませられるという日で、日曜日にガッカリしていた私を、川原神社の神様がみちびいてくださった。心があたたまる。

川原神社は明日7月4日(木)
  正午~21時 輪くぐり・赤丸神事
  7月5日(金)16時 津島社大祭
  9時~21時 輪くぐり・赤丸神事 が行われる。
お祭りに一度行きたいと思いながら、なかなか行けないけれど、きっと賑やかな時間になるのだろうと思う。

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空には天女の雲。

夏越の大祓

土日は体調が今ひとつで、神社に行けなかった。
日曜日、必要な買い物をして帰ったら、疲労と悲しい気持ちが込み上げてきて、迷いながらハープを練習した。
とても優しい曲調に癒されて、弾き終わった後、ものすごくスッキリした。
確かにハープは心の痛みを和らげる作用がある。
でもスッキリ感がかなりあって、ハッとした。
椿大社の大祓の形代流しを申し込んでいたこと。
供養が終わったのだと思った。

そのスッキリ感は今も続いている。
本当は神社に行きたかった。
でも、仕方ないと自分を認めることができている。
心が揺れない。
私は祓ってもらえたのだと思った。
今は静かに感謝できている。

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