今日は、長い間出て行ったきり会えない息子さんとの親子交信をさせていただいた。
お母さんは高齢になり、足も悪くなってきたから、なんとかして会いたい。
けれどもどこかで糸がこんがらがってしまったために、息子さんは会いたいけれど、会いたくない。
過去を断ち切りたくて家を出たと。
けれども本当はお母さんのことが大好きで心配している。
お母さんの目から涙がこぼれた。

大学を卒業後家に引きこもって母親を入れず、仕方なくアパートを借りて働いているという女性の交信を何十回とさせていただいたことがある。ご主人は数年前病気で亡くなられた。
交信で息子さんの怒りや悲しみの原因を知り本当の願いを知った。それからはお母さんは返事がこなくても熱心にメールをして、自分が気づいたこと、悪かったと思うこと、今の自分の状況を1年以上送り続けた。「開封」の表示が出ると安心した。
だんだんメールを送るとすぐに開封になり、息子さんがメールを待っていることがわかってきた。
そしてついにある日息子さんから返信が来た。奇跡のような一瞬。
会うことができた。
その時の彼女は、息子さんの気持ちを十分理解して彼の成長を待つ母親に変わっていた。
お互いに謝ることができた。

交信は、恋人交信もそうだが、回を重ねれば重ねるほどお相手とのつながりがしっかりして来る。
「3年はかかると思ったのに、こんな早く会えた!」と先ほどの女性から喜んでいただけた。
また、交信の回数分だけ、依頼する側のゲストは気づきが多くなり、どんどん成長されていく。
だから出会えた時はとてもいい雰囲気になる。ゲストが成長するから、だから会えるようになるのかもしれない。

亡くなった方と会話する故人交信、恋人交信、親子交信、ペット交信。
胎児との会話赤ちゃん交信は生まれてからは二度と聞けないことを赤ちゃんが話す。だからとても貴重です。

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