このところ、恋人だった男性を亡くした方の交信が続いた。
会っていく中で急に病死した彼。
ひそやかな関係だったため、葬儀には出られなかった。でも、亡くなる寸前まで一緒にいる時間を持てた。
あるいは癌が転移して(彼女は)何ヶ月か仕事も投げ打って看病した。その後に亡くなった彼。
悲しみは尽きず、半年以上経っているのにかえって彼の記憶が鮮明になったと言われた。
亡くなってすぐの頃は、思い出すことを停止していたから。
いないと思えない
でも思わざるを得ない
おもいたくない
そんなわけない
ぐるぐると問答を繰り返してしまうと。

何度も交信して、何度も泣いて、少しずつ気持ちを前に向けていく。
交信の時、亡くなった彼も、すぐにそばに来て、彼女のことを案じる。
その中で繰り返し「人生の最期に出会えたことは神様からのプレゼントだと思う」「身体を持っているって何で幸せなことだったのか」と言われた。
喧嘩しても、苦しいことがあっても、生きて関わることの大切さを痛感した。

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