最近Voice Therapyでは、声に関心を持ってくださる方が増えて、とても嬉しい。

スピリチュアルボイストレーニングでは、自分を声から変えたい方が受けてくださる。
本当の自分はたくさんの可能性と表現力を持っている。
でも色々な理由で、それが出ないまま、あるいは見つけてもらえないまま過ぎてしまうことが多い。

2のテーマ「堂々と自信に満ちた声になろう」で、R子さんは、『森の絵本』を場面ごとのイメージを込めて、読み分けることができた。 

「ほら、この本」と その声は いいました。
その本は 子どものきみが とてもすきだった本。
なんべんも なんべんも くりかえして 読んでもらった本。
「その本のなかには きみの だいじなものが ある。
ぜったいに なくしてはいけない きみの思い出が」

最後に、自分では大げさと思うくらい、言葉に気持ちを込めて読んで下さいと提案したら、聞いていて情景が浮かぶような読み方をされた。そのとびっきりの声を、あとでメールでお送りした。

また、昨日は「がまの油」の口上を読んでいただいた。
これを読むと、「けっこう毛だらけ、猫灰だらけ」の寅さんは、ほんとに上手だったと思う。
ストーリーテリングをされているM子さんは、一つも間違えないで長い口上を読むことができる方。
最後はおもちゃの刀でテーブルを叩きながら、威勢良く楽しそうに「がまの油」を売ってくださった。
思わず「買った!」の声が。

声を出すたびに、ひとかわ剥けていく。
その後に出てくる自分がどんな自分か?
驚きながら、どんどん変わっていかれる姿を見るのが、とても楽しい。


FullSizeRender
IMG_9163