土曜日に行ったワークショップでは、前へ進む音のた行は、伸ばして発声した場合は違いがはっきりしないけれど、「た、た、た」と切って声に出すと、活力と動きが出ること、そして、た行は名前によく使われていること、音の響きで名前のエネルギーが変わることも、参加くださった方々と確認し合いました。また、お母さんから「さっさとしなさい」という意味で「つ、つーぅとしなさい」と言われて辛かったことを思い出した方もいました。音一つがいろいろな意味を持つことを改めて感じました。
名前については、ちょうど大国主命が、6つの名前を持ち、名前を変えるごとに、その力を身につけて強大になっていくことにもつながりました。

古事記では、大国主命が、須佐之男命(すさのおのみこと)から蛇の部屋に入れられたり、蜂とムカデの部屋に入れられたりするのですが、その度に須佐之男命の娘で妻となった須勢理比売(すせりひめ)が蛇の比礼(ひれ)、蜂とムカデの比礼を持ってきて、これを振りなさいと教えてくれ、その通りにすると、蛇も蜂もムカデも静かになるという段を読みあいました。比礼というのはもともとは女性の肩にかける薄い布のこと。
この二つの比礼は、神道では、10種の神宝(とくさのかんだから)という、祓い清めの象徴として伝わっています。
ずいぶん前に山梨県の神社で、私もこの10種の神宝の名前のついた修行を3つ受けたことを思い出しました。

土曜日は、実際に比礼を振ったらどんな感じがするのか?を体験しました。そうすると、参加くださった方々が、「オーラがきれいになる気がする」「布がだんだん龍に思えてきた」「自分が清められる」と言われました。
布はどんな風にも自在に振ることができ、実際空気を動かすので、変化をもたらしたり、かぶせることで大事な物を隠すことができる働きがあります。
不思議な体験でした。

次回は9月21日(土曜日)13時半から15時半まで。須佐之男命とは行です。

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