土曜日、初めにか行の声を合わせた時、声が重なり合い響き合い、波のように美しく流れてとても気持ちがよかった。
そして、か行の声のバリエーションと真言と呼吸で、自分の中のマイナスな感情、新しい自分になるために古い自分を明確にした。
か行の思いをあ行の声で昇華させて、ひとがたを水に溶かして浄化した。

一人ではできないけれど、集まって声を一緒に出していくことで、楽になる。
声を共に出していると、胸が開いて、ずっと言えなかったことも素直に言えた。
参加くださった方たちの中に、とても自然な親しみが生まれていく感覚。

そして、今回は、か行からは離れるが、古事記の崇神天皇の段を一緒に読んだ。
この頃も、疫病でたくさんの人が亡くなり、国から人がいなくなるほどだった。
崇神天皇は、夢で神からのメッセージを受け取ってそのとおりにして、疫病を治めたという。
おとぎ話ではなく、大いなる存在を敬い、自分の感覚を大事にして、丁寧に生きることで乗り越えたのだと感じた。

その後のユーモラスな大神神社に祀られている大物主神のエピソード。
大神神社の話で沸いて、行きたくなった!の声も出た。
ティータイムのあと、わたしの拙いハープを聴いていただいた。

最後に目を閉じた時、茶色のまだらな蛇が出てきてわたしに何か色々と話し(何を話しているのか聞き取れなかった)、頭頂から出ていった。
自分の中の蛇がいなくなったのかもしれない。

ワークショップは、声を使った高級な遊びの時間なのかもしれない。
気づきと不思議な体験、そして参加くださる方たちの声のエネルギーで、いつも、また次へ進める気がしている。

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