11月頃から読み始めた。
時間をあけると、地名や人名、部族の名前があやふやになり、何度も前に戻って、記憶をつなげた。
主人公ケイと旅先で出会ったアエーンという幼い少女の冒険物語。
その中には部族間の争いと統合、旅先で何度も困難に遭いながら突破していく2人の少女の勇敢で聡明な道筋。
その中で前世、過去、未来が入り混じる。
それぞれの部族の光景が壮大で色彩豊かで美しい。
これは訳者の力量もあると感じた。
終わりに近づくにつれ、アエーンとケイの正体がだんだん明らかになって目を見張った。
最後は息もつかずに読み終えた。

ケイはスピリチュアルな力を持ち、時間と空間を広げて景色や状況を見ることができ、人の心に入ることができる。
それが当たり前のように描かれている。
精霊の国アイルランドとはこういうところなのだと思った。
2人の姿に励まされ、勇気をもらい、今この本に出会ったことが嬉しかった。
ラジオ配信のstand.fmのゴールディーさんの配信https://stand.fm/channels/5f6020aef04555115dd7c28cで教えていただいた本。
彼女が描いた『石の歌う森』https://note.com/satsuki_era3362/n/n93c676c96db1
も素晴らしい。
ずっと本を読んで堪能したかった。
それが叶った。
私も自分の力を信じて生きようと思った。

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