帰省

この土日は、施設に入所している高齢の母を連れて、横浜に帰省した。
1日目、タクシーと新幹線を使って移動。名古屋駅はごった返していた。
横浜では地下鉄ブルーラインに乗って、やはり施設に入っている母の妹に会いに行った。
電話では話すけれどもう40年近く会っていなかったので、2人ともとても喜んでいた。
帰りは、桜木町のホテルへ、小雨の中迷いながら歩いた。
足の悪い母と、荷物を抱えた私と、歩道橋の上り下りに苦労した。

2日目、弟の車で元々住んでいた家へ。
今は弟夫婦が住んでいる。
この街の光景や家の様子を見たくて、4年間何度も何度も帰りたくなって、今回の帰省につながった。
近所に住む唯一まだお元気な友達とも会えた。
その後弟たちと食事へ。
疲れからか何かのアタックなのか、突然の腹痛に襲われて、帰りの新幹線では、ほぼ私はトイレに閉じこもっていた。

準備の段階から、同じことを何度も繰り返したり、忘れっぽかったり…毎回言葉が変わる母に振り回されてイライラしたり、でも笑って欲しかったり。
お互いに自分のことを相手に心配してほしい甘えが文句になったり。
それでも施設に帰り着いた時は、「楽しかったね」と言い合った。
横浜にこだわりつづけていた母は、やっと少し、その気持ちを手放すことができたようだった。
街の風景を写メするゆとりもなかったけれど、大きな大きなものを2人で乗り越えた気がした。
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