言葉は
月光をあつめて撚(よ)った銀の糸
滴(したた)る光をていねいに紡(つむ)いで人に差し出しましょう
急がずあわてず心を込めて
話しましょう
いつも今に根を下ろすように

声は
少し高めにあなたの願いを込めて
奏でましょう
宇宙と世界をつなぐ喉を
ないがしろにしないように
低い声は優しく柔らかい
けれども足元に溜まりやすい
そんな時は顔をあげて
青い空を見ながら
きらめく星を見ながら
声を出しましょう

喉から出る
言葉も声も
進化して
ひとが生まれたとき
与えられた天からの贈り物
長い歴史の中で
育てられた光の織り布
大切に
大切に
あなたの愛する人に
届けましょう


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かなり以前、カウンセリングの場で20代の女性が、連絡が取れなくなりようやくまた繋がった彼から、「辛いことを言われたからもう会わないと思った」と言われた、でも何を言ったか覚えていないと話された。その前も「あなた以外に他の男性も探している」と酔って言ってしまい彼が離れたことがあったとのこと。
言葉の重さ。彼は彼女の言葉をいつも真剣に聞いていた。それは彼女を大切に思っているから。
今日は、私たちに与えられた喉を大事に使おう。
初めの言葉、初めの声が自分をとりまく世界を変えることがある。
あ行をお腹からていねいに発声しましょう。ありのままのあなたのまごころを。

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