1月3日の夜、BSで録画しておいた「ラストドライブ」というドキュメンタリー番組を観た。
ドイツで、死が迫っている人の願いを聞いて行きたいところに連れて行く「願いの車」のボランティア活動の模様が描かれていた。
ホスピスにいる80代の女性は、海に行きたいと言った。
砂浜用の車椅子に乗って、海辺を移動し、その後もう一つの願いの北京ダックを食べに行った。
帰りがけ、車にのるまえに彼女は亡くなった夫から暴力を振るわれ蔑まれたことを話した。その夫が脳梗塞になって介護したことも。
初めて自分の話をした。
人は亡くなる前に必ず自分が一番気にしていることを話す。
話すと解放される。
それを受け止めるボランティアの男性も、幼少期に父親から虐待を受けたとあとでわかった。
そのほか、結婚できないまま病が進んでしまった50歳の男性は、恋人の女性と湖に行った。
女性は「大丈夫。きっとまた来れる」と言った。男性は頷きながら、遠い目で、湖を眺めていた。
「願いの車」に乗ったあと.3週間以内に皆亡くなっていく。
それでも、きっとその人たちの魂には、行きたい場所に行けた喜びが光となっているに違いない。
ドイツとオランダの自然がとても美しく、清々しかった。
さやさや揺れる木々の間の道を車は走って行った。
ホスピスの職員は「ここにいると、人間は必ず死ぬということを教えられます」と言った。
ドクターは「必ず訪れる死を考えると、生きていることがどんなに意義があることかがわかりますよ」と言った。
そうかもしれない。
どんな苦しいことがあっても、やっぱり生きていることは素晴らしい。
いつも死を意識することは難しいけれど、毎日を大事にしたいとつくづく思った。
ドイツで、死が迫っている人の願いを聞いて行きたいところに連れて行く「願いの車」のボランティア活動の模様が描かれていた。
ホスピスにいる80代の女性は、海に行きたいと言った。
砂浜用の車椅子に乗って、海辺を移動し、その後もう一つの願いの北京ダックを食べに行った。
帰りがけ、車にのるまえに彼女は亡くなった夫から暴力を振るわれ蔑まれたことを話した。その夫が脳梗塞になって介護したことも。
初めて自分の話をした。
人は亡くなる前に必ず自分が一番気にしていることを話す。
話すと解放される。
それを受け止めるボランティアの男性も、幼少期に父親から虐待を受けたとあとでわかった。
そのほか、結婚できないまま病が進んでしまった50歳の男性は、恋人の女性と湖に行った。
女性は「大丈夫。きっとまた来れる」と言った。男性は頷きながら、遠い目で、湖を眺めていた。
「願いの車」に乗ったあと.3週間以内に皆亡くなっていく。
それでも、きっとその人たちの魂には、行きたい場所に行けた喜びが光となっているに違いない。
ドイツとオランダの自然がとても美しく、清々しかった。
さやさや揺れる木々の間の道を車は走って行った。
ホスピスの職員は「ここにいると、人間は必ず死ぬということを教えられます」と言った。
ドクターは「必ず訪れる死を考えると、生きていることがどんなに意義があることかがわかりますよ」と言った。
そうかもしれない。
どんな苦しいことがあっても、やっぱり生きていることは素晴らしい。
いつも死を意識することは難しいけれど、毎日を大事にしたいとつくづく思った。