2012年06月25日
ゾンビっ娘の貞操(めだかボックスとかさんかれあとか)
【めだかボックス 第12話(最終話)】
めだかさん不在の生徒会奮闘記。
王将を盗んだ人に、将棋で勝負を挑み「今の状態じゃ回り将棋ぐらいしかできねーだろうが!!」という話の持って行き方は、なかなか上手かったとおもいます。(まあ、将棋崩しでもOKだったと思いますがw)
ただその後の、王将と玉将の違いを説明しての説教は、ちょっと理屈っぽく過ぎてイマイチでしたね〜。
つか、あまりにも“教訓”すぎて、道徳アニメを見ているような気分でしたよw
今回のゲストキャラの一人は中の人が小林ゆうさんでしたが、前回まで朴ろ美さんのキャラが出ていたので、やっぱりお二人は声質似てるなあ〜と再確認してしまいましたw
作品総評としては…。
主人公である「黒神めだか」に好感を抱かくか否かで、大きく評価が別れる作品だと思います。
これまで何回か書いていますが、僕としてはやはりめだかさんの異常ほどの持ち上げられ方が、どうにも好きになれなかったですね〜。
持ち上げられ方に共感できていれば問題なかったんだと思うのですが、残念ながらまったく共感できなかったので、どうしても話内容への“違和感”と彼女に対する“反発心”を感じざる得なかったです。
めだかさんはその能力に匹敵(もしくは台無しに)するような弱点、ウィークポイント、悪癖などがあれば、それなりに化ける可能性のあるキャラだとは思うんですが…。
もしくは逆に、めだかさんが空気主人公になり、周囲のキャラがメインに動いていたりすれば、作品自体もうちょっと楽しめたと思うんですけどね…。
【LUPIN the Third ―峰不二子という女― 第12話】
ラス前。アルメイダ伯爵と対決するため、遊園地に乗り込む不二子・銭形ペアとルパン・次元ペア(+五ェ門)の巻。
アルメイダ伯爵と決着をつけるため、自ら敵の本拠地に乗り込んだ不二子さんですが、過去の記憶に苛まれて一人だけ早々に動揺しちゃうってのはどうなのよ?とか思ってしまいましたw(相手が待ち構えているのは分かっているのだから、それぐらい覚悟しておこうよ…。)
ルパン・次元ペアのジェットコースターでのアクションは、なかなか見ごたえありました。
中でも薬莢が落ちる描写は、なかなか凝っていたとおもいます。
…しかし、オスカー警部補は、いきなり復活してましたね。
こんなに早々の復活じゃあ、前回の話は一体なんだったんだ?という感じですが…。
【さんかれあ 第11話】
降谷くんと団一郎さんとの初対決(?)の巻。
これまで団一郎さんは権力にモノを言わせていた描写が多かったので、降谷くんに対してもド汚くて容赦がないことをやるかと思っていたのですが、“決闘”という男らしい解決方法を取ろうとしたのは意外でしたね〜。(それでも、自分の土俵の上に持ち込んで、の話ですがw)
それに対して、降谷くんも団一郎さんに対して一歩も引いたところがなく、それどころか自分のペースに巻き込んでいたってのは良かったです。
ただ、これまで降谷くんは肝っ玉が大きいような描写がそれほどなかったので、ここまで大胆にズバズバ意見を言っていたことについてはちょっとだけ違和感がありましたが。
また、団一郎さんの礼弥さんへの偏執ぶりがこれまでネチネチと描かれた上、ずっと降谷くんとの対決を焦らされていたので、今回はそれなりに濃厚なやり取りが拝めるものだと期待していたのですが、予想外に団一郎さんの物分かりがよく、アッサリ引いちゃったのは、ちょっと肩透かしな感じでした。
この二人の対決シーンは、上記したように降谷くんが団一郎さんに一歩も引かず、彼のペースで話が展開したっていうのは良かったのですが、もうちょっとじっくり描いて欲しかったところでした。
ちなみに、捨て台詞で礼弥さんの貞操うんぬん言っていた団一郎さんですが、そもそもゾンビっ娘である礼弥さんは、破瓜の痛みとか感じるのかな?…とか思ったり思わなかったりしましたw(そもそも、その際に血が流れるのかどうかさえ怪しいような…)
【ZETMAN 第12話】
人々を助けるため“ダークヒーロー”になるジンくんと、花子さんの正体の巻。
いろんな意味でヒロインの座から転落しちゃった花子さん。
今までヒロインのオーラを感じなかった彼女でしたが、スパイという立ち位置なら納得ですね〜。
というか、彼女の身の上が描かれたこともあったので、見ているこっちとしてもスパイだったとはさすがに気づきませんでしたよ。
一方で、ご両親を手にかけてしまった高雅くんですが、母親の方は父親を庇って亡くなったのは分かるんですが、その後改めて高雅くんが銃を撃った描写がなかったので、父親の方は誰に撃たれたのか分かり難かったですね。(まあ間違いなく高雅くんが撃ったんでしょうけどね)
【エウレカセブンAO 第10話】
シークレットに襲われる人々を、アオくんとイビチャさんさんのコンビが助けるお話。
結局のところ、トゥルースさんが何をやりたかったのか不明なので全体的な内容としてはパッとしない感じでしたね。
イビチャさんが子供を守ろうとしするちゃんとした“大人”であることが改めて描かれていましたが、それは前から分かっていたことですしねえ…。
シークレットが直接人を襲う描写は、今作品ではこれが初めてだったと思いますが、前作よりもかなり残虐描写が控えめになっていますね〜。
どっちが良いかは、正直微妙ですが…。(前作の残虐描写はエゲツなかったですが(すくなくとも朝に流す内容ではなかった)、それでもスカブコーラルの恐ろしさが強調されていたので一概には否定出来ないものだったので)
【モーレツ宇宙海賊 第25話】
海賊会議という名の食事会と、そこに紛れ込んだクオーツさんと鉄の髭さんの巻。
う〜ん、今回のお話は主要人物らへの“贔屓”が過ぎたように感じられ、あんまり好きじゃなかったですね〜。
会議場で流血沙汰はご法度…という理屈も分かるんですが、今回の出席者の中にクオーツさんがこれまで襲った艦艇の盟友なんかがいたら…と考えれば、彼女を襲撃した若手海賊の気持ちも分からんではないのですよ。(彼がそうだとは限りませんが)
もしこれが時代劇モノなら、単身乗り込んできた者を寄ってたかって殺したら武士の名折れ。しいては敗れた者の名誉さえ汚すことになる…みたいな理屈がこね回されるんでしょうけどねえ。
他海賊の電子戦担当者から大絶賛されるクーリエさんでしたが、単に容姿が好かれただけみたいですね。いわゆる“その筋では一流として名が知れている”というのではなかったのは、ちょっと残念(弁天丸クルーに関しては、個性よりも能力を評価されるような描写がもっと見たいと思っているので…)。
最後に流れた茉莉香さんとチアキさんの歌ですが、どういうシチュエーションでレコーディングしたんでしょうね?
あの場で流すことを前提にレコーディングしたのなら、ここに来てチアキさんが恥ずかしがったり怒ったりするのは、ちょっと変な気がしますが…。
【謎の彼女X 第12話】
前回の影響から卜部さんにエロい妄想を重ねてしまう椿くんと、彼の影響を受けて動揺しちゃう卜部さんの巻。
うん、青春だなあw
設定が現在なら、ネットでエロ画像探してとりあずスッキリしろや、って感じですが、この世界観ではそいういうのは無いんでしょうねw
椿くんが卜部さんをベットで押し倒すことを気力で回避したのは、いかにもこの作品らしい流れですが、それでも彼が卜部さんのことを大事にしていることを示した好感が抱ける描写でした。
しかし、椿くんが動揺したり翻弄されたりするのはいつものことですが(w)、卜部さんが動揺して赤くなったりしたのは、なかなか珍しくて可愛かったですね〜。
つか、前回の早川さん然り、今回終盤でガーゼを取り替えてくれた女子然りで、椿くんは意外にリア充なんじゃね? とか思ったりもしましたw
次回が最終話みたいですが、やっぱり卜部さんがそっくりなアイドルさんと入れ替わっちゃうエピソードは無いみたいですね…分かってはいましたが残念だなぁ。
【探偵はひとりぼっち/東直己(小説)】
友人であるオカマさんの死をめぐり、巨悪に立ち向かっていく“俺”。だが、真相は別なところにあった…という感じのお話w
皆から阻害されても、脅迫されても、決して屈せず、減らず口を叩きながら真相を探ろうとする“俺”の姿は、ハードボイルド小説としては満点でした。
ただ、やっぱりあの真相はショボすぎて何とも…。
個人的に話の中で一番興味を抱いた要素は、マサコちゃんと代議士・橡脇の若いころの恋愛だったので、そこをフューチャーして、哀愁漂わせてもっと掘り下げてほしかったところでした。(ただ、それやったら話の大筋も大きく変わっちゃいそうですが)
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この記事へのコメント
いや、何でもありません。う〜ん 管理人さんの記事は冷静で良いな。新たな見方を開拓できるぜ。さて、やはり2期もありますが、はたして管理人さんは記事にしていただけるか否か? ヤベー 今から気になってきたW
ともあれ、今期は記事を書いていただいて感謝であります。なかなか冷静になれて楽しめましたよ。でも、2期もきっと記事にしてくれるってあたし信じてる!(気が向けばで良いです)
最後の最後まで作品のことをあんまり褒めませんでしたが、楽しんでいただけのなら何よりです。
2期は…他作品との兼ね合いによりけりですね〜。1期を完走したので、視聴する可能性は高いですが。
>管理人さんは意外とツンデ・・
…ぶっちゃけた話をすると、コメント頂ける作品に対しては、やっぱり贔屓しちゃいますよw
まあ、ホントにダメな作品だったら、途中ギブアップしていたと思いますがw