逆境無頼カイジ
2011年09月30日
日常系作品の面白さはどこにあるのか…?(日常とか神様ドォルズとか)
【海賊戦隊ゴーカイジャー 第31話】
オーレンジャーの当番回。
…だったんですが、全部バスコさんに持っていかれた感じですね。
ついに戦闘形態を見せたバスコさんですが…特別格好良いわけでもなく、悪いわけでもなく、まあ普通かな。なんとなく響鬼っぽい感じですがw
バスコさんの強さは、戦隊ものではお約束ですね。
初見はクソ強いが、2回目からはそうでもなくなる…ってのはよくあるパターンですし。
【仮面ライダーフォーゼ 第4話】
ミスコン荒らしのお話後編。
高飛車に見えた美羽さんが実は頑張り屋で……と、ストーリーはお約束ですがそれだけに悪くなかったです。
美羽さんが自分に歯向かった手下を許すあたりも良かったですね。
しかし、ミスコンとボーリングは何の関係があるんでしょうか…?
一般生徒の美羽さんの感情については、反美羽から親美羽に移るまでにもうワンクッションぐらいほしかったところですが、まあ30分の尺だとこれが限界ですかね。
美羽「女の言葉を簡単に信じすぎ」弦太朗「ハイ、勉強します」のやり取りは、ちょっと面白かったですw
敵怪人を倒す時、宇宙に行かなかったのは意外で残念なところでした。怪人にトドメを刺す際、今後ずっとわざわざ宇宙に行くと思っていたので…(つか、この作品はそれぐらいの無駄な派手さがあって良いと思う)。
【青の祓魔師 第24話】
ラス前。サタン様、兄妹の絆パンチで追い出されるの巻。
いいかげん、サタン様の立ち位置を決めてほしいです…。亡き妻の想いを必死に実現しようとする同情できる悪玉にしたいのか、それとも自分の目的のためなら息子たちですら駒として扱う同情の余地ゼロの悪玉にしたいのか…どっちなんだよ。
サタン様に“親子”という概念がないため、自分の想い人のことは大切に思っているが、息子たちについては赤の他人と一緒…という見方もできますが、そこらへんの説明はまったくされていませんし…。
わざと説得役になったシュラさんですが、「一応説得はしてみるものの、最悪の場合、雪男を殺すこともやむなし」(無論、その後燐から恨まれてることも織り込み済み)といった覚悟だったんでしょうかね?
だとしたら格好良いのですが、そこらへんの描写もやっぱりないですし…。
ともかく、描写不足が多すぎてすっきりせず、いまいち燃えることができませんでした。
【日常 第26話(最終話)】
なのさんと博士へのサプライズ誕生会の巻。
最終話らしくキャラほぼ総登場でしたね。
なのさんと博士、そしてゆっこら3人組がラストエピソードを飾ったのは良かったと思います。
ただ、かぼちゃのエピソードとか、相変わらず意味不明でしたね…。
作品総評としては…。
「あずまんが大王」あたりからブームになり、いまも延々と作り続けられている日常系シュールギャグ作品ですが、この作品は“日常系作品の面白さは、どこに拠るものなのか?”ということを、悪い意味で考えさせられた作品でした。
まったくつまらなくなかったわけではないんですよ。
後半持ち直しましたし、なのさんは可愛かったですし、高崎先生とか面白かったですし…。
ただ、キャラやストーリー(話の流れ)に則していない、“思いついたからやってみた”的なネタが多すぎました。
普通の作家さん、作り手さんなら、思いついたネタを作品内で反映する際、まず作品キャラやストーリーに合っているか考え、ちゃんとアレンジや調整を入れ、違和感なく、かつスベらないようにするものだと思います。
この「日常」という作品では、そういった努力がまったく感じられないんですよね。
例えば、上記した最終話のかぼちゃのネタなんかも、あのネタをこのタイミングでゆっこさんらにやらせる必然性はまったくありませんし、逆にこのタイミングでゆっこさんらやったことで面白くなっているとも思えません。
もうちょっとキャラを大事にしてネタを折り込んでいれば、もっと安定した面白さが出せた作品になったと思うのですが…。
ちなみに後期EDの合唱曲メドレーは、個人的にはかなり好きでした。合唱曲とか結構好きなもんで…。
【侵略!?イカ娘 第1話(新番組)】
美少女ギャグアニメ第2期。
つか、第1話なのに驚くほど平常運転でしたねw
2期の第1話ということで無駄に登場人物の紹介でもするんじゃないかと思ったのですが、そんなこともなく、フツーにネタを展開。
ただ、変に気負わないこっちの方がイカ娘らしくて良かったと思いますw
海の中に入っていくエピソードサブタイは、ちゃんと1期を意識したものになっており、ちょっと感心してしました。
しかし、よっちゃんイカのテレビCMなんて初めて見たぞ…。
【逆境無頼カイジ 破戒録篇 第26話(最終話)】
カイジ、遠藤さんに予想以上にお金を取られる…の巻。
概ね原作通りですね。カイジと一条の最後のやり取りとか、最後の最後で黒服から3万円貰うところとかもちゃんとやってくれて満足ですw
「美心をやる!」「いらねーよ」のやり取りって、アニメオリジナルですかね? ちょっと面白かったんですがw
作品総評としては…。
第1期と同じく安定して、迫力のある映像満載の作品でした。
とくに前半のチンチロ編でのサイコロの描写、後半の沼編でのパチンコ玉の描写はアニメならではの迫力でしたね。
ストーリー的には原作から逸脱したところはほとんどなかったですが、原作自体がほぼ完璧なデキなので変なことしなくて正解でしたね。
「君に届け」関連ネタは、作品色が正反対なだけに面白かったですw
【神様ドォルズ 第13話(最終話)】
まひる編の完結。
原作コミックでも明確に描かれていませんでしたが、途中から玖吼理のコントロールは匡平くんに移っており、彼が無意識で動かしていた…という解釈でいいんでしょうかね?
詩緒さんが玖吼理を動かせなくなった点と、戦闘中に玖吼理が溜めなしに目からビームを撃っていたこと、そして起動音(歌?)の違いから、そう推測したのですが…。
入院中、意識のない状態でヒロインを抱きしめることができるのは、主人公の特権ですね。
キスも出来てヨカッタヨカッタ。日々乃さんといえばおっぱいなので、そのまま胸でも揉むか!?と思いましたが、そんなエロアニメみたいなことはしませんでしたね、ハイ。(←当たり前だ)
阿幾さんとも、とりあえず和解できたみたいですし、一応はキリの良いところで終わったんじゃないでしょうか。
作品総評としては…。
煮え切らない、活躍しない、目立たない、という主人公の三重苦のハンデを、詩緒さんの可愛い百面相と日々乃さんのおっぱいで見事にカバーした作品でしたw
要所要所で展開された案山子戦も、いいアクセントになっておりました。
つか、案山子戦が作品のメインじゃないところが、このアニメのキモなところですね。
内容は概ね原作通りで、シリアスになりすぎず、おちゃらけすぎず…といったところも良かったです。
アニメ化にあたって、これ以上なくセンスを感じたところは、案山子が動くときに起動音みたいな歌を入れたところですね。それにより案山子の特殊性がより強調された感じになっていたので、アニメ作品ならではのナイスなアレンジだと思いました。
原作ももうすぐ終わりそうな雰囲気なので、原作終了後(もしくはハガレンみたいに、原作終了を見越して)の2期を期待したいところですね。このままだと物語自体はどうにも中途半端なものでしかありませんし。
個人的には、原作でまひる編の前にあった透くんとのエピソードを丸々削ったのはちょっと残念なところでした。
尺的にあのエピソードを入れちゃうとまひる編を1期に入らなくなりますし、本編物語で必要不可欠なエピソードというわけでもないので取捨選択として削るのは間違っていないとは思います。
ただ、透くんとのエピソードは話自体きれいにまとまっている内容ですし(アニメ1期のトリを飾ってもいいくらい)、今後詩緒さんが匡平くんから独り立ちし、一人の隻になっていくにあたり、その下地となっている話だと思うので、丸々無いのはやはりちょっと惜しいですね。
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2011年09月23日
触手じゃないのが残念だ(TIGER&BUNNYとか神様ドォルズとか)
【TIGER&BUNNY 第25話(最終話)】
マーベリックさんとのラストバトル(?)。
…予想、的中しちゃいましたよw
いや、このまま虎徹さんが死んだまま終わるなんてそんな「仮面ライダー龍騎」みたいな展開になるわけないと思ってましたし、生き返らせるような伏線も張ってなかったので、「じゃあ、初めから死んでなかったってことで」という流れになるんじゃないかと思っていたんですよね。
まあ、この作品らしいというかなんというか…。
マーベリックさんはロボット軍団が倒されても余裕綽々だったので、まだ何か隠し玉があるのかと期待していたのですが、権力頼りで特に何もなかったのはガッカリでした。
一方で、バーナビーさんによる虎徹さんへのお姫様抱っこでシメるあたりは、いかにもこの作品らしい感じでしたw
ラストでバーナビーさんの虎徹さんへの呼び名が再び“オジサン”に戻ってますが、結局“虎徹さん”と“オジサン”の使い分けには、どういう意味があったのでしょうかね?(単に尊敬しているかどうかの違いだったら、ラストで“オジサン”に戻るのはおかしいですし…)
作品総評としては…。
ストレスなく、毎回軽快に見せてくれた作品でした。
ただ、軽快に見せてくれた反面、タメもなく、“そこはタメてじっくり描くべきだろ!”というところも、サラっと描いたり、サクっと解決したりすることも多々あり、拍子抜けさせられることも多かった作品でした。
個人的には、虎徹さんには2話で見せたような“普段は子供っぽくてちゃらんぽらんだけど、いざという時は大人の責務をきっちり果たすオッサン”なキャラを期待していたのですが、調子の良い面ばかりがどんどん強調されていったのは、ちょっとガッカリでした。
あと、バーナビーさんと虎徹さん以外の主人公ヒーロー陣については、数ばかりいてあまり活かしきれていない感じでしたね。(ネット上でのネタ要員としては人気でしたが)
【海賊戦隊ゴーカイジャー 第30話】
ライブマンの当番回。
いや、ライブマンのゲストだったら、嶋大輔だろ…とか思ってしまいましたw
ライブマンは見ていたはずなんですが…さすがに内容すっかり忘れていますねw
イエローライオン捜索時に鎧が言った「ライブマンが活躍していたのは、自分が生まれる前」というセリフには、軽くジェネレーションギャップを感じてしまいましたw
内容的には、ライブマンのエピソードを上手くジョーの話に絡めていたと思います。
また、ライブマンで大教授ビアスを演じていた中田譲治さんが、天才科学者の怪人を演じていたのも良いファンサービスでした。(しかし、ザンギャックは本国の優秀な人材が次々と地球で消費されていきますね。)
【仮面ライダーフォーゼ 第3話】
ミスコン荒らしと退治するお話。
美羽さんの性格の悪さはあからさま過ぎなので、むしろミスコン会場で隠し撮り映像が公開された時の、生徒らの驚きの方に違和感を感じてしまいましたw
ちなみにDVDをパキッと割っていた美羽さんですが、実際のDVDはお煎餅みたいにあんな簡単に割れませんぜw
【青の祓魔師 第23話】
めぐ姉降臨編。
クライマックスを迎えるこの作品ですが、ここに来て林原めぐみさんのお声が聴けるとは思いませんでしたよ。
おかげで本編の内容なんかほとんど頭の中に入ってきませんでしたw
つか、獅郎さんがユリさんとどれほどの仲だったのかまったく説明されていないので、彼が燐くんと雪男くんを引き取る必然性がまったく感じられないのですが…。
(もっとヒドイ見方をすれば、サタン、ユリさん、燐くん&雪男くんは一応は“家族”ですが、獅郎さんだけ何の関わりもない部外者でしかないのですが…。)
悪魔落ちしかけている雪男くんですが、彼を乗っ取ろうとしているサタンと、ユリさんと交流し、身ごもらせた(回想シーンでの)サタンとの言動の差が激しすぎるのですが…。
回想シーンは、雪男くんを悪魔落ちさせるためにサタンがついた嘘…ということなのでしょうか?
【逆境無頼カイジ 破戒録篇 第25話】
カイジvs一条、ついに決着編。
逆転劇が策ではなく追加資金によってもたらされたのは、ちょっと残念な展開でした。
勝負を決める直前、カイジくんは「神様ありがとう」と言ってましたが、彼は前作でその神に“祈ってしまった”ため兵藤会長に負けたはずだったので、ちょっとそこには違和感を感じましたね。(まあ、この部分も原作通りだとは思いますが…)
あと、どうでもいいが、どさくさ紛れに「君に届け」DVDを告知するなよw
【神様ドォルズ 第12話】
日々乃さんピンチを脱する…と思いきやまたピンチに、の巻。
日々乃さんを放り投げたりしてまひるさんですが、彼女の表情などから意図してやったことではない描写がちゃんとされていたのはよかったです。前回までの彼女の傍若無人さからしてみたら、逆に意図して日々乃さんを放り投げていても納得できる感じだったので、この点は丁寧に描かれていて感心しました。
どうやら、まひるさんは完全な悪役というわけではないようですね。
CM明け直後の玖吼理と禍津妃のぶつかり合い(匡平くんに「ぶざま」と評されたアレ)は、神知るの例の“争いは同じレベルの者同士でしか発生しない”のカンガルー2匹を連想してしまいましたw
で、せっかく助けられたのに再び捕らわれてしまった日々乃さんですが、拘束のされ方がちゃんと胸を強調されたものになっているのが素晴らしい!w
惜しむらくは禍津妃の手(?)が触手じゃないことぐらいですねw
匡平くんのピンチに詩緒さんと桐生くんが駆けつけていましたが、桐生くんと匡平くんの絡みがこれまでなかったので、桐生くんが必死になって助けに行っていたのはちょっと意外でしたね。
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2011年09月15日
劇場版は……(STEINS;GATEとか神様ドォルズとか)
【TIGER&BUNNY 第24話】
ラス前。虎徹さん死す、の巻。
自信満々で出してきたロボットですが、奪われた武器でアッサリ倒されちゃいましたね…。
武器を内蔵型にしておけば良かったのに…とか思ってしまいました。(つか、手に持つタイプの武器を標準装備させるんだったら、奪われた時のことぐらい考えておけよ…)
ヒーローたちの首輪については、状況がカイジっぽかったので、誰かがロトワングさんの思惑に気づくかと思ったのですが…まあそんなことはなかったですねw
で、虎徹さんについてですが、この作品のことだから次回で“実は死んだんじゃなくて、ただ気絶していただけ”というオチを平気でやりそうな気がしますw
【海賊戦隊ゴーカイジャー 第29話】
アバレンジャー回…と見せかけてアイムさん主役回。
アバレの当番回は仲代先生が登場した回で終了したと思っていたので、嬉しいサプライズでした。(アバレは全話見ていたので)
アバレピンクについては「ああ、そんなネタあったな〜」という感じでしたし、アバレキラーが皆と息を合わせて戦っていた光景は違和感ありまくりでしたw
(ちなみにアバレンジャーで一番印象に残っているのは、ブラックの恋人が敵の大ボスに寝(?)取られる話でしたね〜。ちびっ子番組でこんな展開やっていいのか!?と思って見ていました)
アイムさんについては…まあ確かに可愛かったですね。女子校生姿で「埼玉から出てきて、道に迷って…」と言った時は「それって埼玉は田舎って意味で、軽くデスってるの?」とか思いましたがw
【仮面ライダーフォーゼ 第2話】
フィリップ役になる賢吾くんの巻。
賢吾くんと弦太朗くんのコンビ結成は悪くないものの、それは賢吾くんのバックボーン抜きでやってほしかったところでした。
(というか、第1話冒頭シーンの賢吾くんのバックボーンの情報は、もうちょっと焦らして出した方が良かったかと…。)
敵を倒すため、わざわざ宇宙に飛び立つという展開は、作品イメージ通りですし、打ち上げ台などハッタリギミックと相まって無駄に派手な感じで悪くなかったです。
【青の祓魔師 第22話】
冗談とかじゃないから、マジで(燐を)殺すから(byバカテス)の巻。
突如、悪魔掃討作戦を展開する雪男さんたち。
う〜ん、原作が終わっていない以上、アニメオリジナルエピソードで話を盛り上げて、作品を終わらせなければならないっていう大人の事情は分かりますし、そこに文句を言うつもりはありません。
ただ…前回からの流れでこの展開は、いくらなんでも急すぎる気がします。せめてもう1話ぐらい欲しい感じでしたね。
個人的には、アニメオリジナルキャラの眼鏡っ子刀匠さんの再登場はかなり嬉しかったです。(しかも、洋服バージョンでしたし)
あと、元パラディンのパツキン長髪さんは、雪男くんに役職を取られちゃったというのに律儀に働くなあ〜と感心してしまいましたw
【逆境無頼カイジ 破戒録篇 第24話】
ところがどっこい、夢じゃありません、の巻。
一条さんの上記名言が登場する回ですね。
今度は一条さんではなくカイジくんのほうがグニャグニャしていましたが、この場において引き分けを持ちかける情けなさこそもカイジくんらしい一面なんですよねえw(アカギさんなら、何も言わずに破滅へ突っ走る…どころか、そもそもこんな危機にも陥らないw)
ここらへんの原作内容は忘れてしまったので、次回カイジくんがこの危機をどう乗り越えるか、ちょっと楽しみです。
【神様ドォルズ 第11話】
日々乃さんのおっぱいマウスパッドを作れ! 話はそれからだ!!の巻
色々ありましたが、まひるさんによる日々乃さんへのおっぱい嬲りで全部吹っ飛びましたw
そうだよ!これまで視聴者が望んでいたのは、こういう回なんだよ!!
…とまあ、それはもかく、その行動から本来なら極悪キャラとなっているはずのまひるさんですが、ディフォルメやコミカルな描写も多く、それほど悪役として描かれていなかったところが印象的でしたね。
原作だと今後味方になるんでしょうかね?(アニメだともう話数ないので、味方側につくのはムリだろうけど)
また、まひるさんに押されっぱなしのため、てっきり草食系な人だと思っていた議員秘書さんが、実は肉食系だったのはちょっと意外でした。
【STEINS;GATE 第24話(最終話)】
紅莉栖さん生存大作戦後編と物語の大団円。
サイリウム・セーバーを取りにラボに戻ったシーンや、血まみれの紅莉栖さんを目撃する旧(?)岡部くんを、現岡部くんが見守るシーンあたりがアニメオリジナルでしたが、どちらも物語秀逸でしたね〜。
ラボでの岡部くんとまゆりさんのやり取りや、旧岡部くんを現岡部くんが応援するシーンなんかは、物語を締めくくるにふさわしいものでした。
(昔の自分を、今(未来)の自分が陰から励ます…という展開は、どこか他のアニメかゲームで見た覚えがあるのですが…何だったかちょっと忘れました。知ってる方とかいたら、教えてください)
概ね満足の最終回でしたが、ただ1点不満だったところは、事が終わり岡部くんが各キャラクターにラボメンバッチを渡していくシーンでしたね。
このシーン自体がどうこう言うつもりはないのですが、鈴羽編でのバッチの説明が(原作ゲームと比べると)アニメでは大幅に省かれていたので、ゲーム未プレイの人にとってはそれほどピンとこないんじゃないかと思ってしまいました。
このシーンを再現するんだったら、鈴羽編でのバッチの説明もちゃんと原作ゲーム通りにやってほしかったところでしたね。
劇場版は…オリジナルの新規話なら嬉しいですが、本編総集編だったら物語が物凄く端折られそうなので、見たいような見たくないような…。(つか、劇場版の告知の尺を本編に回して、ラストの余韻をもうちょっと残してほしかったですが…)
作品総評としては…。
途中までは原作ゲーム未プレイ、途中からは原作ゲームプレイ済みで視聴した本作品ですが、これはゲームやらずに視聴していた方が楽しめたかな〜と思った作品でした。
物語の先の筋を知ってしまうと、良くも悪くも原作ゲームとの違いに着目して見てしまいますからねえ…。
むろん、原作ゲーム通りにアニメも上質のSFサスペンス作品でしたし、原作ゲームを尊重しつつも未プレイ視聴者にもちゃんと話が分かるように物語を構成しているところにも好感を抱きました。
キャラ、物語、視聴者の興味を引く“フック”…基本的にはどれも文句を付けようがない作品でしたが、ただ作品全体のバランスとしては、中盤までの日常パートをもうちょっと減らし、世界線の存在が明らかになってから(まゆりさんが殺され、鈴羽がその正体を明かす)の展開にもっと話数を費やしても良かった気がしましたね。
もちろん日常パートをじっくり描いたからこそ、その後の展開に深みが出たのですが、それでも後半の各キャラのエピソードではあからさまに説明不足だったら端折ったりした部分が結構ありましたからね(上記した鈴羽編でのラボメンバッチの描写とか、萌郁編のエピソード全体とか)。原作ゲームをプレイ済みだからそう感じてしまうのかもしれませんが、その点だけはちょっと残念なところでした。
あと個人的には、全25話にして「比翼恋理のだーりん」の内容をやる番外編なんかも作って欲しかったですね。こっちは未プレイなので純粋に楽しめそうですし。
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2011年09月08日
万能タイムマシン登場により…(仮面ライダーフォーゼとかSTEINS;GATEとか)
【TIGER&BUNNY 第23話】
あっさり記憶が戻っちゃったバーナビーさんの巻。
いや、上記したようにあっさり記憶戻りすぎでしょw
張り手で記憶が戻らないのは当たり前(w)として、「バニー」という愛称(?)が記憶を戻すキーワードになること自体は悪くないと思います。
ただ、もうちょっといろいろ演出で感動的にできたと思うんですけどねえ…。
物語の山場としての“二人の危機”はこの先にも用意されているんでしょうが、“二人のコンビの危機”はここ以外もうないと思うので、もうちょっと情感たっぷりに描いても良かったと思うんですけどね。
こういったポイントの“外し方”も、この作品らしいと言えば、らしいですが…。
【海賊戦隊ゴーカイジャー 第28話】
ジェットマンの当番回。
ジェットマンには何も思い入れがないどころか、本編を1話すら見ていませんが、そんな僕でもこの回が「ウルトラマンメビウス」の「思い出の先生」のようなファンにとっては神回であることが分かる内容でした。
ジェットマンの凱さんもキザなキャラでなかなか良かったですが、ゴーカイの凱の方も今回は周りをちょこまか動いていて面白かったです。
物語の最初と終わりシーンが(天国の?)バーなのも、余韻を残していてよかったですね。
個人的には、今回の敵キャラ・キアイドーもかなりいい味を出していたと思いました。
外見は「スターウオーズ」のジャンゴ・フェットっぽくてちょっとダサかったですが、性格は「シンケンジャー」の腑破十臓をより狂気に傾けた感じで、この1話で使い捨てにするには惜しいキャラでした。(やられた時、思わず「巨大化していないから、まだ生きてるよな?死んでないよな?」とか思ってしまったぐらいですw)
ゴーカイジャーは、こういった敵キャラの方が魅力的だから困る…w
【仮面ライダーフォーゼ 第1話(新番組)】
デザイン的には異色の、キョーダインっぽい新ライダーシリーズw
第1話としては、まずまず面白かったと思います。
個人的には、倒れた相方を放っておいて、喜色満面で主人公を応援するヒロインはあんまり好きになれませんでした。
ただ、敵方組織はオーズよりも威厳がありそうだったのでちょっと期待ですね〜。
あと、アメフト部の男連中のガタイがみんなヒョロヒョロ(と、まではいかないものの、ガッシリとはしていない)だったのはちょっと笑いましたw
今回の主人公は熱血がウリのようですが、彼の熱血が、テンプレをなぞっただけの表層のみの熱血か、それとも魂が込もった見ているこっちをも熱くする熱血かで今後のデキが大きく変わってくるでしょうね。
【青の祓魔師 第21話】
これはゾンビですか?の巻。
う〜ん、今回のエピソードは2話にわたって展開した割に、ネイガウス夫妻の絆を描きたかったのか、それとも燐が正当な理由でサタンに恨みを持つ者(自らの出自の業)と対峙する話を描きたかったのか、どっちつかずな感じでイマイチ感情移入して見ることができませんでしたね。
例えば今回に限って言えば、しえみさんの家で燐くんがネイガウス妻と対峙した際、最初彼女に向けた敵意をアッサリ治める心情がちょっと理解できませんでした。(余談ですが、後述のシュタゲ第23話を見た後にこっちを視聴したので、剣を抜いた燐がネイガウス妻に迫っていく際、しえみさんが彼に平手打ちするんじゃないかと思ってしまいましたw)
ラスト、雪男くんらの祖父にあっさり乗っ取られてしまったヴァチカンですが、これでは組織が大きいのかショボイの分かりませんねw
【逆境無頼カイジ 破戒録篇 第23話】
二転三転して、ようやくカイジたちが沼に王手をかけるお話。
まるで意志を持っているかのような沼の擬人(人?)化描写は、原作通りに禍々しくGoodでした。
グニャりこそしませんでしたが、今回も一喜一憂する一条さん(浪川大輔さん)の演技は良かったですね〜。
原作既読なので今更なのですが、クレーン3段目攻略の鍵が1段目2段目と同じ排出口の詰まりというのは、ちょっとワンパターンでしたし、過剰演出とも相まって一つの事象にくどくこだわり過ぎている感がありましたね。
【神様ドォルズ 第10話】
女王様キャラ・まひるさん登場の巻。
まひるさんが操る禍津妃は、チートくさい能力で圧倒的でしたね〜。
つか物語の中心人物であり、ラスボス(と思われていたが、最近そうでもないw)の阿幾さんも倒して拘束してしまうってのはどうよ?w
もうこのまま拘束した阿幾さんを引きずって村に帰れば万事解決じゃね?という感じでしたが、個人的にはまひるさんみたいな高慢ちきなキャラは、その鼻っ柱がへし折られ、泣き喚く姿が見てみたくもありますw
回想シーンでの天照素との戦闘は、まひるさんによる失禁とか、彼女の匡平くんへのだいしゅきホールドとかが美味しかったですねw
匡平くんは意識がない状態で天照素と戦い、勝利したようですが、一番に連想したのはドラゴンボールの(サイヤ人襲来編あたりの)悟飯「お父さんをいじめるな〜!!」状態でしたw
【STEINS;GATE 第23話】
第三次世界大戦回避を含め、紅莉栖さん生存大作戦編。
原作ゲームをプレイした時も思ったのですが、本物の万能タイムマシン登場と、それに岡部くんが乗っちゃうことにより物語のリアリティが一気に薄れちゃいましたね…。
死ぬ運命である紅莉栖さんを生き延びさせようとする展開自体は悪くないどころか、むしろ好みな方向なのですが…個人的にはDメールやタイムリープなんかを駆使した何らかの“奇策”でそれを行って欲しかったところでした。(まあ、次回行うことも充分“奇策”なのですが…)
今回の内容としては、原作ゲームプレイ済みの身としては、結構ザッと流しちゃったなあ…という感じでした。
紅莉栖さんが父であるドクター中鉢を慕う気持ちと、再会直後の裏切られたショックの様子なんかがあまり描写されていなかったところはちょっと残念でした。
…記憶があやふやなのですが、原作ゲームと同様にアニメ第1話でも岡部くんはタイムマシンを2回目撃してましたっけ?(ちゃんと屋上に着地したものと、ラジ館にめり込んでしまうものの2種類)
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