2008年08月
2008年08月31日 23:44
今日も経済関係のニュースをいくつか紹介します。
先ずは、「消費者信頼感指数」の話題です。
「消費者信頼感指数」という経済指標をご存知でしょうか。正直言って、つい最近まで知りませんでした。このブログを書き始めてから何度かニュースで見たことがあったのですが、お恥ずかしい話ですが、よく知らなかったのでパスしていました。どうやら定期的に出される指標のようなので、今回、調べてみることにしました。その結果、
消費者信頼感指数は、消費者マインドを指数化した景気関連の経済指標で、現在(経済、雇用)と6カ月後(経済、雇用、所得)の景況感を調査するもの、
ということで、アメリカのミシガン大学で開発された指数のようです。
トルコの記事を読んでいくと、記事に出ている消費者信頼感指数はEU委員会が加盟国及び加盟候補国で、経済状況を把握するために毎月調査を行っているもののようで、ここにもトルコのEU加盟努力による「変化」が見られます。
前置きが長くなりましたが、7月のトルコの指数は71.4でしたが、8月には約9ポイント改善して80.1に上昇しました。調査によれば、消費者にとっては8月における最も重要な事件・要因は、「与党AKP解党裁判」、「エルゲネコン事件(裁判)」、テロと経済問題でした。
指数の変化が大きかった項目を見てみると、「今後12ヵ月間の家計状況」があげられ、12.1ポイント改善して、100になりました。そのほかでは、一般経済状況が18.5ポイント改善して105.5ポイントに、失業率が8.5ポイント改善して69.9ポイントに、貯蓄傾向が4.4ポイント改善して44.9ポイントになりました。
7月との比較で、8月の指数はEU平均では1ポイントの改善でした。そのなかでは、ブルガリアが5ポイント、イタリアが3ポイント、イギリスとスペインが2ポイント改善しています。
企業情報です。2008年上半期の企業利益に関する記事がちらほら出ていますので紹介します。
先ずは、トルコの第2財閥であるサバンジュ・グループの旗艦企業である(ハジュ・オメル・)サバンジュ・ホールディングです。同社は、昨年同期比で約20%の増益となり、今期は7億3,700万リラ(約670億円)の純利益を上げました。売上高が97億6,900万リラ(約9,000億円)、営業利益が14億1,500万リラ(約1,300億円)、総資産が924億6,600万リラ(約8兆5,000億円)、自己資本が164億2,600万リラ(約1兆5,000億円)となっています。
次は、いつも記事を紹介しているCNNTurkなどのメディアを持っている、トルコのマードックことドーアン・ホールディングです。同社は、今期は1億100万リラ(約93億円)の利益を上げました。売上高は昨年同期比で約27%の増加となり、60億リラ(約5,500億円)でした。その他の数字は、なぜか(?)増加率は高いが、あまり使わない指標ばかり出ていました。CNNTurkのホームページを見ていたのですが、都合の良い数字ばかりを並べたと思われます。
昨日と今日の2日間で紹介したニュースだけを見ていると、トルコの経済もそれほど悪くは内容に思えてきます。勿論、このブログで紹介する記事はできるだけ正確で、トルコ世論を反映したものであるよう心がけているつもりですが、選択ミスの危険性は常にありますし、蒸気のニュースのように、都合の悪いことは伏せてある危険性も否定できません。それでも、現時点では、米、EU(平均)ほどは、トルコ経済は悪くなっていないのだろうと思いますが、この見方は甘いのでしょうか、、、、
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いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想
日本では明日が「防災の日」ですので、今日は地震・防災関連の本を紹介します。
先ずは、「消費者信頼感指数」の話題です。
「消費者信頼感指数」という経済指標をご存知でしょうか。正直言って、つい最近まで知りませんでした。このブログを書き始めてから何度かニュースで見たことがあったのですが、お恥ずかしい話ですが、よく知らなかったのでパスしていました。どうやら定期的に出される指標のようなので、今回、調べてみることにしました。その結果、
消費者信頼感指数は、消費者マインドを指数化した景気関連の経済指標で、現在(経済、雇用)と6カ月後(経済、雇用、所得)の景況感を調査するもの、
ということで、アメリカのミシガン大学で開発された指数のようです。
トルコの記事を読んでいくと、記事に出ている消費者信頼感指数はEU委員会が加盟国及び加盟候補国で、経済状況を把握するために毎月調査を行っているもののようで、ここにもトルコのEU加盟努力による「変化」が見られます。
前置きが長くなりましたが、7月のトルコの指数は71.4でしたが、8月には約9ポイント改善して80.1に上昇しました。調査によれば、消費者にとっては8月における最も重要な事件・要因は、「与党AKP解党裁判」、「エルゲネコン事件(裁判)」、テロと経済問題でした。
指数の変化が大きかった項目を見てみると、「今後12ヵ月間の家計状況」があげられ、12.1ポイント改善して、100になりました。そのほかでは、一般経済状況が18.5ポイント改善して105.5ポイントに、失業率が8.5ポイント改善して69.9ポイントに、貯蓄傾向が4.4ポイント改善して44.9ポイントになりました。
7月との比較で、8月の指数はEU平均では1ポイントの改善でした。そのなかでは、ブルガリアが5ポイント、イタリアが3ポイント、イギリスとスペインが2ポイント改善しています。
企業情報です。2008年上半期の企業利益に関する記事がちらほら出ていますので紹介します。
先ずは、トルコの第2財閥であるサバンジュ・グループの旗艦企業である(ハジュ・オメル・)サバンジュ・ホールディングです。同社は、昨年同期比で約20%の増益となり、今期は7億3,700万リラ(約670億円)の純利益を上げました。売上高が97億6,900万リラ(約9,000億円)、営業利益が14億1,500万リラ(約1,300億円)、総資産が924億6,600万リラ(約8兆5,000億円)、自己資本が164億2,600万リラ(約1兆5,000億円)となっています。
次は、いつも記事を紹介しているCNNTurkなどのメディアを持っている、トルコのマードックことドーアン・ホールディングです。同社は、今期は1億100万リラ(約93億円)の利益を上げました。売上高は昨年同期比で約27%の増加となり、60億リラ(約5,500億円)でした。その他の数字は、なぜか(?)増加率は高いが、あまり使わない指標ばかり出ていました。CNNTurkのホームページを見ていたのですが、都合の良い数字ばかりを並べたと思われます。
昨日と今日の2日間で紹介したニュースだけを見ていると、トルコの経済もそれほど悪くは内容に思えてきます。勿論、このブログで紹介する記事はできるだけ正確で、トルコ世論を反映したものであるよう心がけているつもりですが、選択ミスの危険性は常にありますし、蒸気のニュースのように、都合の悪いことは伏せてある危険性も否定できません。それでも、現時点では、米、EU(平均)ほどは、トルコ経済は悪くなっていないのだろうと思いますが、この見方は甘いのでしょうか、、、、
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今日は経済関係のニュース(輸出について)とFX(リラ)雑感を書きたいと思います。
先ずはトルコの「輸出」に関するニュースです。
今年1月か7月末までの7ヶ月間の、トルコの輸出は昨年同期比で39%増加して、813億9,700万ドルになり、一方、輸入は36.6%上昇して1,263億8,000万ドルに達しました。その結果、この期間の貿易収支の赤字は昨年同期比で32.4%増加して、449億8,300万ドルになりました。また、昨年の同じ時期の「輸出/輸入」割合は63.3%でしたが、今年は64.4%に改善しています。
なお、昨年の1月から7月までの期間の輸出は585億5,800万ドルで、輸入は925億4,400万ドルでした。その結果、貿易収支の赤字は339億8,500万ドルとなっていました。
さらに、7月だけの輸出パフォーマンスを見た場合、昨年同期比で40.8%増え、125億8,300万ドルになり、輸入は35%増加して205億3,700万ドルになりました。その結果、7月の貿易赤字額は昨年同期比で26.7%増加して79億5,400万ドルになり、その結果、輸出/輸入」割合は61.3%となりました。
今年1月から7月までの輸入実績を見た場合、全輸入に占める中間財の割合は78.2%で、資本財の輸入は13.4%、10.4%が消費財の輸入に当てられています。
同時期の輸出産業については、95.4%が製造業、2.4%が農業、1.5%が鉱業、0.2%が漁業でした。
また、同時期の輸出先国としては、予想通りEU諸国が占めています。EU諸国に対する輸出は昨年同期比で23.3%上昇して、60億9,200万ドルに達し、トルコの輸出先国に占めるEUの割合は48.4%に達しています。例えば1位のドイツについてみると、昨年同期比よりも24.7%上昇して、12億2,700万ドルの輸出を行いました。一方、同時期の輸入については、51.1%増加して31億4,600万ドルの輸入が行われたロシアが第1位となりました。
次はFX雑感です。
本当は題名ほど仰牛強いないようではなく、ある程度は趣味の問題となってしまうが、最近考えていることを紹介します。
このところは、「ドル+円 高」のような感じになっています。つまり、ユーロやポンドなどの通貨に対して、「ドルと円」が強くなっている感じです。そして、この前も紹介しましたように、トルコ・リラもドルに近い動きをしています。そのことは、最近のリラの動きを見れば、かなり証明されると思います。
7月上旬にリラが急落したときに、「利益確定売り」になってしまい、それ以降約10円のリラ高の恩恵にはあずかれませんでした。これまでに何度か紹介しましたが、私はトルコ・リラは85円までが妥当なレートであるとの「直感」を有していますが、最近2ヶ月間は、ほぼ90円から94円のレンジに収まっています。適正レート(?)よりも5円から9円以上も高い状態が続いているので、なかなかリラ買いに踏み出せない状況にいます。
今、FXの投資術に関する書籍何冊か読んでいるのですが、その中には、
1.負けないことが一番大切(大きく負け越さない、一定の期間では必ずプラスにする)という、「負けない、小さな利益でも確実に積み上げていく」というやり方を薦める「有名トレーダー」
がいるかと思えば、
2.勝てるときには一気に畳み掛けるようにレバレッジを駆けて取り引きする(スワップ狙いは地邪道であり、リスクが極めて高いし手法)であるとするこれまた「有名トレーダー」
がいます。
上記1.も2.も、いずれも大成功したトレーダーの発言であるだけに、どちらを信じてよいのかの判断が難しいところです。機会があれば、FX関係書籍に関する紹介も書きたいと思います。
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今日はトルコのお酒を紹介します。
トルコでポピュラーな銘柄のひとつです。
トルコの「白」の代名詞
この「白」はいけます。
トルコの「赤」の代名詞!
「ラク」はトルコの焼酎(?)でしょうか。
先ずはトルコの「輸出」に関するニュースです。
今年1月か7月末までの7ヶ月間の、トルコの輸出は昨年同期比で39%増加して、813億9,700万ドルになり、一方、輸入は36.6%上昇して1,263億8,000万ドルに達しました。その結果、この期間の貿易収支の赤字は昨年同期比で32.4%増加して、449億8,300万ドルになりました。また、昨年の同じ時期の「輸出/輸入」割合は63.3%でしたが、今年は64.4%に改善しています。
なお、昨年の1月から7月までの期間の輸出は585億5,800万ドルで、輸入は925億4,400万ドルでした。その結果、貿易収支の赤字は339億8,500万ドルとなっていました。
さらに、7月だけの輸出パフォーマンスを見た場合、昨年同期比で40.8%増え、125億8,300万ドルになり、輸入は35%増加して205億3,700万ドルになりました。その結果、7月の貿易赤字額は昨年同期比で26.7%増加して79億5,400万ドルになり、その結果、輸出/輸入」割合は61.3%となりました。
今年1月から7月までの輸入実績を見た場合、全輸入に占める中間財の割合は78.2%で、資本財の輸入は13.4%、10.4%が消費財の輸入に当てられています。
同時期の輸出産業については、95.4%が製造業、2.4%が農業、1.5%が鉱業、0.2%が漁業でした。
また、同時期の輸出先国としては、予想通りEU諸国が占めています。EU諸国に対する輸出は昨年同期比で23.3%上昇して、60億9,200万ドルに達し、トルコの輸出先国に占めるEUの割合は48.4%に達しています。例えば1位のドイツについてみると、昨年同期比よりも24.7%上昇して、12億2,700万ドルの輸出を行いました。一方、同時期の輸入については、51.1%増加して31億4,600万ドルの輸入が行われたロシアが第1位となりました。
次はFX雑感です。
本当は題名ほど仰牛強いないようではなく、ある程度は趣味の問題となってしまうが、最近考えていることを紹介します。
このところは、「ドル+円 高」のような感じになっています。つまり、ユーロやポンドなどの通貨に対して、「ドルと円」が強くなっている感じです。そして、この前も紹介しましたように、トルコ・リラもドルに近い動きをしています。そのことは、最近のリラの動きを見れば、かなり証明されると思います。
7月上旬にリラが急落したときに、「利益確定売り」になってしまい、それ以降約10円のリラ高の恩恵にはあずかれませんでした。これまでに何度か紹介しましたが、私はトルコ・リラは85円までが妥当なレートであるとの「直感」を有していますが、最近2ヶ月間は、ほぼ90円から94円のレンジに収まっています。適正レート(?)よりも5円から9円以上も高い状態が続いているので、なかなかリラ買いに踏み出せない状況にいます。
今、FXの投資術に関する書籍何冊か読んでいるのですが、その中には、
1.負けないことが一番大切(大きく負け越さない、一定の期間では必ずプラスにする)という、「負けない、小さな利益でも確実に積み上げていく」というやり方を薦める「有名トレーダー」
がいるかと思えば、
2.勝てるときには一気に畳み掛けるようにレバレッジを駆けて取り引きする(スワップ狙いは地邪道であり、リスクが極めて高いし手法)であるとするこれまた「有名トレーダー」
がいます。
上記1.も2.も、いずれも大成功したトレーダーの発言であるだけに、どちらを信じてよいのかの判断が難しいところです。機会があれば、FX関係書籍に関する紹介も書きたいと思います。
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今日はトルコのお酒を紹介します。
トルコでポピュラーな銘柄のひとつです。
トルコの「白」の代名詞
この「白」はいけます。
トルコの「赤」の代名詞!
「ラク」はトルコの焼酎(?)でしょうか。
2008年08月30日 01:55
今日は、いつもどおり経済中心のニュースを紹介します。
CNBC-eアンケートによれば、8月のインフレ率予測は消費者物価(TUFE)で0.24%、生産者物価(UFE)で−0.03%となっています。31の銀行、証券会社などが参加したアンケートの結果は、8月の数字は前記のとおりで、2008年末の予測では消費者物価が10.85%、生産者物価が16.47%となっています。
以前、トルコ中央銀行は、天然ガスの値上げの影響は8月には0.15%で、液体燃料の値下がりは物価上昇に歯止めをかける効果があるものと思われるとの見解を示しました。トルコ中央銀行が実施した最新のインフレ予測アンケートでは、消費者物価は今月0.47%上昇すると出ていました。
電気料金の値上がりにより、7月の住居関連の物価上昇率が5.3%となったため、7月の消費者物価は予想以上の上昇と成りました。その結果、7月の物価上昇率は消費者物価で0.58%、生産者物価で1.25%の上昇となり、また、年間のインフレ率は消費者物価で12.06%、生産者物価で18.41%にまで上昇しました。
トルコ統計庁(TUIK)は、9月3日に8月のインフレ率を発表します。といっても、アメリカやヨーロッパの指標と違って、よほどのことが無い限り、トルコ・リラに多きな影響を与えるとは思えませんが、、、、、
トルコの国家プロジェクトの中でも最大規模といえるGAP(「ガップ」であって、「ギャップ」ではありません。Guneydogu anadolu projesi(南東アナトリア計画))のような地域開発計画がトルコのインフレ低下及び経済成長を支える重要な貢献をなすであろうと、経済担当副首相が発言しました。勿論、希望的観測もかなり入ってはいると思いますが、それでも、それなりの可能以西はあると思います。
副首相はトルコの中期計画を説明するときに、上で紹介したような見解を明らかにしました。
プライマリー・サープラス(利払い費を除いた財政黒字)を6.5%から若干引き下げることによって生まれる財政の自由度により、地域開発計画の中で社会保障費を5%引き下げることができ、また、市町村に予算を割り当てることができる。つまり、予算の支出が不明になることは無い。
現在、インフレ率と金利は、(EU加盟基準の)マーストリヒト基準からかなり高い水準にあるが、近い将来低下する見通しである。財政規律を失うことは無い。インフレ率の低下という目標をあきらめることは無い。
この種の問題では、どんな国の政治家でもある程度似たり寄ったりの発言をするのだと思いますが、財政規律の維持と投資増大の必要性という二律背反の問題に取り組まざるを得ない難しさはトルコでも厳然と存在します。
最後は市況です。
今日のIMKB-100は前場及び後場の前半は昨日終値よりも高値で推移しましたが、引けにかけて下げました。結局、昨日終値比で305ポイント、率にして0.76%下落して、4万ポイントの大台を割り込んで、39,844ポイントで今週の取引を終了しました。
一方、為替はリラ高傾向のようです。
ドルに対しては0.51%リラ高の、 1ドル=1.1780〜90リラ水準、
ユーロに対しては0.69%リラ高の、1ユーロ=1.7320〜30リラ水準、
円に対しては0.28%リラ安の、 100円=1.0780〜850リラ水準、
となっています。
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CNBC-eアンケートによれば、8月のインフレ率予測は消費者物価(TUFE)で0.24%、生産者物価(UFE)で−0.03%となっています。31の銀行、証券会社などが参加したアンケートの結果は、8月の数字は前記のとおりで、2008年末の予測では消費者物価が10.85%、生産者物価が16.47%となっています。
以前、トルコ中央銀行は、天然ガスの値上げの影響は8月には0.15%で、液体燃料の値下がりは物価上昇に歯止めをかける効果があるものと思われるとの見解を示しました。トルコ中央銀行が実施した最新のインフレ予測アンケートでは、消費者物価は今月0.47%上昇すると出ていました。
電気料金の値上がりにより、7月の住居関連の物価上昇率が5.3%となったため、7月の消費者物価は予想以上の上昇と成りました。その結果、7月の物価上昇率は消費者物価で0.58%、生産者物価で1.25%の上昇となり、また、年間のインフレ率は消費者物価で12.06%、生産者物価で18.41%にまで上昇しました。
トルコ統計庁(TUIK)は、9月3日に8月のインフレ率を発表します。といっても、アメリカやヨーロッパの指標と違って、よほどのことが無い限り、トルコ・リラに多きな影響を与えるとは思えませんが、、、、、
トルコの国家プロジェクトの中でも最大規模といえるGAP(「ガップ」であって、「ギャップ」ではありません。Guneydogu anadolu projesi(南東アナトリア計画))のような地域開発計画がトルコのインフレ低下及び経済成長を支える重要な貢献をなすであろうと、経済担当副首相が発言しました。勿論、希望的観測もかなり入ってはいると思いますが、それでも、それなりの可能以西はあると思います。
副首相はトルコの中期計画を説明するときに、上で紹介したような見解を明らかにしました。
プライマリー・サープラス(利払い費を除いた財政黒字)を6.5%から若干引き下げることによって生まれる財政の自由度により、地域開発計画の中で社会保障費を5%引き下げることができ、また、市町村に予算を割り当てることができる。つまり、予算の支出が不明になることは無い。
現在、インフレ率と金利は、(EU加盟基準の)マーストリヒト基準からかなり高い水準にあるが、近い将来低下する見通しである。財政規律を失うことは無い。インフレ率の低下という目標をあきらめることは無い。
この種の問題では、どんな国の政治家でもある程度似たり寄ったりの発言をするのだと思いますが、財政規律の維持と投資増大の必要性という二律背反の問題に取り組まざるを得ない難しさはトルコでも厳然と存在します。
最後は市況です。
今日のIMKB-100は前場及び後場の前半は昨日終値よりも高値で推移しましたが、引けにかけて下げました。結局、昨日終値比で305ポイント、率にして0.76%下落して、4万ポイントの大台を割り込んで、39,844ポイントで今週の取引を終了しました。
一方、為替はリラ高傾向のようです。
ドルに対しては0.51%リラ高の、 1ドル=1.1780〜90リラ水準、
ユーロに対しては0.69%リラ高の、1ユーロ=1.7320〜30リラ水準、
円に対しては0.28%リラ安の、 100円=1.0780〜850リラ水準、
となっています。
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2008年08月29日 00:42
今日は、経済の話を離れて、トルコのおかれた国際政治環境、国内政治情勢の話を少し紹介します。
多分、コップの中の嵐だとは思いますが、それでも国際的に大きな問題に発展しかねない問題が、トルコでいくつか起こっています。トルコの新聞は、自己(トルコ、トルコ人)過大視している面が多々ありますが、今後の世界情勢にも影響がある可能性もありますので、多少なりとも注意を払っておくほうが良いかもしれません。
一つ目は、アメリカ軍の艦船がトルコ海峡(ダーダネルス海峡とボスポラス海峡)を通って黒海に入り、グルジアに「人道援助」を行いましたが、アメリカの艦船の海峡通過はモントレー条約違反ではないかという批判がトルコ国内で出ていますが、それは内政がらみで「トルコ軍批判」になっているという事実があります。
トルコは、イラク戦争が始まる直前に、アメリカ軍がトルコ領内を通って北イラクに進軍するためのトルコの基地利用を国会で否決して、事実上、アメリカに敵対しましたが、今回のアメリカ艦船の黒海への移動を認めるかどうかも、かなりきわどい折衝が水面下で行われていたようですが、認めた結果が「軍批判」になっているところは、トルコ内政が完全に落ち着いてはいないことのひとつの証拠となるかもしれません。
二つ目は、ロシアとグルジアの関係です。より正確には、ロシアの行動についてです。「冷戦は終わった」といわれて久しいのですが、必ずしも、「歴史の終わり」と入っていないようです。90年代はロシア経済はどん底だったかもしれませんが、最近のエネルギー価格の上昇は、経済面でもロシアの足腰を強くしたことは否定できません。セルビアからの「コソボの独立」をロシアは阻止することはできませんでしたが、今度はグルジアにおいてアブハジアと南オセチアの独立を支援することで、「面目挽回」を達成した感があります。昔から、バルカン半島、コーカサス地域は民族構成が複雑で、特にバルカン半島は「ヨーロッパの火薬庫」といわれるくらい、紛争が発生しやすい地域として知られ、実際、第1次世界大戦もベオグラードでの事件から始まっています。
トルコにも、クルド問題という国内問題のほか、北キプロス問題、アルメニア問題など、民族問題と切っても切れない関係があるほか、グルジアを始めとして、アゼルバイジャン、アルメニア、ロシア、イラン、イラク、シリアなどなど、民族問題がいろいろと複雑に絡んでいる隣国に囲まれ、今後どのような影響を受けるかは断言できない状況が続いています。
最後に市況を見ておきましょう。
IMKB-100は久しぶりに上昇して、40,000ポイント大を回復して今日の取引を終了しました。今日はほぼ1日中、策汁終値よりも高い水準で取り引きされていましたが、最後に急進しました。573ポイント上昇して、40,149ポイントで引けました。
為替は、どちらかといえばリラ高傾向といえるでしょう。
ドルに対しては0.50%リラ高の、1ドル=1.1830〜40リラ水準、
ユーロに対しては変わらずの、1ユーロ=1.7480〜500リラ水準、
円に対しては0.09%リラ安の、 100円=1.0790〜860リラ水準、
となっています。
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いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想
多分、コップの中の嵐だとは思いますが、それでも国際的に大きな問題に発展しかねない問題が、トルコでいくつか起こっています。トルコの新聞は、自己(トルコ、トルコ人)過大視している面が多々ありますが、今後の世界情勢にも影響がある可能性もありますので、多少なりとも注意を払っておくほうが良いかもしれません。
一つ目は、アメリカ軍の艦船がトルコ海峡(ダーダネルス海峡とボスポラス海峡)を通って黒海に入り、グルジアに「人道援助」を行いましたが、アメリカの艦船の海峡通過はモントレー条約違反ではないかという批判がトルコ国内で出ていますが、それは内政がらみで「トルコ軍批判」になっているという事実があります。
トルコは、イラク戦争が始まる直前に、アメリカ軍がトルコ領内を通って北イラクに進軍するためのトルコの基地利用を国会で否決して、事実上、アメリカに敵対しましたが、今回のアメリカ艦船の黒海への移動を認めるかどうかも、かなりきわどい折衝が水面下で行われていたようですが、認めた結果が「軍批判」になっているところは、トルコ内政が完全に落ち着いてはいないことのひとつの証拠となるかもしれません。
二つ目は、ロシアとグルジアの関係です。より正確には、ロシアの行動についてです。「冷戦は終わった」といわれて久しいのですが、必ずしも、「歴史の終わり」と入っていないようです。90年代はロシア経済はどん底だったかもしれませんが、最近のエネルギー価格の上昇は、経済面でもロシアの足腰を強くしたことは否定できません。セルビアからの「コソボの独立」をロシアは阻止することはできませんでしたが、今度はグルジアにおいてアブハジアと南オセチアの独立を支援することで、「面目挽回」を達成した感があります。昔から、バルカン半島、コーカサス地域は民族構成が複雑で、特にバルカン半島は「ヨーロッパの火薬庫」といわれるくらい、紛争が発生しやすい地域として知られ、実際、第1次世界大戦もベオグラードでの事件から始まっています。
トルコにも、クルド問題という国内問題のほか、北キプロス問題、アルメニア問題など、民族問題と切っても切れない関係があるほか、グルジアを始めとして、アゼルバイジャン、アルメニア、ロシア、イラン、イラク、シリアなどなど、民族問題がいろいろと複雑に絡んでいる隣国に囲まれ、今後どのような影響を受けるかは断言できない状況が続いています。
最後に市況を見ておきましょう。
IMKB-100は久しぶりに上昇して、40,000ポイント大を回復して今日の取引を終了しました。今日はほぼ1日中、策汁終値よりも高い水準で取り引きされていましたが、最後に急進しました。573ポイント上昇して、40,149ポイントで引けました。
為替は、どちらかといえばリラ高傾向といえるでしょう。
ドルに対しては0.50%リラ高の、1ドル=1.1830〜40リラ水準、
ユーロに対しては変わらずの、1ユーロ=1.7480〜500リラ水準、
円に対しては0.09%リラ安の、 100円=1.0790〜860リラ水準、
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2008年08月28日 00:53
今日も経済関係のニュースを紹介します。
先ずは、トルコ・リラの水準に関する企業(経済)関係者の発言を紹介します。
これまでに何度か紹介しましたが、トルコ最大の経済団体(加盟企業数の話ですが、、、、)であるトルコ商工会議所連合(TOBB)の会長が、「リラ高批判」をしています。観光業は比較的順調に行っているが、投資家は利益を得ていないが、その一番の理由は「リラ高」であると指摘しています。
観光の一大中心地であるアンタリヤ(トルコの地中海に面した観光都市)で行われた会議に出席したトルコ商工会議所連合会長は、次のとおり述べました。
「今年前半にトルコを訪れた観光客の数は16%増加したが、アンタリヤに来た観光客は23%増加している。あんた利が成功した理由のひとつは、市場の多様化に成功したことである。西欧諸国から来る観光客の数は減っているが、ロシアを始めとする北欧の国から来る観光客の数は増えており、全体として増加している。一方、トルコ全体では投資は4%減少しているが、アンタリヤでは116%の増加となっている。このような成功の陰で、最大の問題は、利益を上がられていないということである。利益が上がらなければ投資も増えず、雇用機会も拡大しない。
仕事はあるが、利益が上がらない。石油価格が上がっているので、航空機運賃も上がっている。この状況は世界的なものである。トルコではさらに、『トルコ・リラ高』という問題もある。既に十分高くなっているリラの価値は、さらに上がり続けていることは理解に苦しむ。リラ高は製造業者にも、観光業者にも役に立たない。それ以外分野では全員が満足している。しかし、この状況は極めて人工的である。このような状況は以前にもあった。このような異常な状態を正常化すらためには、インフレが一定程度進むのでれば、原材料のコストを下げるか、トルコ・リラが一定の割合で下落する必要がある。」
次は新トルコ・リラ(YTL、イェニ・テュルク・リラス)が「トルコ・リラ(TRL)」に戻るという話題です。
先日も少し紹介しましたが、来年の1月1日から単なる「トルコ・リラ」に戻ることになりました。1月1日からは新紙幣が流通し始めますが、2009年の12月31日までは旧通貨も強制通用力があります。2010年1月1日からは旧通貨は市場では使えなくなり、政府系の農業銀行(ズィラアト・バンカス)か中央銀行で両替する必要があります。現在は制度上は「1リラ紙幣」も存在しますが(実際に見ることはほとんどありません)、新紙幣には1リラ札は作られないそうです。その代わり(?)、現在の最高紙幣は100トルコ・リラ札ですが、来年の1月1日からは200リラ札が発行されるそうです。
今日も(?)、いつものサイトが見られないので、大雑把な市況を紹介します。
今日もIMKB-100は1.3%下落して、ついに40,000ポイントを割り込み、39,576ポイントで少量しました。
為替はマチマチのようです。
ドルが0.03%リラ高の、 1ドル=1.1904リラ水準、
ユーロは0.324%リラ安の、1ユーロ=1.7517リラ水準、
となっています。
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いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想
先ずは、トルコ・リラの水準に関する企業(経済)関係者の発言を紹介します。
これまでに何度か紹介しましたが、トルコ最大の経済団体(加盟企業数の話ですが、、、、)であるトルコ商工会議所連合(TOBB)の会長が、「リラ高批判」をしています。観光業は比較的順調に行っているが、投資家は利益を得ていないが、その一番の理由は「リラ高」であると指摘しています。
観光の一大中心地であるアンタリヤ(トルコの地中海に面した観光都市)で行われた会議に出席したトルコ商工会議所連合会長は、次のとおり述べました。
「今年前半にトルコを訪れた観光客の数は16%増加したが、アンタリヤに来た観光客は23%増加している。あんた利が成功した理由のひとつは、市場の多様化に成功したことである。西欧諸国から来る観光客の数は減っているが、ロシアを始めとする北欧の国から来る観光客の数は増えており、全体として増加している。一方、トルコ全体では投資は4%減少しているが、アンタリヤでは116%の増加となっている。このような成功の陰で、最大の問題は、利益を上がられていないということである。利益が上がらなければ投資も増えず、雇用機会も拡大しない。
仕事はあるが、利益が上がらない。石油価格が上がっているので、航空機運賃も上がっている。この状況は世界的なものである。トルコではさらに、『トルコ・リラ高』という問題もある。既に十分高くなっているリラの価値は、さらに上がり続けていることは理解に苦しむ。リラ高は製造業者にも、観光業者にも役に立たない。それ以外分野では全員が満足している。しかし、この状況は極めて人工的である。このような状況は以前にもあった。このような異常な状態を正常化すらためには、インフレが一定程度進むのでれば、原材料のコストを下げるか、トルコ・リラが一定の割合で下落する必要がある。」
次は新トルコ・リラ(YTL、イェニ・テュルク・リラス)が「トルコ・リラ(TRL)」に戻るという話題です。
先日も少し紹介しましたが、来年の1月1日から単なる「トルコ・リラ」に戻ることになりました。1月1日からは新紙幣が流通し始めますが、2009年の12月31日までは旧通貨も強制通用力があります。2010年1月1日からは旧通貨は市場では使えなくなり、政府系の農業銀行(ズィラアト・バンカス)か中央銀行で両替する必要があります。現在は制度上は「1リラ紙幣」も存在しますが(実際に見ることはほとんどありません)、新紙幣には1リラ札は作られないそうです。その代わり(?)、現在の最高紙幣は100トルコ・リラ札ですが、来年の1月1日からは200リラ札が発行されるそうです。
今日も(?)、いつものサイトが見られないので、大雑把な市況を紹介します。
今日もIMKB-100は1.3%下落して、ついに40,000ポイントを割り込み、39,576ポイントで少量しました。
為替はマチマチのようです。
ドルが0.03%リラ高の、 1ドル=1.1904リラ水準、
ユーロは0.324%リラ安の、1ユーロ=1.7517リラ水準、
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2008年08月27日 01:22
今日も経済関係のニュースをいくつか紹介します。
先ずはリーマン・ブラザーズの報告書のニュースを紹介します。
リーマン・ブラザーズによれば、トルコは現時点までは国際金融危機に対して上手く対処できてきたが、今後も上手く乗り切れるという保証はないとのことです。
リーマン・ブラザーズの新興市場に関する週刊報告書で、トルコ中央銀行はインフレ目標を修正したことについて触れられています。来年(2009年)年末には7.5%、2010年(再来年)年末には6.5%、2011年年末には5.5%とすることを新たな目標とすること発表したことが指摘されています(これまでの目標はすべて4%)。
同報告書では、価格決定に大きくかかわっている関係者は、中央銀行の上記の目標を信頼できないもの考えて、インフレを一層加速させる行動に出る危険性があることが指摘されています。そのため、年末における中央銀行借り入れ金利(政策金利)は17.50%にまで上昇するものと考えられています。
また、トルコは現時点までは国際金融危機に対して耐久性を示し、国内でも金融流動性にも問題は生じていなかったが、トルコ経済は開国資本に依存している部分が多いために、今後も上手く乗り切れるという保証はないとのことです。また、与党AKP解党裁判で、解党されないことという判決が憲法裁判所で出されたされたことは、国内政治の不透明性のリスクを軽減したことも指摘されています。
最近は、石油、天然ガスなどのエネルギーを中心に、天然資源について関心が高まっていますが、トルコにも様々な地下資源が埋蔵されているとの記事が出ていました。
例えば、推定埋蔵量では、「金」については、トルコは世界2位にランキングされているそうです。以前も紹介したことがありますが、ホウ素(元素記号B)については、世界の前埋蔵量の72%はトルコにあると推定されています。
トルコはステイ埋蔵量の観点からは、世界でも有数の資源国です。世界の中で鉱業分野では28位となっていますが、鉱物資源の観点からは10位にランキングされています。「金」については、理論上は6,500トンで世界2位、地熱発電については理論上は31,500メガワットで世界7位などとなっています。そのほかには、石炭(泥炭を含む)、亜鉛、鉛、鉄、クロム、アルミニウム、など多数の鉱物が上げられています。
最後はいつもどおり、市況を紹介します。
IMKB-100は今日も下落しました。1.46%下落して、40,098ポイントで取引を終了しました。
次は為替です。為替は若干リラ安気味です。
ドルに対しては0.34%リラ安の、 1ドル=1.1910〜20リラ水準、
ユーロに対しては0.46%リラ高の、1ユーロ=1.7430〜40リラ水準、
円に対しては0.09%リラ安の、 100円=1.0810〜80リラ水準、
となっています。
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先ずはリーマン・ブラザーズの報告書のニュースを紹介します。
リーマン・ブラザーズによれば、トルコは現時点までは国際金融危機に対して上手く対処できてきたが、今後も上手く乗り切れるという保証はないとのことです。
リーマン・ブラザーズの新興市場に関する週刊報告書で、トルコ中央銀行はインフレ目標を修正したことについて触れられています。来年(2009年)年末には7.5%、2010年(再来年)年末には6.5%、2011年年末には5.5%とすることを新たな目標とすること発表したことが指摘されています(これまでの目標はすべて4%)。
同報告書では、価格決定に大きくかかわっている関係者は、中央銀行の上記の目標を信頼できないもの考えて、インフレを一層加速させる行動に出る危険性があることが指摘されています。そのため、年末における中央銀行借り入れ金利(政策金利)は17.50%にまで上昇するものと考えられています。
また、トルコは現時点までは国際金融危機に対して耐久性を示し、国内でも金融流動性にも問題は生じていなかったが、トルコ経済は開国資本に依存している部分が多いために、今後も上手く乗り切れるという保証はないとのことです。また、与党AKP解党裁判で、解党されないことという判決が憲法裁判所で出されたされたことは、国内政治の不透明性のリスクを軽減したことも指摘されています。
最近は、石油、天然ガスなどのエネルギーを中心に、天然資源について関心が高まっていますが、トルコにも様々な地下資源が埋蔵されているとの記事が出ていました。
例えば、推定埋蔵量では、「金」については、トルコは世界2位にランキングされているそうです。以前も紹介したことがありますが、ホウ素(元素記号B)については、世界の前埋蔵量の72%はトルコにあると推定されています。
トルコはステイ埋蔵量の観点からは、世界でも有数の資源国です。世界の中で鉱業分野では28位となっていますが、鉱物資源の観点からは10位にランキングされています。「金」については、理論上は6,500トンで世界2位、地熱発電については理論上は31,500メガワットで世界7位などとなっています。そのほかには、石炭(泥炭を含む)、亜鉛、鉛、鉄、クロム、アルミニウム、など多数の鉱物が上げられています。
最後はいつもどおり、市況を紹介します。
IMKB-100は今日も下落しました。1.46%下落して、40,098ポイントで取引を終了しました。
次は為替です。為替は若干リラ安気味です。
ドルに対しては0.34%リラ安の、 1ドル=1.1910〜20リラ水準、
ユーロに対しては0.46%リラ高の、1ユーロ=1.7430〜40リラ水準、
円に対しては0.09%リラ安の、 100円=1.0810〜80リラ水準、
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2008年08月25日 23:58
今日も経済関係のニュースをいくつか紹介します。
最初は観光客数についてです。
トルコを訪れた観光客の数は、7月には前年同期比で12.71%増加して、408万人に達しました。文化・観光省の発表によれば、OECD加盟国からの観光客は9.76%増加し、東ヨーロッパからの観光客は16.70%の上昇となりました。
7月に入国者数が多かった国を順番に並べると、ドイツ(16.12%)、ロシア(11.56%)、イギリス(9.24%)、オランダ、フランス、イラン、ベルギー、オーストリア、ウクライナそしてブルガリアとなっています。
1月から7月の7ヶ月間で見てみると、総観光客数の増加率は15.33%で、1,480万人に達しています。OECD加盟国からは13.26%の増加、東ヨーロッパからの観光客は17.85%増加しています。
日本人向けといいますか、日本に関心のあるトルコ人向け(?)、それとも、ずまり、トルコ・リラに投資している人向けのニュースです。
題名もそのままで、「日本人投資家のお気に入りはTL(トルコ・リラ)」です。
日本の個人投資家は、エキゾチックな(?)通貨に対して投資すべきであるとの助言に従い、ニュージーランド・ドルといった昔はやった通貨を離れ、ブラジル・レアル、トルコ・リラといった通貨に、長期投資し始めている。
円の金利があまりにも低いことに業を煮やしているために、外国通貨による投資が個人投資家の間にも広がっている(正直言ってこの部分をまともに訳すと、トルコ人の理解不足か、そう思っている自分の理解不足をまともに出すことになりますので、大幅に意訳させていただきます)。少しでも多くの金利を手に入れたいと思っている人に対する国債などの売出しが大幅に伸びている。
その中で最も人気があるのが、南アフリカ・ラントである。高金利、豊かな資源、2010年のサッカー・ワールドカップ開催など、様々な紹介事業により日本人の心をしっかりとつかんでいる。
ラントの次に人気を集めているのが、ブラジル・レアルとトルコ・リラである。しかし、実際の発行額はオーストラリア・ドルの42%、ニュージーランド・ドルの35%には遠く及んでいない(何が100%なのかは、ここではさっぱり分かりません。私が未熟なのだと思います、、、、、)。
ラントは、高金利により、定期的な金利収入をもたらす資産として、資産家のシニア世代の人気を集めている。
最後は市況です。
今日もIMKB-100は下落して、取り引きを終わりました。誰かのポートフォリオに似ています、、、、
今日も202ポイント下落して、40,691ポイントで取り引きを終了しました。
為替はトルコでは動きがありません。
ドルに対しては変わらずの、1ドル=1.1860〜70リラ水準、
ユーロに対しては0.06%リラ高の、1ユーロ=1.7490〜500リラ水準、
円に対しては0.19%リラ安の、100円=1.0730〜810リラ水準、
となっています。
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株初心者向けIPO初値予想
最初は観光客数についてです。
トルコを訪れた観光客の数は、7月には前年同期比で12.71%増加して、408万人に達しました。文化・観光省の発表によれば、OECD加盟国からの観光客は9.76%増加し、東ヨーロッパからの観光客は16.70%の上昇となりました。
7月に入国者数が多かった国を順番に並べると、ドイツ(16.12%)、ロシア(11.56%)、イギリス(9.24%)、オランダ、フランス、イラン、ベルギー、オーストリア、ウクライナそしてブルガリアとなっています。
1月から7月の7ヶ月間で見てみると、総観光客数の増加率は15.33%で、1,480万人に達しています。OECD加盟国からは13.26%の増加、東ヨーロッパからの観光客は17.85%増加しています。
日本人向けといいますか、日本に関心のあるトルコ人向け(?)、それとも、ずまり、トルコ・リラに投資している人向けのニュースです。
題名もそのままで、「日本人投資家のお気に入りはTL(トルコ・リラ)」です。
日本の個人投資家は、エキゾチックな(?)通貨に対して投資すべきであるとの助言に従い、ニュージーランド・ドルといった昔はやった通貨を離れ、ブラジル・レアル、トルコ・リラといった通貨に、長期投資し始めている。
円の金利があまりにも低いことに業を煮やしているために、外国通貨による投資が個人投資家の間にも広がっている(正直言ってこの部分をまともに訳すと、トルコ人の理解不足か、そう思っている自分の理解不足をまともに出すことになりますので、大幅に意訳させていただきます)。少しでも多くの金利を手に入れたいと思っている人に対する国債などの売出しが大幅に伸びている。
その中で最も人気があるのが、南アフリカ・ラントである。高金利、豊かな資源、2010年のサッカー・ワールドカップ開催など、様々な紹介事業により日本人の心をしっかりとつかんでいる。
ラントの次に人気を集めているのが、ブラジル・レアルとトルコ・リラである。しかし、実際の発行額はオーストラリア・ドルの42%、ニュージーランド・ドルの35%には遠く及んでいない(何が100%なのかは、ここではさっぱり分かりません。私が未熟なのだと思います、、、、、)。
ラントは、高金利により、定期的な金利収入をもたらす資産として、資産家のシニア世代の人気を集めている。
最後は市況です。
今日もIMKB-100は下落して、取り引きを終わりました。誰かのポートフォリオに似ています、、、、
今日も202ポイント下落して、40,691ポイントで取り引きを終了しました。
為替はトルコでは動きがありません。
ドルに対しては変わらずの、1ドル=1.1860〜70リラ水準、
ユーロに対しては0.06%リラ高の、1ユーロ=1.7490〜500リラ水準、
円に対しては0.19%リラ安の、100円=1.0730〜810リラ水準、
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株初心者向けIPO初値予想
2008年08月24日 23:19
今日は日曜日で特に重要なニュースも無いようですので、「無駄遣い」に関するニュースとその雑感を紹介します。
先ずは「無駄遣い」についてです。
どこの国でも、税金の無駄遣い、社会の無駄遣い、個人的な無駄遣いというものはあるもので、ある意味ではどうしようもないのかもしれません。特に税金の、あるいは国・地方公共団体の無駄遣いについては、「痛み」を感じる人がいない(少ない)ということが最大の理由(?)で、どうしても大きくなりがちです。ただし、最大の責任者は行政機関(役人)かもしれませんが、それと負けず劣らず大きな責任は、無駄遣いの計画を作る役人を自分の利益に利用する政治家であり、かつ、その政治家を当選させている一人ひとりの国民にもあるのではないかとも思えます。
日本でも「総論賛成、各論反対」の無責任さは目に付くようになりましたが、トルコでは「それがすべて」とも言いたくなるような状況がしばしば見られることは、残念ながら認めざるを得ません。
またまた、横道にそれてしまいましたが、今日紹介する記事によれば、トルコの国民所得の4分の1に当たる額が、毎年無駄に使われているということです。
その無駄遣いの中でも最大のものは国債利払い費であり、トルコは2007年に415億YTLを国債の利払いに当てなければなりませんでしたが、この金額を投資に回すことができれば、300床の病院を200件、あるいは2万8千キロの高速道路をつくることができたそうです。
無駄遣い防止財団によれば、トルコは8,560億YTLの国民所得の約25%に当たる2,140億ドルが無駄に使われているそうです。上で紹介しましたが、無駄遣いの最大の項目は国債の利払い費で、415億YTLだそうです。そして、病院と高速道路の例のほかにも、100万YTLの小学校を3万3千(?、記事のママです)校作ることができたとのことです。これらは、教育、医療、交通網 (社会資本) 整備という、最も基本的なことでありながら、トルコでもかはかなりの整備不足が見られる分野に対する指摘です。
無駄遣い防止財団によれば、2番目に大きな無駄遣いは、336億YTLに達している社会保障における無駄遣いです。
税金と社会保障以外にも、家庭のおける暖房・照明に使われているエネルギーの35%が無駄遣いされているとのことです。
上でも少し紹介しましたが、「雑感」です。
家庭で暖房・電気代を始めとするエネルギーの無駄遣いと、税金・社会保障経費の無駄遣いを並列で議論する意味がよく分かりませんが、この記事で考えされられるのは、家庭でも、職場(公的機関であっても、民間企業であっても)でも、それぞれ多大な無駄があり、その無駄をなくすのは誰でもない「自分である」ということではないでしょうか。いつかも紹介しましたが、日本には昔「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」という標語がありました。現代風にアレンジすれば「無駄ばかりと不平言うよりは、進んで無駄を削りましょう」ということでしょうか。
つまり、「総論賛成、各論反対」では、どうしようもないということです。「総論賛成なら、先ず自分に関係のある各論で犠牲を払う必要がある」ということになりますが、これは相当の聖人でなければできないことで、私も「自分だけは例外扱いにして!」と言いたい方ですので、あまり大きな声で「無駄をなくしましょう!」とは言えません。ただ、地球の環境も、日本の財政も、いつまでもこんなワガママを許してくれる状況ではないことは、感じているのですが、、、、、、
今週は原油価格、ドルを始めとして、投資関連で大きな環境変化がありましたが、来週はどうなるのでしょうか。「変化はチャンス」と捉えて、果敢に向かって行きたいと思いますが、、、、、、、
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今日はトルコのお酒を紹介します。
トルコでポピュラーな銘柄のひとつです。
トルコの「白」の代名詞
この「白」はいけます。
トルコの「赤」の代名詞!
「ラク」はトルコの焼酎(?)でしょうか。
先ずは「無駄遣い」についてです。
どこの国でも、税金の無駄遣い、社会の無駄遣い、個人的な無駄遣いというものはあるもので、ある意味ではどうしようもないのかもしれません。特に税金の、あるいは国・地方公共団体の無駄遣いについては、「痛み」を感じる人がいない(少ない)ということが最大の理由(?)で、どうしても大きくなりがちです。ただし、最大の責任者は行政機関(役人)かもしれませんが、それと負けず劣らず大きな責任は、無駄遣いの計画を作る役人を自分の利益に利用する政治家であり、かつ、その政治家を当選させている一人ひとりの国民にもあるのではないかとも思えます。
日本でも「総論賛成、各論反対」の無責任さは目に付くようになりましたが、トルコでは「それがすべて」とも言いたくなるような状況がしばしば見られることは、残念ながら認めざるを得ません。
またまた、横道にそれてしまいましたが、今日紹介する記事によれば、トルコの国民所得の4分の1に当たる額が、毎年無駄に使われているということです。
その無駄遣いの中でも最大のものは国債利払い費であり、トルコは2007年に415億YTLを国債の利払いに当てなければなりませんでしたが、この金額を投資に回すことができれば、300床の病院を200件、あるいは2万8千キロの高速道路をつくることができたそうです。
無駄遣い防止財団によれば、トルコは8,560億YTLの国民所得の約25%に当たる2,140億ドルが無駄に使われているそうです。上で紹介しましたが、無駄遣いの最大の項目は国債の利払い費で、415億YTLだそうです。そして、病院と高速道路の例のほかにも、100万YTLの小学校を3万3千(?、記事のママです)校作ることができたとのことです。これらは、教育、医療、交通網 (社会資本) 整備という、最も基本的なことでありながら、トルコでもかはかなりの整備不足が見られる分野に対する指摘です。
無駄遣い防止財団によれば、2番目に大きな無駄遣いは、336億YTLに達している社会保障における無駄遣いです。
税金と社会保障以外にも、家庭のおける暖房・照明に使われているエネルギーの35%が無駄遣いされているとのことです。
上でも少し紹介しましたが、「雑感」です。
家庭で暖房・電気代を始めとするエネルギーの無駄遣いと、税金・社会保障経費の無駄遣いを並列で議論する意味がよく分かりませんが、この記事で考えされられるのは、家庭でも、職場(公的機関であっても、民間企業であっても)でも、それぞれ多大な無駄があり、その無駄をなくすのは誰でもない「自分である」ということではないでしょうか。いつかも紹介しましたが、日本には昔「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」という標語がありました。現代風にアレンジすれば「無駄ばかりと不平言うよりは、進んで無駄を削りましょう」ということでしょうか。
つまり、「総論賛成、各論反対」では、どうしようもないということです。「総論賛成なら、先ず自分に関係のある各論で犠牲を払う必要がある」ということになりますが、これは相当の聖人でなければできないことで、私も「自分だけは例外扱いにして!」と言いたい方ですので、あまり大きな声で「無駄をなくしましょう!」とは言えません。ただ、地球の環境も、日本の財政も、いつまでもこんなワガママを許してくれる状況ではないことは、感じているのですが、、、、、、
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今日はトルコのお酒を紹介します。
トルコでポピュラーな銘柄のひとつです。
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この「白」はいけます。
トルコの「赤」の代名詞!
「ラク」はトルコの焼酎(?)でしょうか。
今日は日曜日で特に重要なニュースも無いようですので、「無駄遣い」に関するニュースとその雑感を紹介します。
先ずは「無駄遣い」についてです。
どこの国でも、税金の無駄遣い、社会の無駄遣い、個人的な無駄遣いというものはあるもので、ある意味ではどうしようもないのかもしれません。特に税金の、あるいは国・地方公共団体の無駄遣いについては、「痛み」を感じる人がいない(少ない)ということが最大の理由(?)で、どうしても大きくなりがちです。ただし、最大の責任者は行政機関(役人)かもしれませんが、それと負けず劣らず大きな責任は、無駄遣いの計画を作る役人を自分の利益に利用する政治家であり、かつ、その政治家を当選させている一人ひとりの国民にもあるのではないかとも思えます。
日本でも「総論賛成、各論反対」の無責任さは目に付くようになりましたが、トルコでは「それがすべて」とも言いたくなるような状況がしばしば見られることは、残念ながら認めざるを得ません。
またまた、横道にそれてしまいましたが、今日紹介する記事によれば、トルコの国民所得の4分の1に当たる額が、毎年無駄に使われているということです。
その無駄遣いの中でも最大のものは国債利払い費であり、トルコは2007年に415億YTLを国債の利払いに当てなければなりませんでしたが、この金額を投資に回すことができれば、300床の病院を200件、あるいは2万8千キロの高速道路をつくることができたそうです。
無駄遣い防止財団によれば、トルコは8,560億YTLの国民所得の約25%に当たる2,140億ドルが無駄に使われているそうです。上で紹介しましたが、無駄遣いの最大の項目は国債の利払い費で、415億YTLだそうです。そして、病院と高速道路の例のほかにも、100万YTLの小学校を3万3千(?、記事のママです)校作ることができたとのことです。これらは、教育、医療、交通網 (社会資本) 整備という、最も基本的なことでありながら、トルコでもかはかなりの整備不足が見られる分野に対する指摘です。
無駄遣い防止財団によれば、2番目に大きな無駄遣いは、336億YTLに達している社会保障における無駄遣いです。
税金と社会保障以外にも、家庭のおける暖房・照明に使われているエネルギーの35%が無駄遣いされているとのことです。
上でも少し紹介しましたが、「雑感」です。
家庭で暖房・電気代を始めとするエネルギーの無駄遣いと、税金・社会保障経費の無駄遣いを並列で議論する意味がよく分かりませんが、この記事で考えされられるのは、家庭でも、職場(公的機関であっても、民間企業であっても)でも、それぞれ多大な無駄があり、その無駄をなくすのは誰でもない「自分である」ということではないでしょうか。いつかも紹介しましたが、日本には昔「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」という標語がありました。現代風にアレンジすれば「無駄ばかりと不平言うよりは、進んで無駄を削りましょう」ということでしょうか。
つまり、「総論賛成、各論反対」では、どうしようもないということです。「総論賛成なら、先ず自分に関係のある各論で犠牲を払う必要がある」ということになりますが、これは相当の聖人でなければできないことで、私も「自分だけは例外扱いにして!」と言いたい方ですので、あまり大きな声で「無駄をなくしましょう!」とは言えません。ただ、地球の環境も、日本の財政も、いつまでもこんなワガママを許してくれる状況ではないことは、感じているのですが、、、、、、
今週は原油価格、ドルを始めとして、投資関連で大きな環境変化がありましたが、来週はどうなるのでしょうか。「変化はチャンス」と捉えて、果敢に向かって行きたいと思いますが、、、、、、、
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株初心者向けIPO初値予想
今日はトルコのお酒を紹介します。
トルコでポピュラーな銘柄のひとつです。
トルコの「白」の代名詞
この「白」はいけます。
トルコの「赤」の代名詞!
「ラク」はトルコの焼酎(?)でしょうか。
先ずは「無駄遣い」についてです。
どこの国でも、税金の無駄遣い、社会の無駄遣い、個人的な無駄遣いというものはあるもので、ある意味ではどうしようもないのかもしれません。特に税金の、あるいは国・地方公共団体の無駄遣いについては、「痛み」を感じる人がいない(少ない)ということが最大の理由(?)で、どうしても大きくなりがちです。ただし、最大の責任者は行政機関(役人)かもしれませんが、それと負けず劣らず大きな責任は、無駄遣いの計画を作る役人を自分の利益に利用する政治家であり、かつ、その政治家を当選させている一人ひとりの国民にもあるのではないかとも思えます。
日本でも「総論賛成、各論反対」の無責任さは目に付くようになりましたが、トルコでは「それがすべて」とも言いたくなるような状況がしばしば見られることは、残念ながら認めざるを得ません。
またまた、横道にそれてしまいましたが、今日紹介する記事によれば、トルコの国民所得の4分の1に当たる額が、毎年無駄に使われているということです。
その無駄遣いの中でも最大のものは国債利払い費であり、トルコは2007年に415億YTLを国債の利払いに当てなければなりませんでしたが、この金額を投資に回すことができれば、300床の病院を200件、あるいは2万8千キロの高速道路をつくることができたそうです。
無駄遣い防止財団によれば、トルコは8,560億YTLの国民所得の約25%に当たる2,140億ドルが無駄に使われているそうです。上で紹介しましたが、無駄遣いの最大の項目は国債の利払い費で、415億YTLだそうです。そして、病院と高速道路の例のほかにも、100万YTLの小学校を3万3千(?、記事のママです)校作ることができたとのことです。これらは、教育、医療、交通網 (社会資本) 整備という、最も基本的なことでありながら、トルコでもかはかなりの整備不足が見られる分野に対する指摘です。
無駄遣い防止財団によれば、2番目に大きな無駄遣いは、336億YTLに達している社会保障における無駄遣いです。
税金と社会保障以外にも、家庭のおける暖房・照明に使われているエネルギーの35%が無駄遣いされているとのことです。
上でも少し紹介しましたが、「雑感」です。
家庭で暖房・電気代を始めとするエネルギーの無駄遣いと、税金・社会保障経費の無駄遣いを並列で議論する意味がよく分かりませんが、この記事で考えされられるのは、家庭でも、職場(公的機関であっても、民間企業であっても)でも、それぞれ多大な無駄があり、その無駄をなくすのは誰でもない「自分である」ということではないでしょうか。いつかも紹介しましたが、日本には昔「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」という標語がありました。現代風にアレンジすれば「無駄ばかりと不平言うよりは、進んで無駄を削りましょう」ということでしょうか。
つまり、「総論賛成、各論反対」では、どうしようもないということです。「総論賛成なら、先ず自分に関係のある各論で犠牲を払う必要がある」ということになりますが、これは相当の聖人でなければできないことで、私も「自分だけは例外扱いにして!」と言いたい方ですので、あまり大きな声で「無駄をなくしましょう!」とは言えません。ただ、地球の環境も、日本の財政も、いつまでもこんなワガママを許してくれる状況ではないことは、感じているのですが、、、、、、
今週は原油価格、ドルを始めとして、投資関連で大きな環境変化がありましたが、来週はどうなるのでしょうか。「変化はチャンス」と捉えて、果敢に向かって行きたいと思いますが、、、、、、、
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株初心者向けIPO初値予想
今日はトルコのお酒を紹介します。
トルコでポピュラーな銘柄のひとつです。
トルコの「白」の代名詞
この「白」はいけます。
トルコの「赤」の代名詞!
「ラク」はトルコの焼酎(?)でしょうか。
今日は、トルコ・ロシア関係を中心に、経済関係のニュースを紹介します。
先ずは、トルコからロシアへの輸出に関するニュースです。
地中海地域輸出業者組合によれば、先月まで、何らかの農業的な、あるいは技術的な理由からトルコからの農産品の輸入を止めていたロシアは、今度は関税の問題から、トルコ・ロシア貿易関係を困難にしているとのことです。
同協会によれば、7月16日以降、ロシアはトルコからの長距離大型トラックを300台以上も、10日以上にわたり入国許可を与えないで、税関で待たせているとこのことです。そのため、青果、生野菜を始めとして、繊維製品、化学製品、最終的には運送業にとって重大な問題となっています。特に、トルコからの青果・野菜の輸出に占めるロシアの割合は約40%に達しています。
次は、ロシアからの外国資本の逃避についてです。
ロシアはトルコにとって大きな貿易相手国であり、かつ、それ何の投資先になっていますが、グルジアをめぐる問題で、あまりかとロシアの対立が深刻化するなど、ロシア情勢も流動化していることもあり、ロシア(中央銀行)の外貨準備高が1週間で164億ドル減って、5,811億ドルに減少したと、ファイナンシャル・タイムズが報じているそうです。そのほか、グルジア問題が勃発した後で、ロシアの株式指数も下落しているほか、ルーブルも6.5%減少しているとの事です。
トルコへの「外国投資」のかなりの部分は、もともとトルコ資本がいったん外国に出てトルコに帰ってきているものであると言われてきましたが、ロシアでも似た状況があり、キプロス共和国がロシアへの主要投資国になっている(た)のも、もともとはロシア資本がキプロス共和国に行ってそれが再びロシアに投資されたものであるとの話もあります。
トルコやロシアを含む新興(資本主義)国の投資環境は、急激に変化することもあるので、この点十分リスクを考えて行動する必要があるでしょう。この点で、トルコとIMFの関係が重視されており、「スタンド・バイ協定」という形をとらなくとも、IMFがトルコの財政政策に重大な関係を有していることを示すことが必要であるとの根強い主張の強力な根拠となっています。いざとなれば、必要な額をIMFが融資してくれるというのは、外国人投資家にとって極めて重要な要素となっているようです。
トルコとロシアの関係は、貿易、観光、建設投資を中心とする緊密な関係ばかりではなく、地政学的な関係、地域国としての共通の利益や、石油・天然ガスの輸送などで、きわめて緊密な関係となっています。しかし、必ずしもトルコとロシアの関係はうまく行っているとはいえず(利益が相反する場面もしばしばある)、今後もトルコもこの地域の政治・経済問題で重要な役割を担う国の1つであり続ける状況も出てくるかもしれません。
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先ずは、トルコからロシアへの輸出に関するニュースです。
地中海地域輸出業者組合によれば、先月まで、何らかの農業的な、あるいは技術的な理由からトルコからの農産品の輸入を止めていたロシアは、今度は関税の問題から、トルコ・ロシア貿易関係を困難にしているとのことです。
同協会によれば、7月16日以降、ロシアはトルコからの長距離大型トラックを300台以上も、10日以上にわたり入国許可を与えないで、税関で待たせているとこのことです。そのため、青果、生野菜を始めとして、繊維製品、化学製品、最終的には運送業にとって重大な問題となっています。特に、トルコからの青果・野菜の輸出に占めるロシアの割合は約40%に達しています。
次は、ロシアからの外国資本の逃避についてです。
ロシアはトルコにとって大きな貿易相手国であり、かつ、それ何の投資先になっていますが、グルジアをめぐる問題で、あまりかとロシアの対立が深刻化するなど、ロシア情勢も流動化していることもあり、ロシア(中央銀行)の外貨準備高が1週間で164億ドル減って、5,811億ドルに減少したと、ファイナンシャル・タイムズが報じているそうです。そのほか、グルジア問題が勃発した後で、ロシアの株式指数も下落しているほか、ルーブルも6.5%減少しているとの事です。
トルコへの「外国投資」のかなりの部分は、もともとトルコ資本がいったん外国に出てトルコに帰ってきているものであると言われてきましたが、ロシアでも似た状況があり、キプロス共和国がロシアへの主要投資国になっている(た)のも、もともとはロシア資本がキプロス共和国に行ってそれが再びロシアに投資されたものであるとの話もあります。
トルコやロシアを含む新興(資本主義)国の投資環境は、急激に変化することもあるので、この点十分リスクを考えて行動する必要があるでしょう。この点で、トルコとIMFの関係が重視されており、「スタンド・バイ協定」という形をとらなくとも、IMFがトルコの財政政策に重大な関係を有していることを示すことが必要であるとの根強い主張の強力な根拠となっています。いざとなれば、必要な額をIMFが融資してくれるというのは、外国人投資家にとって極めて重要な要素となっているようです。
トルコとロシアの関係は、貿易、観光、建設投資を中心とする緊密な関係ばかりではなく、地政学的な関係、地域国としての共通の利益や、石油・天然ガスの輸送などで、きわめて緊密な関係となっています。しかし、必ずしもトルコとロシアの関係はうまく行っているとはいえず(利益が相反する場面もしばしばある)、今後もトルコもこの地域の政治・経済問題で重要な役割を担う国の1つであり続ける状況も出てくるかもしれません。
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