2011年08月

2011年08月31日 01:26

 今日もトルコ経済に関する記事を紹介します。

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 今日から3日間は、トルコはラマザン・バイラム(砂糖祭)です。連休モードですが、ひとつ面白い記事がありましたので紹介します。トルコの高速鉄道に関する記事です。
 日本の隣にも、高速鉄道網をかなり一生懸命作っている国がありますが、トルコも、それなりに急ピッチで進めているように思えます。
 見出しは「エディルネ〜カルス間、8時間」です。

 アンカラ〜コンヤ間の高速鉄道路線が開通しました。次は29都市に高速鉄道がやって来ます。
 2023年までに29都市に高速鉄道がやって来て、現在、1日半かかっているエディルネ(注:ブルガリアとの国境に近い都市)とカルス(注:グルジア、アルメニアとの国境に近い都市)の間の旅が、8時間に短縮されます。
 サバフ紙の報道によれば、営業が始まり、また、建設が続いているアンカラ〜イスタンブル間、アンカラ〜コンヤ間、及びアンカラ〜スィヴァス(注:アンカラから東北東方向の都市)間の路線への追加として、5,731kmの高速鉄道の建設が始まります。
 2023年には、トルコにおける高速鉄道網総延長は1万kmに達します。約1日半かかっているエディルネ〜カルス間も4分の1に短縮され、8時間でトルコの端からもう一方の端まで旅行ができるようになります。現在も建設が続いているアンカラ〜イスタンブル間の高速鉄道計画のうちの、エスキシェヒル(注:アンカラとイスタンブルの真ん中辺りの都市)〜イスタンブル間については2013年に、アンカラ〜スィヴァス間の建設は2015年に完成します。トルコ国鉄(TCDD)は、高速鉄道とは別に5,000kmに及ぶ在来線を建設します。列車の平均時速を160km/hにまで引き上げることを目標としています。
 運輸省は、2023年までに建設を計画している高速鉄道網の総コストは450億ドルになる予定です。このうち約300億ドルを中国からの借款で実現する予定です。残りの部分についてはトルコ政府独自の予算と欧州投資銀行及びイスラム開発銀行からの借款により実施する予定です。
 新しく建設される鉄道路線と距離は次のとおりです。
テジェル〜カンガル鉄道計画              48(km)
カルス〜トビリシ鉄道計画               76
ケマルパシャ〜トゥルグトィル鉄道計画         27
アダパザル〜カラス〜エレーリ〜バルトゥン鉄道計画  285
コンヤ〜カラマン〜ウルクシュラ〜イェニジェ鉄道計画 348
カイセリ〜ウルクシュラ鉄道計画           172
カイセリ〜チェティンカヤ鉄道計画          275
アイドゥン〜ヤターアン〜ギュルルク鉄道計画     161
インジルリッキ〜イスケンデルン鉄道計画       126
ミュルシットプナール〜シャンルウルファ鉄道計画    65
シャンルウルファ〜ディヤルバクル鉄道計画      200
ナルル〜マラティヤ鉄道計画             182
トプラクカレ〜ハブル鉄道計画            612
カルス〜ウードゥル〜アラルク〜ディルジュ鉄道計画  223
ヴァン湖通過計画                  140
クルタラン〜ジズレ鉄道計画             110

 中国は自国内で高速鉄道網を作っているだけではなく、トルコでも大々的に建設するわけですね。トルコは大丈夫でしょうか、トルコも列車のスピードアップにかなり関心を示していましたが、、、、、、 「壮大な高速鉄道網建設と世界最高の運行速度」というのは、どこかで聞いたことがあるような話ですが、、、、、


 今日はゴディヴァ(Godiva)チョコレートを紹介します。
 たまたまですが、今日、砂糖祭(シェケル・バイラム)にぴったりの商品です。訪問客にはチョコレートや飴などを振舞います。
 かなり前に紹介しましたが、元々ベルギー資本であったゴディヴァ・チョコレートは、現在、ユルケル(Ulker)というトルコのお菓子の会社の子会社となっています。












今日はスイーツです。


















2011年08月30日 01:22

 今日もトルコ経済に関する記事を紹介します。

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 昨日は経済記事はあまり期待できないと紹介しましたが、予想どおりあまりなかったのですが、ひとつだけ面白そうな記事がありましたので紹介します。昨日はトルコとエジプトの違いに関する記事を紹介しましたが、今日も「アラブの春」に関する記事を紹介します。
 今日は、ずばり、「アラブの春は15億の負担となった」です。
 中東の「パン−自由」のスローガンにより、独裁者を倒した「アラブの春」のトルコの貿易への影響(負担)は15億ドルとなった。リビア、エジプト、シリア、チュニジア及びイエメンと、トルコの間の2011年1〜7月の貿易額は、昨年同期と比べて約11%低下しました。
 貿易に関する統計から得られたおおよその数値によれば、トルコとリビアの間の昨年1〜7月の貿易額は、14億7,100万ドルでした。今年同期の二国間の貿易額は5億5,200万ドルに減少しました。
 エジプトとの貿易額は、2010年1〜7月には20億7,100万ドルでしたが、今年の同期には23億9,200万ドルに増加しました。同時期にエジプトに対して行われた輸出は、2,900万ドル、エジプトからの輸入は2億9,200万ドル増加しました。
 2010年1〜7月には14億5,400万ドルであったシリアとの貿易額は、今年の同期には14億3,200万ドルになりました。
 昨年1〜7月には5億6,700万ドルであったチュニジアとの貿易額は、今年同期には6億3,800億ドルになりました。
 イエメンとの貿易額は、昨年1〜7月の期間で2億2,100万ドルでしたが、今年は1億4,100万ドルに減少しました。
 以上から、これらの諸国とは、昨年1〜7月には57億8,400万ドルの貿易を行っていましたが、今年の同期には約11%減少して、51億5,500万ドルになりました。
 一方、シリアで発生している事件と治安問題により、泊りがけのお祝い(注:トルコ・シリアに別れて生活している親戚の、相互訪問のこと)が中止されたことは、国境地域の小売商にも影響を与えることになります。宗教祭の時期には、ギリス、ガーズィアンテプ、ハタイ、シャンルウルファとマルディン県(注:地中海からイラク国境まで続いている、トルコ・シリア間の国境を持つトルコ側の県)に属する国境門を通じて7万5千人が48時間、国境を行き来していると考えると、小売商は宗教祭の時期にかなりの額の商売をしているものと考えられています。
 ハタイ県にある協力改善協会の会長は、トルコとシリアの間の協定により、2005年から現在まで実現していた、両国国民による国境を越えての親族訪問は、シリアにおける事件によって今回のラマザン・バイラムでは実施されないために、地域住民にもいろいろな形で重石となっていると述べました。
 過去数年間は、小売商はシリア人の需要により商品を準備しており、商店街はシリア人客の需要により大いににぎわっていたことを指摘し、今年はその光景を懐かしく思い出すことになるとも指摘しました。
 シリア人が親戚とお祝いをするためにやって来るハタイで行う買い物で落としていくお金は、小売商が1年間で稼ぐことができる額にも匹敵するとも指摘し、「バイラムの相互訪問が行われないことは、我々にとっては非常に困ったことである。シリア人が特にガラス製品と繊維製品に高い関心を示していた。そのおかげで地元商店街は大きな利益を得ていた。
 シリアでの事件により、今年トルコを訪れたシリア人観光客の数は大きな減少を示している。できるだけ早く事態が収集して、2国間関係が昔のように、中断したところから再び始まることを祈っている。」と述べました。

 見出しはセンセーショナルですが、貿易額が大きく落ちたのは、本格的な内戦となったリビア、そして、少し内戦気味となったイエメンだけで、シリアは横ばい、エジプトとチュニジアとは増加しています。こう考えると、社会の混乱の程度がそのまま貿易額に反映されているということで、確かに「アラブの春」の結果、あるいは悪影響ということは必ずしも間違っていないかもしれません。いずれしても、近隣国であるため、かつ、これまでもそれなりに経済関係があるため、いろいろと影響を受けているようです。

 いつもどおり最後は市況です。
 今日は、今週の取引の最初の日で、かつ、最後の日になります。しかも、お知らせしたとおり、前場のみの取引でした。先週終値を大きく越えて寄り付きましたが、1時間以内に先週終値を割り込む水準まで下げましたが、そこからは回復し、結局、短い取引をプラスで終えました。先週終値より0.35%上昇し、53,897ポイントで今週の取引を終えました。

 今日は、為替もリラ高です。
  ドルに対しては0.23%リラ高の、  1ドル=1.7450〜5リラ水準、
  ユーロに対しては0.16%リラ高の、1ユーロ=2.5280〜5リラ水準、
  ポンドに対しては0.51%リラ高の、1ポンド=2.8382〜453リラ水準、
  フランに対しては2.23%リラ高の、1フラン=2.1134〜87リラ水準、
  円に対しては1.18%リラ高の、   100円=2.2486〜542リラ水準、
となっています。

 今日は2008年以降に出版されたFXに関する本を紹介します。
 勿論、新しければ良いという話しではないのですが、2007年から始まったサブプライムローン問題以降、特に2008年のリーマンショック後は環境が激変しているため、新しく出版された本を集めてみました。
 最初は、個人的には非常に感動した(?)1冊です。精神論+技術。

スイング派は一読の価値があるかも?

かなり詳細にテクニックが紹介されています。信じてやってみる?!










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2011年08月29日 01:21

 今日も経済に関する記事を紹介します。

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 昨日紹介しましたように、連休モードのためか、少なくとも週末ということで、経済関係の新しい記事はあり見つかりませんでしたので、少し前の記事になりますが、25日のNTVの記事を紹介します。世界経済とトルコ経済の状況に関する財務大臣の発言です。早速、記事を紹介します
 見出しは「世界は2008年のような過程に陥っていない、トルコは健全」です。

 国際経済の最近の状況について評価を行った財務大臣は、「世界経済は2008年のような過程にはない。どれだけ大げさに言っても、トルコは低成長で満足しなければならない時期にいる。トルコのマクロ経済指標は健全である。」と述べました。
 財務大臣は、経済における最近の状況について、CNBC-e(注:NTVの経済チャンネルです)の生放送に出演して評価を述べました。
 経済大臣は次のとおり発言しました。「トルコ経済は、昨年経済成長で世界のトップクラスであった。2011年も目標を大きく上回る力強い経済成長を達成する。世界経済における状況は、トルコに悪影響を及ぼす。トルコ経済は、金融界と世界貿易を通じて世界経済と一体化している。さまざまな懸念は、予想を通じてトルコの消費者に影響を与えるのは当然である。ここで重要なのは、波の大きさである。基礎マクロ経済指標を見てみれば、公的部門の債務は、国民所得に対する割合では低下傾向にある。財政赤字の国民所得に対する割合も低下傾向にある。トルコの公的財政状況は強力で、さらに改善を続けている。今回の危機は、金融界で始まった危機である。トルコの金融界はかなり健全であり、また、強力な経済を支えている状況にある。トルコで銀行業界は実体経済を支えることができるバランスシートを持っている。家計の観点からも損傷はない。
 トルコ経済は、予想を通じてリスク・テークの減少により、一定程度は影響を受けている。しかし、永続的な影響はない。金融界の市場の波立ちは、このショックは、実体経済にどれだけの影響を与えるであろうか。これは事情に重要な疑問である。2008年で、このショックは非常に大きく、また、金融界に対する影響はきわめて強かった。今日のストレスは、2008年のときの状況に近いものではない。バランスシートの状況は、あの時と比べると、もう少し強力になっている。各国の中央銀行の流動性の状況も、現状を安定させる方向で行動が起こされている。世界経済は2008年のような過程には陥っていない。せいぜい、トルコは低成長に甘んじる必要があるだけである。
 今から数ヶ月前には、経済の過熱について言及していた。現在は、氷河期に入ったのかと議論が行われている。貸し出しの拡大は合理的は水準に引き下げることは正しい目標である。2011年第2四半期を見れば、雇用は増加している。また、安心感を与える政府が存在している。トルコ国民も、投資家も貸し出しを望んでいる。政府としては、もう少しゆっくりする(常用を下げる)ように指摘した。不透明さは、貸し出しの要望と需要に影響を与える。25%の増加までに制限することに固執することは合理的とはならない時期に来ている。
 国産中間財生産のために税のインセンティヴが検討されている。新しいインセンティヴ制度を適用に移せば、そして、国民が投資を始めれば、そこからも好影響を受けることができる。特定の製品の生産にインセンティヴを与える方向をとる。」


 もちろん、単なる偶然の要素が大きいのですが、日本の新聞を含めて「トルコ経済の過熱が深刻(少なくとも、問題)」としばしばかかれていましたが、少なくともこのブログでは「その可能性は高いが、今後の動向を見るまではまた断言できない」と書き続けてきましたが、とりあえず、その判断は正しかったように見えます。
 中央銀行の真意はわかりかねますが、私を含めて多くの人が「金利引き上げ」を予測しているところに、8月初旬に「金利引下げ」を行いました。その時の中央銀行総裁の発言を素直に受け止めれば、「本気で景気後退を心配した」ことになります。上記財務大臣の発言にもありますとおり、景気過熱及び、こちらのほうが大きかったと思いますが、経常収支の赤字の拡大防止のために「信用供与の拡大制限」が行われました。そこから大きく転換する可能性があることを示す行動が、中央銀行の金利引下げであったと思います。財務大臣をはじめとして、政治家は相変わらず強気のようですが、今回の経済危機が本当に「軽微ですむ」または、「素通りする」のか、今後のトルコの景気動向を注意深く見守って生きたいと思います。


 今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。




 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。





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2011年08月28日 01:28

 今日はいつもと少し違った記事を紹介します。

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 今日は土曜日のため、ということもありますが、ご存知の方も多いと思いますが、トルコをはじめ、イスラム世界では、来週には2大宗教祭のひとつである「砂糖祭、ラマザン(ラマダン)・バイラム」があります。国によっていつから断食月が始まるかの判断に多少違いますので、結果として、お祭りの日にもずれが生じえます。トルコでは、29日月曜日がアリフェ(前日)で、断食月の最終日です。火曜日(30日)から木曜日までの3日間が祝日でやすみです。今年も、9月2日(金)をトルコ版「国民の休日」にしたようです。ようですと書いたのは、今回はイスタンブル証券取引所(IMKB)の開場日に関する情報しか得ていないためです。来週、IMKBは月曜日の前場だけ取引が行われ、月曜日の後場と火曜日から金曜日まではすべて閉場となります。
 そういうこともあり、既に9日間の連休モードになっていることもあり、経済関係の記事も少なくなっているものと思われます。したがって、来週いっぱい、こういう状況が続くかもしれません。少なくとも、火曜日以降は株、為替の情報はないことになります。
 ここでついでの昔話も紹介しますと、トルコも結構伝統を重んじる国で、特に先生と軍隊・軍人の権威はきわめて高かったのですが、2大宗教祭である「砂糖祭、ラマザン(ラマダン)・バイラム」と「犠牲祭(クルバン・バイラム)」は日本の盆暮れと同様に、両親を始め、親族訪問をして親交を深めるきわめて大切な行事でした。そのため、イスタンブルをはじめとする大都市に出てきている人はほとんどが地元に帰る「帰省ラッシュ」も起こりました。しかし、この頃はトルコでも日本と同様に、「宗教祭」=休暇=旅行・リゾートという風潮が強くなっています。そして、この時期は新聞記者もお休みにしたい(?)ということで、ヒュリエット紙、ミッリエット紙、ジュムフリエット紙などの一般紙はすべて休刊となり、「バイラム・ガゼテスィ(バイラム新聞)」という新聞だけが発刊されていました。また、昔はトルコ人が日本人のことを好きだという理由のひとつとして、「日本人は伝統を大事にしているところがトルコ人と同じだ」と言うことが多かったのですが、今では「過去形」にして話しているのでしょうか。個人的な感想を正直言わせていただければ、今のトルコ人はそれほど親日的とは感じられませんが、、、、(反日的という意味ではなく、たとえば、好きな国はどこかとのアンケートで、1位や2位には入らないというような意味です。)

 前置きだけになってしまいそうですが、エジプトとの比較(?)に関する記事を紹介します。
 見出しは「エジプト革命のビキニ試験」です。
 ムバラク(前大統領、エジプト)による31年間の独裁が終わったあと、エジプトでは新しく準備されている憲法でビキニの禁止について議論されています。ムスリム兄弟団のこのような動きに対して反対している世界観光機関は、トルコを例として示しました。
 世界観光機関は、エジプトを訪問する観光客の振る舞いに対して「エジプトの価値」に基づく制限を加えようとするムスリム兄弟団の試みに対して、「トルコもイスラム教徒の国であるが、このような制限はない。そのおかげで年間2,800万人の観光客が訪れている」と注意喚起しました。
 ムスリム兄弟自由公正党事務局長は、観光業界代表者たちに対して、「砂浜観光も、エジプト人の価値観と常識に適合していなければならない。エジプトを訪れる観光客に対して一定の規制を行う必要がある。」と述べました。さらに、予定している制限の中にはビキニと水着に関する規制があることを明らかにしました。
 エジプトの旅行代理店はこの提案に反対し、また、世界観光機関(注:で働くイスラム教徒?)も、このような条件の下では誰もエジプトに観光に行くよう推奨しないことを指摘しつつ、「トルコの保守政党も請おうなことはしていない。トルコは毎年2,800万人の観光客をもてなしている。マレーシアでも同じである。マレーシアも毎年2,500万人の観光客をもてなしている。砂浜観光は、エジプトを訪問する観光客の80%を占めている。アラブ人観光客の95%もアルコールを飲んでいる。」と述べました。
 また、旅行代理店はこのような制限を行うことにより、エジプト経済は125億ドルの被害を蒙ることになるであろうと述べました。
 ムバラクを倒した革命の後、民主主義への移行過程が始まったエジプトでは、しばしばトルコを例にする適用・実行と議題が取り上げられます。エジプトで10月に実施される選挙を前にして、新憲法の作業が開始され、トルコの1982年憲法がアラビ語訳されました。
(注:トルコの最後のクーデター後、民政転換前に採択された憲法で、多分に強権的な要素が含まれているとされています。その後、AKP政権前からもありましたが、特にAKP政権成立後には、EU加盟などを目指して、かなりの改正が行われています。)


今日はガイドブックを紹介します。










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2011年08月27日 01:22

 今日もトルコ経済、特にマクロ指標に関する記事を紹介します。

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 今日は輸出と設備稼働率に関する記事を紹介します。
 最初は輸出に関する記事で、見出しは「輸出は24.2%上昇」です。
 7月のトルコの輸出は、昨年同期と比べて24.2%増加して、118億7,500万ドルに、また、輸入は29.9%増加して、208億8,900万ドルになりました。その結果、7月の貿易赤字は、昨年の65億1,400万ドルから、今年は90億1,400万ドルに上昇しました。
 トルコ統計庁(TUIK)は、7月の貿易に関する暫定数値を発表しました。7月には貿易赤字は、昨年同月比で38.4%増加して、90億1,400万ドルに増加しました。7月の輸出/輸入割合は56.8%となりました。今年1〜7月の輸出は昨年同期と比較して20.5%増加して、642億8,200万ドルから774億7,200万ドルに増加しました。輸入の増加率は41.3%となり、994億7,600万ドルから1,405億1,700万ドルに増加しました。この期間の貿易赤字は79.1%増加して630億4,500万ドルに達し、輸出/輸入割合は64.6%から55.1%に低下しました。
 
 見出しにうそはありませんが、輸入の伸びが相変わらず高く、貿易赤字が拡大し、輸出/輸入の割合もどんどん低下しているというところは、まだまだ心配です。貿易赤字の拡大は、観光収支の黒字などでは補いきれませんので、必然的に、トルコの経常収支の赤字の拡大をもたらします。

 次は設備稼働率に関する記事を照会します
 見出しは、「8月の設備稼働率は、76.1%」です。
 製造業一般の設備稼働率は、昨年同期と比べて3.1ポイント、前月と比べて0.7ポイント上昇して、76.1%になりました。
 中央銀行が発表した2011年8月の「製造業設備稼働率」によれば、製品のグループごとの設備稼働率は、昨年同期よりもすべての製品グループで上昇しました。
 一方、6月(注:7月?)と比べた場合、耐久消費財グループの設備稼働率は3.3ポイント上昇して72.8%に、消費財グループでは0.9ポイント下落して72.2%に、食品・飲み物では0.2ポイント減少して69.8%、投資財グループは0.3ポイント減少して76%になりました。中間財の設備稼働率は1.5%上昇して77.9%になりました。
 製造業一般では、季節調整を行った後の設備稼働率は、前月と比べて0.9ポイント上昇して74.3%となりました。
 設備稼働率がもっとも下落した分野は55.7%の設備稼働率となった「その他製造業」でした。皮革製品は67.6%で、食料品製造は70%、メディア印刷・コピー作成業が70.8%、飲料品製造が71.8%でした。

 設備稼働率はまだ緩やかな上昇を続けているようであり、トルコ経済は急激な落ち込みにはなっていないものと思われますが、世界経済の影響がトルコに及ぶかどうかは、もっといろいろな数値を見ていく必要があると思います。

 いつもどおり最後は市況です。
 今日のIMKB-100は、一日中乱高下しました。寄り付きは昨日終値を少し越えたところでしたが、すぐに400ポイント近く上昇しました。そこから前場は細かな上昇、加工を繰り返し、前場は53,300ポイント水準で取引を終えました。後場はそこから急落し、午後3時頃には昨日終値に接近しました。その後午後4時頃まで横ばいでしたが、午後4時頃に急騰しました。しかし、午後5時くらいに700ポイント急落し、昨日終値を割り込みました。その直後に、今度はまさに「V」字を描いて急騰して、本日の最高値水準である53,700ポイント台まで回復しました。この間ほぼ30分でした。
結局、昨日終値よりも1.40%上昇して、53,000ポイントを回復し、53,708ポイントで今週の取引を終えました。

 今日は、為替はまちまちです。
  ドルに対しては0.40%リラ高の、  1ドル=1.7540〜5リラ水準、
  ユーロに対しては0.20%リラ安の、1ユーロ=2.5310〜5リラ水準、
  ポンドに対しては0.23%リラ高の、1ポンド=2.8499〜570リラ水準、
  フランに対しては0.52%リラ高の、1フラン=2.2002〜57リラ水準、
  円に対しては0.92%リラ安の、   100円=2.2830〜60リラ水準、
となっています。


いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
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今日はトルコ・コーヒーを紹介します。









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ここからはブレスレッドです。
















2011年08月26日 01:19

 今日は金(Gold)に関する記事を2つ紹介します。

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 今日は2つの記事を紹介します。ひとつは8月18日の記事で、金の取引量に関する記事です。ここでは金価格の上昇についても語られています。もうひとつはここ2日間の金価格の急落についてです。いずれもトルコだけで起こっている出来事だとは思いませんが、紹介します。

 一つ目の記事は「トルコで金の需要は記録を更新」です。
 トルコで金の需要は、第2四半期には14.7トンとなり、記録的水準に達しました。インド、中国およびトルコは、国際的な金細工の需要の59%を占めています。
 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の発表によれば、金が今年の初め力強い上昇をしたことは、すべての業界及び地域で見られた広範囲な下支えと世界の金需要の合計は919.8トンと計算され、2011年第2四半期にはさらに上昇しました。記録的な需要は445億ドルとなりました。
 トルコでは、第2四半期に7%上昇して記録的水準に達した金の需要は、17.4トンとなりました。同時期に、投資需要は144%の上昇で、13.6トンとなり、最も高い伸び率を記録しました。
 より高い金価格にもかかわらず、インドと中国の需要は、2010年の同時期と比べて2011年第2四半期には38%と25%の伸びを示し、(この金販売の)拡大は、上昇している経済的福祉水準、高インフレ率及び近づいている重要な金販売フェスティヴァルにより、継続することが予想されています。
 中央銀行が、金の純需要家でありつつけることが期待されており、2011年第2四半期の69.4トンの購買は、中央銀行が外貨準備を多様化するために金の割合を高めていることを示しています。
 一方、2011年第2四半期の世界における金需要は、2010年第2四半期の1,107トン水準から、17%低下して919.8トンとなりました。

 次は、ここ3日間におけるトルコの金価格に関する記事を紹介します。
 見出しは「金のバブルははじけるのか」です。
 次々と記録を塗り替えていた金価格は、ここ3日間で12%低下しました(注1)。4分の1金貨(注2)は163リラになりました。
(注1)「1911ドルから1703ドルまで下がった」と書かれていますので、(1911-1703)/1703=「12.2%の下落」ではなく、(1703-1911)/1911=「10.9%の下落」が正しいと思います。
(注2)トルコでは投資用金貨として主に2種類の金貨が流通しており、とく断りがない限り「共和国金貨(ジュムフリエット・アルトゥン)」のことを指し、共和国金貨は「全」、「2分の1」及び「4分の1」の3種類の大きさの金貨が流通しています。

 金価格は次々と高値を更新していましたが、急落に変わりました。
 国際市場における金の1オンスの価格は1,703ドルまで下落しました。金は前々日には1,911ドルを超えて、史上最高値を記録しました。このように、過去3日間で、金価格の下落は12%を超えました(注1)。
 金のスポット価格は昨日だけで4%下落し、過去2年半でもっとも急激な下落となりました。
 ある商品専門家は、金価格のバブルがはじけたと主張して、次のとおり述べています。
「つい最近、金を買った投資家は、ひどい誤りを犯したのか。1900ドル以上の価格が2日間で1800ドルを下回った。金は上昇するときは階段を上り、降りるときにはエレベーターで降りる。現在の状況は、買いのチャンスを提供していない。買いのチャンスはとっくに過ぎた。短期間で150ドル下落し、今後1ヵ月半で1650ドルまで下落する。」(注3)
(注3)これも「ある専門家」の意見であり、判断はご自分でお願いします。

金の国際価格の下落は、国内市場にも反映している。「4分の1金貨」の価格は163リラに、金1グラムの価格は100リラを割り込みました。

 いつもどおり最後は市況です。
 今日のIMKB-100は、一日中乱高下しました。寄り付きは昨日終値を少し越えたところでしたが、すぐに500ポイント近く上昇しました。そこが今日の最高値で、前場では一度下げて再び上昇に転じましたが、前場の終値はほぼ前日終値と同じ水準でした。後場は再び上昇しましたが、一度下げ、再び上昇し、そこからは大引けに向けて大雑把に右肩下がりとなり、最後は昨日終値を割り込み、昨日終値よりも0.16%下落して、53,000ポイントを再び割り込み、52,967ポイントで今日の取引を終えました。

 今日は、為替は明らかにリラ高です。
  ドルに対しては1.52%リラ高の、  1ドル=1.7540〜5リラ水準、
  ユーロに対しては1.44%リラ高の、1ユーロ=2.5280〜90リラ水準、
  ポンドに対しては1.93%リラ高の、1ポンド=2.8605〜77リラ水準、
  フランに対しては1.84%リラ高の、1フラン=2.1989〜2044リラ水準、
  円に対しては1.84%リラ高の、   100円=2.2703〜60リラ水準、
となっています。



いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想

今日はトルコで最もポピュラーな飲み物であるお茶(チャイ)とその他食品を紹介します。







ココからは食品です。







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ここからはブレスレッドです。














2011年08月25日 01:24

 今日もトルコ経済に関するニュースを紹介します。

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 今日紹介するのは、経済担当副首相のインタビューの内容です。
 早速、紹介します。見出しは「副首相はCNNTurkに話した」です。

 経済担当副首相は、経済危機の議論に関して、「2009年に世界とは異なった形でトルコは行動したが、今回も異なった形で行動する」と述べました。副首相は市場の動揺がトルコに対して与える影響について、短期間だけ残ると表現しました。
 副首相は、CNNTurkアンカラ支局長の質問に答えました。
 副首相は、中央銀行総裁が以前に行った発表で、「為替レート目標を示し、トルコ・リラは本来あるべき価値よりも5〜10%低く評価されており,これ以上価値を失うことは不可能である」と述べたことを指摘した上で、総裁の見解をどのように見ているかと質問したのに対して、政府が取っている為替制度は明白であり、変動為替制度は基本原則であると述べました。
 為替は誰もが考える異なった水準となりえるが、ここで重要なのは市場で決定される為替相場であると表現した副首相は、一方、世界で非常に変動が激しくなった時期には、市場が自分自身で均衡を見つけることが困難となり得、また、このように非常に難しい時期には、中央銀行が目標を示し、「これ以上は許さない」という形ではないが、自分自身の技術的計算により「今日あるべき為替レートは、これだと考える」という発表を行うことは異常な事態ではなく、多くの中央銀行もこのようにしていると述べました。
 副首相は「中央銀行が表に出て、変動為替制度の国で為替水準に関する発表を行うことは、本来は選好されない。しかし、このような特別の状況においては必要になる。市場にエアポケットが生じている時期には、少し方向性を与えることが役に立つ。したがって、中央銀行が為替レートへのサインと為替市場に対して行った対策に対して、我々は完全に中央銀行を支持している。中央銀行は適切な時期に、適切な発表を行った。そして、市場介入を見ても、正しい行動を行っている。この点においても完全に支持している。」と述べました。
 副首相は、この状況は絶対に変動為替相場政策からの逸脱ではないとも述べました。そして、「しかし、最近の状況から、時々一般的ではない発表も必要になることもありえる。」と述べました。
 中央銀行金融政策委員会の決定と「中央銀行の経済成長に対する懸念は、インフレに対する懸念以上になった」という分析についても言及して、この決定をどのような評価する必要があるのかとの質問に対しても、副首相は、現時点では世界経済では、アメリカ及びヨーロッパの双方を原因とする強い不透明性が存在する時代になっていることを指摘しました。
 過去1、2ヶ月では、すべての指標は、アメリカでも、ヨーロッパでも、中国でも、日本でも、そして世界中で減速の傾向を示していることを指摘した副首相は、この減速がどれだけ継続するか、また、経済成長率をマイナスにするほどの規模に及ぶのかどうかは、時間が経過することにより判明するが、それは、今後に関する様々な展開は政治的な決定に深く関連しているからであると述べました。
 アメリカ政府が、ヨーロッパの各政府が何をするかにより、今後数ヶ月間の動きがどうなるかが変わってくると述べた副首相は、9月末が捕縄に重要になる、なぜならば、9月にはG−20大臣会合のほか、世界銀行及びIMFの年次総会が行われるが、国連総会のために世界中の首脳がニューヨークに集まってくると述べました。
 9月は、この問題に関してもう少し多くの協議が行われる月となることを指摘した副首相は、「8月はヨーロッパでは休暇月であるため、この混乱を含め、さまざまな問題に関してどのような対策をとる必要があるのかについて落ち着いて作業が行われたとは思わない。9月には状況がより明確化する可能性があると考える。もちろん、我々はあらゆる可能性に対して対応の準備を行っておく必要がある。」と述べました。
 政府として、「トルコは非常に高い経済成長を続けている。この高成長がもたらした巨大な経常収支の赤字の副作用がある。成長に少しブレーキをかけ、もう少し合理的な水準で、もう少し継続して成長を続けることができるようにしよう。」として努力しているとき、過去1、2ヶ月で世界の状況は大きく変わった、リセッションの危険性が出てきたことを指摘した副首相は、適用せいている政策がこの可能性をも注意して採られて政策であることを指摘しつつ、「あらゆる可能性に対して、準備をしておく必要がある」と述べました。

 いつもどおり最後は市況です。
 今日のIMKB-100は、比較的安定していたといえます。寄り付きは昨日終値を少し越えたところでしたが、すぐに約500ポイント急落しました。そこが今日の最安値で、そこから急回復して、以後、昨日終値を割ることはありませんでした。前場の半ばから大引けまで、非常にゆるい右肩上がり、あるいは横ばいといえるトレンドになりました。もちろん多少の上げ下げはありましたが、トレンドとしては非常にゆるい右肩上がりでした。最終的に、昨日終値よりも1.23%上昇して、53,000ポイントを回復して、53,055ポイントで今日の取引を終えました。

 今日も為替は変動が少なくなっていますが、ややリラ高ぎみです。
  ドルに対しては0.22%リラ高の、  1ドル=1.7810〜5リラ水準、
  ユーロに対しては0.19%リラ高の、1ユーロ=2.5650〜5リラ水準、
  ポンドに対しては0.13%リラ高の、1ポンド=2.9112〜85リラ水準、
  フランに対しては0.08%リラ安の、1フラン=2.2326〜82リラ水準、
  円に対しては0.48%リラ安の、   100円=2.3140〜98リラ水準、
となっています。



 今日はトルコのガラス製品を紹介します。
 トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。






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2011年08月24日 01:19

 今日もまたトルコ経済関係、特に、中央銀行に関するニュースを紹介します。

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 今日、トルコ中央銀行の金融政策委員会が実施されました。それに関する記事を照会します。
 見出しは、「金利の変更はなかった」です。

 中央銀行金融政策委員会は、オーバーナイト金利のうち借入金利を5%、貸出金利を9%で維持しました。
 金融政策委員会に関する中央銀行からの発表によれば、委員会の政策金利である1週間満期の債権レポの入札金利と、中央銀行内部の銀行間金融市場及びイスタンブル証券取引所の債権レポ・逆レポ市場において適用している金利を現状のままで維持したことを明らかにしました。
 その結果、中央銀行は、政策金利である1週間満期の債権レポ入札金利を5.75%、オーバーナイト借入金利を5%、オーバーナイト貸出金利を9%とするなど、中央銀行に関する金利を維持しました。
 発表では、最近発表されている経済数値は、委員会が国際経済成長速度が次第に遅くなっていると判断していることを再確認していること、この方向で、外需の弱含みが続いていること、国内最終需要も第2四半期から始まった減速傾向が継続しているとも記述されています。
 銀行貸出や国内需要で見られる減速に、または、為替相場の変動に見られる内外需要の均衡のために貢献したことが、この枠組みで委員会が今後経常収支の均衡のために明白な改善が見られると予想していることが、明らかにされました。
 委員会が、為替相場の変動のために7月のインフレ報告書で予測した水準よりもインフレ率が一時的に多少の超過がある可能性があると警告したこと、また、基本(核)インフレ指標における上昇傾向がある程度継続することが再び指摘しされました。
 それと同時に、経済活動が減速しているために、為替相場が原因となった価格の変動の2次的な影響が限定的に収まり、また、インフレ率の上昇も一時的で終わると予想されていることは、そのため、委員会が2012年末のインフレ率の目標を5%としていることと一致していることが強調されています。
 委員会は、8月4日の臨時会合で採られた対策により、経済が下降するリスクが現時点で抑えられたことを確認し、今回会合では政策手段において変更を行わないたことに関して見解が一致したこと、そして、国際経済を含み、事態の不確実性に注意を払うことにより、事態の推移を注意深く見つめ、必要な政策的対策を遅れることなく実施することが非常に重要であることが明にされました。
 発表では、「この関連で、委員会は、今後国際経済における問題がより深刻化すること、また、国内経済活動の減速が明確化する場合には、あらゆる政策手段を(経済)拡大方向で使用することも選択肢となることを再度強調する。」と記述されました。
 発表では、さらに、今後発表されるすべての経済数値とニュースが、委員会が未来に向けて採る政策的立場を変更する理由をなりえることが強調されています。
 金融政策委員会の議事概要は、5労働日後に発表になります。

 最後は、いつもどおり市況です。
 今日のIMKB-100も、また荒れました。寄り付きは昨日終値よりも少し高く寄り付きましたが、その後一度急落し、そのあとは昨日終値まで戻して横ばいとなり、前場が終了しました。後場の初めに一段と急落し、午後3時には本日の最安値である51,800ポイントあたりに到達しました。その後はほぼ横ばいでしたが、最後はほんの少し戻して、結局、昨日終値より1.64%の下落で、53,000ポイント台を再び割り込み、52,411ポイントで今日の取引を終えました。

 為替は、今日はほとんど変化がありません。
  ドルに対しては0.17%リラ高の、   1ドル=1.7850〜5リラ水準、
  ユーロに対しては0.04%リラ高の、 1ユーロ=2.5700〜5リラ水準、
  ポンドに対しては変わらずの、   1ポンド=2.9352〜426リラ水準、
  フランに対しては変わらずの、   1フラン=2.2558〜615リラ水準、
  円に対しては0.15%リラ安の、    100円=2.3247〜305リラ水準、
となっています。


今日は絨毯を紹介します。





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2011年08月23日 01:05

 今日もトルコ経済、特にマクロ経済指標の予測に関する記事を紹介します。

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 最初に、お知らせがあります。厳しいコメントを頂きました(楽天版での話です)。これまでもできるだけ有益と考える記事で、かつ、信憑性のあると思われる記事を選らび、正しい翻訳に努めているつもりですが、誤字脱字はさておき(こちらもできるだけ気をつけていますが、アップするときには気がつかないものも多く、ご迷惑をおかけしています)、内容的にも間違っている場合がありえます。
 お気づきの点があれば、どんどんご指摘ください。このブログを読まれている全員の利益になると思います。
 ただ、今回頂いたお叱りは、どの部分についてなのか全くわかりませんので、「山田 ゆう」さん、もしももう一度このブログを見られることがあれば、是非、誤りの場所を教えてください。

 今日は、毎月2回行われている中央銀行アンケート結果に関する記事を紹介します。
 見出しは「経常収支の赤字の予測は上昇した」です。

 中央銀行の8月後半の予測アンケートによれば、2011年末の経常収支の赤字の予測は719億9,010万ドルに上昇しました。8月前半のアンケートでは、経常収支の赤字の予想は707億7,210万ドル水準でした。
 8月前半のアンケートでは6.1%となっていた今年末のGDP成長率は、8月後半のアンケートでは6%となりました。
 2011年の最初の予想アンケートでは469億ドルであった年末の経常収支赤字の予測は、その後も上昇を続け、この数値(719億9,010万ドル)に達しました。
 経常収支の赤字の予測は、3月前半のアンケートでは509億ドルに上昇し、また、5月後半のアンケートでは610億ドルを超えました。
 中央銀行が、金融業界及び実業界で決定権のある人、専門家の期待を把握するために行っている、毎月2回実施している予想アンケートの8月後半の結果が発表になりました。
 これによれば、8月前半のアンケートでは6.1%となっていた年末の年間成長率の予測が、今回のアンケートでは6%に低下しました。
 来年末の経済成長率の予測は4.8%から4.4%に低下しました。
 今月の消費者物価指数(TUFE)の予測は0.32%となりました。8月前半のアンケートでは、予測値は0.33%でした。
 来月のTUFEの予測は、0.78%から0.82%に上昇しました。年末のTUFEの予測は7.19%から7.21%に上昇しました。
 12ヵ月後の年間TUFEの予測は6.89%から6.77%に、24ヵ月後の年間TUFEの予測も6.29%から6.27%に低下しました。
 今月末の対ドル・レートの予測も下落しました。7月後半のアンケートでは1ドル=1.6500リラ、8月前半の予測は1ドル=1.7100リラであった今月末のドル・レートの予測は1ドル=1.7700リラに下落しました。
 年末の対ドル・レートの予測は1ドル=1.7000リラから1ドル=1.7200リラに、12ヵ月後の対ドル・レートの予測も1ドル=1.6800リラから1ドル=1.7100リラに下落しました。
 今月末の中央銀行が行う1週間満期の債権レポ入札金利の予測は、5.75%で変わりませんでした。3ヵ月後の中央銀行が行う1週間満期の債権レポ入札金利の予測は5.99%から5.63%に低下しました。
6ヵ月後の中央銀行が行う1週間満期の債権レポ入札金利の予測は6.26%から5.76%に低下しました。12ヵ月後の中央銀行が行う1週間満期の債権レポ入札金利の予測は6.72%から6.22%に、24ヵ月後の金利の予測は7.10%から6.70%に低下しました。

 最後は、いつもどおり市況です。
 今日のIMKB-100も、動きが激しくなりました。寄り付きは先週終値よりも1000ポイント以上低くなりました。その後は前場は大雑把に言って右肩上がりとなり、前場終値は
ほぼ先週終値水準となりました。後場前半は再び右肩上がり気味でしたが、午後4時頃を頂点に下落を始め、再び先週終値水準を割るところまで来ましたが、そこでなんとか踏みとどまり、結局、先週終値より0.42%上昇して、53,287ポイントで今日の取引を終えました。

 為替は、今日はまちまちです。
  ドルに対しては0.17%リラ安の、   1ドル=1.7880〜5リラ水準、
  ユーロに対しては0.20%リラ安の、 1ユーロ=2.5710〜5リラ水準、
  ポンドに対しては0.42%リラ高の、 1ポンド=2.9348〜422リラ水準、
  フランに対しては0.21%リラ高の、 1フラン=2.2703〜60リラ水準、
  円に対しては1.96%リラ高の、    100円=2.3232〜90リラ水準、
となっています。


今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。
ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。

この本もお勧めです。




本を読まないトルコ人にも多いに売れた2006年のベストセラー。ただし、「通」向けです。





















2011年08月22日 00:43

 今日もトルコ経済に関する記事を紹介します。

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 今日は、経常収支の赤字に関連して、このところしばしば話題に上っている民間部門の対外借入の増加に関する記事を紹介します。トルコ銀行業界がリーマンショックの時よりも外的ショックに対して強くなっているのか、弱くなっているのかを図るひとつの目安としても考えられています。
 見出しは、「民間部門の借入が増加している」です。

 民間部門が外国から借りている短期借入資金の総額は、今年前半6ヶ月間で40%増加して、272億ドルになりました。また、長期借入資金の増額は、1,250臆ドル近くになりました。最大の借入先はイギリスです。
 民間部門による外国からの借入金が増加しています。
 中央銀行の発表数値から道日出された結果によれば、為替レートの下落に対する影響が議論されている、民間部門の対外借入は、6月末現在で、短期借入資金が272億ドル、長期借入資金が1,247億ドルに達しました。
 民間部門の短期借入残高は、今年1月から6月までで40.8%増加しました。271億7,700万ドルの借入残高のうち236億6,200万ドルは銀行の借入金でした。銀行以外の金融機関の短期借入残高は14億1,370万ドルでした。
 農業、工業及びサービス産業を含む金融機関以外の企業による短期借入金残高は、21億4,100万ドルとなりました。工業部門では12億6,740万ドル、サービス部門では8億7,150万ドル、農業部門では270万ドルとなりました。
 非金融機関による短期商業借款借入は2010年には228億ドルでしたが、2011年6月末現在で246億ドルになっています。
 民間部門の長期借入残高は、6月末現在で1,247億ドルになっています。
 トルコにおける民間部門の外国からの短期借入残高の41%はイギリスからの借入となっています。272億ドルの短期借入残高のうちの112億ドルがイギリスからで、以下、29億ドルがオランダ、24億ドルがフランス、15億ドルがオーストリア、14億ドルがドイツ、13億ドルがルクセンブルク、12億ドルがアメリカからの借入でした。
 長期借入残高のうちの253億ドルがイリスの機関からの借入でした。合計額を見た場合、1,247億ドルの長期借入残高のうちの903億ドルはヨーロッパからの借入となっています。アメリカからは158億ドル、バハレーンからは124億ドルで、最もトルコの民間部門に融資している国の中に入っています。

 もうひとつ、これに関連するニュースを手短に紹介します。
 外資のトルコへの流入に関するニュースです。8月18日付のニュースです。
 見出しは「外資の流入は6ヶ月間で92%増加した」です。
 今年前半の外国直接投資による外資の流入は92%増加して、62億ドルに達しました。
 経済省は、今年前半のトルコに対する直接投資の流入に関して、昨年同期と比べて92%増加して、62億ドルの純流入になったこと、6月には外国直接投資の額は、8億2,600万ドルになったことを発表しました。
 経済省の発表によれば、69億ドルの流入があり、そのうち45億5,000万ドルが金融業界に属する企業により行われ、電気・ガス・水道業界の企業は6億6,400万ドル、建設業界に属する企業も4億5,700万ドルを投資しました。
 6月には8億2,600万ドルの直接投資が行われ、そのうちの4億2,700万ドルは資本金、2億7,300万ドルは不動産購入でした。資本金として流入した額のうち、3億7,400万ドルはEU諸国から、3,000万ドルはアメリカから、1,500万ドルはアジアからとなっています。

 今日は絨毯ではなく、キリムを紹介します。










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