2017年01月11日

ドル及びユーロの対TL相場史上最高値の再更新とトルコ中央銀行が執ったリラ安対策、及びキプロス交渉、トルコ憲法改正審議状況などについて

 今日(10日)も、マクロ経済関係の記事が多く出ていました。2016年11月の自動車登録台数に関する記事、低温・大雪によるビニールハウスの被害などにより野菜と果物の価格が上昇するのではないかという投機的予測が出ているという記事(ただし、生産の減少は避けられない状況のように思いますが、記事では「青果店はそれを見越して既に商品を蓄えているため、ここ3日は買い手が見つからない」との発言を紹介しています)、世界銀行が世界経済予測(GEP)の2017年1月号を発行して、トルコの2016〜2018年の経済成長予測を引下げたという記事などが出ていました。更に、最近のリラ安はトルコを陥れようとする動きであるとのAKP関係者によるいつもどおりの陰謀説発言に関する記事もいくつか出ていました。今日も昨日に引き続き、ドルとユーロの対リラ相場が史上最高値を更新したという記事と、トルコ中央銀行が執ったリラ安対策に関する記事を紹介します。

 経済記事以外では、今日もまだイスタンブルを含むトルコの大雪による影響が続いているため、イスタンブルでは金曜日から24時間運航されている地下鉄とメトロビュス(優先道路を使った市バス)が今晩も明日朝6時まで運航されるという記事が出ていました。また、トルコ国会では、憲法改正の審議が続いていますが、改正案の第1条が秘密投票で採決され、賛成347票、反対132票で可決されたという記事が出ていました。基本的には、全ての条についてこれとほぼ同じ票数で可決されて、国民投票が行われるのではないかと予測しますが、極めて小さな可能性ではあってもサプライズが全くないとは限りません。
 そのほか、キプロス問題を解決するためのジュネーブでの会談に関する詳しい記事が出ていたほか、今日はユーフラテスの盾作戦の戦果(トルコ空軍機による空爆でDEAŞ に属する標的12ヶ所を破壊)に関する記事も出ていたほか、今日はFETO/PDYに関する記事もいくつか出ています(アンカラで行われた別々の2つの捜査についての記事があり、1つは元MIT職員2名が逮捕され、もう1つは暗号化された通信アプリであるByLockを使っていたことが判明している様々な階級の警察官19人が逮捕されたという内容)。
 なお、キプロス問題はトルコの影響力を示す機会となる可能性はありますが、EUとの関係が改善されているわけではないので、トルコが譲歩するメリットは見当たりません。現在の北キプロス(KKTC)大統領は基本的に解決支持派ですが、大統領になってから転向したのか、交渉前のブラフなのかは分かりませんが、「交渉がまとまらなければ、独立を進める」趣旨の発言を行っています。が、KKTCはトルコからしか承認されていないので、「独立を進める」ことも困難と思われます。

 このところ紹介できない面白そうな記事がいろいろありましたので、機会があれば、明日以降紹介して行きたいと思います(3日連続で、積み残しが増えていますが、、、、、)。

 今日のBIST-100指数は、今日1日、ほぼ77,200〜77,700の間で推移し、大雑把に言えば「横ばい」となりました。
 寄付きは昨日終値から約200ポイント低い、77.200ポイント水準でした。強いて言えば、午前11時過ぎと午後2時過ぎの2回山があり、また、寄付きを除き、午前11時半過ぎと午後3時半過ぎの2回谷がありました。午前11時半過ぎが今日の最安値で、午後2時過ぎが今日の最高値となりました。結局、昨日終値とほぼ同じ、約1ポイント下落して77,000ポイント台前半で今日の取引を終了しました。


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 今日紹介するのは、昨日に引き続き、ドルとユーロの対リラ相場が史上最高値を更新したという記事で、今日(10日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です
 見出しは「ドルとユーロは(対TLの)史上最高値を更新した」です。
 ドル/TL相場は1ドル=3.7779TLに達して史上最高値を記録し、2016年末と比べた上昇率は7%に近づきました。
 昨日、1ドル=3.63TLを超えた水準で取引が始まったドル/TL相場は、1ドル=3.7440TLの史上最高値を記録した後で下落して、1ドル=3.71TLで取引を終了しました。今日は横ばいで寄り付いたドル/TL相場は、上昇傾向を継続させて史上最高値である1ドル=3.7779TLに達しました。ドル/TL相場は、10:25現在、1.3%上昇して1ドル=3.75TL水準で取引されています。
 ユーロ/TL相場も1ユーロ=4.0072TLで対リラ相場の史上最高値を更新した後、1.6%上昇して1ドル=3.98%を超えた水準で均衡しています。ポンド/TL相場も1.1%上昇して1ポンド=4.5645TLで取引されています。
 アナリストたちは、国内ではTBMM(トルコ大国民会議(トルコ国会))総会で昨日から始まったAKPの憲法改正提案の審議に市場の関心が集まっていることを指摘しました。憲法改正提案について各条の審議に入ったたため、各条に関する審議内容とその採決が投資家によって注目されることを明らかにしたアナリストたちは、国外ではアメリカの中央銀行に当たるFRB/FED委員の発言が注目されていると述べました。
 テクニカルの観点からはドル/TL相場は1ドル=3.80TL水準が心理的な抵抗線となっていることを指摘したアナリストたちは、ドル安局面では1ドル=3.7259TL水準が支持線となることを明らかにしました。
 

 今日2つ目に紹介するのは、トルコ中央銀行(TCMB)が発表したリラ安対策についての記事で、これも今日付けのAAの記事です。
 見出しは「TCMBによるドルへの介入」です。
 TCMBは、各市場で見られる過剰な変動を注意深く観察していること、また、経済の基本的状況からかけ離れた不健全な価格形成に対しては必要な対応を取ると発表しました。
 TCMBは市場の進展に関して文書による発表を行いました。
 各市場で見られる過剰な変動を注意深く観察していること、また、経済の基本的状況からかけ離れた不健全な価格形成に対しては必要な対応を取ることを明らかにした中央銀行は、「行われた分析の結果、TCMB内で活動を行っている銀行間金融市場において各銀行が借入れることができる上限を1月11日から合計220億リラに引下げられた。また、外貨預金準備率を全ての期間について50ベーシスポイント引下げられた。この変更により、金融システム内に約15億ドルの流動性を追加的に供給することになる。」との表現が使われました。
 中央銀行は、各市場における進展を注意深く観察していること、必要と思われる場合には、トルコ国内の価格安定性及び金融安定性を維持するために、追加的措置を取る可能性があることを強調しました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、今日1日、ほぼ77,200〜77,700の間で推移し、大雑把に言えば「横ばい」となりました。寄付きは昨日終値から約200ポイント低い、77.200ポイント水準でした。強いて言えば、午前11時過ぎと午後2時過ぎの2回山があり、また、寄付きを除き、午前11時半過ぎと午後3時半過ぎの2回谷がありました。午前11時半過ぎが今日の最安値(77,190ポイント水準)で、午後2時過ぎが今日の最高値(77,720ポイント水準)となりました。結局、昨日終値とほぼ同じ、約1ポイント下落して77,000ポイント台前半の、77,394ポイントで今日の取引を終了しました。

 今日この時間帯も、上でも紹介しましたが、為替相場は大幅なリラ安が続いています。 (日本時間1月11日午前3時頃)。
  ユーロは1.58%リラ安の、  1ユーロ=3.9893リラ、
  ドルは1.72%リラ安の、    1ドル=3.7772リラ、
となっています。



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 今日はゴディヴァ(Godiva)チョコレートを紹介します。
 かなり前に紹介しましたが、元々ベルギー資本であったゴディヴァ・チョコレートは、現在、ユルケル(Ulker)というトルコのお菓子の会社の兄弟会社となっています。









今日はスイーツです。
















volkan1992 at 15:32コメント(0)トラックバック(0) 
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