2017年07月06日 14:46

トルコ経済ニュース(最近のリラ安状況と2017年上半期の乗用車・小型商用車の販売状況)

 今日(5日)は経済関係の記事がいろいろ出ていました。7月7,8日に開催されるG20会合を前にして、IMFが「世界予測と政策における困難」と題する報告書を発表し、世界経済成長の速度は維持されている一方で、保護主義政策、国際協調を破壊する試み、及び金融部門での脆弱性の高まりが世界経済にとってリスクを形成していると強調しているとう記事が出ていました。また、トルコ国内経済に関する記事としては、今年上半期の電力消費量は前年同期と比べて3.7%増加して1,382億5,100万キロワット時となったという記事や、今年上半期の船舶・ヨットの輸出額が昨年同期と比べて76.6%という記録的な増加率を示して6億4,704万ドルになり、その内の89%はイスタンブル県とヤロヴァ県(管理者注:マルマラ海の東南岸)から行われたという記事などが出ていました。
 そして、このところしばらく続いているリラ安に関して、再び1ドル=3.6TLを超える水準になったという記事が出ていました。
 今日は、子のリラ安に関する記事と、今年上半期の乗用車・小型商用車の販売状況に関する分析・評価に関する記事を紹介します。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「右肩下がり+横ばい+右肩下がり」となりました。
 寄付きは、ザラ場の史上最高値となった、昨日終値から約90ポイント高い、101,296.29ポイント水準でした。その直後に、今日の最高値で、ザラ場として史上最高値を更新して101,415.68ポイントを付けた後、為替相場におけるリラ安に嫌気して、右肩下がりに転じました。午後4時半前には後場の最高値を付け、その後は再び右肩下がりとなりました。結局、終値が今日の最安値となり、昨日終値から0.46%、約460ポイント下落して101,000ポイント台を割り込んで今日の取引を終了しました。


 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 為替ブログ トルコリラへ
にほんブログ村


 今日最初に紹介するのは、上でも言及しましたが、最近のリラ安状況に関する記事で、今日(5日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「ドル/TL相場は、1ドル=3.6TLを超えた」です。
 国際市場でドルが新興国通貨に対して価値を失ったことに並行して上昇し、ドル/TL相場は1ドル=3.6TLを超えました。
 ドル/TL相場は上昇して寄り付いた後、最高値として1ドル=3.6080TLを記録し、17:00現在では1ドル=3.6050TL水準で均衡しています。
 上昇する地政学的リスク認識とアメリカで最近発表されたマクロ経済指標が予想を超えたいたことにより、国際市場でドルの需要が増加しています。ドル指数は、今日、0.2%上昇して、新興国通貨は2%を超える下落となりました。
 南アフリカ・ランドは2.3%の下落となり、ドルに対して最も大幅な下落を記録した新興国通貨となり、約1%の下落でロシア・ルーブル、トルコ・リラ、メキシコ・ペソが続きました。
 アナリストたちは、今晩(5日)発表されるアメリカの中央銀行に相当するFRB/FED会合の議事録におけるバランスシートの縮小及び金利引上げ過程に関する糸口が、市場の方向性に大きな影響を与え、北朝鮮の昨日のミサイル発射実験及びカタール危機に関する進展が投資家の地政学的リスク認識を上昇させていると表現しました。
 ドル/TL相場が1ドル=3.6TL以上で長期間推移する場合には、1ドル=3.6280TLが抵抗線となることが予測されると指摘したアナリストたちは、1ドル=3.5TL水準に支持線になると指摘しました。


 今日、2つ目に紹介するのは、2017年上半期の乗用車・小型商用車の販売状況に関する記事で、昨日(4日)付けのAAの記事です。
 見出しは「乗用車・小型商用車の販売市場は、今年上半期に8.6%縮小した」です。
 自動車販売業者協会(ODD)から行われた発表によれば、今年上半期にトルコの乗用車及び小型商用車の総販売台数は、昨年同期と比べて8.58%減少して、40万1,158台となりました。昨年上半期には、43万8,817台が販売されていました。
 2017年上半期の乗用車の販売台数は、昨年同期と比べて9.62%減少して30万5,924台となりました。昨年同期には33万8,482台が販売されていました。
 2017年上半期の小型商用車の市場は、昨年同期と比べて5.08%縮小して9万5,234台となりました。昨年同期には、10万335台が販売されていました。
 2017年6月の乗用車・小型商用車の総販売台数は、8万3,658台となりました。その結果、9万1,540台の販売を行った2016年上半期と比べて8.61%縮小したことになります。
 2017年上半期の乗用車の販売台数は、1600CC未満では9.6%、1600〜2000CCでは11.7%、そして2000CC以上では49.8%の減少となりました。
 また、2017年上半期には、32台の電気自動車と、429台のハイブリッド車が販売されました。
 2017年上半期に販売された乗用車のタイプ別の1位は、49.48%、15万1,372台販売されたセダンでした。
 2017年上半期に販売された小型商用車のタイプ別の1位は、70.27%、6万6,920台販売されたバンでした。それに次いで、12.26%、1万1,675台の小型トラック、8.80%、8,381台のピックアップ・トラック、8.67%、8,258台のミニバスでした。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「右肩下がり+横ばい+右肩下がり」となりました。寄付きは、ザラ場の史上最高値となった、昨日終値から約90ポイント高い、101,296.29ポイント水準でした。その直後に、今日の最高値で、ザラ場として史上最高値を更新して101,415.68ポイントを付けた後、為替相場におけるリラ安に嫌気して、右肩下がりに転じました。午前11時頃過ぎに100,900ポイント水準まで低下した後は横ばいとなりました。午後4時半前には後場の最高値(101,200ポイント水準)を付け、その後は再び右肩下がりとなりました。結局、終値が今日の最安値となり、昨日終値から0.46%、約460ポイント下落して101,000ポイント台を割り込み、100,744ポイントで今日の取引を終了しました。

 今日、この時間帯は、上でも少し言及しましたが、為替相場は大幅なリラ安となっています。(日本時間7月6日午前1時頃)。
  ユーロは1.41%リラ安の、    1ユーロ=4.0954リラ、
  ドルは1.45%リラ安の、      1ドル=3.6105リラ、
となっています。



 スワップを中心にFX投資に関する有益な情報が多数紹介されています。
スワップ派10年選手のブログ

 FX・トラリピに関する詳しい情報が出ています。FX・トラリピに興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
海外FX・トラリピで年収分稼ごう!

 FX初心者でも出来る両建運用の考え方と実際のポジション運用状況を公開しているそうです。FXに興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
FX初心者両建道場

 トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
社債投資まとめ

 いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想

今日はトルコ石のストラップを紹介します。


トルコ石ではありませんが、、、


ココからはブレスレッドです。





















コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別アーカイブ