2017年11月21日 16:07

トルコ経済ニュース(1月12日以来の.値水準に達したドル/TL相場、金のリラ建て価格の史上最高値更新)

 今日(20日)は、トルコに関する重要そうなマクロ経済の記事は少なく、市場関係、つまり「リラ安」に関する記事が出ていました。これまでどおり、長期的には、トルコ経済は現在の困難状況を乗り越えていくものとは思いますが、短期的には相当頻繁に乱気流に巻き込まれてしまうものと思われます。
 1つはドル/TL相場が1月12日以来の高値(リラ安)水準になっているという記事と、ドル/TL相場の高騰の影響を受けて金(Gold)のリラ建ての価格が新記録を更新しているという記事が出ていましたので、今日はこちらを紹介します。

 マクロ経済に関する記事としては、工業分門における雇用増加に関する解説記事が出ていました。先日発表になったTUIKの労働力統計によれば、工業部門で雇用されている人の数は今年8月期には昨年同期と比べて21万3,000人、約4.1%増加して543万7,000人になったという記事が出ていました。

 治安関係では、毎週恒例の内務省から発表された先週のテロ対策成果に関する記事が出ていました。内務省から行われた発表によれば、過去1週間(11月13日〜11月20日)における分離テロ組織との戦いで、赤リストで1人、オレンジリストで1人、灰色リストで3ンの幹部5人を含む、死者45人、拘束10人、投降3人、合計58人のテロリストが無効化されました。
 トルコ全土で行われた1,366回のテロ対策作戦により、PKK/KCKを支援した疑いで206人、DEAŞ(DEAS)と連絡を取っていた疑いで63人、ETO/PDY(FETO/PDY)との戦いで666人、極左テロ組織と戦いで10人の容疑者が拘束されました。アール、ビンギョル、ディヤルバクル、エルズルム、ハッキャーリ、カフラマンマラシュ、ムシュ、シュルナク、トゥンジェリ及びヴァンの各県で、合計73ヶ所の隠れ家、洞穴などが破壊されました。
 実施された作戦で、テロ関係で945人、違法出入国で115人、麻薬・密輸で4,213人、合計5,273人の容疑者が拘束されました。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「高原+急落+低地横ばい」となりました。
 寄付きは昨日終値から約160ポイント高い、106,400ポイント水準で、そこが今日の最高値となりました。そこから午後2時頃までは106,000ポイント前後で推移しましたが、午後2時前から午後4時頃までの間に急落して104,000ポイント水準となりました。その後は低地横ばい、あるいは緩やかな下落となり、午後5時半ころに今日の最安値を付けました。結局、先週終値から2.19%、約2,320ポイント更に下落して、104,000ポイント台を割り込んで今週最初の取引を終了しました。


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 今日最初に紹介する記事は、上でも少し紹介しましたが、1月12日以来のドル/TL相場の高騰(リラ安)に関する記事で、今日(20日)付けのAAの記事です。
 見出しは「ドル/TL相場は、1月12日以来で最も高い水準に達した」です。
 ユーロ/TL及びポンド/TLは史上最高値水準に達し、ドル/TL相場も1ドル=3.9296TLを記録し、1月12日以来で最も高い水準に達しました。
 国際市場で低下するリスク選好性は、新興国通貨の価値の喪失の原因となり、トルコ・リラは同様の通過と比べても否定的な方向での格差が見られます(管理者注:念のためですが、「他の新興国通貨と比べて、TLの下落率が高い」という意味です)。
 ユーロ/TL相場は1ユーロ=4.6315TL、ポンド/TL相場は1ポンド=5.2048TLの最高値を更新し、ドル/TL相場は1ドル=3.9296TLとなり、1月12日以来で最も高い水準に達しました。
 トルコ中央銀行(TCMB)が行ったトルコ・リラ適応外貨売却入札が実施された後、16:50現在、ドル/TL相場は1ドル=3.9190TL水準で均衡しており、ユーロ/TL相場は1ユーロ=4.6150TL、ポンド/TL相場は1ポンド=5.1930TLで取引されています。
 今日、TCMBは1ヶ月間を1億5,000万ドル、3ヶ月間と6ヶ月間を1億ドルずつ、トルコ・リラ適応外貨売却入札を実施しました。


 次に紹介するのは、最近の金(Gold)のリラ建て価格の最高値更新に関する記事で、これも今日付けのAAの記事です。
 見出しは「金地金1g当たりの価格は最高値を更新している」です。
 ドル相場における価値の上昇に並行して、最高値更新を継続させている金地金1g当たりの(リラ建て)価格は162リラとなり、史上最高値に達しました。
 今日は下落して寄り付きましたが、ドル相場が1ドル=3.9TLまで上昇したことにより金価格も上昇に転じ、1g当たり162リラの新記録水準に達した金地金価格は、13:40には前日終値から0.3%上昇して161.7リラ水準で均衡しています。同時間帯には、カパルチャルシュ(日本では「グランドバザール」と呼ばれている場所)では、「4分の1ジュムフリエット(共和国)金貨」は165リラ、ジュムフリエット金貨は1,081リラで販売されています。
 アナリストたちは、アメリカにおける税制改革の不透明性とヨーロッパの政治的状況が国政市場におけるリスク選好性を低下させ、それに応じてドルが新興国通貨に対して上昇したと指摘しています。ドルがTLに対しても上昇したため、1g当たりの金価格も新記録を更新したと指摘したアナリストたちは、アメリカとヨーロッパの進展が、為替相場と金価格相場の方向を決める要因となり続けると指摘しています。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「高原+急落+低地横ばい」となりました。寄付きは昨日終値から約160ポイント高い、106,400ポイント水準で、そこが今日の最高値となりました。そこから午後2時頃までは106,000ポイント前後で推移しましたが、午後2時前から午後4時頃までの間に急落して104,000ポイント水準となりました。その後は低地横ばい、あるいは緩やかな下落となり、午後5時半ころに今日の最安値(103,600ポイント水準)を付けました。結局、先週終値から2.19%、約2,320ポイント更に下落して、104,000ポイント台を割り込み、103,912ポイントで今週最初の取引を終了しました。
 この結果、約2週間前に記録した115,000ポイント台の史上最高値から11,000ポイント以上、10%に近い下落となっています。

 今日は、上の記事でも紹介しましたが、この時間帯の為替相場は、株価の急落に応じた通常の形で、リラ安になっています。(日本時間11月21日午前2時頃)。
  ユーロは0.85%リラ安の、    1ユーロ=4.6084リラ、
  ドルは1.25%リラ安の、      1ドル=3.9243リラ、
となっています。




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