2020年10月18日 22:20

黒海ガス田の埋蔵量の追加発見、財政執行及び検査に関する法律の改正、CHPによる今後の活動方針の発表とその雑感、トルコにける新型コロナウイルス患者発生221日目の状況

 今日(17日)は土曜日であったためか一転、統計に関する記事や、今後に大きな影響を与えると思われる記事はあまり出ていませんでした。
 今日、アナトリア通信(AA)に出ていた主な記事の見出しは下のとおりです。
1 TPAO(トルコ石油公社)は、『埋蔵量は、850億立方メートルが加わり、4,050億立方メートルと推測される』と発表
2 財政執行及び検査に関する改正法案が成立した
3 クルチダルオールCHP党首は、『この過程において、CHPの最重要の役割は幅広い世界的和解を実現させることである』と発言

 10月17日(最初の患者確認から221日目)付け「トルコの日々のコロナウイルス統計」から新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。
 なお、昨日紹介しましたが、保健省から発表される統計には大きな疑問があるため、今後は必要最小限度の紹介にとどめます。
今日の入院患者数:     1,723人
今日の死者数:       71人
今日の検査件数:      11万2,131件
今日の完治者数:      1,401人
今日までの累計入院患者数: 34万5,678人
今日までの累計死者数:    9,224人
今日までの累計検査件数:   1,230万6,909件
今日までの累計完治者数:   30万2,499人
重症患者数:        1,428人
(現在入院治療中の患者数 : 3万3,955人)
 なお、「感染者(陽性反応になった人)の数を含む、全ての情報を開示する」とのコジャ大臣の発言に関連して、「TUIK(トルコ統計庁)と協力して発表できるように準備している。トルコ国民に開示しない情報をWHOに通報することはない。1週間か10日後には、公表できるようになる予定」という追加発言があったとのことです。


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 今日、最初に紹介するAA記事の見出しは、「TPAO(トルコ石油公社)は、『埋蔵量は、850億立方メートルが加わり、4,050億立方メートルと推測される』と発表」です。これらは今日(17日)付のAAの記事です。こちらは冒頭部分のみ紹介します。
 トルコが黒海の「トゥナー1」ガス井戸の最深海域で発見したガス田から、更に850億立方メートルが発見されたこと、そして、井戸の掘削調査終了後には、合計埋蔵量が4,050億立方メートルになることが明らかにされました。
 ここからは一言解説・雑感です。エルドーアン大統領が掘削調査船に行ってこの追加発見の発表も行っていますが、全会の発表で、(1)トルコの年間消費量、とりわけ経常収支改善に与える影響を考量した場合、「奇跡」と呼べるほどのものではないことを野党から批判されたこと、(2)いずれにしても、今後も正確な調査が行われて初めて本当の使用可能埋蔵量が確定すること、(3)そもそも今回の発表埋蔵量が、前回発表分と比べて4分の1程度であること、などから、比較的静かな扱いになっているものと思います。(東)地中海でも他の国がガス田を開発していることから、トルコの地中海におけるガス田探索は継続されることになるものと推測されます。

 今日、2つ目に紹介するAA記事の見出しは、「財政執行及び検査に関する改正法案が成立した」です。これらも今日付のAAの記事で、財政赤字関連部分のみ、抜粋して紹介します。
 財政執行及び検査に関する法律及びいくつかの法律に関する改正を行う改正案が、TBMM(トルコ大国民会議(国会))総会で可決され、同法案は成立しました。
 同法により、効率性を基礎する計画予算に関する考え方を、財政執行及び検査に関する法律に反映させることを目的として行われたものです。
 公的対外借入及び国内借入の施行監査に関する法律に対して追加された暫定条項によれば、2020年の純借入可能総額を、2020年1月1日に遡って、国庫・財務大臣及び大統領の権限によって引き上げられた純借入総額を、2倍とする改正が行われました。
 ここからは一言解説・雑感です。昨日、一昨日、紹介しました「政府の借入額倍増化のための法的措置」に関する正確な記述です。この部分ですら、抽象的で分かりにくいのですが、他の部分はさらに分かりにくい上に、理解した範囲では特に重要なこともなさそうなので、この1点のみ紹介しました。10〜12月の3ヶ月間が財政赤字になるとは決まっているわけではないのでしょうが、1〜9月で予定していた今年の財政赤字額を全て使い切り、政府の予測では今後も赤字が続くこと、しかも、相当大きな赤字が予測されているため、借入上限を1,540億リラから3,080億リラに引き上げたものと思われます。

 今日、3つ目に紹介するAA記事の見出しは、「クルチダルオールCHP党首は、『この過程において、CHPの最重要の役割は幅広い世界的和解を実現させることである』と発言」です。これも今日付のAAの記事で、こちらも抜粋して紹介します。
 CHP党会議(PM)が、クルチダルオールCHP党首の主宰で、党本部で開催されました。
 国民の予算が略奪され、国会の予算管理権を事実上奪われたと指摘した同党首は、均衡と監査の制度が完全に麻痺させられているとの主張を行、次のように述べました。「民主主義においては、選挙によって(政権に)就いたものは、選挙によって去る。正当性の源は国民である。国民の投票を得て選出された人々を、国民の意思を無視して任務を解除し、その代わりに代理職を任命することは、民主主義が機能していないことの最も具体的な実例である。」
 トルコでは民主主義が蒸発するとともに、経済も蒸発し、外交、教育及び社会平和の危機が起こっていることを指摘した同党首は、現状では、この5つの基本問題の解決は、計画している経済−政治−社会の回復をもたらし、信頼感を与える政治的一体化能力を作り出せるかどうかにかかかっていると述べ、次のように指摘しました。
「唯一、この能力によって、改革に対する望みの周辺に集結した幅広い和解を実現させることがある。新しい政治の理解により、倫理的で、公正な政治の理解により、国民(の意思)を受け止める政治的理解により、全ての問題を協力によって我々が解決する。我々の目標は、今年100周年を迎えたトルコ大国民会議(国会)の開会によって我々が示した、『主権は無制限、無条件に国民のものである』という国民の意思を新たにし、強化することである」
 ここからは一言解説・雑感です。クルチダルオールCHP党首の発言は、最近の「早期総選挙を求める野党の声」の焼き直し版と言えると思います。そして、「民主主義、経済、外交、教育、社会の安定・和解」で問題が起こっているのも事実のように思えます。AKPの成立は、エルドーアン大統領も所属していたRP(福祉党)に対する解党判決が出されることが予測されるという状況から生まれたものであり、「イスラム教徒が90%以上を占める国で、完全なイスラム信仰を認めないこと(公務員、大学や公的な場所におけるヘッドスカーフ・頭巾着用の禁止などを指します)は、民主主義に反する」などとして、民主主義を梃子としつつ、かつ、2001年に発生した経済危機という状況下で達成されたものです。何度かこのブログでも紹介しましたが、大イスタンブル市長だった時代、その後の首相になったころは、まだ、今回のCOVID-19流行化で市役所や郡庁などによって行われたような、食品セットや暖房用の石炭の配給をAKPとして行っていました。それが、今回のCOVID-19流行下で、労働者も、自営業者も、農民も、いわゆる弱い立場にある人たちの多くが本当に困っている時に、救済のための財政支出をすることはほとんどなく、一方で突然、入札も(事実上?)行わないで大型病院を建設してみたり、カナル・イスタンブルの建設を宣言したりするなど、およそ国民の希望からは遠く離れてしまっているように思います。次の選挙がいつ行われるのか分かりません(予定は2023年6月)が、大型社会資本設建を続行する一方で、深刻な経済危機にあっても、「統計(COVID-19患者数、インフレ率、失業率)を誤魔化す、特定建設企業の利益を守り、国民が直性裨益する対策をほとんど行わない、それどころか、退職手当などの権利をさらに搾取する計画を立てている、気に入らない発言する新便記者や市民団体、更には憲法裁判所(表にはまだ出ていませんが、多分、会計検査院も)を攻撃する」という状況が続けば、人気回復は相当厳しいのではないかと思います。
 一方で、「外交で問題が起こっている」との認識はあるものの、また、遠い原因がエルドーアン大統領の態度にあるとしても、「アルメニアによるナゴルノカラバフ占領、(東)地中海における大陸棚の線引き問題、エーゲ海・地中海の非武装化島におけるギリシャによる武装化問題、北キプロスの孤立化政策(その他、北イラク、シリア国境地帯、リビアなどなど)」といった問題は、直接的には、「トルコ及びトルコの同盟国の権利が不当に侵害されている」という認識においては、CHPを始めとする野党含め、ほとんどのトルコ人が同じ認識(北方領土、竹島、尖閣諸島は日本の領土(で、前2ヶ所は不当に占領されている)と考える日本人が多いのと同じこと?)と思われます。



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