投資

2017年02月24日

トルコ経済ニュース(ドル/TL相場の低下状況)と、アル・バブ完全制圧に関するウシュック国防大臣の発言など

 今日(23日)は、経済関係の重要そうな記事がなくなり、「リラ高」に関する記事が目立っていました。今日もリラ高が継続しているということで、1月3日以降で初めてドル/TL相場は1ドル=3.5561TLまで低下したという記事が出ていました。

 経済関係の記事以外では、今日もDEAŞ、PKK/PYD及びFETO/PDYに関する記事が出ています。
 今日は、FETO/PDYに関する記事として、7月15日のクーデター未遂事件の内のアンカラで起こった事件に関する、クーデターが未遂に終わった最大の原因とも言われている事件(陸軍特殊部隊司令部を制圧に来たクーデター部隊の隊長であったセミヒ・テルズィ准将を射殺した下士官オメル・ハリスデミルを殉職させた事件)に関する裁判で、アンカラ第14重罪裁判所が、全ての容疑者を収監したまま裁判を継続するという中間決定を出したという記事が出ていました。また、コンヤ県を中心とする31県で、FETO/PDYに資金をもたらしたか、行動を共にしたとされる容疑者100人を拘束するという決定が出され、一斉捜査の結果、その内の40人が拘束されたという記事が出ていました。そして、その記事の中では、これまでの捜査の結果、FETO/PDYの組織の内部構造が明らかになり、FETO/PDYの組織図が作成され、全ての県警に配布されたことも記述されています。
 DEAŞに関する記事としては、ユーフラテスの盾作戦の184日目の戦果として、トルコ軍(TSK)の支援を受けている自由シリア軍(OSO、FSA)がアル・バブの中心部に到達し、アル・バブの管理をほぼ確立したという記事が出ていました。現在、罠・地雷などの撤去作業が行われており、アル・バブからDEAŞ構成員の完全な排除も時間の問題となった、そして、昨年8月24日から開始されたユーフラテスの盾作戦の成果として、これまで1,900平方キロメートル以上の地域からDEAŞを掃討し、距離としてはトルコ国境からシリア領土を南に向けて35kmの地点に到達したことになったという記事が出ていました。
 さらに、184日目の具体的な戦果として、トルコ空軍機によるDEAŞに属する標的14所に対する空爆とトルコ軍(TSK)と自由シリア軍(OSO、FSA)による地上戦による標的90ヶ所に対する砲撃で、DEAŞに属する合計標的104ヶ所に対する攻撃が行われ、DEAŞ構成員56人が無効化され、また、コアリション軍も空爆を行い、DEAŞ構成員11人を無効化したという記事が出ていました。

 今日は、今日のトルコ・リラ相場に関する記事のほか、ウシュック国防大臣によるユーフラテスの盾作戦に関する発言に関する記事を紹介します。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「右肩上がり+高原状態」となりました。
 寄付きは昨日終値から約320ポイント高い、88,850ポイント水準でした。その後、いったん下落して、午前10時半頃に今日の最安値を付けました。その後は上昇に転じ、午前11時半頃には89,100ポイント水準に達し、その後は大引けまで、殆どの期間を89,000〜89,200ポイントの間で推移しました。その間の午後2時過ぎと午後3時前にほぼ同じ、今日の最高値水準を付けました。結局、昨日終値から0.69%、約610ポイント上昇して、89,000ポイント台を回復して今日の取引を終了しました。


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 今日紹介するのは、ウシュック国防大臣のアル・バブ奪取とその後に関する発言についての記事で、今日(23日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。アル・バブ奪取とのその後の部分だけ抜粋して紹介します。
 見出しは「ウシュック国防大臣は、『アル・バブの清掃完了は間近で、現在管理下にある』と発言」です。
 フィキリ・ウシュック国防大臣は訪問中のイズミルで、トルコ軍(TSK)の支援を受けている自由シリア軍(OSO、FSA)のアル・バブにおける状況に関する記者団からの質問に答えて次のとおり述べました。
「皆さんご存知のとおり、アル・バブに入ってからかなりの時間が経過した。しかし、今日、次のとおり言うことができる。アル・バブのほとんど全ての管理をほぼ確立した。中心部にも到達した。現時点では、ほぼ(残存兵と仕掛けられた罠の)捜索活動のみを行っている。捜索活動が終了した後には、『アル・バブをDEAŞから完全に解放した』と言うことができる。最早、それほどの時間は必要としていない。」
 ラッカ奪還作戦計画に関する質問に対して、同大臣は、この問題に関するトルコの立場は最初から現在まで明確であり、基本的に、あるテロ組織に対する作戦で、別のテロ組織を使うことには反対であることを強調しました。
 同大臣は、ラッカ奪還作戦では、将来、地域の安定を脅かさない形で、正しい勢力と実施されることが必要であることを指摘して、次のとおり述べました。
「我々のラッカに関する基本的な分析は、ラッカ及びその他の地域をDEAŞからの解放するためは、特に他のテロ組織を使うのではなく、その地域の人々から構成された、将来『人口構成の変化』をもたらすことのない、正しい勢力と一緒に実施全て木であるという者である。
 トルコの立場は最初から明確であり、このことは、最初からアメリカを始めとする全てのコアリション国にも通知している。」


 次に紹介するのは、今日のドル/TL相場に関する記事で、これも今日付けのAAの記事です。
 見出しは「ドル/TL相場は、1ドル=3.57TLを下回った」です。
 アメリカの中央銀行に当たるFRB/FEDの会合の議事録が発表された後、売り圧力の下で取引が開始されたドル/TL相場は、1月5日以降で最も低い水準となる1ドル=3.5655TLまで下落し、17:00現在、昨日終値から0.40%低下して1ドル=3.5678TL水準で買い手が見つかっています。同時間帯には、ユーロ/TL相場は0.19%低下して1ユーロ=3.7777TLで、ポンド/TL相場は変わらずの1ポンド=4.4637TL水準で取引されています。
 アナリストたちは、イエレンFRB議長が先週、アメリカ議会で行ったプレゼンテーションの後、上昇傾向にある金利の更なる上昇に関する予測が、昨日の議事録公開によって低下していることを指摘しています。
 午後、アメリカで発表された経済統計によれば、週間失業手当申込者数が24万4,000人となり予想以上であり、また、シカゴ連邦銀行が国内経済活動をマイナス0.05%と発表し、予想を下回っていました。
 アナリストたちは、明日(24日)は、アメリカのミシガン大学による消費者信頼感指数と住宅販売に関する統計が関心を集め、テクニカルの観点からは1ドル=3.60TLを下回った状態が継続すれば、順番に1ドル=3.5550TL、1ドル=3.4000TLが注目されると述べました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「右肩上がり+高原状態」となりました。寄付きは昨日終値から約320ポイント高い、88,850ポイント水準でした。その後、いったん下落して、午前10時半頃に今日の最安値(88,750ポイント水準)を付けました。その後は上昇に転じ、午前11時半頃には89,100ポイント水準に達し、その後は大引けまで、殆どの期間を89,000〜89,200ポイントの間で推移しました。その間の午後2時過ぎと午後3時前にほぼ同じ、今日の最高値水準(89,230ポイント水準)を付けました。結局、昨日終値から0.69%、約610ポイント上昇して、89,000ポイント台を回復して、89,138ポイントで今日の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、上でも記事を紹介しましたが、為替相場はリラ高傾向となっています。 (日本時間2月24日午前3時30分頃)。
  ユーロは0.09%リラ高の、  1ユーロ=3.7768リラ、
  ドルは0.30%リラ高の、    1ドル=3.5690リラ、
となっています。




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2017年02月22日

トルコ経済ニュース(最近のリラ高傾向)、HDP共同党首に対する判決と国会議員資格の喪失、カルダック岩礁におけるトルコ・ギリシャ一発触発目前の状況

 今日(21日)も昨日に引き続き、経済関係の記事が盛り沢山でした。まず、今日のドル/TL相場の寄付き状況に関する記事が出ていました1ドル=3.63TL水準で寄り付き、昨日からややリラ安で展開しています。昨日は紹介できませんでしたが、トルコ中央銀行がリラ安対策を取っているという長い記事がありましたが、今日は財務庁が18億リラの国債を発行したという記事が出ていました。リラ安対策目的かどうかは分かりませんが、リラ安対策にもなるものと思われます。また、2月のTLのパフォーマンスは、他の新興国通貨や国際商品価格と比べても良い状況にあるという記事も出ていました。つまり、昨日に引き続き、「TLを守るための対策は取られており、効果も発揮し始めている」という記事が多数出ている状況だと思います。これで一旦急激なリラ安は止まったと考えてよいのかもしれませんが、シリア情勢や憲法改正国民投票など、「不測の事態」が起こる可能性がまだ多分にあり、リラ相場も完全に落ち着いたという状況にはなさそうです。
 リラ相場以外では、EUの貿易相手として、トルコの重要性は変わっていないという記事も出ていました。EU全体のトルコとの貿易量は、日本との貿易量を少し上回った水準であり、EU外の貿易相手としては、アメリカ、中国に次いで3番目(日本は4位)となったという記事が出ていました。

 経済関係の記事以外では、今日もDEAŞ、PKK/PYD及びFETO/PDYに関する記事が出ています。しかし、今日は、特にPKK/PYDに関する記事が多くなっています。
 PKK/KCKに関する記事としては、昨日、一昨日とは、北イラクでPKK本拠地などに対する空爆が行われていることを紹介していますが、今日も北イラクのザプ地域とトルコのハッキャーリ県の10の標的に対して、05:45~07:35に空爆を行ったという記事が出ていました。
 また、クルド系政党であるHDPの2人の共同党首に関する記事も出ていました。去年秋からHDPへの締め付けも強化して、多数の国会議員、市町村長を逮捕していましたが、最長140年にも及ぶ禁固刑を求刑されていたデミルタシュ共同党首に対して、何と「禁固5ヶ月」の判決が下されたという記事が出ていました。
 極めて政治的な判決と思われます。つまり、PKK対策を強化しているということをトルコ国民に示す観点からは有罪としなければなりませんが、余りにも長期間の禁固刑となった場合は、対EUで問題が生じかねませんので、「1年未満の禁固刑」という落としどころにたどり着いた、ということではないかと想像します。その他のトルコを巡るいろいろな状況を考えてみると、「トルコの竹島・尖閣諸島」ともいえるカルダック危機が現在も続いていることなど、全て「内憂外患」の演出ではないかという気がしてきました。
 さらに、もう一人のHDP共同党首であるフィゲン・ユクケキダー党首については、「テロ組織のプロパガンダを行った罪」に関して、2013年に1審判決が出て、2016年9月22日に民事刑事最高裁判所で刑が確定したため、昨日、国会で、同党首の国会議員資格が喪失したことが発表されました。
 対DEAŞの成果として、ロンドンに本部のある過激化政治的暴力国際研究センター(ICSR)とErnst &Young(EY)が作成したDEAŞの収入等に関する報告書によれば、ユーフラテスの盾作戦によってジェラブルス市が解放されたことなどにより、DEAŞの収入が大きく減ったという記事が出ていました。
 また、上でも少し言及しましたが、カルダック岩礁を巡るトルコとギリシャのにらみ合いは継続しており、今日は一発触発の状況にまで発展したという記事が出ていました。記事によれば、夕刻、高速でカルダック岩礁に接近するギリシャの海上保安艇を発見したトルコの海上保安艇がそれを阻止しようとしたところ、ギリシャ海軍の艦艇とトルコ海軍の艦艇も同海域に到着し、両艦艇が異常に接近したので、間にトルコ海上保安艇が割って入ったという事件が起こりました。

 今日は、2月にはトルコ・リラが他の新興国通貨や国際商品よりも良いパフォーマンスを示しているという記事を紹介します。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「狭い範囲での三尊型」となりました。
 寄付きは昨日終値から約240ポイント低い、88,590ポイント水準で、そのあたりが今日の最安値でした。午前11時過ぎに1つ目の山頂となり、正午前に1つ目の谷を作り、午後2時過ぎに今日の最高値を付けました。その後下落し、午後3時過ぎに2つ目の谷を付け、午後5時前に3つ目の山頂となりました。その後は、再び右肩下がりとなり、結局、昨日終値から0.43%、約380ポイント上昇して、89,000ポイント台目前で今日の取引を終了しました。


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 今日紹介するのは、2月にはトルコ・リラが他の新興国通貨や国際商品よりも良いパフォーマンスを示しているという記事ドで、今日(21日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「2月には、TLは国際商品に差を付けた」です。
 約11ヶ月後に初めて、ドルに対して3週間連続で価値を高めたトルコ・リラは、2月の始めから昨日終値までで約3.83%の上昇となり、他の新興国の通貨と比べて最も高いパフォーマンスを示しました。
 今年、1ドル=3.52TL水準で始まったドル/TL相場は、国際市場で上昇するドル需要と並行して、1月11日には1ドル=3.9422TL水準まで上昇し、トルコ中央銀行(TCMB)が市場に介入したことにより、2016年3月14日以来初めて、3週間連続でドルはTLに対して価値を失いました。
 ドル/TL相場の下落傾向は今週も継続し、今週最初の取引日に過去1ヶ月半でもっとおも低い水準である1ドル=3.6132TL水準まで下落しました。
 ドル/TL相場が1ドル=3.80TL水準であった1月30日に公表した報告書において、オランダのラボ・バンクは、1ドル=3.59TL水準までドル安が進むことを予測していました。
 今月、新興国通貨の中で最も良いパフォーマンスを示したのはTLでした。TLは、2月初めから昨日取引終了までに3.83%、ドルに対して価値を高めました。
 ラボ・バンクの新興国相場戦略家は、AA記者に対して、TLは新興国通貨の中で、今月最も高いパフォーマンスを示した通貨となったと述べました。
 同戦略家は、テクニカルにリラ安修正が加速するためには、1ドル=3.58〜3.60TLの支持線を割ることが重要であり、それが実現した場合には、1ドル=3.40〜3.55TLという広い幅の間で推移する可能性があることを指摘して、「時々起るであろうドル高により、1ドル=3.65〜3.67TLに達した場合には、1ドル=3.70〜3.75TLが需要な抵抗線となる」と述べました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「狭い範囲での三尊型」となりました。寄付きは昨日終値から約240ポイント低い、88,590ポイント水準で、そのあたりが今日の最安値でした。午前11時過ぎに1つ目の山頂となり、正午前に1つ目の谷を作り、午後2時過ぎに今日の最高値(89,280ポイント水準)を付けました。その後下落し、午後3時過ぎに2つ目の谷を付け、午後5時前に3つ目の山頂となりました。その後は、再び右肩下がりとなり、結局、昨日終値から0.43%、約380ポイント上昇して、89,000ポイント台目前の、88,965ポイントで今日の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場はまちまちとなっています。 (日本時間2月22日午前4時10分頃)。
  ユーロは0.55%リラ高の、  1ユーロ=3.8263リラ、
  ドルは0.10%リラ安の、    1ドル=3.6281リラ、
となっています。



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2017年02月21日

トルコ経済ニュース(過去1ヶ月半における最もリラ高、2016年1月の国外生産者物価指数)、裁判官・検事の新たな罷免、北イラクにおける空爆

 今日(20日)はここ数日間と全く逆になり、経済関係の記事が盛り沢山でした。まず、最近のリラの対ドル相場の上昇に関する喜寿がいくつか出ていました。その中でも1月12日からトルコ中央銀行が執り始めたリラ安対策に関する約4ページにわたる詳しい記事が出ていました(このブログで紹介している記事は、1ページ強のものが多いです)。このほか、投資専門家の分析の記事も出ていて、1ドル=3.6TLを下回れば、1ドル=3.55TLまでドル安が進む可能性あると予測しています。そして、今日、過去1ヶ月半で、ドルの対リラ相場刃最も低い水準に下がったという記事も出ていました。
 ドル/TL相場以外の記事では、2月の消費者信頼感指数に関する記事、1月の国外生産者物価指数に関する記事も出ていました。

 経済関係の記事以外では、今日もDEAŞ、PKK/PYD及びFETO/PDYに関する記事が出ています。しかし、ここ1週間余りとは状況が変わり、今日は、FETO/PDYに関する記事が多くなっています。
 判事検事高等委員会(HSYK)第2法廷は、FETO/PDYがあったことが判明した227人の判事と検事を罷免し、その結果、罷免された判事と検事の数はこれまでの合計で3,886人に達したという記事が出ていました。一方で、同じ記事の中では、KHK(法律の効力を持つ閣議決定)により罷免されていた200人の判事と検事は、詳細な捜査の結果、復職が許され、たこと、その一方で、FETO関係が作ったといわれている暗号化メッセージ交換システムの1つであるByLockアプリを使っていたことが明らかになっている全ての判事と検事を罷免したという第2法廷裁判長の発言が紹介されています。
 PKK/KCKに関する記事としては、ここ数日間、シリア北部におけるYPDに対する作戦だけではなく、北イラクのPKK本拠地に対する空爆が行われていることを紹介していますが、今日も北イラクのサプで、作戦の準備をしていたPKK構成員23人を10:10〜12:40に行った空爆により無効化したという記事が出ていました。
 対DEAŞの成果として象徴的なのはアル・バブ奪取であり、また、対PKKではここ数日間実施している北イラクの本拠地に対する空爆がPKK早々作戦の成果として宣伝されていると思われます。さらには、対DEAŞ、対PKK/KCKなど、テロ対策、治安維持対策としても、このところしばしばルコ全土で行っている一斉捜査による指名手配犯の拘束が行われていますが、これらは全て一定の成果が上がっていますが、その成果以上に、憲法改正の国民投票における賛成の呼びかけの宣伝に使われているように思われます。

 今日は、ドル/TL相場は、ここ1ヶ月半で最もリラ高水準に達したとう記事と、2017年1月の国外生産者物価指数に関する記事を紹介します。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、「右肩下がり+横ばい」となりました。
 寄付きは先週終値から約630ポイント高い、89,460ポイント水準でした。午前10時半前に今日の最高値を付けた後は、右肩下がりとなりました。午後2時過ぎには今日の最安値に達しました。その後はほぼ横ばいとなり、結局、先週終値から0.27%、約240ポイント下落して、88,000ポイント台半ばで今週最初の取引を終了しました。


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 今日最初紹介するのは、ドル/TL相場は、ここ1ヶ月半で最もリラ高水準に達したとう記事で、今日(20日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 今週最初の取引で価値を失って始まったドル/TL相場は、過去1ヶ月半で最も低い水準となる1ドル=3.6132TLを付けました。
 1ドル=3.6304TLで寄り付いたドル/TL相場は、1月6日以降現在までで最も低い水準である1ドル=3.6132TLまで低下した後で起こった反発買いにより、1ドル=3.6350TL水準で均衡しました。ドル/TL相場は、13:45現在、1ドル=3.6345TL水準で買い手が見つかっています。ユーロ/TL相場は1ユーロ=3.8615TL、ポンド/TL相場は1ポンド=4.5305TL水準で取引されています。
 アナリストたちは、金曜日に、トルコ中央銀行が再割引による貸し付けの返済をTL建てで行うことができるという発表を行った後、ドル/TL相場は下落傾向を加速させ、国外で継続しているリスク選好性の上昇にも支援されて、1ドル=3.60TL水準までリラ高が進む可能性があると指摘しています。
 今週、水曜日に発表になるアメリカの中央銀行に当たるFRB/FEDのFOMC(公開市場委員会)会合の議事録と、今週全般で行われるFRB委員の発言が市場の方向性に影響を与えると指摘したアナリストたちは、トランプ大統領の発言も注目されると指摘しています。

 
 今日2番目に紹介するのは、2017年1月の国外生産者物価指数(YD-UFE)に関する記事で、今日(20日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 なお、国内生産者物価は国内で生産活動を行う業者に影響を与え、間接的に消費者物価に影響を与えますが、国外生産者物価は主に輸出価格に影響を与え、外国で生産を行う企業に影響を与えるようです。
 見出しは「1月には国外生産者物価指数は上昇した」です。
 1月の国外生産者物価指数(YD-UFE)は、前月と比べて7.25%上昇しました。
 トルコ統計庁(TUİK)は、2017年1月のYD-UFE 統計を発表しました。
 それによれば、国内で生産されて、国外に輸出されている製品の生産者価格の変化を計るYD-UFE は、前月と比べて7.25%、前年同月と比べて24.34%、そして、過去12ヶ月間の平均で7.62%、それぞれ上昇しました。
 工業の2つの分野では、前月と比べて、鉱業・石材業では7.94%、製造業では7.24%、それぞれ上昇しました。
 同指数で月間で最も高い上昇率を示した詳細分野は、1月には前月と比べて11.99%上昇した宝飾品・貴金属製品、10.08%上昇した石炭・精製石油製品、9.28%のその他輸送機器となりました。
 基本工業グループでは、1月に月間ベースでも、年間ベースでも、最も価格が上昇したのはエネルギー財となりました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば、先週金曜日とは逆に「右肩下がり+横ばい」となりました。寄付きは先週終値から約630ポイント高い、89,460ポイント水準でした。午前10時半前に今日の最高値(89,580ポイント水準)を付けた後は、右肩下がりとなりました。午後2時過ぎには今日の最安値(88,480ポイント水準)に達しました。その後はほぼ横ばいとなり、結局、先週終値から0.27%、約240ポイント下落して、88,000ポイント台半ばの、88,588ポイントで今週最初の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場はややリラ高傾向となっています。 (日本時間2月21日午前3時50分頃)。
  ユーロは0.30%リラ高の、  1ユーロ=3.8425リラ、
  ドルは0.29%リラ高の、    1ドル=3.6205リラ、
となっています。




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2017年02月18日

シャンルウルファにおけるテロ事件の発生と、中央銀行による新しいリラ安対策の発表、アル・バブ奪取作戦完了後に関するエルドーアン大統領の発言など

 今日(17日)も、重要そうなトルコ経済関係の記事は見つかりませんでした。強いて挙げれば、「リラ安対策」と思われる、新しい制度をまた一つ導入したという記事がありました。
 トルコ中央銀行(TCMB)は輸出及び外貨を獲得できるサービスに関する手形割引に関して新しい発表を行いました。2017年1月1日以前に手形割引を実施し、2017年5月31日以前に返済する外貨の債務について、2017年1月2日にTCMBが発表した替え早生相場によるTL建てでの返済を認めることとしました。

 今日(17日)は、再び爆弾テロ事件が発生しています。シャンウルファで発生したテロ事件に関する記事を紹介します。また、エルドーアン大統領が先日訪問していたサウジアラビアで、アル・アラビアTVのインタビューに答えていましたので、その内のアル・バブ奪取作戦とその後に関する部分を紹介します。また、ユーフラテスの盾作戦の状況に関する記事も紹介します。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「横ばい+右肩上がり」となりました。
 寄付きは昨日終値から約50ポイント高い、88,130ポイント水準でした。寄り付きから午後1時過ぎまではほぼ横ばいで、その間の午前11時半過ぎに今日の最安値を付けました。午後1時過ぎからは基本的に右肩上がりとなり、今日の最高値は大引け直前の午後6時頃に記録されました。結局、昨日終値から0.73%、約640ポイント上昇して、88,000ポイント台後半で今週最後の取引を終了しました。


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 今日最初紹介するのは、シャンウルファで発生したテロ事件に関する記事で、今日(17日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です(ただし、一部は18日付の記事から紹介します)。
 シャンルウルファ県ヴィランシェヒール郡(管理者注:東のマルディン県との県境の郡)の集合住宅で、17日20:45頃に爆発が発生しました。最初の捜索の段階では、3歳の少年が死亡し、15人が負傷したことが判明しました(管理者注:その後の捜索で、少年は3歳ではなく11歳のアフメット・オクタイ・ギュンアク君であること、また、その地域の管理人であるイブラーヒム・ケテ氏も死亡していたことが判明して、この事件の死者は2人になりました)。
 ヴィランシェヒール郡イェニシェヒール地区の検事(サブジュラル)集合住宅(管理者注:本当に検事向けの住宅なのかどうかは不明です)で爆発が1回発生しました。事件現場に派遣された警察は、周辺を立ち入り禁止としました。負傷者は救急車で病院に搬送されました。
 ギュンギョル・アズィム・トゥナ・シャンルウルファ県知事は、この事件は爆弾搭載車両により起こされたもので、3歳の少年が死亡し、15人が負傷したと述べました。

 (18日午前11時頃、)同知事は、2人死亡し、15人が負傷した今回の事件は、(東隣の)マルディン県デリッキ郡から持ち込まれた車両によりもので、PKKが実行したものと考えられており、現在までに容疑者26人を拘束したと発表しました。
 ここからは一言解説です。写真だけで判断すれば、普通の団地であり、PKKというよりは、一般のクルド人を狙ってテロ事件を起こしてきたDEAŞの犯行のように思えます。唯一、PKKの犯行とすれば、この団地が本当に「検事などの司法関係者向け」の公務員住宅である場合ですが、それでも、これまでの「軍・警察、少なくとも外国人観光客を狙う」という路線からは大きく外れているように思えます。
 なお、事件現場の写真はAAなどで見ることができますが、大げさに言えば、一瞬、シリアのハレップか、と思えるほど破壊されており、相当な量の爆薬が搭載されていたと思われます。典型的な地方都市の住宅地域の風景であり、NKの指導者親族の暗殺ではないのですが、特定の人物を狙ったものでもない限り、このような場所で爆弾テロを起こす理由が良く分かりません。


 今日2番目に紹介するのは、サウジアラビアで、アル・アラビアTVのインタビューに答えてエルドーアン大統領がアル・バブ奪取作戦とその後に関して述べている部分に関するもので、これも今日付けのAAの記事です。当然ながら、抜粋です。
 見出しは「エルドーアン大統領は、『アル・バブを掃討した後の目標はミュンビチである』と発言」です。
 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は記者質問に答えて、「トルコとDEAŞといわれるテロ組織との戦いは、どこから始まったのか。この過程は、DEAŞがジェラブルスからガーズィアンテプに侵入し、結婚披露宴を行っていた56人の老若男女を爆弾テロ事件で殺害したことによって加速した。この事件後、トルコ軍(TSK)は自由シリア軍(OSO、FSA)と共にジェラブルスに入った。」と説明しました。
 ユーフラテスの盾作戦の詳細については、エルドーアン大統領は次のとおり述べました。
「そして、南にはダブク集落がある。この段階でダブクからDEAŞを排除する必要があると我々は考えた。DEAŞは少し抵抗したが、ダブクも解放された。今はアル・バブに到達している。アル・バブでは激しい戦いが行われている。ここ数日間で、アル・バブからDEAŞを掃討することができると考えている。アル・バブの掃討作戦が終了した後の目標は、ミュンビチである。なぜならば、ミュンビチはアラブ人の土地である。そこにはYPGが展開している、そこにはPYDが存在している。これらの勢力はミュンビチから排除される必要がある。」
 この点で、サウジアラビアと湾岸諸国からの支持が必要であると述べたエルドーアン大統領は、「勿論、ここでは、特にサウジアラビアを始めとする湾岸諸国からのトルコに対する真摯な支持が必要である。このことをなぜ発言するのかと尋ねられれば、まず、非常に大きな難民危機が存在しているからである。これらの難民はどこにいるのか。これらの難問な大きな部分はトルコにいる。現在、280万人のシリアの兄弟たちがトルコにいる。テント村で、コンテナ型簡易住宅で、あるいは市内で。トルコの様々な県で、現在、トルコの客として迎えている。勿論、我々はこれで十分だと考えているわけではない。そのため、シリア北部で、ジェラブルスとアル・ライの間の南側に30,40kmの範囲の地域を、テロ組織をは維持した前地帯として宣言しようではないか。」


 最後に、今日もユーフラテスの盾作戦に関する記事を2つ紹介します。これも今日付けのAAの記事です。
 TSKの支援を受けたOSOは、アザズ〜ジェラブルス間で229の居住地域と1,910平方キロメートルの地域を管理しており、2016年12月9日から始まったアル・バブ奪取作戦では、西、東そして北からの包囲を完了し、南側を管理するハレップ〜ミュンビチ間の幹線道路も有効勢力の管理下に入ったと発表されました。そして、アル・バブ中心部に到達し、同士の大部分を管理下に置くことができているが、残存勢力の捜索・掃討作戦が現在も行われていると発表されました。
 2月9〜15日には、PKK構成員19人、DEAŞ構成員166人、合計185人のテロリストを無効化しました。

 ユーフラテスの盾作戦の178日目の戦果は、トルコ空軍機によるDEAŞに属する標的7ヶ所に対する空爆とトルコ軍(TSK)と自由シリア軍(OSO、FSA)による地上戦による標的63ヶ所に対する砲撃で、DEAŞに属する合計標的70ヶ所に対する攻撃が行われ、DEAŞ構成員13人が無効化されました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「横ばい+右肩上がり」となりました。寄付きは昨日終値から約50ポイント高い、88,130ポイント水準でした。寄り付きから午後1時過ぎまではほぼ横ばいで、その間の午前11時半過ぎに今日の最安値(88,070ポイント水準)を付けました。午後1時過ぎからは基本的に右肩上がりとなり、今日の最高値(88,900ポイント水準)は大引け直前の午後6時頃に記録されました。結局、昨日終値から0.73%、約640ポイント上昇して、88,000ポイント台後半の、88,830ポイントで今週最後の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場も大幅なリラ高となっています。 (日本時間2月18日午前3時50分頃)。
  ユーロは1.36%リラ高の、  1ユーロ=3.8627リラ、
  ドルは0.72%リラ高の、    1ドル=3.6410リラ、
となっています。



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volkan1992 at 19:13コメント(0)トラックバック(0) 

2017年02月15日

トルコ経済ニュース(最近のドル/TL相場の状況と、2016年の経常収支)と、PKK/PYD及びDEAŞに関する今日の記事

 今日(14日)は、トルコ経済関係の記事としては、ドル/TL相場が最近1ヶ月間で一番のドル安になっているという記事、今日のリラ相場に関する記事、2016年12月にはトルコに流入した直接外国投資の水準が過去17ヶ月間で最大となったという記事、2016年12月及び2016年通年の経常収支に関する記事などが出ていました。
  今日は、ドル/TL相場に関する記事と、2016年12月及び2016年通年の経常収支に関する記事を紹介します。

 一方、経済関係以外の記事としては、やはり今日もDEAŞ FETO/PDY及びPKK/PYDに関する記事がたくさん出ていました。
 まず、ユーフラテスの盾作戦に関する記事として、175日目の戦果に関する記事が出ていました。トルコ空軍機によるDEAŞに属する標的43ヶ所に対する空爆とトルコ軍(TSK)と自由シリア軍(OSO、FSA)による地上戦によってDEAŞに属する標的178ヶ所が攻撃され、DEAŞ構成員30人が無効化されましたという記事が出ていました。
 また、昨日は1月1日未明にイスタンブル市のオルタキョイで発生した銃撃テロ事件に関して、実行犯アブドゥルガディル・マシャリポフが判事の質問に対して答えた内容に関して紹介しましたが、今日はこのテロ事件を計画した血統的にはトルコ人で、フランス国籍の22歳のDEAŞ構成員が、ブルドゥル県におけるDEAŞ捜査で拘束されたという記事が出ていました。
 今日はPKK/PYDに関する記事重要な記事も出ていました。トルコ全土でPKK/KCK掃討作戦が実施され、PKKの大幹部スッル・サクックの甥を含む容疑者が、12県(アンカラ、アンタリヤ、メルスィン、アダナ、ヴァン、ムシュ、アール県など)で合計134人拘束されたという記事が出ていました。

 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「鍋底型」となりました。
 寄付きは昨日終値から約270ポイント高い、88,850ポイント水準で、ここが今日の最高値でした。そこから下落し、午前11時半頃から午後5時前まで、底(87,600〜87,800ポイント水準)を形成しました。その間の午後3時前に今日の最安値を付けました。午後5時前からは上昇に転じましたが、結局、昨日終値から0.56%、約500ポイント下落して、88,000ポイント台ギリギリで今日の取引を終了しました。


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 今日紹介するのは、最近のドル/TL相場に関する記事2本で、今日(14日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「ドル/TL相場は過去1ヶ月の最低水準で」と「ドルは1ドル=3.64TLを下回った」です。
 下落して寄り付き、1ドル=3.6510TLまで低下したドル/TL相場は、過去1ヶ月間の最低(リラ高)水準で推移しています。
 昨日(13日)、1ドル=3.70TL水準から始まった下落傾向を1日中継続させたドル/TL相場は、昨日、0.65%低下して、1ドル=3.6691TLで取引を終了しました。
 国際市場で減少するドル需要の影響による下落傾向を、今日も継続させて、ドル/TL相場は、1月9日以降現在までで最も低い水準である1ドル=3.6510TLまで低下しました。ドル/TL相場は、1ドル=3.65TL水準で起こった反発買いにより09:45現在、1ドル=3.6620TL水準で買い手が見つかり、同時間帯には、ユーロ/TL相場は変化がなく、1ユーロ=3.8900TL、ポンド/TL相場は0.1%低下して1ポンド=4.5940TLで取引されています。
 アナリストたちは、アメリカの中央銀行に当たるFRB/FEDのイエレン議長が今日と明日行う予定の説明と質疑応答が市場にとって重大な関心事となることを指摘して、同議長の出すメッセージが公開市場委員会(FOMC)の3月会合前の金利引上げ予測に関する重要な指針になると指摘しました。
 今日(14日)、国内では経常赤字が、国外ではドイツとユーロ圏の成長率、及びFRB委員の発言が市場に方向性に影響を与える可能性があることを指摘したアナリストたちは、ドル/TL相場は、1ドル=3.70TL水準が抵抗線、1ドル=3.65TLと3.61TLが支持線となると指摘しています。
 AAフィナンスの実施したアンケート結果によれば、経常赤字は、2016年12月が43億ドル、2016年通年で331億ドルとなっています。

 下落して寄り付いたドル/TL相場は、国際市場でドルが他の通貨に対して価値を失ったことにより、1月9日以降現在までで最も低い水準となる1ドル=3.6388TLまで下落しました。
 この水準から来た反発買いにより上昇傾向に転じて、14:45現在、ドル/TL相場は、前日終値よりも0.6%低下して1ドル=3.6470TL水準で取引されています。同時間帯には、ユーロ/TL相場は0.3%低下して、1ユーロ=3.8790TL、ポンド/TL相場は1.0%低下して1ポンド=4.5520TLで買い手が見つかっています。
 アナリストたちは、今日の18:00に行われるイエレン議長の上院での説明がドル相場の方向性を決める可能性があると指摘しています。
 ドルは、FRBが金利引上げを行う可能性が低下したことにより、その他の通貨に対して下落していることを強調したアナリストたちは、南アフリカ・ランド、ロシア・ルーブル、韓国ウォンに対するドルの下落率が1%を超えたと指摘しました。
 アナリストたちは、テクニカルの観点から、ドル/TL相場は、1ドル=3.65TLを下回って推移した場合には1ドル=3.61TLが支持線となり、上昇した場合には1ドル=3.67TLが抵抗線となると指摘しています。


 次に紹介するのは、2016年12月及び2016年通年の経常収支に関する記事で、これも今日付けのAAの記事です。
 見出しは「経常収支が発表された」です。
 トルコ中央銀行(TCMB)は、2016年12月の経常収支統計を発表しました。
 2016年12月の経常収支は、2015年同月よりも7億8,400万ドル減少して、42億6,800万ドルの赤字となりました。その結果、2016年の経常赤字は326億500万ドルとなりました。
 昨年12月の経常収支の中の貿易赤字は2015年同月と比べて8億3,400万ドル減少して42億1,300万ドルに低下し、また、サービス収支の黒字が2,300万ドル増加して6億2,400万ドルになりました。そして、
 金融事項ではない金(Gold)の項目では、2015年12月には2億9,200万ドルの純輸入でしたが、2016年同月には12億6,400万ドルに増加しました。
 サービス収支の中の観光収入は、2015年12月と比べて1億8,600万ドル減少して9億7,200万ドルに低下しました。一方、観光支出も1億9,600万ドル減少して2億7,200万ドルとなりました。
 第1所得の赤字は、2015年12月と比べて8,700万ドル増加して9億3,300万ドルに上昇しました。同項目の中の投資収支の純流出は、6,000万ドル増加して8億6,300万ドルとなりました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「鍋底型」となりました。寄付きは昨日終値から約270ポイント高い、88,850ポイント水準で、ここが今日の最高値でした。そこから下落し、午前11時半頃から午後5時前まで、底(87,600〜87,800ポイント水準)を形成しました。その間の午後3時前に今日の最安値(87,500ポイント水準)を付けました。午後5時前からは上昇に転じましたが、結局、昨日終値から0.56%、約500ポイント下落して、88,000ポイント台ギリギリの、88,082ポイントで今日の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場はリラ高傾向が継続しています。 (日本時間2月15日午前2時10分頃)。
  ユーロは0.22%リラ高の、  1ユーロ=3.8837リラ、
  ドルは0.03%リラ高の、    1ドル=3.6712リラ、
となっています。





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 今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。
ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。

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volkan1992 at 15:53コメント(0)トラックバック(0) 

2017年02月10日

トルコ経済ニュース(2017年1月の金融投資手段別パフォーマンス)と、ユーフラテスの盾作戦地域におけるロシア空軍機誤爆によるトルコ軍兵士の死亡

 今日(9日)は、トルコ経済に関する記事としては、2017年1月の金融投資手段別のパフォーマンスに関する記事や、2016年の自動車登録台数は前年と比べて5.48%増加して、1,999万4,472台から2,109万424台に増加したという記事が出ていました。その他には、昨日も紹介しましたが、エルドーアン大統領の雇用増加の呼び掛けに応じて、トルコにおける雇用の増加を強調する記事が、さらに2つ出ていました。1つは輸出業者会議(TİM)会長が、エルドーアン大統領の指摘した100万人の追加的雇用の創出の内、30万人を輸出業者が行うであろうと発言し、また、ある会員企業の社長から自分はどれだけ追加雇用するのかと聞かれて、今7,100人の職員がいるが、今年2,000人を追加雇用する(!)と述べたという記事で、もう1つは、家具産業実業家・企業家協会(MOSFED)会長が家具業界で追加的に5万人を雇用すると発言したという記事が出ていました。「ドルを崩してTLと金を買おう」という呼びかけに対しても反応を示したように、乗りやすいというか、熱しやすく冷めやすいというか、その場しのぎの対応というか、勢いだけの政策というか、最初は威勢の良いことを言っているのですが、最終的に意味のある成果に結びつくかどうか、大いに疑問です(結局、ドル/TL相場も1ドル=3.1TL水準から1ドル=4TL水準までリラ安が進み、今でも1ドル=3.7TLをやや下回った水準にとどまっています)。今やトルコも最低賃金でもそれほど低いわけではなく、むやみに雇用すれば業績が悪化することは明らかであり、雇用増加についても、「お手並み拝見」というところだと思います。
 今日は、このうちの2017年1月の金融投資手段別パフォーマンスに関する記事を紹介します。

 一方、経済関係の記事以外では、今日もFETO/PDY及びDEAŞに関する記事が出ています。
 ユーフラテスの盾作戦が実施されている地域で、ロシア空軍機による「誤爆」により、トルコ軍兵士3人が死亡し、重症1人を含む11人が負傷したと発表されたという記事が出ていました。9日08:40頃、トルコ軍兵士が中にいた建物を、ロシア空軍機が爆撃してしまったとのことです。プーチン大統領もエルドーアン大統領に遺憾の意と弔意を示すために電話をしたほか、フルスィ・アカル・トルコ軍参謀総長とヴァレリ・ゲラスィノフ・ロシア軍参謀総長も電話会談を行ったという記事が出ていました。
 ものすごくうがった見方をすれば、現役トルコ人警官による在トルコ・ロシア大使暗殺事件とのバランスを取ったということでしょうか。少なくとも、両首脳の頭には、「これで貸し借りなしだ」という考えがよぎったものと思われます。
 更に、ユーフラテスの盾作戦の170日目の戦果として、トルコ空軍機による空爆と地上戦によってDEAŞ に属する標的253ヶ所が攻撃された、DEAŞ構成員44人が無効化されたという記事も出ていました。
 
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「高原+急落+急上昇」となりました。
 寄付きは昨日終値から約130ポイント高い、88,400ポイント水準でした。そこから午後3時頃までは高原状態で、午後3時過ぎに急落し、午後3時半には今日の最安値(87,860ポイント水準)を付けました。その後に急上昇して、午後5時半頃には今日の最高値(88,950ポイント水準)に達しました。結局、昨日終値から0.66%、約580ポイント上昇して、88,000ポイント台後半の、88,830ポイントで今日の取引を終了しました。

 
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 今日紹介するのは、2017年1月の金融投資手段別パフォーマンスに関する記事で、今日(9日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「1月に最大の実質利益をもたらしたのは金地金だった」です。
 消費者物価指数(TUFE)及び国内生産者物価指数(Yİ-UFE)で調整後、先月に最も高い実質利益をもたらした金融投資手段は金地金でした。
 トルコ統計庁(TUİK )は、今年1月の「金融投資手段実質利益率」を発表しました。
 それによれば、最も高い月間実質利益をもたらしたのは、Yİ-UFEで調整後には6.27%、TUFEで調整後には7.85%の金地金でした。
 Yİ-UFEで調整後には、金融投資手段の中のユーロは3.91%、ドルは3.15%、BIST-100指数は1.86%、それぞれ実質的利益をもたらしました。一方、定期預金金利は3.12%、国家国内借用証券(DİBS)は3.39%、投資家に実質的損失をもたらしました。
 また、TUFEで調整後には、金融投資手段の中のユーロは5.46%、ドルは4.68%、BIST-100指数は3.37%、それぞれ実質的利益をもたらしました。一方、定期預金金利は1.68%、DİBSは1.96%、投資家に実質的損失をもたらしました。
 金融投資手段の年間実質利益を見た場合には、金地金がYİ-UFEで調整後には19%、TUFEで調整後には23.87%の実質利益を投資家にもたらした。一方、定期預金金利はYİ-UFEで調整後にはマイナス3.44%で、最も大きな実質的損失を与えた投資手段となり、また、TUFEで調整後には0.51%で、最も小さな実質的利益をもたらした投資手段となりました。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、大雑把に言えば「高原+急落+急上昇」となりました。寄付きは昨日終値から約130ポイント高い、88,400ポイント水準でした。そこから午後3時頃までは高原状態で、午後3時過ぎに急落し、午後3時半には今日の最安値(87,860ポイント水準)を付けました。その後に急上昇して、午後5時半頃には今日の最高値(88,950ポイント水準)に達しました。結局、昨日終値から0.66%、約580ポイント上昇して、88,000ポイント台後半の、88,830ポイントで今日の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場は大幅なリラ高が続いています。 (日本時間2月10日午前2時10分頃)。
  ユーロは1.25%リラ高の、  1ユーロ=3.9304リラ、
  ドルは0.95%リラ高の、    1ドル=3.6835リラ、
となっています。




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2017年02月05日

トルコ経済ニュース(フィッチ及びS&P後のトルコ・リラ高と、今週1週間の各金融取引手段の利益率) 、ウシュック国防大臣のPKK及びDEAŞなどに関する発言

 今日(4日)は土曜日でしたが、トルコ経済に関する記事も出ていました。1つは国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社がトルコの信用格付けの引下げ決定を先週の金曜日(1月27日)に行ったにもかかわらず、今週1週間でトルコ・リラはドルに対して約5%価値が高まったという記事が出ていてほか、もう1つは、橋(イスタンブルのボスポラス海峡に架かっている最初の2つ橋。第3大橋とイズミット湾に架かっているオスマンガーズィ大橋はBOT(民間経営)のため、別枠)と高速道路の通行料収入が、2016年には前年と比べて37%増加したという記事が出ていました。
 今日は、フィッチ・レーティングス社がトルコの信用格付けの引下げ決定を行ったにもかかわらず、先週1週間でトルコ・リラはドルに対して約5%価値が高まったという記事と、昨日紹介できなった、今週、株価は上昇したが、金(Gold)と外貨は投資家に損失をもたらしたという記事を紹介します。

 一方、経済関係の記事以外では、今日もFETO/PDY、PKK/PYD及びDEAŞ に関する記事が出ています。
 フィキリ・ウシュック国防大臣がAKPコジェエリ支部で行った演説の中で、ギリシャの国防大臣の発言に対する批判(注:発言内容は書かれていませんが、カルダック岩礁に関するものではないかと思われます。また、現在もカルダック岩礁周辺にはトルコの沿岸警備隊が待機しています。)と、主にPKKに対する国内でのテロ組織掃討作戦の結果、2015年7月24日以降(注:同年6月の総選挙でAKPが過半数を取れなかった後、PKKに対する掃討作戦を大規模に実施し始めました)今日までに約1万人のテロリストを無効化して、過去1年半でテロ組織に対して大被害を与えたため、近い将来、テロ組織はテロを実行することができない状態になるであろうと述べました。また、DEAŞに関しては、以前、トルコはDEAŞを支援しているというような言いがかりをつける国もあったが、今や最も激しく、最も重要な攻撃を行ている区はトルコであり、ユーフラテスの盾作戦により約2,000平方キロメートルの地域とアル・バブ周辺の全ての村からDEAŞを駆逐し、同地域を解放していると述べました。そして、DEAŞが占領しているアル・バブ奪取作戦においては、自由シリア軍(OSO、FSA)と協力して勇敢に戦っているトルコ軍兵士の活躍により順調に進んでおり、近い将来、解放できるであろうと述べました。
 その他のDEAŞ に関する記事としては、昨日も紹介しましたが、1月1日未明にイスタンブル市ナイトクラブで発生したテロ事件の容疑者11人に対する逮捕請求が認められ、11人全員が逮捕されたという記事が出ていました。
 更に、ユーフラテスの盾作戦の165日目の戦果として、トルコ空軍機による空爆と地上戦によってDEAŞ に属する標的200ヶ所が攻撃された、DEAŞ構成員51人が無効化され、コアリション軍による空爆がアル・バブ及びブザガー地域に対して8回行われたという記事も出ていました。
 また、PKKに関する記事しては、PPの上部組織として作られたKCKの責任者として活動している2人の容疑者が、トゥンジェリ市とバットマン県で拘束されたという記事が出ていました。

 
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 今日最初に紹介するのは、フィッチ・レーティングス社がトルコの信用格付けの引下げを決定したにもかかわらず、先週1週間でトルコ・リラはドルに対して約5%価値が高まったという記事で、今日(4日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 フィッチ・レーティングス社がトルコの信用格付けを「投資適格」水準を下回る水準に引き下げ、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社も信用格付け見通しを「ネガティヴ」に引下げたにもかかわらず、今週、他の通貨に対して価値を高めたトルコ・リラは、この1週間で、ドルに対しては5%、ユーロに対しては4%、そしてポンドに対しては5%、価値を高めました。
 アナリストたちは、TLが2015年と2016年に、全体としてトルコと同様の国の通貨に対してネガティヴな乖離が生じていたことを指摘しつつ、2017年の最初の頃からその逆の現象が生じていると指摘しました。TLは今年初めから現在までに、ドルに対して5%低下していること、一方、他の新興国の通過は5%を超える自国通貨高となっていることを指摘したアナリストたちは、トルコと同様の国の通過との差を縮めるために、TLのポジティブな見通しは継続するであろうと指摘しています。
 トルコに関するネガティヴな予測が終わった(出尽くした)ために、TLが他の通貨に対してポジティブな乖離が始まったと指摘したアナリストたちは、トルコ中央銀行(TCMB)の引締め行動と市場ではSWAPとして認識されている「TLデポによる外貨デポ」の入札に寄せられている需要が減少していることによる影響も、TLを強くしていると指摘しています。
 フィッチ社とS&P社の格付け等の発表の後、先週金曜日には国際市場において1ドル=3.91TL水準をテストし、1ドル=3.8690TLで取引を終了したドル/TL相場は、今週1週間、低下傾向で推移し、国内市場が閉場するときには5%の価値を失い(ドル安となり)、過去1ヶ月で最も低水準である1ドル=3.6870TL水準まで低下しました。
 今週、ドルに対しては、南アフリカ・ランドは1.6%、ブラジル・レアルは1%、ハンガリー・フォリントは1.4%、インド・ふぴーは1.3%、韓国ウォンは3.6%、ロシア・ルーブルは1.5%、それぞれ価値が高まりました。その前には、TLと一緒に最も大きな下落幅となっていた通貨であるメキシコ・ペソは、今週、ドルに対して2.5%価値が高まりました。


 次に紹介するのは、今週、株価は上昇したが、金(Gold)と外貨は投資家に損失をもたらしたという記事で、これは昨日(3日)付けのAAの記事です。
 見出しは「今週、株式市場は利益をもたらし、金(GOLD)と外貨は損失をもたらした」です。
 週間ベースでは、取引所イスタンブル(BIST)で取引されている株の平均価格は5.44%上昇しましたが、ドルは4.54%価値を失いました。
 BIST-100指数は、今週、最高値は88,389.50ポイント、最安値は83,650.45ポイントとなり、先週終値から5.44%上昇して、88,389.50ポイントで今週の取引を終了しました。
 カパルチャルシュ(管理者注:イスタンブルのグランドバザールのこと)で取引されている24金金地金の1g当たりの販売価格は、今週、2.17%低下して144.50リラに、じゅむふぃリエット金貨(共和国金貨、トルコで広く流通する定型金貨)の販売価格も2.13%価値を失って967.00リラに低下しました。先週末には242.00リラであった「4分の1金貨」の販売価格も237.00リラに低下しました。
 今週、ユーロは4.03%価値を失って1ユーロ=3.9800リラに、また、米ドルは4.54%価値を失って1ドル=3.6970TLに低下しました。
 今週、個人年金基金は0.79%、投資ファンドは0.24%、それぞれ価値が高まりました。
 分野別に見た場合、投資ファンドの中でも、最も価値が高まったのは2.98%の株式ファンドでした。
 取引所イスタンブルにおける国債・社債市場はでは、加重平均による様々な期間の国債と社債の1週間の純利益は、0.15%から0.22%でした。




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2017年01月31日

トルコ経済ニュース(S&P社とフィッチ社の決定後の市場の影響、とドル安状況)及びカルダック岩礁をめぐる状況

 今日(30日)は、トルコ経済に関する記事としては、先週金曜日(27日)に発表になったスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社とフィッチ・レーティングス社が発表したトルコの格付け及び格付け見通しによる市場への影響がどうなるかが注目されるという記事と今日はドル安になっているという記事のほか、1月のインフレ率の予測アンケート結果、1月の経済信頼感指数についての記事が出ていました。今日は市場の反応に関する記事を紹介します。
 一方、今日もFETO/PDYの記事を中心に、PKK/PYD及びDEAŞ に関する記事が出ています。8県で行われた空軍司令部に対するアンカラ県警の捜査の結果、新たに、民間人5人を含む、15人を拘束する決定がされたという記事や、ユーフラテスの盾作戦の160日目には、DEAŞに属する184ヶ所の標的を攻撃し、DEAŞ構成員20人を無効化したという記事も出ていました。
 今日、「トルコの尖閣諸島、竹島」ともいえる、カルダック岩礁に関する記事も出ていました。カルダック岩礁の21年目記念日(?)に、トルコとギリシャ両国の沿岸警備隊所属の艦船が、1996年1月31日に発生したカルダック危機の記念日を前に、ボドゥルムの3.8海里沖に有るカルダック岩礁周辺で待機したという記事も出ていました。トルコ側の見方ですが、夕刻、ギリシャ艦船がカルダック岩礁に接近しようとしたため、トルコ艦船がそれを妨害しようとして約10分間にわたって緊張状態が発生したという報道もありました。「たかが岩礁、されど岩礁」、世界中どこでも領土問題はセンシティヴな問題であることが分かります。
 特に、7月15日のクーデター未遂事件に関連して、ギリシャに逃亡していたFETO/PDY兵士8人のトルコへの送還をギリシャの裁判所が拒否したばかりですので、トルコとギリシャの間では政治的にも緊張状態が高まっています。

 今日のBIST-100指数は、「右肩上がり」となり、過去9ヶ月間で最高水準となりました。
 寄付きは先週終値から約160ポイント低い、83,670ポイント水準で、その直後に今日の最安値付けました。しかし、そのからは84,500ポイント水準まで急騰し、その後はほぼ1日中、ゆるやかな右肩上がりとなり、午後6時頃には今日の最高値に達しました。結局、先週終値から2.88%、2,410ポイント急上昇して、86,000ポイント台前半の、86,238ポイントで今週最初の取引を終了しました。


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 今日最初に紹介するのは、S&P社とフィッチ社が発表したトルコの格付け及び格付け見通しによる市場への影響がどうなるかが注目されるという記事で、今日(30日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「国内市場ではフィッチ社とS&P社の影響が注目される」です。
 国際市場は、今週、アメリカの中央銀行に当たるFRB/FEDの会合に注目が集まりますが、国内では、国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社とスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社が1月27日(金)夜に発表したトルコに関する分析の影響が注目されます。
 アメリカでは先週金曜日に発表された成長率が1.9%で、予測よりも低かったことにより、市場で動きがありました。ダウジョーンズ指数は0.04%、S&P500指数は0.09%、それぞれ低下しましたが、ナスダック指数は0.10%上昇しました。
 ドナルド・トランプ・アメリカ大統領がシリア難民のアメリカ入国を中止し、イラク、イラン、シリア、スーダン、リビア、ソマリア及びイエメン国民の入国を禁止する大統領令に署名した後、その決定は世界の多くの国々で反発を招きました。その後の過程について、市場も注目しています。金曜日に、100.82ポイントまで上昇したドル指数は、今週始めには100.29ポイントとなっています。
 ヨーロッパでは、金曜日にドイツのDAX指数は0.29%、フランスのCAC40指数は0.60%、それぞれ低下しましたが、イギリスのFTSE100指数は0.32%上昇しました。
 アジア市場では、中国市場が春節のために開いていませんが、日本(中央)銀行(BoJ)が2日間続く会合を今日、開始しました。銀行金利と資産購入計画で変更が行われるとは考えられていません。今週最初の取引で、日経225指数は0.5%低下して19,368.85ポイントで取引を終了しました。
 トルコ国内市場では、金曜日に市場が閉まった後、S&P社はトルコの信用格付けを維持しましたが、格付け見通しを「安定的」から「ネガティヴ」に引下げました。フィッチ社はトルコの信用格付けを投資適格である「BBB−」から「BB+」に引き下げ、格付け見通しを「安定的」としました。
 アナリストたちは、フィッチ社の決定は市場の予測通りであったこと、また、過去数週間で価格に織り込まれていたこと、そのために影響は短期間で終わり、限定的となるであろう露指摘しました。
 BIST-100指数は、金曜日にフィッチ社の決定前には83,500〜84,000の間で推移していましたが、同指数は、先週、0.92%上昇して83,827.39ポイントで取引を終了していました。
 ドル/TL相場は、2つの信用格付会社のトルコに関する決定の後、1ドル=3.91TLまで上昇しましたが、今日は、1ドル=3.86TL水準で買い手が見つかっています。
 アナリストたちは、今週、国内でも国際市場でも様々な統計が発表されるため、その統計が市場の方向性に大きな影響を与えることを指摘しつつ、国外ではアメリカのFRBの金利決定と非農業部門の雇用統計、ユーロ圏の成長率及びBoJの金利決定、国内ではTCMBの今年最初のインフレ報告書と1月のインフレ率が注目されると指摘しています。
 BIST-100指数は、84,200ポイント水準に抵抗線があることを指摘したアナリストたちは、83,400ポイント水準に支持線が存在していることも指摘しています。


 次に紹介するのは、今日のドル/TL相場に関する記事で、これも今日付けのAAの記事です。
 見出しは「ドル/TL相場は、1ドル=3.80TLを下回った」です。
 ドル/TL相場は、今日1日中、低下傾向を継続させ、1ドル=3.7994TLまで低下し、14:15現在、1ドル=3.8050TLで買い手が見つかっています。
 金曜日に市場が閉じた後、国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社とスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社がトルコにの信用格付けに関する発表を行った後、ドル/TL相場の上昇傾向は限定的にとどまりましたが、ドル/TL相場は、今週、1ドル=3.8680TL水準で始まりました。
 ドル/TL相場は、TCMBが行った10億ドルの1週間物TLデポに対する外貨デポの入札に対して集まった応札が9億ドルにとどまったことにより、下落速度を速めました。
 金曜日に市場が閉まった得と比べて1.8%低下して、1ドル=3.7994TLまで低下したドル/TL相場は、14:15現在、1ドル=3.8050TLで買い手が見つかっています。同時間帯には、ユーロ/TL相場は1.7%低下して1ユーロ=4.0720TL、ポンド/TL相場は1.7%低下して1ポンド=4.7755TLで取引されています。
 アナリストたちは、午後からアメリカで発表される統計に注目が集まることを指摘して、ドル/TL相場は、1ドル=3.80TLを下回った取引が終了した場合には、1ドル=3.7800〜3.7560TL水準が、短期・中期のテクニカルな支持線となることを指摘しています。


 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、上でも紹介しましたが、「知ったらしまい」ということでしょうか、「右肩上がり」となりました。寄付きは先週終値から約160ポイント低い、83,670ポイント水準で、その直後に今日の最安値(83,440ポイント)を付けました。しかし、そのからは84,500ポイント水準まで急騰し、その後はほぼ1日中、ゆるやかな右肩上がりとなり、午後6時頃には今日の最高値(86,280ポイント水準)に達しました。結局、先週終値から2.88%、2,410ポイント急上昇して、過去9ヶ月間で最高水準となる、86,000ポイント台前半の、86,238ポイントで今週最初の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場もリラ高となっています。 (日本時間1月31日午前4時10分頃)。
  ユーロは2.32%リラ高の、  1ユーロ=4.0460リラ、
  ドルは2.25%リラ高の、    1ドル=3.7831リラ、
となっています。




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2017年01月29日

トルコ経済ニュース(フィッチ社によるトルコに関する信用格付けと格付け見通しの決定、及びその影響、2017年トルコ中央銀行金融政策委員会開催日程の発表)

 今日(28日)は土曜日ですが、トルコ経済に関する記事としては、フィッチ・レーティングス社のトルコに関する格付け及び格付け見通しの発表に関する記事のほか、その影響に関する分析記事、そして、トルコ中央銀行(TCMB)金融政策委員会(PPK)の開催日程に関する記事が出ていました。
 今日はこれらの記事を紹介します。

 一方、経済関係以外では、今日も、DEAŞ、FETO/PDY及びPKK/PYDに関する記事多く出ていました。その中で一番重要なのは、トルコ全土で治安検査「安寧作戦−2」が、警察官5万696人、ヘリコプター12機、警備艇19隻、警察犬201匹が参加して展開されたという記事ではないかと思われます。昨日紹介できなかったDEAŞ がアル・バブから撤退の準備をしているという記事にもある意味で関連する(トルコ国内へ逃亡する恐れもある)と思われますが、諜報活動でテロ組織の動きを特定して事前に阻止する動きだけだと限界があるので、網羅的に治安検査を実施し、諜報活動に引っかかっていない動きを阻止しようとしているのではないかと思われます。今日はフィッチに関する記事を紹介するだけで精一杯で紹介できませんが、出来ればどこかで紹介したいと思います。
 さらに、昨日(27日)、アメリカでトランプ大統領と会談したメイ・イギリス首相は、翌28日にはアンカラでエルドーアン大統領及びユルドゥルム首相と会談を行っています。EUを東西から挟む主要国に行って首脳会談を実施するところは、EUを離脱するイギリスのしたたかな外交を象徴しているようです。


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 今日最初に紹介するのは、上でも言及しましたが、フィッチ・レーティングス社のトルコに関する格付け及び格付け見通しの発表に関する記事です。今日紹介する3つの記事は、全て今日(28日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「フィッチ社は、トルコの信用要格付けを発表した」です。
 国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社は、トルコの信用格付けを「BBB−」から「BB+」に引下げ、格付け見通しは「安定的」で維持しました。
 フィッチ・レーティングス社から行われた発表において、政治及び治安の観点から生じている進展が、トルコにおける経済パフォーマンスに悪影響を与えていることが明らかにされました。
 同発表では、「政治環境が均衡を回復したとしても、治安に関する困難さが継続すること」が指摘されています。
「テロ攻撃が継続することが、消費者信頼感及び観光業に悪影響を与えていること」を指摘した同発表では、「長期間にわたる対外的な脆弱性に対応できていないことが、急激な通貨安から明らかになった。」との分析を行いました。
 同社は、トルコ経済が過去5年に平均7.1%成長したことを強調しつつ、2016年〜2018年には、トルコ経済は平均2.3%の成長になることが予測されると指摘しました。
 同発表では、トルコ経済の減速と、そのために銀行業界が悪影響を受けるとの見方を示しました。
 経済の減速が資産に対する圧力を形成していることを指摘した同発表では、借換におけるリスクが上昇しているが、それにもかかわらず、外貨流動性は今後しばらくの期間は、資本獲得のためには十分であることが強調されました。
 民間部門に供給されている貸付の対GDP比は、2012年の49%から2016年には68%水準に上昇していることを指摘した同発表では、「高比率の敏感性を形成していること」が指摘されました。
 同発表では、トルコの公的負債が同じカテゴリーの国と比べればより低いことも強調されています。
 トルコの財政赤字の対GDP比は2016年には1.6%となると予測されていることを指摘した同発表では、公的負債の対GDP比も27.8%に上昇することが予測されていると指摘されています。
 同発表では、中央銀行が先週行った金融政策に関する決定について、今年のインフレ率目標を達成するためには十分ではないと主張されています。


 次に紹介する記事は、上で紹介したフィッチ・レーティングス社のトルコの信用格付け引下げの決定の影響に関する分析記事です。
 見出しは「フィッチ社の(決定の)影響は、短期間となる」です。
 国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社が、市場の予測どおり、トルコの信用格付けを「投資適格」水準の1つ下に引下げたことを分析したアナリストたちは、信用格付けの引下げの市場に対する影響は短期間で終わると指摘しました。
 フィッチ・レーティングス社は、昨夜、市場が閉じた後で行った発表により、トルコの外貨建て長期借入の信用格付けを「投資適格」水準である「BBB−」から「BB+」水準に引下げ、格付け見通しを「安定的」と発表しました。
 トルコの信用格付けを、2012年11月5日に「投資適格」水準に引上げた同社は、2016年8月19日に格付け見通しを「ネガティヴ」に引下げて、格付けを引き下げるサインを出していました。
 アナリストたちは、同社の決定を市場が予測していたことを指摘して、過去数週間で価格に織り込む動きをしていたことを指摘して、そのため、影響は短期間しか続かず、限定的となることを指摘しています。(管理者注:「短期間しか続かず、限定的となる」が、どの程度のことを意味しているのか不明ですが、ようやく7月15日のクーデター未遂事件以前の水準を回復した株価BIST-100指数と、史上最高値を更新し続けているドル/TL相場の今後の動きが注目されます)
 格付けの変更がその国の資産に対して影響を与えることは避けられないことを指摘したアナリストたちは、それに対して、市場の観点からは「格付けが引き上げられる可能性」に対する期待の影響が、引下げられたことによる影響よりもより大きいことを指摘しています。
 今後の過程で、経済関係閣僚が実施するであろう改革と、それらが中長期的にもたらす「格付け引き上げの可能性」に対する期待が市場のエンジン(推進力)となる可能性を指摘したアナリストたちは、憲法改正のための国民投票が実施されることも政治的不透明性を解消させることになると指摘しています。(管理者注:万が一、憲法改正が否決されることになれば、エルドーアン大統領の求心力が大幅に低下する可能性があります。一方で、新大統領制に移行したからと言って「エルドーアン大統領が何をするかわからない」という政治的不透明性は増大することはあっても、減少することはないと考えられますので、「前門の虎後門の狼」の状態に変わりはなく、どちらになっても短期的には良いことは何もないと考えられます。)
 AA記者に分析を行った国立銀行のエコノミストは、フィッチ・レーティングス社の信用格付けはムーディーズ社と同じ水準となったと述べた同エコノミストは、「それに対して、S&P社は、日程に入っていなかったにもかかわらず、例外規定に基づき、例外規定である以上、非常に重大な発表であるが、トルコの信用格付け見通しをネガティヴに引下げた。S&P社はトルコの信用格付けを他の2社よりも1段階低い水準としているにもかかわらず、格付け見通しも引き下げた。」と述べました。
 一方、同アナリストは、フィッチ社の格付け引下げは予想どおりの1段階の引下げであり、先週、同社の責任者が格付けに関するリスクを発表した時に、市場は反応しなかったと述べました。
 同じカテゴリーの国では、2回目の格付け引下げが行われた後で市場の回復が見られることを指摘した同エコノミストは、そのため、市場の予測どおりの1段階の引下げと格付け見通しも予測通りの安定的であると発表したフィッチ社の決定に対して、市場では回復の反応を示す可能性が少し高まったと指摘しました。


 今日3つ目に紹介するのは、今年のトルコ中央銀行(TCMB)の金融政策委員会(PPK)のア開催日程が発表されたという記事です。昨年、シムシェキ副首相が、先進国の例に倣って、PPKの年間開催回数を10回以下にすると述べていましたが、今回正式に発表されました。
 見出しは「中央銀行のPPK開催日程が発表された」です。
 TCMBは、2017年のPPK会合を、1月24日、3月16日、4月26日、6月15日、7月27日、9月14日、10月26日および12月14日に開催すると発表しました(管理者注:念のためですが、2月、5月、8月及び11月には開催されないことになります)。
 また、PPK会合の議事要旨は、1月31日、3月23日、4月28日、6月22日、8月1日、9月21日、11月1日及び12月21日に発表されます。
 更に、インフレ報告書は1月31日、4月28日、8月1日及び11月1日に発表されます。



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2017年01月28日

トルコ経済ニュース(フィッチ社とS&P社によるトルコに関する信用格付けと格付け見通しについて、トルコ中央銀行の金融引締め政策の為替相場への影響)

 今日(27日)は、トルコ経済に関する記事としては、トルコ時間の今晩発表されるフィッチ・レーティングス社のトルコに関する決定に市場の関心が集まっているという記事が出ていました。また、そういいながら、なぜかスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社によるトルコ格付けも発表になっています。そして、トルコ中央銀行の金融引締め策が功を奏して為替相場の乱高下を抑えているという記事も出ていました。
 今日はこれらの記事を紹介します。

 一方、経済関係以外では、DEAŞを中心に、FETO/PDYとPKK/PYDに関する記事多く出ていました。その中で一番重要なのは、DEAŞ がアル・バブから撤退の準備をしているという記事だと思います。今日は紹介できませんが、出来れば明日紹介します。

 今日のBIST-100指数は、正に「行って来い」型となりました。
 寄付きは昨日終値から約250ポイント低い、83,580ポイント水準でした。寄付きのすぐ後に下落して午前10時頃に今日の最安値を付けた後、10時半頃に急上昇し、午前11時半頃には今日の最高値に達しました。午後3時過ぎに2番目の頂上(84,050ポイント水準)を、また、午後5時前には2番底(83,600ポイント水準)を付けましたが、大きく見れば、午前11時半以降は緩やかな右肩下がりとなり、結局、昨日終値と全く変わらず、僅か1ポイント上昇して、83,000ポイント台後半で今週最後の取引を終了しました。


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 今日最初に紹介するのは、上でも言及しましたが、フィッチ・レーティングス社のトルコに関する発表待ちに関する記事です。今日紹介する3つの記事は、全て今日(27日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。
 見出しは「国内市場は、フィッチ社(の決定)を待っている」です。
 国際市場では、今週最後の取引日に、静かに取引を開始しましたが、トルコ国内では、投資家は国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社が今晩発表するトルコに関する決定に注目が集中しています。
 アメリカで、昨日発表されたマクロ経済統計がバラバラの状態であったために、その後株式市場でも狭い範囲でのボックス圏での取引となりました。昨日、ダウジョーンズ指数は0.16%上昇しましたが、S&P500指数は0.07%、そしてナスダック指数は0.02%、それぞれ下落しました。アナリストたちは、今日発表される2016年第4四半期の成長率と耐久消費財受注指数が注目されることを指摘しています。
 ヨーロッパでは、昨日(26日)、イギリスで発表された成長率が期待以上であったにもかかわらず、株式市場では一昨日の急激な上昇の後、静かな取引となりました。
 ドイツでは、DAX指数が0.36%上昇しましたが、イギリスではFTSE100指数が0.04%、フランスではCAC40指数が0.21%、それぞれ低下しました。
 今日、日本で発表されるインフレ率統計が期待よりも良かった(管理者注:「高かった!」とは、普通のトルコ人には理解できないのではないかと思いますが、、、、)こと、また、ドル/円相場の上昇(円安)の支援を受けた日経225指数が0.23%上昇し、中国では上海総合指数も0.3%上昇しました。
 トルコ国内では、今日、市場が閉った後で発表されるフィッチ・レーティングス社によるトルコの信用格付け関する決定を前にして、BIST-100指数は0.84%上昇し、ドル/TL相場は1ドル=3.87TLまで上昇しました(管理者注:これは26日の話です。多分、この記事が書かれたのは26日深夜で、アップされたのが27日になっていたものと思われます)。
 エコノミストたちは、国際信用格付会社フィッチ・レーティングス社が、今日、トルコに関する信用格付けを「投資適格」から引き下げられるのではないかと予測する一方、格付けが維持された場合には、市場はこれに対して非常に肯定的な反応を示すのではないかと予測しています。フィッチ社は、現在、トルコの信用格付けを「投資適格」水準である「BBB−」、格付け見通しを「ネガティヴ」としています。
 

 次に紹介する記事は、中央銀行の金融引き締め政策に関する記事です。
 見出しは「トルコ中央銀行の金融引締めスタンスは為替相場の過剰変動を減少させている」です。
 トルコ中央銀行(TCMB)が公式ツイッターで行った発表では、1月10日には8.3%であった加重平均の資本供給コストが、適用された金融引締め政策により、1月27日には10.3%に上昇しました。
 TLデポ(逆債権レポ)を使った外貨デポ入札を継続させていることも明らかにしたTCMBは、適用している金融引締めスタンスにより外貨相場の変動幅が24%から18%水準に他界したことを指摘しています。
 また、国家国内借用証券(DİBS)の利回り傾向も横ばいとなていることを指摘したTCMBは、5年物国債とBISTにおける銀行間レポの取引終了時の金利の差も、1月12日から現在までに急速に低下し、ほとんどなくなっていることを明らかにしました。


 今日3つ目に紹介する記事は、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社によるトルコの信用格付けの発表に関する記事です。
 見出しは「S&Pからトルコの信用格付けの決定」です。
 国際信用格付会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社は、トルコの信用格付けを維持しましたが、格付け見通しを「安定的」から「ネガティヴ」に引下げました。
 S&P社は、トルコの外国通貨建ての信用格付けを「BB」、自国通貨建ての信用格付けを「BB+」で維持しましたが、格付け見通しを「安定的」から「ネガティヴ」に引下げたと発表しました。
 S&P社から行われた発表では、(現在取られている)金融政策は、為替相場とインフレ率の圧力に対抗するためには十分ではないことを明らかにし、インフレい率と為替相場の圧力はトルコにおける企業と銀行の金融力を低下させて、成長に対しても悪影響を与えていることを指摘しました。
 トルコ経済は、昨年第2四半期に1.8%縮小したことを指摘した同発表では、2016年にはトルコ経済は約2%成長したものと予測していること、また、今年の経済成長率も2.4%となると予測していると指摘されています。
 S&P社は、以前おこなった2017年のトルコ経済成長率予測では3.2%としていました。
 

 いつもどおり最後は市況です。
 今日のBIST-100指数は、正に「行って来い」型となりました。寄付きは昨日終値から約250ポイント低い、83,580ポイント水準でした。寄付きのすぐ後に下落して午前10時頃に今日の最安値(83,450ポイント水準)を付けた後、10時半頃に急上昇し、午前11時半頃には今日の最高値(84,150ポイント水準)に達しました。午後3時過ぎに2番目の頂上(84,050ポイント水準)を、また、午後5時前には2番底(83,600ポイント水準)を付けましたが、大きく見れば、午前11時半以降は緩やかな右肩下がりとなり、結局、昨日終値と全く変わらず、僅か1ポイント上昇して、83,000ポイント台後半の、83,827ポイントで今週最後の取引を終了しました。

 今日この時間帯は、為替相場はリラ安傾向となっています。 (日本時間1月28日午前4時10分頃)。
  ユーロは0.45%リラ安の、  1ユーロ=4.1345リラ、
  ドルは0.45%リラ安の、    1ドル=3.8671リラ、
となっています。



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