※auガラホSIMでのDSDVが可能だったので記事を修正しました。金麦さんありがとうございました!

 中華スマホなのに日本の主要バンド全てに対応している珍しい端末を作り続けているUMIDIGIから、新しい端末が発売されました。それがUMIDIGI F1です。この端末の魅力はなんと言っても、Helio P60のチップセットと5150mAhのバッテリー容量。MediaTek版ZenFone MAX Proという性能なのです。MediaTek製なのでIMEIの書き換えが可能と思われ、DSDVも対応していることから、auガラホSIMに対応した大容量バッテリー端末を作れるのではないか…?と思い、予約が始まった時点で即注文していました。値段も25,000円前後で購入可能で、同じチップセットを搭載したUMIDIGI Z2 Proよりかなり安いというのもすぐ決断できた理由です。
 中国では1月初旬に発売された端末ですが、それから2週間以上経ってから発送され、そこから更に2週間以上の時間を要しようやく届きました。

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 (1)速攻でIMEIの書き換え
 UMIDIGI Z2と同様に、SN Write ToolでIMEIの書き換えをしてみました。まだF1のファームウェアが公開されていなかったので、APDBファイルとModemDBファイルの名称は分かりませんでしたが、「LORD ○○ from DUT」にチェックを入れるだけで書き換えできました。
config

  エラーも出ることなく問題なく完了し、ちゃんとIMEIが変更されていました。

pass

 今回もUMIDIGI Z2同様、SIM1にauガラホの、SIM2にソフトバンクスマホのIMEIを書き込んでみました。

(2)各社のSIMを入れてみる
 早速本体に様々なSIMカードを入れてみました。ちなみにDSDVは各社可能です。ただアンテナピクト横には「VoLTE」ではなく「HD」と表記されます。

 実際に使ってみた結果は以下の通りです。
  • ドコモ系MVNO(IIJmio):使用可能
  • au系MVNO(IIJmio):使用可能
  • UQモバイル:使用可能
  • au純正SIM(VoLTE):使用可能
  • au純正SIM(非VoLTE):通話のみ使用可能
  • au純正SIM(ガラホ):使用不可可能 ※デフォルトAPNのままでは不可
  • ワイモバイル(Android):使用可能
  • ワイモバイル(iPhone):使用可能
  • ソフトバンク(Android):使用可能 ※IMEI改変必須

(3)APN設定の注意点
 使えたかどうかの結果は上記の通りですが、その中で注意点があるSIMだけピックアップしておきます。基本的にはデフォルトで各社APNが入っているので、あまり苦労はしないのですが。

○ソフトバンク純正SIM
 ソフトバンクのAndroid純正SIMは、オフィシャルなAPNだと3Gしか電波を拾わず、通話しかできません。これはUMIDIGI Z2でも今はそうなので、どこかでそういう仕様になったようです。しかし、何故かワイモバイルのAndroid用APNに設定すると4Gデータ通信ができます(IMSもこの状態でなら受信できます)。ただこの場合通話ができません。つまり、ソフトバンクの純正SIM1枚では、通話とデータの両立ができませんので、注意が必要です。
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 純正ソフトバンクSIMをスロット2に入れた状態で、ソフトバンクとワイモバイルのAPNをそれぞれ設定した状態です。4G接続できているワイモバイルのAPNを設定した状態でなら、IMSも受信できます。

○au回線のSIM
 通常、その端末で使用可能なSIMカードを刺した場合、APNを設定していなくても、アンテナピクトは立つようになっています。もちろん、データ通信はAPNを設定してからでなければできませんが。しかしこの端末の場合、au回線のSIMは正しいAPNを設定しないとアンテナピクトが立ちません。3G回線はAPN未設定でもアンテナピクトが立つんですが、4G VoLTE SIMだとAPN必須の設定になっているようです。これは、UMIDIGI Z2にはなかった挙動なので、F1の端末の設定がそうなっているのだと思います。
 これが何を意味しているかというと、「auガラホSIMのAPNが無いので、電波を拾えない」ということです。UMIDIGI Z2の場合、本来使えないはずのLTE NET for DATAのAPNに設定してもアンテナピクトが立つし通話が可能だったのですが、これはAPNに関わらずアンテナピクトは立つので通話が可能だったというだけで、データ通信はできていなかったのだと思います。そもそもLTE NETを解約したSIMなのでデータが通信できるか確かめられないんですが、そういう意味ではもしかしたらLTE NETに契約してれば使える可能性があるのかもしれません。
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 auガラホSIMをSIM1に入れた状態。この状態ではアンテナピクトは立っていませんが、コメントを頂きアンテナピクトを立てる方法を教えていただいたので共有します。この一番下の「IMS」と書いてあるKDDIの項目を編集します。
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 プリセット状態では「APNタイプ」に「ims」しか入っていませんが、これに「default」を追加してください。間は半角コンマで繋ぎます。
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 APNタイプにdefaultを追加する事によりこのIMSのAPNを選択できるようになります。これを選択すると、アンテナピクトが立ち、通話が可能になります。



 余談ですが、非VoLTEのSIMを入れた場合、「4G LTE拡張モード」のチェックを入れた状態だと3G、チェックを外すと2Gの表記になります。国内で2G表記は今ではレアですね(笑)
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 au回線だけ何故このような仕様になっているかはわかりませんが、UMIDIGI F1は技適取得の見込みがあるとメーカーが答えてるとの情報があるので、そのためなのかもしれません。だとするとアップデートで改善する望みは薄いかもしれませんね…。むしろ他の機種が塞がれそうで怖いです。一応、今のところUMIDIGI Z2ではLTE NETを解約したauガラホSIMでの通話はAPNプリセットのままでも可能なままです。
 一応IMS用のAPNでガラホSIMが使えることはわかりましたが、もしLTE NET契約中のガラホSIMで試せる方がいましたら、LTE NET用のAPNでアンテナピクトが立つか確認してみていただけるとありがたいです。


 端末自体のレビューは、もう少し使ってみてからにします。とりあえずZ2と比べると圧倒的にレスポンスが速いのは間違いないです。