プロレス・漫画など野郎くせぇイカす一枚を続々発表するTシャツ界の悪童「ハードコアチョコレート」。年間100枚以上の新作を発表する同ブランドでも、映画Tは採算度外視なのか「一体なぜこの映画を!?」というマニアックな一枚が多い。どういう基準で選んでいるのだろうか? 代表・MUNE氏に訊いてみた。

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「やっぱり自分が気に入った映画だよね。俺が好きなホラー、カンフーはコアなジャンルで、正直商売の規模としては小さい。それでも自分の好きな映画と関われて、制作会社側もプロモーション活動になるから、双方の利益になっている……はず(笑)」  

 

MUNE氏は試写会にも頻繁に出向き、気に入ったらその場で配給会社の人間に直接交渉するほど。この作品に対する情熱は、デザインにも現れる。

 

「作品観て、予告編観て、海外版の各国のビジュアル見比べて、作品を理解しないと良いアイデアが出てこない。やっぱり俺のデザインという土俵で勝負しながらも、マニアを唸らせたい。だから、こだわりの要素も散りばめる。例えば主人公がホテルで飲んでいた酒の銘柄を忍ばせていたり、海外版のロゴを小さく忍ばせていたりね」 

 

もちろんオフィシャルで作るという事は、制約があり、時に審査でデザインを変更させられることも多々あるという。

 

「Tシャツ刷った後に、『ウェブ&店頭販売はダメ。映画館だけ』と言われて大量に余ったものもある。ロイヤリティが高くて赤字になることもある。オフィシャルのTシャツを作るのは痛みを伴うことが大きい。それでも自分の好きな映画に関われて、自分のブランドを大きくするには必要なこと。『変態仮面』みたいに予想外の大ヒットをする事もあるし、やっぱりやめられないんですよね」  

 

自分の信念を貫き通すという事も、一種のハードコア。ヴィレヴァンでも一部の店舗でコアチョコ商品を取り扱っているので、ぜひ手に取って見てほしい。

 

MUNEさん

東中野の最凶Tシャツブランド「ハードコアチョコレート」代表/デザイナー。夜は直営店のBAR「バレンタイン」のカウンターにも日々立つ。新宿ロフトプラスワンで年3回開催の「コアチョコTシャツデスマッチ」、科学技術館で行われるTシャツの祭典「Tシャツラブサミット」の実行委員長も務める。

 

※冒頭写真

変態仮面

コアチョコ史上№1ヒットとなった一枚で、劇場でも売り切れ続出。現在は絶版扱いになっている。

 

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ザ・レイド GOKUDO

3800円

海外版のロゴを多数載せ、さらにMUNE氏が指で墨汁を飛ばし血しぶきも作った、こだわりの一枚。

 

10

ムカデ人間3-EAT, DIGEST, REPEAT ‒

3800円

第一作から続けてオフィシャルTを担当し、今回の完結編でも相当気持ち悪い一枚が誕生!

 

東中野 ハードコアチョコレートヘッドショップ

■住所:東京都中野区東中野1-54-7 田島ビル2F

■ TEL/FAX:03-3360-2020

■ 営業時間:13:00~19:00(毎月第1月曜定休)

http://core-choco.com/


※本記事は毎月25日頃、各店舗で配布している『VVマガジン』最新号からお届けしております