気象庁は28日、民間気象情報会社ウェザーニューズに対し、昨年10月8日の台風18号の上陸経路をめぐる広報が不適切として、社内管理体制の見直しを求める指導を文書で行ったと発表した。上陸経路の見解は気象庁とウェザー社で食い違っており、同社は、気象庁が自社の主張に近いコースに後から変更したと広報していた。
 日本列島を縦断し、死者5人(総務省消防庁まとめ)などの被害が出た18号の上陸経路をめぐっては、気象庁が当時、愛知県・知多半島付近に上陸したと発表。これに対し、ウェザー社はその前に三重県の志摩半島に上陸していたと発表し、気象庁から許可業務を逸脱しているとして口頭で注意を受けた。
 同社はその後も主張を変えず、同11月27日に気象庁が台風経路の確定値として「(志摩半島東端の)大王崎付近を通過した」と発表したのをとらえ、自社の主張に近い西寄りの経路に変えたと広報していた。 

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