神奈川県警監察官室は19日、鎌倉署の男性警部補2人が、恐喝未遂容疑などで逮捕された同県鎌倉市の男(30代)に、たばこを与えたり護送中に自宅に寄って母親に会わせるなどしたとして戒告の懲戒処分にした。小笠原晃室長は「取り調べの任意性を疑われる行為で、一歩間違えたら逃走の恐れがあった。誠に遺憾で再発防止に努める」と話した。

 同室によると、刑事課の警部補(60)は09年7月、取調室で男にたばこやせんべい、炭酸飲料を与えた。警部補は「過去の事件で顔見知りだった男に要求され、親心で提供した」と話したという。同10月、男が署に訴えて発覚した。

 また警務課の警部補(57)は同9月、男の手術前日に病院から戻る途中、男の自宅で母親と面会させた。「手術の同意書を取った」と弁解しているという。手錠などを付け、男と警部補の2人で自宅に入ったという。同僚が同月、上司に打ち明けた。【池田知広】

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