標高3千メートルを超える北アルプス、立山連峰を貫き長野と富山の両県を結ぶ立山黒部アルペンルートが17日に全面開通する。昨年は103万7千人の観光客が訪れた人気スポットでは、除雪や点検作業などオープンに向けた追い込み作業が続いていた。6日には訓練や点検作業などの様子が報道陣に公開された。

 立山黒部アルペンルートは関電トロリーバスの起点となる扇沢(おうぎさわ)(長野県大町市)と立山ケーブルカーが出発する立山駅(富山県立山町)を結ぶ山岳観光ルート。

 長野側から黒部ダム(1470メートル)に向かう際、扇沢からトロリーバスで関電トンネルを抜ける。昨年3月にフジテレビで放映され話題を呼んだ「黒部の太陽」の舞台にもなった関電トンネルでは事故を想定した訓練が行われた。関係者約60人が参加し、災害発生時の初期対応や避難誘導などを確認した。消火訓練ではトンネルの側溝を流れる湧水をポンプでくみ上げ鎮火させた。

 次に立山ロープウエー「大観峰」駅(2316メートル)ではロープウエーのゴンドラ上で作業員による点検作業が実施された。大観峰までは、黒部湖からケーブルカーで黒部平(1828メートル)まであがり、さらにロープウエーを利用してたどり着く。立山ロープウエーは途中に支柱が一本もなく、点検作業は横風との戦いでもあるという。

 ルートの最高地点である室堂(2450メートル)前のターミナル駐車場では8台のブルドーザーが除雪作業を急ピッチで進めていた。両側にそそり立つ雪の壁「雪の大谷」が同所を起点に散策ができ、今年の壁の大きさは16メートル程度になるという。最近ではGPS(衛星利用測位システム)で10メートル以上雪に埋もれた道路を特定でき、効率よく除雪作業ができるという。

 オープンに向けた準備作業は着々と進み、10日には長野側がJR信濃大町駅から室堂まで、富山側が電鉄富山から弥陀ケ原(みだがはら)(1930メートル)まで部分開通する。17日には全線が開通し、今季のアルペンルートが幕開けする。

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