静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で10日に始まった羽生善治王将(39)と挑戦者・久保利明棋王(34)の第59期王将戦七番勝負の第3局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、掛川市、静岡新聞社・静岡放送後援、掛川信用金庫、ゼロの会協賛)は午後6時、久保が39手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費は久保3時間36分、羽生4時間2分。11日午前9時、再開する。

 1勝1敗で迎えた本局は、今期初めての相振り飛車になった。久保は7四歩(15手目)から7筋の歩を交換。すると、羽生も2六歩(20手目)から2筋の歩を換えた。

 その後、久保は7四歩(27手目)と打った。これが工夫の一手で、以降はこの歩をめぐる駒組みが続いた。

 久保は左翼で攻撃態勢を整えた。羽生は厚い陣形に組み、しっかりと受けて立つ方針だ。解説の小倉久史七段は「7四の歩が生きるかどうかが勝負どころです」と語った。【山村英樹】

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