日本製薬工業協会(製薬協)は4月21日の理事会で、薬事法違反で行政処分を受けた会員会社の田辺三菱製薬について、同社が就いている副会長、常任理事、理事、委員会の委員長など「すべての役職を解く」ことを決めた。

 製薬協の庄田隆会長は「医薬品に対する信頼を損ねるものであり、誠に遺憾。医薬品の開発に係る各種データの信頼性確保は、医薬品の根幹に関わるものであり、今後二度とこのような違反行為が生じないよう会員会社に徹底していく」とする「見解」を発表した。

 また、庄田会長名で会員会社の代表者あてに、同様の事態が二度と生じないよう、関連会社を含め、全社的に社内管理の総点検、社員の研修など万全を期すよう呼び掛ける文書を出した。

 製薬協の規約で規定されている処分は「除名」「資格停止」の2つだが、どちらも適用されなかった。広報担当者は「役職を解くのは、ここ10年は恐らくなかった。処分が軽いということはない」と話している。過去に規約上の処分を受けたのは、「ソリブジン事件」を起こした日本商事の除名のみ。


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