厚生労働省が2日に公表した国民健康保険(国保)の08年度財政状況速報によると、全国平均の保険料収納率は07年度を2.14ポイント下回る88.35%で、国民皆保険制度が始まった1961年以来、初めて90%を割り込んだ。収納率は徴収すべき保険料に占める実際の収納額の割合で、下落は4年ぶり。08年4月に後期高齢者医療制度が導入され収納率が高い75歳以上の人が抜けたことに加え、「景気悪化の影響もあったとみられる」(同省国民健康保険課)。

 08年度の国保財政収支は、市町村が一般会計から繰り入れている額を除いた実質収支で2384億円の赤字。しかし赤字幅は、高齢者医療への拠出金が減少したことなどで前年度よりも1236億円縮小した。

 09年6月時点の保険料の滞納世帯は約445万4000で、前年度より約2万9000世帯減少したが、74歳以下の世帯数も減少したことから、滞納率は前年度比0.2ポイント増の20.8%だった。

 同省は後期高齢者医療制度を運営している都道府県ごとの広域連合の財政状況速報も初めて公表した。08年度の実質収支は、高齢者の医療費が想定を下回り、1420億円の黒字。保険料収納率は全国平均で98.75%だった。【佐藤丈一】

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