【お財布術】

 注文住宅に興味がある。でも展示場に足を運んでアンケートに答えようものならセールスの電話がかかり、営業マンが訪ねてくるのでは…。そんな不安をインターネットを使って注文住宅を建てる「ネット住宅」が、かなり解消してくれそうだ。名前や住所を登録しなくてもプラン(間取り)を選び、外観や床の色などの諸条件を画面上でシミュレーションできる業者もある。(草下健夫)

 ◆好きな時間に検討

 「流通で価格破壊が言われた時代に住宅も価格を下げようと考えた。建築部材の購入を工夫し、宣伝費も抑えた。営業マンが訪問せず、お客さまがネットを活用し、必要に応じて相談会などに赴いてもらうようにして効率化した」

 平成13年にネット住宅「ネットdeすまい」を始めた住宅メーカー「エス・バイ・エル」(大阪市北区)開発部長の藤本和典さんは、サービス開始時をこう振り返る。

 当時、パソコン世帯普及率が50%を超えたことも背景にあり、「ネットならプライバシーを重視し、自分のペースで住まい作りができる」とアピールする。商品が違うため従来の注文住宅と単純に比較できないが、「お値打ち」という。

 一方、18年に「Vario・net」を開始した「三井ホーム」(東京都新宿区)経営企画部の砂押伸(すなおし・しん)さんは「初めて住宅を持つ層と30代を中心とするネットユーザーとが重なる部分が多く、従来あった注文住宅『Vario』の販売チャンネル拡大を図った」。同社はネットでも商品は同じという。両社のほか、数社がネット住宅を手がけている。

 ◆クリックで色選び

 エス・バイ・エルは523プラン、三井ホームは120プランを用意。いずれもサイトでは面積や玄関の向きなどを選ぶと適合するプランが絞り込まれ、間取り図の候補を表示する。

 三井ホームは外観やインテリアの色などを選ぶと、画面のイラストに反映されていく。エス・バイ・エルもメールアドレスや名前(ニックネーム可)などを登録すれば、こうした操作が可能。両社ともシミュレーションした内容を保存するにはユーザー登録が必要だが、その際、個人を特定する必須情報はメールアドレスだけ。問い合わせや資料請求などをする段階で、名前や住所などの入力が必要になる。

 両社とも画面上で概算費用が表示される。エス・バイ・エルはモデルハウスがないが、完成直後で未入居の家や、住んでいる家の見学などの機会がある。

 便利なネット住宅だが、エス・バイ・エルは「人気の高い選択肢を用意しているが、当社はお得な分、ある程度限定している。プランの一部変更や、設定にないオプションの選択はお断りしている」(藤本さん)。

 また、地域固有の町並みや、隣家の日当たりを妨げないなどの規制から、希望の土地にシミュレーション通りに建てられるかどうか注意が必要。地盤が悪いと基礎部分にコストがかかり、予算オーバーの恐れも。藤本さんは「ネット住宅でも、何か不安な点があれば早い段階で相談を」とアドバイスする。

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