18012701 翌朝、中黒さんと私が宿泊したホテルにウェインさんとアルバートさんが車で迎えに来てくれました。ウェインさんが戦棋の編集長でゲームデザイナーです。アルバートさんは日本語堪能なゲーマーです。写真は台北の師範大学の近くのゲーム会場。レンタルルームみたいなところですかね。ここの管理人の方もゲーマーです。写真の左にいるのがウェインさん。

 アジアのゲーム情勢については「最初に井戸を掘った人」である田村さんの業績を無視しては進めません。台湾のウォーゲームに関してはこちらをご覧ください。鄭偉成さんがウェインさんのことです。福爾摩莎戰棋社が正確な表記です。

18012702 まずは駆け付けで簡単なゲームをやろうということで、上海地下党というカードゲームをプレイしました。戦棋の最新号の付録だそうです。下のゲーム盤は関係ありません。1930年代の上海で地下活動する共産党と国民党のスパイの暗闘を再現するゲームで、1回5〜10分で勝負が付きます。なかなか面白かったです。歴史的背景に詳しければもっと楽しめたでしょう。このシステムをパクって日本史テーマで何かできるんじゃないですかね。例によって他人任せですいません。興味ある方はこちらを。

18012703 続いてやったのが、西安事件をテーマにしたゲーム「Young Marshal」です。正確には西安事件のころの中国を舞台にした国民党、共産党、東北軍の闘争をシミュレーションするゲームでしょうか。これも戦棋最新号の付録です。私が周恩来(共産党)、ウェインさんが蒋介石(国民党)、中黒さんが張学良(東北軍)です。

 左側の円盤が勢力争いのマップ。軍事、経済、外交などのチットを取り合います。自陣営のリーダーの能力を使ってチットを自陣営に近づけ、ターン終了時に獲得します。得たチットを基に、右側の地図に兵力を配置したり、敵の戦力を削減したり、特定の外交イベントを起こしたりしてVPを稼ぎます。

 ゲームの展開は、共産党が先にVPで走りすぎたため、他の2勢力に警戒されて最後失速してしまいました。国民党の僅差の勝ちだったと思います。最近流行の3人外交ものの中国版ですね。展開はダイナミックですが、これまた歴史的背景に詳しくないと楽しみきれないですかね。贋ゲーマー殿あたりがこのシステムをパクって何か作ってくれると嬉しいですね。そんな話ばっかりか。詳細はこちらを。

180127011 もう一つやったのが、ウェインさんが製作中のゲームのテストプレイ。「ミニWW供廚任后B萋鷦\こβ臉錣鯑本、ドイツ、ソ連、英国の4陣営で争うカードドリブン的ゲームです。ウォーゲームというより、ウォーゲーム風ボードゲームですかね。非常に面白いです。発売されたらかなり売れるんじゃないかと思いますよ。一般ボードゲーマーでも楽しめます。1時間くらいで最後までプレイ可能。かなり抽象化してあるので、ガチのウォーゲーマーは違和感を抱くかもしれませんが、雰囲気は十分出てます。是非とも完成にこぎ着けて欲しいです。

18012704 ゲーム会場の雰囲気を少々。我々は1階でプレイしていたのですが、地下1階がメイン会場でした。写真のように様々なゲームが広がってました。GMTのNormandy'44、Fields of Despair、Successors、Cuba Libre、Wilderness War、Sekigaharaのほか、OCSのBurmaやClash of Titans、Napoleon's Triumph、さらにはシン・関ケ原も。

18012707 台湾ゲーマーは基本的に皆さん英語ができるので、GMTはすべて訳なしでプレイしてました。日本語は全員というわけではありませんが、読める人がちらほらいます。中国本土の簡体字は当然皆さん読めるわけで、ひょっとしたら台湾のゲーマーが世界で一番多くのウォーゲームをプレイできる環境にあるのではないでしょうか。台湾こそ世界のウォーゲームの中心・・・というと大げさですが、重要な交差点と言っていいでしょう。「台湾最強」が現実となる日も近いと感じました。

18012705 はがきゲームにサインをする中黒さん。数々のゲームをデザインした中黒さんが有名なのは分かりますけど、私にも「あなたが鮫さんですね」と声をかけられて驚きました。日本語が分かるゲーマーで、このブログを読んでくれている人が結構いるようなんです。もちろんYSGAや千葉会のブログも。
 なので私が適当に「日本のウォーゲーマーには動物の名前が入っている人が多い。鮫のほかには鹿や山羊、鯖や青熊なんてのもいる。中でも一番すごいのは龍虎だ」と口からでまかせを吹き込んでおきました。すいません。龍虎殿には是非とも台湾に行っていただきたいと思います。

18012709 これがモスクワ電撃戦2のトーナメントの景品です。冠軍(優勝)が台北大空襲、亜軍(準優勝)がPanzer Battles、季軍(3位)がノーリトリート 殿軍(4位)が決戦天王寺です。台湾、米国、日本、中国のゲーム出品されてまさにインターナショナルですね。ここで初めて、台湾の代表2人(DVEさんと夏兄さん)と、日本側2人(中黒さんと私)の4人で戦うということを知らされました。おいおい、聞いてないよ〜(^o^)

18012708 これが入口にあった戦棋の看板。この戦棋のゲーム会が今回で100回を迎えたわけです。これを記念して中黒さんとウェインさんのスピーチがありました。

 中黒さんのスピーチは感動的な内容だったのですが「できれば内輪だけの話で」ときつく言われましたので、ここには掲載しません。とは言っても、台湾側のブログにはもう載ってますし、戦棋の次号には全文が収録されるみたいなんですけどね。私もいちおう動画は押さえてます(^_^;)見直したら、あんまり拍手は起きてないんですが、リンカーンのゲティスバーグ演説も現地ではあんまり盛り上がらなかったと言われてますからね。

 私はこの中黒さんの台北演説を聞いて「このとき、この瞬間から、新しいウォーゲーム史の1ページが始まる」と確信しました。2018年1月20日は、後世に残るメモリアルデーになるでしょう。多分。

 あ、今回もモスクワ電撃戦2トーナメントの話にたどり着きませんでした。次回は必ずやります(^^)/