晴れときどきローション。

AV監督 沢庵オフィシャル・ブログ

先読み「ありがとう」。

ご無沙汰しております。久々の更新で気づけば季節をすっ飛ばしてもう冬だ。仕事もまずまず。オナニーは絶好調。

最近では、周辺のドラッグストア事情が熱い。軒並みリニューアルだの新店舗などと乱立してきて、共にしのぎを削っている。消費者の立場としては、とてもありがたい状況だ。というわけで、今まではもっとも近所の店で購入を済ませていた生活必需品も、今となっては、いくつか店舗を下見した上で、もっとも安いものを買ってやろうという、主婦的な視点も持ち合わせるようになったオレ。そういったフェミニンな部分もある。あ、フェミニーナ軟膏。

というわけで、ペットボトルの水1本買うのにもコンビニ買いは止めて、ドラッグストアでの箱買いを心掛けている。先日、「セイジョー」で2リットル1本87円だったので、お買い得だと6本入りの箱買いを試みた。他にも買い物をしたので、締めて2000円ほど。すると、店員が箱買いした水とは別に、同じメーカーの水を1本用意してくれて、それをレジで打った。なんと気前がいいサービスだろう。箱買いした客には、さらに1本サービス。

「ありがとうございます!」

嬉しさのあまり、店員に向かって言い放つオレ。なかなか爽やかだったに違いない。しかし、いまいち状況が飲み込めずにいる店員は、オレをチラ見したあと、そのままレジを打ち続ける。そして手に持ったサービスのはずの水1本は、なぜかそのままレジの下に…。それは、まさかの、バーコードを読み取るだけの1本。サービスでも何でもない1本。むしろ、店員がレジ打ちをスムーズに進行させるために用意された、店員の店員による店員のための1本。

何のための「ありがとうございます」だったか。オレの言った「ありがとうございます」に意味を持たせたい。言い間違いの「ありがとうございます」にはしたくない。考えた。…先読みの「ありがとうございます」だ。いずれ言うであろう、言ってもおかしくはないタイミングでの「ありがとうございます」を、先に言ったまでにすぎない。それでチャラだ。

ま、「ありがとう」ってのは、言われる側としては何度言われても嫌な気分じゃないよなぁ。その重みが軽かろうと重かろうと、感謝されている気持ちは伝わる。逆に、「ごめんなさい」はそうはいかない気がする。何度も言うと、謝罪の気持ちが軽く感じられる。だから、謝る場合、「ごめんなさい」は、最初と最後くらいでいいんじゃないだろうか。謝られる場合、謝りすぎの人は、ウザがられる。

というわけで、長々とブログ放置して、ごめんなさい。
そして、読んでくれてありがとう。これからもよろしく。

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SUMMER SONIC 2011

遅ればせながら、サマーソニック2011のレビューします。
今はもう残暑になってしまったけど、あのときはまさに熱い熱い「夏の日」だった。

8月12日夜。オレはひとり幕張の地に降り立つ。会場へとつながる人々の長い列のすべてが向かう先は幕張メッセ。明日はそこで、毎年恒例の音楽フェスが行われる。「サマーソニック2011」。オレが参加するのは2年ぶり。ここには国内国外から大物アーティスト、旬なアイドル、懐かしの大復活バンドなど、ありとあらゆるジャンルの音楽が集結する。今年は絶対に見ておきたいアーティストが多かったため、かなり前から準備をしていた。周りにはなかなか参加者がいなかったため、半ば強引に1名誘って、後々に合流することになっている。

前日の夜から参加している理由は、前夜祭があるからだ。その名は「ソニックマニア」。深夜にダンスミュージックを中心としたオールナイトなイベントが開催されている。ここからは合間合間でオレが観たアーティストの印象を入れ込んでいこうと思う。

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PRIMAL SCREAM
いくつかあるお目当てアーティストの中で、まず最初の1組目が彼らだった。ライブは最高でしたよ。サイケデリックでファンキーで。でも酒売り場がどこも混み混みで、全然買えない。シラフで聴けってのか!でもオレはシラフでトリップできたよ。20年前のアルバム『SCREAMADELICA』を完全再現したセットリストだったけど、最後に『COUNTRY GIRL』演ってくれたからテンションは最高に上がったよ。ボビーかっこいいわ。

UNDER WORLD
1年に何度来日してんだってくらい多いね。でもテッパンで盛り上がります。今年オレはすでにZEPPでのライブ観に行ってたから、ちょっと感激度は低かったけど、昔も今も変わりなく好きです。


さて、合流したツレと共に、事前に予約してあったビジネスホテルへ移動。これが4駅ほど離れている。時刻はすでに深夜なため電車はない。タクシーで帰る。が、考えることは皆同じ。タクシーはまったくつかまらない。タクシー乗り場は長蛇の列。こんなの待ってたら朝になっちまう。中年はな、寝ないと死んじゃうんだよ!必死になってタクシーを探し、奇跡的に一台ゲット。運転手のおじさんに感謝しながら乗車。

なんでも運転手さんによれば、このフェスのために、都内から幕張へ200台ものタクシーが移動していたらしい。このタクシーもまた今さっき都内まで客を乗せてトンボ返りしてきたばかりだと言う。都心でのフェスは、山でのフェスなどと違って、日帰りできるお気軽な感じがいい。だが深夜はタクシー争奪戦が繰り広げられるのだ。そういった意味では、地方で行われるフジロックなどの方が、泊まり込みと割り切れるから、「帰れない」ことへの潔さはある。でも中年は、布団で寝たいんだよ!

そんなこんなで話に夢中になっていれば、なんだかいつまで経ってもホテルに到着しない。メーターは8000円超え。いくらなんでも増えすぎだ。…運転手さん、途中で車を止めて、地図を見だす。このタクシー、ナビがついていない。…完全に目的地通り越してます。せっかく運転手さんは恩人っぽい感じになってたのに、しょっぱい雰囲気ですよ。湾岸線を降りて下から南船橋まで戻る。宿はここにある。代金は戻った分差し引いてもらった。

さて、問題は実は宿にあった。なんせ日本中からこのフェスのために人が集まってくるんだから、会場に近いホテルはほぼ満室といっていいだろう。オレがとった宿もその質を選べるような状況ではなかった。その結果、男2人で4畳半ほどの部屋にクィーンサイズベッド1つで一緒に寝なくてはならなかった。それだけならまだいいが、ツレがイビキ魔だった。「うるさかったらゴメン」と言っていたが、「仕方ないよね」みたいなニュアンスがあるため、納得がいかない。耳栓を忘れた自分を恨むしかない。結果、あまり眠れず。


さて、明けて初日。カンカン照りの太陽。熱射病間違いなしの真夏日和。お目当てのバンド、新しい音楽の出会いを求め、会場入り。それにしてもこういうイベントって、やけに腹が減る。それを知っているかのように高カロリーな屋台ばかりが目立つ。おそらくオレ太って帰るんじゃないだろか。

THE TING TINGS
このバンドの曲はキャッチーなメロディーが多くて好きだ。Vo&Gのケイティのパフォーマンス、ギターの弾き方がいい。男女2人組ユニット。彼らはかなり器用にいろんな楽器をこなしている。よく2人で成立するわ。メイン会場のマリンスタジアムも大盛り上がり。


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DEATH FROM ABOVE 1979
今回オレがこのフェスに参加する理由は、このバンドが出演するからと言っても過言ではない。ベースとドラムだけの異色バンド。ゴリゴリのノイジーなベース音と激しいドラム&ボーカルが最高にカッコイイ。若者よ、聴きたいロックがなければ、彼らを聴いてみるがよい。「不完全態」っていう美学を感じ取れる。ドラムのセバスチャンが「天から来た死!天から来た死!」と日本語でコールしてたのが良かった。バンド名の和訳です。


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THE GazettE
日本のビジュアル系バンドですな。興味はないです。ないけども、ないからこそ、こんなときにしか観れないでしょう。ちょっと覗きにいきました。すると、あれは異様な光景だったなぁ。ファンがね、ファンの女子たちがね、床にひれ伏して祭ってるですよ。バンドを。はたまた他では、横一列に並んだ女子たちが、自分たちで決めたような踊りをね、踊ってるんです。音楽そのものは置いておくとして、やっぱりビジュアル系の世界って、宗教に近いものはあるんだねぇ。


THE MARS VOLTAプログレッシブでエモーショナル。好き。好きなんだけど、ライブ聴くにはノリがつかめなかった。もはや組曲ですよ。途中でギブアップ。ちなみに、アルバムのジャケットをデザインしている画家ジェフジョーダンの絵がものすごく好きです。残念ながら日本ではほとんど紹介されていないようで。個展してくれないかなー。

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KORN言わずと知れたミクスチャーの大御所バンド。オレが大学生のときが全盛期だと思うからもう10年前にブレイクだね。だからもう正直、今更KORNなんてと思っていましたよ。ところが、これがカッコイイんだな。当時のあのダークな重苦しい雰囲気は薄まり、年をとったせいか、何かと丸くなった様子で、ちょっと上手にイイ状態なんじゃないかと認識しました。しかしながら、ジョナサンの「Are you ready?」というヘヴィーなシャウトから始まるライブそのもの曲の数々はまったく色あせておらず、むしろ昔のアルバムを引っ張り出して聴き直したくなるような気分にしてくれました。10年前は嫌いだったバンドを10年後に好きになるってことがあるんだな。ということは、恋愛でもそういうことがあるのかもしれんね。


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最終日。この日もイビキで眠れなかった。が、テンションは上がったままなので、なんとか乗り切れそうな気分。相変わらずの猛暑日。この日は、大学の後輩と合流したり、ツレの知人と話したりで、会話に花が咲く。

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RYE RYE
今回のフェスで一番の大発見がこのRYERYE。ボルティモア出身の女性ラッパー。M.I.Aがプロデュースということで、それだけでもうお墨付きだ。ステージもビーチだったしテンション上がりっぱなしだったな。こういうの聴いてると、脱ぎたくなってくるんです。デビューアルバムは10月だそうで。待ち遠しい。

渋さ知らズオーケストラ
とにかく人数の多い巨大ジャズ?バンド。以前から知っていたし、アルバムも持っていたけど、ナマで観るのは初めてだった。なんせパフォーマーだけで6人くらいはいたから、ステージには合計20人くらいいたような。音楽としては、好きな方だったんだけど、ステージがごちゃごちゃしすぎて、最初はよかったけど、途中からどこ見ていいか分かんなくなって、退散。

THE JON SPENCER BLUS EXPLOSION
オレのカリスマ兄貴ジョンスペンサー。90年代のガレージパンクロックで日本で絶頂期を迎えていた。10年前のオレは彼らにゾッコンだった。時代なのかネタ切れなのかいつのまにか活動しなくなって自然消滅かと思いきや、ここで復活。待ってました。待ってましたよ兄貴。その声が聴きたかった。会場は微妙にスカスカだったけど、やっぱりあの当時みたく観客を魅了するパフォーマンスはまったく衰えてなんかいなかった。セットリストに多少の物足りなさはあったけど、オレはやっぱりあなたを愛してる。「BLUS IS No.1」

X JAPAN
大トリのレッチリの前がXジャパンっていうカオスな並びなんですけども、案の定、アリーナ席はXファンとレッチリファンが入り混じっておりました。オレはジョンスペ観た直後に、レッチリに入場規制がかからないか心配で、ダッシュでマリンスタジアムに駆け込んだんだけど、ギリギリスタンド席は空いてる部分があってセーフ。そこからXジャパンの様子をしばし観賞。TOSHIの「おまえら最高だー!」とか近年の彼の私生活をワイドショーなどで垣間見てしまったオレとしては、「無理してんじゃないか?」と疑心を抱きながら見守るのが精一杯。YOSHIKIの首は大丈夫なのか、とか。ドラムセットを破壊するのは、ただの定例化にすぎず、案外冷静なんじゃないのか、とか。それにしても「エーックス!」っていうあのポーズは会場の過半数がやってたかもなぁ。

RED HOT CHILI PEPPERS
このライブが観たくて今年のサマソニに参加した客はさぞ多いことでしょう。今やビッグバンドと化したレッチリ。しかし、名ギタリスト・ジョンフルシャンテが脱退した現在、そのバンドの魅力を保つことができるのだろうかと、オレは内心不安だった。もちろんアンソニーもフリーもチャドも魅力的だ。だけどジョンのあのギターの音色は、セクシーすぎるんだ。結論、楽しかったよ。ジョンがいなくてレッチリは成立してた。でもやっぱりジョンがいいなぁ。セットリストは無難だね。目新しいのは新曲くらいだったし。



レッチリのライブが終わると、スタジアムの上空に花火が上がった。祭りが終わる。ありがとうサマーソニック。また「若さ」を注入できたよ。ただ、お気に入りのサングラスを紛失し、買ったばかりのデジカメを壊したよ。フェスに参加するときは、安いサングラスにしよう!デジカメはくれぐれも裸で持ち歩かないようにしよう!

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実はこんなのがいちばん楽しめた気もする。レゲエです。

大概の新作は、前作のデザインの方がいい。

「コラボレーション」という言葉がある。「共演」「合作」「共同作業」という意味だ。パワーバランスとしては五分五分。日本にはすでに浸透しているフレーズであり、昨今のミュージシャンやアパレルブランドなどの間ではよく目にする現象だ。単に実験的な場合もあろうが、大概は、意外なもの同志が組み合わさり、相乗効果を狙う企画ものといったところだろう。

毎度おなじみ流浪の番組『タモリ倶楽部』。オレは毎週欠かさず観ている…というほどハマっているわけではないが、テレビをザッピングして見かければ、必ずといっていいほど観てしまう番組だ。病みつきにはなる。その理由は、低予算で、ゆる〜い作り。視聴率を気にしない、とことんマニアックな企画を平然とやってのけてしまうところにある。自分の知らない世界に触れられる感じ。そこが好きだ。

そんな番組中盤に毎週必ずある名物コーナーが「空耳アワー」。もはや説明無用。この中で、ハガキが採用された投稿者には、必ず何かしらの番組オリジナルグッズが贈呈される。手ぬぐい、耳かき、Tシャツ、ジャンパー。Tシャツは滅多に与えられることはない。ジャンパーに至っては、年間グランプリを決定する『空耳アワード』での最優秀作品にしか与えられない。Tシャツもジャンパーも傍から見れば、何の値打も感じないような代物だ。その辺の安物の生地に「タモリ倶楽部」と印刷しただけにすぎない。しかし、投稿者たちは逆にそこに憧れを感じ、ロマンを抱いていたはずだ。いつかそれを手に入れようと、自分たちだけの楽しみを見出していたはずだ。

ところが、去年あたりから、そのジャンパーが大きく変化した。現在は、通称「エイプ」がコラボレーションしているのだ。なにやらしっかりした厚手の素材。「エイプ」とは「A BATHING APE」というアパレルメーカーのこと。おそらく、ここの代表のNIGO氏が番組出演した際に、ノリとかで制作してくれたんだろうけど、それって余計なお世話じゃね?どんなものでも自分んトコのブランドに変換してしまうエイプというブランド。…そればっかりはしてほしくなかった。その神聖なる領域を侵すようなマネはしてほしくなかった。

エイプってのは、オレがもろその時代を通過した世代なんだけども、いわゆる裏原宿、通称「裏ハラ」ブームそのものを作った時代の先駆者ですよ。映画『猿の惑星』からインスパイアされた洋服・グッズの数々。企業としてはそれに収まらず音楽や飲食なども手掛けている。そして今や世界中に出店している大規模なメーカー。オレはエイプはほぼ通過してないに等しい。そんな人間から見ると、やっぱ灰汁が強いよね。ヴィトンとかグッチとかああいう風なブランドとしてのネームバリューがありすぎる。ネームバリューっていうのは、ときにすごく強い味方になってくれるけど、一歩間違えば、手垢がついてる感がある。巨大化しすぎて面白味に欠ける。

このエイプの特製ジャンパーは、結論、ブランドにしなくていいものをブランドにしてしまったということだ。電気がなくても幸せだった村に、突然、大企業がやってきて、余計な親切心で村中に電柱を立てて、強引に近代化させられたような気分。「なでしこジャパン」だってそうだろう。これまで不遇だった時代に比べ、今回ワールドカップを優勝したことで、一気にメディアに取り上げられ、プライバシーを侵害されるほど人々の関心が高まっている。スポットを浴びて嬉しいけれど、本人たちが望んでいる形とはズレが生じているはずだ。いずれ騒ぎは落ち着くにしても、そういうのを求めてるんじゃない。

タモリ倶楽部のジャンパーがエイプ製になったことで、どういう現象が起こるか。エイプみたいな巨大ブランドがコラボレーションしてしまったら、ローカルにマニアックにやってる「タモリ倶楽部」の方が食われちゃうよってこと。老舗の良さを失くしちゃってるよってこと。NIGO氏にはそこを分かってもらいたかったし、タモリ倶楽部のスタッフも、長年のファンの気持ちをくみ取ってやる必要があったと思う。タモリ倶楽部のあのジャンパーは、タモリ倶楽部のファンにだけ価値があればいいものだった。それをエイプファンまで取り込んでしまったために、無駄な高級感が、余計なメジャー感が生じてしまった気がする。そんなプレミアは不要なのだ。

これはコラボなんかではない。ただの侵略だ。
まさに「猿の惑星」そのものではないか!
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にじみでてくるもの

テレビの中で、若手のお笑い芸人がネタを披露している。がしかし、やたら主張の激しいTシャツのプリントが、視聴者であるオレの集中力を妨げる。プリントが気になって気になって笑いたくても笑えない。なぜ彼はそんなTシャツでオリジナリティを出そうとしているのか、意味が分からない。純粋にネタで勝負してくれよ。自分のネタをテレビで観たときに、それが気にならないなんて、どうかしてるぜっ!

今、お笑い芸人は冬の時代に突入したと言われている。テレビで自分たちのネタ披露できる場が圧倒的に少ないからだ。ほんの数年前までは大量の若手芸人が排出され、ちょっと目新しいものはすぐに「ブレイク」させられていった。がしかし、それは使い捨てのごとく、あっという間にブームが去ると、一気に次の旬な芸人へと取って代わられる。要はブームの当事者である芸人が、売れたと同時に、単なるメディアに使われる立場に留まってしまった故の結果に他ならない。「新ネタ」と歌いつつ、結果それはただフレーズを入れ替えただけのネタが後を絶たない。

現代のAV監督の場合はどうか?

スタンスは各々あれど、AV監督がそのオリジナル性を自己主張していくには、なかなか厳しい時代だ。「やりたいこと」と「求められるもの」は違う。ただし、それを結び付けることは許されている。言われたことをするだけの監督には決してなりたくない。やりたいことをただしているだけの監督にもなりたくない。オレはアーティストではなく、クリエイターとしての立場を選ぶ。求められているものの中で、自分だけの発想を探し出す。絞り出す。ここでどれだけストイックになれるかが監督としての誇りだと自負する。

昔ベテラン男優の田淵さんと会話していたときのことを思い出した。「田淵さんて昔から顔も髪型もあまり変わらないですよね」とオレが言ったとき、彼が返した言葉は、「なるべく普通の方が、どうにでも何にでもなれるじゃないですか」だった。これはすごい言葉だ。彼は決して普通なんかではない。完全にオリジナリティ溢れる役者・男優である。それはつまり、見た目から発せられているものではないということだ。監督の求められるがまま、その要望を受け入れつつ、なおかつ自分自身を出してくる。田淵さんにしかできないセックスを見せつけてくる。

個性とは、オリジナリティとは何か。それは決して人と違うことをするということではない。むしろその個性を押し殺し、そこからにじみ出てきたものだけが本当の自分の個性となるのではないかと、オレは思っている。

つまりAVにおいて言えば、他人の作品でもいいものは積極的に受け入れ、パクるだけではなく、さらにそこにプラスアルファが見出されることで、そこから徐々に監督の「らしさ」が芽生えてくるのだと思う。先日開業した中国の新幹線は、日本の技術を巧みに活用した上で、自国の技術だと主張し特許獲得を試みているらしい。日本はそれを阻止するのに躍起になっているようだ。しかし、所詮先を行く者はパクられる運命なのだ。AKB48だってそうだし、iphoneだってそうだ。先を行く者はさらにその先へ行けばいい。そうすることで全体がアップデイトされていくはずだ。AV業界もそうあってもらいたい。

ちなみにAVユーザーにとっては、これからオナニーする作品において、監督の心構えが見え隠れしているくらいの方が、オナニーそのものはしやすいはずだろう。何よりもまず監督であるオレがオナニストであるが故に、そうでありたいと思っている。

右ひじ左ひじ交互に見て♪
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プロフィール

沢庵

沢庵
今年で監督になって11年。
オナニー独身貴族。
何がエロいか分かります。
Twitterも始めました。
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