侘助雑記

エレカシを中心にメモします

30tANNIVERSARY TOUR 2017 "THE FIGHTING MAN"
最終日の富山公演に行ってきました。

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ホールのロビーにつるされた大きな垂れ幕。
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思い込みかもしれないけど、客席の「気」の濃さが尋常じゃなかった。
富山の方はもちろんのこと、長いツアーの最終日を見届けようと、全国各地からファンの方々が集結してたんだと思います。
ツアーラストは、私はいつもは行きたいけどなかなか行けなく、ネットでレポ見ていいないいなーというのが今まで多かったのですが、今回は富山に行く、絶対行く! と最初の時点で決めていました。
もうこれは行かなければならぬといった使命感のような(←頼まれてないけど鼻息荒く勝手に盛り上がる一ファン)



富山は初なんじゃないかなーとなんとなく思ってたけど、やっぱりそうだったんですね。MCで言っていました。

オープニング、メンバー登場とともに熱い拍手が沸き起こる。
全公演の1曲目を飾った「歴史」。成ちゃんのベースライン。
舞台の白いバックは、メンバーのシルエットを映し出す。
6人のたたずまいがほんとにすばらしい。いくつもの公演をやり切って、またさらによくなっている気がする。メンバーの存在感にただただ圧倒されてしまう。

名残惜しそうな感じはそこかしこの場面であったと思います。
それは舞台の上も下も。
宮本さんは無事ツアーファイナルまできたという感慨や、感謝の気持ちを何かにつけて伝えようとしていました。
ひいきにしてくれてありがとう、とか、
コンサートを通じてコミュニケーションが取れました、とか。

そんなすこしのしんみり感はありつつも、今まで通り着々と進行していたわけですが……

「悲しみの果て」の前のこと。
宮本さん、「こんなたくさんの人前でやれるようになるなんて」と、わりとさらっと言って、曲が始まりました。
私の脳裏には……1995年6月21日下北沢シェルターの映像が浮かんでしまった。
アナログのザラついた画質。低い天井。狭いステージ。髪を伸ばし、おどけたMCを繰り広げ、ある覚悟でもってあの頃に生まれた「悲しみの果て」。
これはあかん、あきませんわ……とぐっときながら聴いていたのですが、曲の終盤、もう少しで終わりというその時、
宮本さんの声が詰まってしまった。宮本さんが泣いている。
演奏は続くけど歌だけがない。会場からはミヤジー!宮本ー!とこれまた泣きそうな声援が飛び交う。宮本さんは絞り出すように《すばらしい日々を送っていこうぜー》となんとか歌い終わる。

宮本さんはタオルで顔面をガシガシとふき、次の「今宵の月のように」が始まるタイミングになっても、気持ちが昂ぶったままなのが見てとれる。
「プロなのに」とポソリ。
なんとか持ち直そうとする総合司会、「歌えるかな、俺」とまたポソリ。再び宮本コールでホール内いっぱいになる。

思えば2013年の復活の野音。ステージ上のメンバーは泣かなかった。
感動的な場の空気はあったけど、そういうのにまかれることなく淡々とやっていて、そののち読んだインタビューでは、それがプロフェッショナルなのだと、宮本さんは語っていたのです。
 
4年後、全県ツアーの最終日に、感極まって歌えない宮本浩次は「プロなのに」と悔しげに言う。
もう、泣いていいよ。と思いました。泣いていいよ、なんてあれですけど、泣いたらいいんだって思った。その涙は何よりもかっこいい。多分、そんな空気が客席に充満していたと思います。

歌えるかな、と本人が心配していた「今宵の月のように」だったけど、しっかり歌ってました。
《あふれる熱い涙》を地でいく宮本という男。エレカシというバンド。本当に好きでいてよかったし、これからも見続けていたいとしみじみと思いました。


富山公演の細かいMCや動きは他で詳細に語られていると思うので……私のポンコツ海馬にそれでも残っている記憶としては…

「翳りゆく部屋」のあとで、女の人はすごい、みたいな話から、特に母親の「あんたはあたしから出てきたんだから」という言葉。こう言われると何も言えないんですよ。女の人の言葉というのは時空を超える。みたいなMC。「時空を超える」を繰り返し言ってました。

「ハロー人生」で石くんの髪の毛をむんずと掴み、気合い注入。お金取られちゃって、3000円しかない通帳が床に落ちてて、それはそれで面白かったんだけど、よし、やってやるぞ! っていう時の曲、とMCで。

「桜の花、舞い上がる道を」の前。
マイクスタンドの不調をうったえるみミヤジ先生。
袖の丹下さんをチラチラ見て、まるで駄々っ子のような。
その時絶妙なタイミングで客席から「丹下さーーん!」という掛け声。
丹下さんがしずしずと出てくると、会場中から次々と丹下さんコール&大きな拍手。丹下さん、ささっと直して、またしずしずと戻っていきました。
宮本さん、わざと呼び入れたような気もする(我がチームの丹下さんです!的な)のですが、これは深読みしすぎかな笑
そうそう、この日は最終日だからか、スタッフさん、ご当地Tを着てました。おそらくそれぞれのご当地Tを。丹下さんは神奈川、おたらさんが北区、あとは千葉、愛知もあったかな。皆さんで示し合わせたのかしら。その場面を想像するだけでなんともほほえましい。

「3210」の前の即興ソング。昨日富山に来て、歴史資料館(郷土博物館?)に行きました、何かネタになるかと思って……などと歌う。アコギの音を小さくして、富山のことを少し知ることができましたー、とひっそり呟くように歌って「3210」へ。
この日の「3210」は、途中でアコギをおろし、ジャケットを脱ぎネクタイを緩めて、曲間をなだらかにいい感じにつなげて「RAINBOW」へ。


いつもそうだけど、「風に吹かれて」とか「翳りゆく部屋」とか本当にていねいに歌ってるなあと。
宮本さんはギターをしょってはいるけど、マイクを両手で握りしめて歌うんですね。握りしめて筋張った手の甲、その筋張り加減にぐっときてしまう。
曲の世界を抱きしめるように歌うというか……

このツアーをずっと共にしてきた曲たち。
作家にとって、楽曲というのは自分から生まれた子供のようであり、ある時は赤の他人になったり、我が身を助ける友だちのようにもなったり。
もちろん、これからもいろんな場面で歌い続けられると思うけど、記念すべきツアーに選ばれし曲たちは、本当に大事に大事に歌われていました。

「今を歌え」の前には「サラリサラサラリ」が歌われて。
「今を歌え」はまさに今の自分の気持ちだ、と言って歌っていましたけど、「サラリサラサラリ」もそんな感じだったのかな。いやー、最終公演にこの曲持ってくるなんて。粋だ。かっこよすぎる。

「風と共に」が終わり、一部終了の時のミヤジがいい顔をしていました。
笑顔にも泣き顔にもなりきらない、やさしいやわらかい表情で。
どこかのMCで、世界トップ6の美青年ですから! といっても顔つき、表情がいい、という意味ですよ。なんて言ってましたけど、まさにそれ。本当に顔つきにすべて出るものですねぇ
(一部が終わり、また出てきます云々の一連のトークもこれも終わりとだと思うとしんみり…)


極上の歌と演奏、味わい深いMC、いいライブだなーいいバンドだなーとしみじみ思ってると、うしろ頭をはたかれるように放り込まれる飛び道具(おもしろMCとか変顔とか)
あれは本当に一体なんなのか。ひたすらかっこいいだけでは終わらないエレカシのライブ。
こういうところがほんとにおもしろいしエレカシの愛すべきところだと再確認した富山公演でした。
ちなみに今回の飛び道具の一例は、
いらっしゃい!(三枝風)、
レコード会社4社渡り歩いて、(指折り数えながら)まずエピックソニーでしょ、はい次はぁ?(と客席に)、というテストの答え合わせ口調(この笑いのツボは説明不可能。爆笑した客席で不思議な連帯感)

「奴隷天国」。
ミヤジもイントロのギターリフ参加し、音の厚みをぶあぁっと急激にクレッシェンドさせて歌に入る、あの導入部、キマり過ぎて怖いくらいのかっこよさ。
終わりの締めは、ジャンプが少々早かったけどすぐ飛び直して、締め直す。驚異の連続ジャンプ。アスリートか。

そして新曲「RESTART」の尋常じゃない盛り上がりよう! 地鳴りのように湧き起こる拍手。ほんとにすごかった。
「悲しみの果て」の涙のシーンも遠い昔のように、コブシを振り上げて盛り上がっている。そしてその曲のタイトルは「RESTART」である。なんという美しい光景だろう。
「今」の息吹き、2017年の現役感で上書きする感じが無茶苦茶かっこよかった。

忘れがたいシーンは本編ラストの「ファイティングマン」。
ギターリフのイントロが始まり、30周年の垂れ幕がゆっくりと降りてくるあのくだりで、
宮本さんは後ろを向き、肩を落とし、うつむき、じっと立ち尽くし微動だにしませんでした。
威勢のいいサウンドの「動」と、じっとしている宮本さんの「静」の対照。
一体何に想いをはせていたのか……それは本人にしかわからないけどとても胸に迫るものがありました。
あんなにかっこいい後ろ姿もなかなかないと思う。男の背中は100の言葉よりも饒舌に語ってくれる。

アンコールは「友達がいるのさ」。
宮本さんは成ちゃん、石くんに(前へいけ)の手振りをするけど、控えめな二人。
総合司会がメンバーひとりひとりのところに行って、お礼参りをしているみたいだった。

オーバードホールは5階まである会場で、宮本さんは何度も上を仰いで手を振っていました。
ツアー全行程数ヶ月という時間。参加した全ての観客。各地のスタッフ。照明。歌った歌。演奏。歓声。拍手。
すべてを胸に今日という日のステージに立っていたんだろうと思う。

「涙」をはさんで最後の曲は「待つ男」。
《だれも俺に近よるな》
《何をあわててぶざまにこける》
《富士に太陽ちゃんとある》
という歌詞が同じ曲の中にある。
コンサートのここぞという場面、締めの「待つ男」を何度も聴いてきたけど、その度にこの曲の唯一無二、ぶっちぎり加減に驚かされる。そして毎回惚れ直す。
真っ赤に燃えるようなステージをながめながら、やっぱりこの曲はエレカシそのものだし、ツアーラストのラストはこの曲以外ありえないと、かみしめるように思うのでした。

去り際にはからりと晴れたすがすがしい顔で「これで心置きなく紅白に」と言っていた総合司会。
客席には「すばらしかったぜー! そしてときどきかわいかったぜー!」と言っていました。

とっても感動的なファイナルだったけど、私としては、メンバーの最後の去り際の意外とさっぱりした感じ、
あくまでも途中経過なのだと言わんばかりのたたずまいが本当にかっこよくてしびれました。

30周年で初めての47都道府県ツアー、無事完走おめでとうございます。
本当に本当にお疲れ様でした。

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2017.12.09 富山オーバードホール
第一部
01.歴史
02.今はここが真ん中さ!
03.新しい季節へキミと
04.ハロー人生!!
05.デーデ
06.悲しみの果て
07.今宵の月のように
08.戦う男
09.風に吹かれて
10.翳りゆく部屋
11.桜の花、舞い上がる道を
12.笑顔の未来へ
13.3210
14.RAINBOW
15.ガストロンジャー
16.サラリサラサラリ
17.今を歌え
18.四月の風
19.俺たちの明日
20.風と共に
第二部
21.ズレてる方がいい
22.奴隷天国
23.コール アンド レスポンス
24.生命賛歌
25.RESTART
26.夢を追う旅人
27.ファイティングマン
en
28.友達がいるのさ
29.涙
30.待つ男
(エレカシDBさんより)
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メンバーが立山に…
ハンコ、最後までもれなく最高でした。
心から楽しませてもらいました。ありがとうございました。

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FAITH Twitter


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極寒を覚悟してのぞんだ富山でしたが、意外と寒くなく、意外と晴れていてよかった。
立山の山並みが見えてきれいだったし
お鮨も白海老も美術館も堪能しました。
ガラス美術館で竹内傳治というガラス作家、富山美術館で炭酸デザイン室に出会えて良かったです。

炭酸デザイン室
鹿の舞う森
光る山」←西陣織!

山口出身の方らしい。
コンポジションシリーズが素晴らしかった。

(※2007年のエレカシを個人的に勝手に振り返ってみようと思います) 

■リリース
2008.01.01 35th SINGLE『笑顔の未来へ』(c/w 風に吹かれて-New Recording Version-)
2008.01.30 18th ALBUM『STARTING OVER』
今はここが真ん中さ!/笑顔の未来へ/こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい/リッスントゥザミュージック/まぬけなJohnny/さよならパーティー/starting over/翳りゆく部屋/冬の朝/俺たちの明日/FLYER
2008.03.05 36th SINGLE『桜の花、舞い上がる道を』(c/w それを愛と呼ぶとしよう)
2008.10.01 37th SINGLE『新しい季節へキミと』(c/w It's my life)

■MV
笑顔の未来へ


桜の花、舞い上がる道を


新しい季節へキミと


■ライブ
05月02日、03日 渋谷C.C.Lemonホール (コンサートツアー2008 “STARTING OVER”)
など

■ライブ映像
◇ROCK'N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011
笑顔の未来へ (2008.08.02 ROCK IN JAPAN FES. 2008)
絆(きづな) (2008.12.30 COUNTDOWN JAPAN 08/09)
笑顔の未来へ~新しい季節へキミと(2008.08.31 SWEET LOVE SHOWER 2008/山中湖交流プラザきらら)
新しい季節へキミと (2008.8.23 SOCIETY OF THE CITIZENS 2008/JCBホール)
チャンスは今夜 (2008.10.12 野郎共の競宴/SHIBUYA-AX)

◇SINGLE『桜の花、舞い上がる道を』初回限定盤A特典DVD
今はここが真ん中さ!/今宵の月のように/翳りゆく部屋/俺たちの明日(COUNTDOWN JAPAN 07/08 幕張メッセ国際展示場 2007/12/29)

◇SINGLE『桜の花、舞い上がる道を』初回限定盤B特典DVD
おはよう こんにちは/太陽の季節/花男/デーデ(2008.01.06 ZEPP TOKYO)

◇SINGLE『新しい季節へキミと』初回限定盤特典DVD
パワー・イン・ザ・ワールド/孤独な旅人/今をかきならせ/友達がいるのさ/笑顔の未来へ/FLYER/俺たちの明日/今宵の月のように(2008.06.28 日比谷野外音楽堂)

◇「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」【初回限定盤】映像特典
俺たちの明日(2008年日比谷野外大音楽堂 2008.06.28)

■ライブ音源
◇完全限定生産 6枚組ライブブートレグBOX[the fighting men’s chronicle] ~ THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box
【Disc6】 history of japan 「日本の歴史」エレファントカシマシ ロックインジャパン ライブヒストリーⅡ
新しい季節へキミと/俺たちの明日/ファイティングマン(2008.12.30 COUNTDOWN JAPAN 08/09)


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◆「笑顔の未来へ」衝撃のMV
「俺たちの明日」に続く、ユニバーサル第二弾シングル「笑顔の未来へ」が元旦に発売。
私がこの曲のMVを見たのは、原宿のKDDIデザイニングスタジオという場所でした。
鹿野さんのスペシャの番組にエレカシがゲストで呼ばれたんですね。
観覧は抽選ですでに締め切られていたけど、当日券が出るというので行ってみたものの、結局遅すぎて当日券は入手できず。
スタジオの外のロビーに大きな画面があり、そこで流れていた「笑顔の未来へ」を見たわけなのですが……
衝撃でした。
映像見てのけぞりました。これは比喩ではなく、若干のけぞったと思う。
この衝撃は・・・正直言うと否定的な感じも含んでたと思います。個人的にですけど。
ライブでも定番の曲だし、今ではいい曲だと思うのですが、当時はこの曲自体にもMVにも、いろんな意味で驚いてしまった。
エレカシの歌詞に《my little girl》という言葉が使われるとは。
それまで私が抱いていた「エレカシとはこんな感じ」というイメージを覆すものでした。
まぁ……そういう固定概念こそ、エレカシからすると邪魔でしかないのでしょうし、壊してなんぼというか……
それぐらい今までと違った新しいことをしたかったということなんだろうな……と今では思います。
エレカシの新機軸だったんですね。
MVは・・・落ちついて見れるようになるまで時間がかかりましたが
かわいいですよね、女の子も宮本さんも。宮本さんに「かわいい」という形容はいまだにちょっと緊張しますが、そういうのもアリなのか…アリなのね……そうか……と妙に納得させられた画期的なMVでした。

2008年の新春ライブ、Zepp TOKYOの帰り道。
私はりんかい線経由で新宿まで帰ってきて、総武線に乗り換えたかったのですが、間違えてなぜか新南口の改札を出てしまい、あーあ、と思いながら甲州街道を歩いていると、視線がビルの上にくぎ付けに。新宿フラッグスの上の巨大スクリーンで「笑顔の未来へ」のMVが流れていたのです。
新宿の空の下、小さな女の子に翻弄されている宮本さんの姿を眺めながら、エレカシも新しい扉を開けたのね・・・としみじみ思ったのでした。

◆アルバム「STARTIG OVVER」リリース
この年のトピックはなんといっても2年ぶりのアルバム「STARTING OVER」の発売。

初回限定盤


通常盤


いいジャケットだなぁ……
1月早々にリリースされたんですね。

宮本浩次「40代の自分の今の気持ちは”笑顔の未来へ”なんだけれども、10代の時は例えば”リッスントゥザミュージック”かもしれないし、いろんな時代の恋愛観っていうテーマを通して、人生を歌うじゃないですけど、恋愛っていうものに託して歌うことで何か、きらめきたい、輝きたいけどなかなかその時が過ぎるのは早く--ちょっと言葉にするとオヤジくさ過ぎちゃうんですけど」
brdige 2008 vol.56 spring

インタビューで渋谷さんに、エレカシとしては画期的なラブソングが多いアルバムだと評された宮本さんは、こんなふうに答えています。
確かに「STARTIG OVER」はラブソングが多いですね。

聴きはじめの頃、私は「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」がすごく好きで・・・あのバサッと終わる最後が絶望的でかっこよかった。
「starting over」も激渋ですごく好きでした。

◆野郎共の競宴
CHABOのお誕生日お祝いの恒例ライブにエレカシがゲストで参加。

01.今宵の月のように
02.悲しみの果て
03.さよならパーティー
04.狂走曲21番(泉谷しげるカバー)
05.よそ者(RCサクセションカバー)
06.チャンスは今夜(RCサクセションカバー)
07.笑顔の未来へ
08.新しい季節へキミと
09.俺たちの明日
10.ガストロンジャー(アンコール)
(エレカシDBさんより)

今はなくなってしまったSHIBUYA-AXでのライブ。
RCのカバーが聴けたのが感無量でしたねぇ。
この頃のライブはサポート(蔦谷さん、ヒラマさん)がつくのが常になっていたけど、このイベントでは4人だけでした。
特に「よそ者」は忘れられない。
清志郎が亡くなる前の年で・・・宮本さん、清志郎についてはMCで何も話してなかったけど、心の中では強く強く彼のことを思っていたんじゃなかろうか。そんな歌声でした。

十代の頃、憧れ、繰り返し演奏したRCの曲。メンバーには万感の思いがこみ上げたでしょうねぇ

CHABOさんは「冬の朝」の詞を朗読していました。
エレカシとCHABOが一緒に曲を演奏し歌う、ということはなかったけれど、互いへの思いは十分過ぎるほど伝わってきました。直接共演しなかったことでその思いはかえって強く感じられたような気がします。

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2007年、レコード会社を移籍し「俺たちの明日」という復活ののろしを上げたエレカシ、2008年はメディアへの露出もとても増えました。
僕らの音楽」では川上未映子さんと対談。
papyrusという文芸誌でも川上さんと対談していました。

「泉谷しげると翼なき野郎ども」も2008年でしたか。
泉谷さんのCSの番組に宮本さんが1人ゲストに呼ばれて、「春夏秋冬」と「桜の花、舞い上がる道を」を歌います。
「僕らの時代」に泉谷さん、本上まなみさんと一緒に出たのもこの年でした。
泉谷さんがらみが多い(笑) どちらの番組ももれなく面白かったです。

「新しい季節へキミと」の、白シャツの上で花が咲き魚が泳ぐという斬新なMVにはびっくりしましたけど、新しいことを次々とやろうとしている時期だったんでしょうね。

「STARTING OVER」も7位に入り、シングルは続々とリリースされ、右肩上がりの2008年。

いろんな情報がいっぱいで、私は隅々まではチェックできてなかったけど、シングルは初回限定盤を買い、東京のライブは毎回参加し、盛り上がるエレカシ界隈をしみじみ嬉しく思いながら眺めてました。

翌年、2009年もこれまたてんこ盛りな一年となります。

大宮ソニックシティに行ってきました。(少しだけメモ)

とてもいいお天気だったけど空気の引き締まった寒~い一日でした。
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席は2階席のほぼ最後尾だったので、まったりと落ち着いて見ました。
……となるはずだったのですが、盛り上がってしまいました(笑)

ライブ序盤、「ハロー人生!!」で珍事。
総合司会が石くんの髪の毛を掴みぐいっと引っ張り、わーっと何やら叱り付けていました。
曲が終わって宮本さんが言うには、石くんに前に出て来いと段取りの時には言ったものの、石くんのコーラスがそばで大きすぎてびっくりした、との由。
びっくりしちゃったのか。確かに、すごいビクッとしてて、ビクッとした自分にまたびっくりしてたような。
石くんいじりを久し振りに見ましたけど、理由がはっきりあるので、健全ないじりかなぁ
健全だけど、さすが、瞬時にあれだけ凄みが出てしまうという、さすが我らが総合司会(笑)

埼玉びいきの宮本さんは、随所に埼玉ネタをからめてまして、
宮本さん、登場してからすぐ「大宮は第二の地元です」「昨日は大宮に泊まりました」などと言ってたし、
「3210」の前の即興ソングでは、「中学の時、新荒川大橋を渡って川口まで服を買いに行ったんだぜ~~!!」と朗々と歌っていました。
宮本さんが埼玉愛を語ってるのはほほえましくて好きです。

紅白の話は「戦う男」の後に少ししていました。
あの場の空気は……もう、MCコーナーに入るたびに、紅白について「(しゃべって)(しゃべって)」と客席からそういうオーラがムンムンと出てて(私もそうだった笑)、
それが伝わったんじゃないかな~と思います。もうみんな、うずうずうずうず、お祝いしたくてたまらん! といった感じ。
「自分で言うのもなんだけど」と前置きしてお話してくれて、会場の拍手がすごくって、なかなか話に入れないっていうくらいの祝福ぶりでした。

「奴隷天国」では宮本さんが前奏のリフ弾いてたな。ずっとギター持ってやるのかなと思ったけど最初だけだった。
「生命賛歌」も最初宮本さんが弾いてて。明らかに、総合司会の一存でいきなりやり始めたという感じの、周りが息をのんで行く末を見守る感じ(若干緊迫)でしたけど、無事石くんイントロのいつもの型につながりました。

新曲2曲、私は生で初聴き。
「今を歌え」、音源でもかなり繰り返し聴きましたけど……音源では「わーたーしーは何度も生まれ変わり」のところでいつも、涙腺をつつかれるのですが、ライブでもやっぱりつつかれてしまった。
あと終盤の、ブレイクをはさんだ「ああー!」の絶叫が、あのかすれ気味の野太い雄叫びが、すごーくよかった。よじれた。あの「ああー!」にどれだけの物語が詰まってたか……沁みた……
加えて、今回は「心よ求めろ」という詞が刺ささりました。私は近頃求めてないなあ、と思ったのです。
ありますね、エレカシのライブだとこういうこと。ライブでチクッと。麻痺していた感受性がほどけるというか。

「RESTART」、冒頭のあのかっこいいギターリフはミッキーが弾いてました。
裏で繰り返されるユニゾンのリフがうねって回転して、めっちゃかっこよくて、新曲なのに大定番曲みたいにすごい盛り上がってた! 

「ファイティングマン」の終盤の、ベイベーファイティングマン!のブレイクのところ、ライブによって趣きが少しずつ違うんですけど、
大宮のベイベーファイティングマンは、黄色い声が束になってたのが面白かった。歓声がばらけてなくて、かなりの人数で一斉にキャー!ってなってました。

一部終了の時だったか、宮本さんがステージ上でじっとたたずむというか、離れ難そうにしている瞬間がありました。何を思ってたんでしょうねぇ
MCで「ツアー8ヶ月やってきて」などと言っていたから、そろそろツアーも終わりなんだという感慨も少しずつ芽生えてきたのでしょうか

メンバー紹介で、成ちゃんとトミの関係を説明しようと、「駒込高校……1年……?」と歌の人がトミの方に向き問いかけると、トミが両手で七の字を作って見せ、「1年7組!」と宮本さん。
あの七の字が、トミのおだやか~な表情とあいまってとってもよかったです。

アンコールは、「待つ男」。
「so many people」か「花男」かと思ってたので、意表をつかれたけど、
すごかったです。今回の「待つ男」も。
書道で言うと、最後の筆をぐいっと、留めてはらって、墨がぱっとしぶき飛んだような。
見事な締め。
あまりのかっこよさに客席の合いの手の声援(←黄色かった)もすごかったです。
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大宮も終わり、ツアーファイナルまであと1ヶ月を切ってしまった。
ツアー日程が出て、どこに行こうかと激しく悩みに悩んでいた年のはじめ……そんな先のことまで考えられないとぶつぶつ言っていたのに……はやいものですなぁ

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「SONGS」の名曲選。
街頭インタビューで一般の方の曲についてのコメントがあり、曲の映像が流れるという構成で、
エレカシは、30代男性が登場し、昔引きこもりだったころに「悲しみの果て」を聴いて胸打たれたというエピソード。
エレカシもよかったし、他の曲のもよかった。NHKの「72時間」みたいな感じで。

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紅白決定その後。
私はニュースをチェックしたり、記念にスポーツ新聞を買ってみたりしたんですけど、
「エレカシが初出場なのが意外」というのがほんとに多いんですよね。
世間的にはそういう印象なのか…って思いました。
わかんないものですねぇ。

エレカシが決まった反響として、エレカシのコアなファン以外の音楽ファンが喜んでくれているような、錯覚かもしれないけどそんな感じがして、そういうのもしみじみとうれしい。
きっとそういうバンドなんでしょうね。

紅白の件がうれしくて、会う人会う人に紅白のことを言いたくてしかたない(笑)
この週末に二人ほどお伝えしたところ、
一人は、たまたま木曜日の「SONGS」を見たそうで、エレカシにぐっときて、最近”悲しみの果て”を聴いている、紅白もぜひ見たい! と言ってくれました。
もう一人に伝えたら「よく紅白引き受けたね」という反応で。その人はエピック時代のとがったエレカシの印象があるらしくて、紅白に出るというのがすごく意外みたいです。

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18日は新春NHKホールのチケットの一般発売だったんですけど…撃沈しました。
やっぱり東京1日だけというのは激戦ですね……

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