※以下は以前書いたブログ記事ですが、重要なことなので定期的に再掲載しています
ここ最近、2000年前後に製造された古いBD-1の点検、修理(しばらく乗ってなかったけどまた乗りたい等)が増えています

BD-1は こんな感じの車体です
PEGEOT(プジョー)のPacific(パシフィック)という車体も同じです
実車を拝見すると、けっこうな確率でハンドルクランプ部、フォーク裏、シートポスト等にクラック(ヒビ割れ)が起きている車体に遭遇します(多いと月に2、3台)
気づかず(気にせず)そのまま乗車していると車道走行中にフレームが破断、死亡事故につながる可能性もありますので大変危険です!!
「自分は乗る頻度が少ないから大丈夫」 とかの問題ではありません!!
BD-1を2000年前後に購入し、現在も大事に乗っている方は定期的(乗車毎)に点検をしてください!!場合によっては買い換えも検討してください!!
【今回の記事でお伝えしたいこと (要約)】
1. 自転車は一生モノではありません(アルミフレームは4年を過ぎると経年劣化による故障が増えます)
2. 2000年前後に生産されたBD-1、もう20年選手で寿命は超えています(危険です!)
3. 大事に乗られる場合は乗車毎に異常がないか点検してください
自転車は車やオートバイの車検のような、法的に決められている車両の点検がありません。乗り物として適切な使用と共に、快適で安全に永く乗って頂くために、自主的な保守点検等によるメンテナンスが必要になります。
BD-1の初期型は1996年製造で、20年以上の月日の中で経年劣化の発生事例も多くなってきています。
全ての機械部品と同様、自転車は磨耗と高い応力に常にさらされています。材料及び構成部品が異なれば磨耗また応力疲労に対する反応の仕方も異なります。そして機械部品は設計寿命を越えると、突然破壊して乗員の怪我の原因となるおそれがあります。また高い応力のかかる部位にある亀裂やキズ、変色などは構成部品が寿命に達していることを示すものであり、場合によっては交換する必要があります。
【ご自身でできる保守点検】
1.目視でのチェック。フレームやフォークなど主要構成部品に変形、ひび割れが無いかご確認下さい
2.自転車の前後両輪を別々に20cmほど持ち上げ、軽く落としたときに異音や部品のズレ、ガタツキが無いかご確認下さい
3.前後のブレーキをかけて、車体を前後に揺すったときに、ヘッド部やブレーキにガタが無いかご確認ください
これらのチェックで異常がある場合、ただちに自転車の使用を止め、自転車店に持込みご相談ください
他社の自転車の説明書ですが自転車の寿命についてのわかりやすい記載がありました
↓画像をクリックすると拡大します↓

※たとえ全く使っていない場合でも経年劣化は発生します。と書いてあります
【BD-1のどんな所が悪くなってしまうのでしょうか?】
以下に紹介するのはよく見る故障事例です
BD-1 の経年劣化による故障事例

シートポストのクラック
スタッフのBD-1のシートポストも10年前(‼)にここからパッカーンと割れました

反対側もクラックが入ってますね

他の方のも

ハンドルステムの溶接部のクラック
わかりにくいですが溶接の際にヒビが入っています
車道走行中にステムが割れてハンドルが外れてしまうのを想像すると震えがとまりません

別の車体
よく見ないとわかりにくいです

溶接から少し離れたところにも

こちらは相当古いタイプ
修理に持ち込まれるBD-1はわりとカジュアルにクラック(ヒビ)が入っています
これはフレームが不良品という訳ではなく、みなさん20年近くも大事に乗られているからです
普通はアルミフレームの自転車に20年も乗れません

フロントフォーク裏側のクラック(ヒビ割れ)
この時点で乗車不能ですが、最終的にこうなります↓↓

フロントフォーク裏側の割れ
左右の溶接箇所の間に応力が集中し、割れてしまいます

「ハンドルがぐらぐらする」と持ってきて頂くとすでに割れていることも

溶接箇所の近くのクラックが広がり片側が先に割れ、気づかずに乗車していたため反対側も割れた事例
他にもシートクイックレバーの付近にもクラックが入りやすいです
上記の箇所は乗車毎に異常がないか確認してください‼
ヒビが入った部品を交換することも可能です
交換用部品の金額例 (作業工賃は別途発生します)
ハンドルステム(アジャスタブル) ¥24,800(税別)
シートポスト ¥9,600(税別)
フロントフォーク ¥34,286(税別)
多くの場合、タイヤ交換、ブレーキケーブル、シフトケーブル交換、ブレーキシュー、チェーン交換等も必要になると思われますので総額6、7万円はすぐに超えてしまいます
ただ、これらの部品を交換したとしても車体の寿命が伸びる訳ではありません
またすぐに別の箇所が故障する可能性は高いです
2000年前後に購入されたBD-1をお持ちの方は乗っていなくても一度点検されることをおすすめします
可能であれば買い換えを前向きにご検討ください
ちなみにパシフィック社によると、BD-1のモノコックフレームになってからはメインフレームの不具合は今までに一度も起きていないようです
==============================
和田サイクル
東京都杉並区桃井4-1-1
営業時間 11時~19時 火曜水曜定休
電話 03-3399-3741
http://www.wadacycle.jp/
==============================
ここ最近、2000年前後に製造された古いBD-1の点検、修理(しばらく乗ってなかったけどまた乗りたい等)が増えています

BD-1は こんな感じの車体です
PEGEOT(プジョー)のPacific(パシフィック)という車体も同じです
実車を拝見すると、けっこうな確率でハンドルクランプ部、フォーク裏、シートポスト等にクラック(ヒビ割れ)が起きている車体に遭遇します(多いと月に2、3台)
気づかず(気にせず)そのまま乗車していると車道走行中にフレームが破断、死亡事故につながる可能性もありますので大変危険です!!
「自分は乗る頻度が少ないから大丈夫」 とかの問題ではありません!!
BD-1を2000年前後に購入し、現在も大事に乗っている方は定期的(乗車毎)に点検をしてください!!場合によっては買い換えも検討してください!!
【今回の記事でお伝えしたいこと (要約)】
1. 自転車は一生モノではありません(アルミフレームは4年を過ぎると経年劣化による故障が増えます)
2. 2000年前後に生産されたBD-1、もう20年選手で寿命は超えています(危険です!)
3. 大事に乗られる場合は乗車毎に異常がないか点検してください
自転車は車やオートバイの車検のような、法的に決められている車両の点検がありません。乗り物として適切な使用と共に、快適で安全に永く乗って頂くために、自主的な保守点検等によるメンテナンスが必要になります。
BD-1の初期型は1996年製造で、20年以上の月日の中で経年劣化の発生事例も多くなってきています。
全ての機械部品と同様、自転車は磨耗と高い応力に常にさらされています。材料及び構成部品が異なれば磨耗また応力疲労に対する反応の仕方も異なります。そして機械部品は設計寿命を越えると、突然破壊して乗員の怪我の原因となるおそれがあります。また高い応力のかかる部位にある亀裂やキズ、変色などは構成部品が寿命に達していることを示すものであり、場合によっては交換する必要があります。
【ご自身でできる保守点検】
1.目視でのチェック。フレームやフォークなど主要構成部品に変形、ひび割れが無いかご確認下さい
2.自転車の前後両輪を別々に20cmほど持ち上げ、軽く落としたときに異音や部品のズレ、ガタツキが無いかご確認下さい
3.前後のブレーキをかけて、車体を前後に揺すったときに、ヘッド部やブレーキにガタが無いかご確認ください
これらのチェックで異常がある場合、ただちに自転車の使用を止め、自転車店に持込みご相談ください
他社の自転車の説明書ですが自転車の寿命についてのわかりやすい記載がありました
↓画像をクリックすると拡大します↓

※たとえ全く使っていない場合でも経年劣化は発生します。と書いてあります
【BD-1のどんな所が悪くなってしまうのでしょうか?】
以下に紹介するのはよく見る故障事例です
BD-1 の経年劣化による故障事例

シートポストのクラック
スタッフのBD-1のシートポストも10年前(‼)にここからパッカーンと割れました

反対側もクラックが入ってますね

他の方のも

ハンドルステムの溶接部のクラック
わかりにくいですが溶接の際にヒビが入っています
車道走行中にステムが割れてハンドルが外れてしまうのを想像すると震えがとまりません

別の車体
よく見ないとわかりにくいです

溶接から少し離れたところにも

こちらは相当古いタイプ
修理に持ち込まれるBD-1はわりとカジュアルにクラック(ヒビ)が入っています
これはフレームが不良品という訳ではなく、みなさん20年近くも大事に乗られているからです
普通はアルミフレームの自転車に20年も乗れません

フロントフォーク裏側のクラック(ヒビ割れ)
この時点で乗車不能ですが、最終的にこうなります↓↓

フロントフォーク裏側の割れ
左右の溶接箇所の間に応力が集中し、割れてしまいます

「ハンドルがぐらぐらする」と持ってきて頂くとすでに割れていることも

溶接箇所の近くのクラックが広がり片側が先に割れ、気づかずに乗車していたため反対側も割れた事例
他にもシートクイックレバーの付近にもクラックが入りやすいです
上記の箇所は乗車毎に異常がないか確認してください‼
ヒビが入った部品を交換することも可能です
交換用部品の金額例 (作業工賃は別途発生します)
ハンドルステム(アジャスタブル) ¥24,800(税別)
シートポスト ¥9,600(税別)
フロントフォーク ¥34,286(税別)
多くの場合、タイヤ交換、ブレーキケーブル、シフトケーブル交換、ブレーキシュー、チェーン交換等も必要になると思われますので総額6、7万円はすぐに超えてしまいます
ただ、これらの部品を交換したとしても車体の寿命が伸びる訳ではありません
またすぐに別の箇所が故障する可能性は高いです
2000年前後に購入されたBD-1をお持ちの方は乗っていなくても一度点検されることをおすすめします
可能であれば買い換えを前向きにご検討ください
ちなみにパシフィック社によると、BD-1のモノコックフレームになってからはメインフレームの不具合は今までに一度も起きていないようです
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和田サイクル
東京都杉並区桃井4-1-1
営業時間 11時~19時 火曜水曜定休
電話 03-3399-3741
http://www.wadacycle.jp/
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