EPAとTPPノドグロ

2019年02月06日

ブラックシュガー誕生秘話

blacksugarsr2まずは、ブラックシュガー・タンクトップ再入荷のお知らせ。お蔭様で初回ロットがほぼ売り切れたので、再生産させていただいた。
XSとSはショートカットの「タイラー」サイズのみだったが、今回から「スモール・レギュラー」を追加(左写真。XSはタイラーのみ)。
ご案内のように正確なパターンを再現しているので、映画より長い丈や大きい幅でも引き延ばしや誤魔化しは一切なし、本来「あるべき」グラフィックがプリントされている。

で、今だから話せるこのタンクトップの製造までの長い道のりを記録しておこうと思う。

scanまずはグラフィック。当初、トリムの黒以外同じだと思っていた現物をアメリカから借りて、スキャンして(右がそのスキャン)、これをベースに作ろうと考えていた。ところが、当時の印刷技術が低く(劣化してポロポロ剥げるような感じ)、さらにタンクトップの型だけでなく、グラフィック・パターンも異なることが判明し(足りない写真も多かった)、これは使えないとなった。もちろん映像よりはずいぶん参考になり、これがなかったら挑戦しようとは思わなかったが。

secretbs
そこから紆余曲折を経て、このタンクトップ製作筋に非常に近いアメリカ人までたどり着くことができ、彼とともに、1年以上かけて実際の写真を集めることになった。残っている雑誌もあったが、なくなっているものもあり苦戦。文字のポップで残っていたのはCherryとGIRLS! GIRLS! GIRLS!だけで、後は自分で作り直した(上画像右のDIRTY SEX SPECIALはその一例)。最終的に写真部分が全て揃ったのは奇跡だと思うが、洒落にならない謝礼をしているのは言うまでもない。

でグラフィックが完成したはいいが、製造でまた壁にぶち当たる。当方のメインの提携工場(MAX CADY専業)二つは、高品質かつ多種な革を調達するためパキスタンにあるのだが、そこはイスラム教、このタンクトップはNGであった(×2)。
次に最初のアメリカ、ここはタンクトップの「型」と価格に問題があり、折り合いが付かなかった(×3)。日本も全く同様で(×4)、あまりに製造原価が高くて国内は断念。

続いてタイ。1社目はロットの融通が利かず、2社目はサンプルの解像度が低すぎ、どちらも機動力なさすぎでボツ(×6)。3社目は折り合いがついて、サンプル写真もブログに掲載したことがあるが、詰めの作業中「タイの税関が‥‥」とか言い訳してリタイアされた(×7)。あんまり細かいこと言うので嫌気がさしたんだろね(^^;
中国もポルノ規制で無理なので振出に戻ってアメリカ、2年8社目でようやく現在の会社を見つけた次第である。

実は最初にアメリカから送られてくる時は、税関に何か言われまいかとドキドキした。ヘアヌードが駄目だった時代に生きていたので‥‥。さらにポルノ規制がある国へは出荷しない旨記載していたが、全て把握しているわけではないのでやっぱり送るのにドキドキする国はあった。結果的に最初のロットの半数は海外出荷だったが、1件のトラブルもなかった。

ともあれ、お蔭様でファイトクラブの衣類ではモトクロスに次ぐ2位のセールスを記録、個人的にはミディアム・タイラーを額装して飾ってほしいぐらいの力作である。
https://www.maxcady.com/selections/blacksugar.htm


wadahironet at 16:15 Comments(0) ワードローブ | 映画

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