September 2006

September 10, 2006

神着・木遣太鼓(かみつき・きやりだいこ)

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和太鼓“楽”が叩かせていただいている「三宅」。このルーツを知ってもらうためにここに引用します。私たちが当たり前に叩いているこのリズムの歴史、意味、重みを知ることで、当たり前のものではないという事を再認識したいと思います。自省の念を込めて。

神着・木遣太鼓(かみつき・きやりだいこ)

三宅島は東京本土より南へ180km、太平洋上に位置する伊豆諸島の一つです。
その三宅島の島節の一節に「三宅島かよ緑の島か、小鳥さえずる歌の」とあるように、空青く海も青く青く大自然に恵まれたのどかな島です。しかし時としてその姿を一変させ、地殻の変動が地震を引き起こし、マグマの活動は、地鳴り噴火となり、その強大なエネルギーは非常な厳しさで人々を圧倒します

この様に、穏やかさと厳しさ、この両面を持った島の中ではぐくまれてきたのが、

               「木遣太鼓」です。

文献によりますと江戸時代・文政三年(1820)、「神着村百姓、 藤助、八三郎、又八等伊勢参宮の帰途京都祇園祭を見て帰島後、牛頭天王祭(ごずてんのうさい)を初む」 とありますが、この牛頭天王祭の御輿巡行の折り、その先導役となるのが太鼓であり、輿と共にあって大榊(おおさかき)を手にした榊持ち(さかきもち)が木遣りと榊で輿を指揮すると言った役まわりとなります。

木遣りのルーツは、木材を切り出す時や、廻船の海浜への上げ下ろしの際 唄われた労働歌が起こりと言われ、この木遣りと太鼓をあわせて木遣太鼓と称している訳で、輿、太鼓、木遣り(榊持ち)が三位一体となって牛頭天王祭は執行されます。

太鼓の内容、打ち方の種類は、人々を集合させるための「集まり太鼓」(寄せ太鼓)・輿が地区内を巡行する時に行う「神楽太鼓」・所定の場所で打たれる「打ち込み太鼓」等があり、この種々の打ち方と木遣りを総称して「木遣太鼓」と言います。

この木遣太鼓は七月中旬執行の牛頭天王祭のみならず、隔年八月初旬執行の富賀神社大祭御輿渡御(とがじんじゃたいさいみこしとぎょ)<八月四日宮出し・同九日宮入>の際にも使われます。この御輿渡御は全国的にも珍しい行事と思われますが、 各地区を輿が一泊しながら次々と引き継がれ島内を一巡してくるというものです。 この輿の受け渡しについても昔から種々細部に渡り、仕来り、習慣、申し合わせ等で厳しく定められており、万一違えた場合は、両者入り乱れて大乱闘にまで発展してしまう場合もあります。

冒頭にも記しましたが、三宅島は静かでのどかな面と、台風や噴火といった大変厳しい自然を併せ持った島です。したがって祭全体は勿論のこと、特に太鼓は、ウキウキした穏やかさと地鳴りの様に身体にズシッとくる響きを打ち出します

牛頭天王祭当日の夜、宮入時刻の八時前ともなると、一の鳥居を境に輿を上げろ下げろと激しい攻防が始まり、祭りも最高潮。持ちは枯れたのどで、なおも大榊をふるい、木遣り声をふりしぼり、太鼓の方は「ここで打たねばどこで打つ」とばかり、枹も折れよ腕も拉げよと力の限り打って打って打ち込みます。今回は牛頭天王祭の中から、木遣りと太鼓を切り取って各地で紹介させて頂いておりますが、本来なら太鼓、榊持ちの後に御輿がワッショイワッショイと続いている訳です。

最後に、現在我々保存会員を含む三宅島全島民が噴火災害により避難生活を余儀なくされておりますが、この災害を乗り切る事は並大抵の事ではありません。しかし、全国各地より御見舞いや励ましのお手紙等を頂いております、 この心暖かい全国の皆様方へのお礼の意と、マグマ活動、火山ガス活動の少しでも早い鎮静化への祈りを込めて、力の限り木遣太鼓を打ち込み続けます。


(三宅島・神着郷土芸能保存会 副会長・津村 晋)

三宅島神着郷土芸能保存会・木遣太鼓(2006年9月10日Online)
http://www31.ocn.ne.jp/%7Ekiyari_hozonkai/yurai.htm

三宅島神着郷土芸能保存会(2006年9月10日Online)
http://www31.ocn.ne.jp/%7Ekiyari_hozonkai/

参考ページ
wikipedia【三宅島】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%AE%85%E5%B3%B6




wadaikoraku at 22:39コメント(0) 

September 08, 2006

こんなん出ました!

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 http://www.musicnet.co.jp/kintora/akg11.html

三宅やってるみたいです!!!!!!!!!!!!!

wadaikoraku at 23:35コメント(0) 
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September 06, 2006

とある太鼓打ちのお話

【プロフィール】
太鼓グループ「炎太鼓」リーダー
地下 朱美さん
20年近く活動を続ける世界的な太鼓グループ「炎太鼓」の創立以来、只一人現役でありつづけるリーダー地下朱美さん。太鼓奏者のパイオニア。
http://www.asano.jp/hono/index.html


山本寛斎さんプロデュースの「ハローロシア」を皮切りに、瞬く間に松任から世界へと進出していくわけですが

「まずは浅野太鼓さんのバックアップがあったこと。そして仲間達が覚悟を持ってそれに取り組んだからじゃないでしょうか。大舞台では演奏の仕方も全く違いましたし、意識の上でも植え付けられるものがあったし」

「ただ事じゃないということ。そこまで行くと『好きだからやっている』という問題じゃないなと思いましたね。もっともっといい作品を作って、もっともっとそういった機会に日本の太鼓を伝えたいという責任感が出てくるんです。好きだけど凄く迫られている感じ」

「私達は急ピッチにそういった場所を与えられたというのがあるんですが、『炎太鼓』という名前が一人歩きしていくんですね。そういう周りからの期待感やキャッチフレーズが付いてきて、『やっぱりここまではやらないといけない』という気持ちになってくる」

「そういったものに、目には見えない鍛え方をされたというのがありますね。人と接する時の対応だとか、礼儀作法、食事のマナー、歩き方とかあらゆる面から判断されるようになる。見られている。まあ、それでも私はあくまで自然体でいたいとは思っていました。飾らずにね」


-太鼓奏者として、どんなことを伝えていきたいと思いますか?

「私は『炎太鼓』の一員ではあるけれども、『地下朱美』というオンリーワンでありたいんです。それぞれ一人一人がオンリーワンであるべきではないかと。個人を見せていきたい。そういうものをつくりあげてきたつもりです。その延長として『炎太鼓』を好きになってもらいたい」

「この音は誰それだとか、名前がわかる、あの人だと言うような存在感が無いと駄目だと思います。例えば祭りがあって、その音を家で聞いとって、『あ、孫べえの太鼓や!』そんなようなもんじゃないですかね、太鼓って」

「女性の奏者として見て頂きたいのは、しなやかさであったり、曲線美であったりというのはあります。後は舞台人というのはある程度“色気”が無いと駄目ですね。いやらしい意味ではなくて、人としての色気というのは大事ですね。男の色気、女の色気、その人独自の雰囲気みたいなモノが出たらいいな」

「一方で、今はそういった部分だけではなくて、やはり後継者を育てたいと思うようになってきました。私もいつまでやれるかわからないということもありますし。私がやってきたことを伝えていかなくてはいけない。そういった意味では段々と気持ちも変化しています」

「『炎太鼓はなんかいいな』って思われたいですね。『なんかやってくれるぞ』って。『わ−っ』とした心のマグマみたいなものが出せる人を作りたいですよね。そういった表現ということが乏しくなってきているじゃないですか。最近は。なんか『原始に戻れ!』みたいな。『月に向かって吼えろ』とか(笑)何か毛が生えてきそうな(笑)原始的でありながら美しい、みたいなのがいいじゃないですか!原始的だけだと野暮ですけど」






「太鼓の名人と言われてきた方の太鼓を見るのが好きなんです。最近の若い人のよりもね。『あ〜いいな〜』って。行き着くところはその人がどういう打ち方でバランスが取れているかなんですね」

「間の取り方、バチを打って返すときの絶妙なバランス。それは何回も繰り返し打って自然に出来た振りでなければそうはならない。最初に振りがあるのではないのですね」

「同じことを何回も繰り返して練習してきたんです。『ここの音はこうだな』とか、打ちながらにして出来上がってくる。これが理想ですね。太鼓は言葉ですから。切なさや喜び、そういうものが浮かんでくるのっていいですよね」

「太鼓は如何にして集中するかです。本気でそこに取り組んで、情景を浮かび上がらせる。海なら海の情景が浮かんでこないと駄目ですね。曲はこだわりをどのくらいもてるかでバランスが良くなっていく。だから何年やったかじゃないんですね。どういう風にこだわったかなんです」

「あとは、私たちは元気を与える仕事だと思うんですね。演奏を聞いて頂いた方から『あー、最近しょげとったんやけど、これで元気にやっていけそうやわ』というような言葉を頂戴することが良くありました。私たちは元気を売っているんだと思いましたね」

-今後の夢、展望は?

「私はずっと現役でいたいと思ってます。体力的には本当に辛いですよ。体は軋んだり、あちこち痛んだりしますけど、そんな代償を払ってでも、自分を破壊してでも、そこに太鼓がある限りやっていきたいなと思います」



http://www.ishikawa-styles.com/a/a600/a630/a6310001.html


wadaikoraku at 22:21コメント(3) 
みんなへ | 何となく書きました。
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