日本一の花火大会はどこだろう?
ふと疑問が湧いた。
そこで、グーグルで「花火大会ランキング」のキーワードで検索したら、約7百万件がヒットした。
凄い数!
花火は、日本人の夏の風物詩なのだ。

さて、多くの人にとり、もっとも親しみを感じるのは地元の花火大会だろう。
私にとり、生まれ故郷の直江津の花火大会。
狭い市街地の真ん中辺りに自宅があったおかげで、わざわざ会場に足を運ばなくても十分に楽しめた(でも、足を運んだ)。
住民が唯一燃焼できる、待ち焦がれたイベントだった。
人口3万人の地方都市ゆえに規模は大きくなく、打ち上げ数は5千発、来場者数は10万人。
私が暮らしていた約半世紀前のデータは不明。
また、現在は上越市なので、正式名称は「上越まつり大花火大会(直江津地区)」。

次いで、私がいま暮らす横浜の花火大会。
「神奈川新聞花火大会」。
8千発、27万人。
人口367万人の日本最大都市の住民はクールなのか。

私はネットで調べ、何をもって日本一とするかも難しいことが分かった。
打ち上げ数か、来場者数か。
それとも諸々の演出を含めた楽しさか、周囲の景観を含めた美しさか。
演出にはイベントやサービス、ほかに露店などを加えるか。
私は、各地の花火大会に順位をつけることにあまり意味がないという、当たり前の結論に行き着いた。
「全国花火大会ランキング」の類は、レジャーや観光で出かける際の目安になるくらいだ。

ところで、私は新潟県の直江津小学校を卒業し、長野県の伊那中学校に入学した。
確か2年生の夏休みに家族4人で諏訪湖の花火大会を見に行き、あまりの迫力に圧倒された。
入園前の妹は震えていたのでないか。
私は妹が心配で、花火を楽しめなかった。
2歳頃から重い自家中毒に幾度もかかり、それは精神的な興奮が引き金になっていたようだ。
伊那市駅まで鉄道で帰らなければならなかったこともあり、花火大会の途中で引き揚げた(うろ覚え)。
凄さをいやというほど味わったのと、乗り物の混雑を避けたいということだったと思う。
「諏訪湖祭湖上花火大会」。
なるほど、あれが人により日本一と讃える花火大会だったのだ。
約45年前のデータは不明だが、4万発、50万人。
湖は安全面でゆとりがあり、大玉の打ち上げや大がかりな仕掛けが可能である。
波のない湖面に映る花火も美しさを増幅させる。
また、湖畔に沿い、大勢が取り囲むように楽しめる。

あるランキングでは、山下清の貼り絵で有名な「長岡まつり大花火大会」がベストテンに入っていた。
日本最長の信濃川で行われる。
こちらは2日間合計で2万発、85万人。

ちなみに花火大会のピークは、首都圏ではきょうらしい。
天気予報は微妙だ。

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