フィギュアスケートGP(グランプリ)シリーズ第3戦、女子は安藤美姫、男子は小塚崇彦が優勝した。
おめでとう。

安藤美姫は、SP(ショートプログラム)で3位、フリーで逆転。
小塚崇彦は、SPもフリーもトップ。
フィギュア中国杯には2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)期待の星、米国の長洲未来も参加しており、勝つのは決して簡単でない。

5年程前までなら日本勢のアベック優勝と、国中が沸騰してもおかしくない。
トヨタ自動車所属の二人はともに素晴らしい演技だった。
安藤美姫はフリーで数え切れないほどジャンプを跳んだ。
とくに疲労が出るために得点が高く設定されている後半に5連続ジャンプを決めた。
2位の鈴木明子を寄せ付けなかった。
小塚崇彦はフリーで4回転ジャンプを1回、3回転ジャンプを7回跳んだ。
こちらは圧勝だった。

ところが、2006年トリノ冬季五輪で荒川静香が金メダルを取り、2010年バンクーバー冬季五輪で浅田真央が銀メダル、高橋大輔が銅メダルを取った。
安藤美姫と小塚崇彦は、浅田真央と高橋大輔の活躍の影に隠れ、あまり目立たない存在になってしまった。
世界トップクラスの実力の持ち主なのに…。
日本は選手層が厚くなり、二人に対するマスコミの注目度もいま一つ。

私は思う。
スポーツの世界はほんとうに厳しい。
国民の関心もきわめてシビアである。
かく言う私も、浅田真央と高橋大輔に心を奪われやすい。

安藤美姫は来年3月に東京で開催される「2011年世界フィギュアスケート選手権」で4季ぶりの優勝を目指している。
不調の浅田真央にかわり、村上佳菜子とともに盛りあげてくれるだろう。
韓国のキム・ヨナもこの大会に照準を合わせているらしい。
レベルの高い戦いが期待できそうだ。

それまでに浅田真央はコンディションを立て直せるか?
いまは長いトンネルに入っている。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

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りそな総合研究所20101111