さて今度は角捨ての入った詰将棋を作ってみましょう。

A011図は角捨ての基本図です。

33角、同飛、12金まで3手詰。

最終手が22金でもいいのが気になりますが、31歩の配置を31銀にすればいい訳です。
しかし33角の打ち場所を限定する43歩がちょっとイヤ味ですね。
そういう場合は反転させて壁を利用します。

A02  
13角、同飛、32金まで3手詰。

2図から延ばすなら、21玉にして持駒に金を加える事が出来ます。
または1図で、盤面に24角とか42角と置けば打ち場所限定の歩は要らないですね。 
見え見えにならないように歩の成り捨てを加えてみましょう。

A03
32歩成、同飛、11金、同玉、33角成、同飛、12金まで7手詰。

2手目32同歩は、31金以下5手。
同じく2手目32同玉は、33金以下7手駒余り。

しかし3図には初手12銀成とか22金以下の余詰があります。

A04 
これを直しつつ、玉の往復の味を加えたのが4図。

41金、同玉、52歩成、同飛、31金、同玉、53角成、同飛、32金まで9手詰。

「飛車捨て」の5図(縦横の向きを変えた図)のような味になっていますね。これで一応の完成図です。

さて角捨ての別例(5図)もやってみましょう。

B0131角成、同玉、32金まで3手詰。

例えば玉方の12歩があったとしても、これが31歩成では11玉と逃げられてしまいます。

31角成なら、11玉には22馬までです。

ここからもう少し延ばしてみましょう。


B03 
22金、同玉、33歩成、11玉、21角成、同玉、31角成、同玉、32とまで9手詰。

6図では単に21角成を加えた後で、22金、同玉、33歩成という手順(34歩の消去)も加えてあります。
玉が戻る味も複雑になって面白くなりましたね。
しかしここからまだ延ばせます。
 B04
53角、21玉、32角、11玉、22金、同玉、33歩成、11玉、21角成、同玉、31角成、同玉、32と  まで13手詰。

7図は配置も非常にスッキリしていて簡潔な図になりました。
(でもこの図にはきっと類似作があると思います) 


詰将棋に味を加えるには
・玉を一度動かしてまた戻す
・途中に邪魔駒消去を入れてみる

さらに途中に出てきたように
・余詰のチェック
・類似作のチェック
などの面倒な作業もあります。

詰将棋をキチンと作るのはなかなか大変ですね。
でもどんどんチャレンジして、コツを掴んでみて下さい。