やさしい英語の本、通算35冊目は、
マクミラン・リーダーズのレベル3(11,000語レベル)の5冊目として、

イギリスのスコットランド生まれの小説家
ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850.11-1894.12)の、
小説『宝島』を読みました。

著者33歳のとき(1883.11)に出版された作品です

Treasure Island (Macmillan Readers)


Robert Louis Stevenson
Treasure Island

Retold by Stephen Colbourn
〔Macmillan Readers Level3〕
This retold version by Stephen Colbourn for Macmillan Readers
First published 1993
This edition first published 2005
9,863語

有名な作品ですが、
これまで読んだことがありませんでした。

少年時代、冒険小説は好きだったはずですが、
なぜか『宝島』は読まないままでした。

今回は、
金原瑞人(かねはらみずひと)氏の翻訳
(偕成社文庫)とともに読み進めましたので、
楽々読み通すことができました。

はじめのうちは、
思っていたより荒々しく、
仄暗い残酷な場面が描かれていたので、
それほど魅力を感じませんでした。

しかしいったんあらすじが頭に入って来ると、
よくできた映画を繰り返し見るような感覚で、

次はどうなるのだろう、
その次はどうなるのだろうと思って読んでいるうちに、
あっという間に読み終えていました。

確かにこれはよく練り上げられた小説で、
繰り返し読むほどに、いっそう魅力が増してくる作品だと思います。

ぜひ原書で楽しめるようになりたいです。

  ***

翻訳は、読みやすさを第一に選ぶなら、
金原瑞人氏の偕成社文庫がお薦めです。

宝島 (偕成社文庫)


金原瑞人(かねはらみずひと)訳
『宝島』
(偕成社文庫、1994年10月)

歯切れよく、わかりやすい勢いのある訳文で、
翻訳であることを意識せず、読み進めることができました。

あるいは、子供向けで簡単過ぎる
という評もあるかもしれないので、
気になる翻訳を他にも3種挙げておきます。

坂井晴彦(さかいはるひこ)訳
『宝島』
(福音館文庫、2002年6月)
 ※初出は単行本(福音館〔古典童話シリーズ18〕1976年10月)。

海保眞夫(かいほまさお)訳
『宝島』
(岩波少年文庫、2000年10月)

宝島 (光文社古典新訳文庫)


村上博基(むらかみひろき)訳
『宝島』
(光文社古典新訳文庫、2008年2月)

大人向けで次に読むなら、
村上訳かなと思っているのですが、

まだ読んでいないので、
読了したら書き直します。


※計35冊 計289,622語。

※Wikipedia の「ロバート・ルイス・スティーヴンソン」「宝島」を参照。


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