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アメリカ大統領選が開幕しました。過激な発言でトランプ氏ばかりが話題になっていますが。アメリカでは熱狂的に支持している人たちもいるようですが、結果はどうなるんでしょうか。
ある番組で各有力候補についての特徴などを語られていて、ぼくも関心があるのでその内容を書いておきます。
ちなみにアメリカ全体での現在の支持率は以下のようになっているみたいです。
民主党 ヒラリー・クリントン 52.1%
民主党 バーニー・サンダース 37.3%
共和党 ドナルド・トランプ 35.3%
共和党 デッド・クルーズ 19.7%
共和党 マルコ・ルビオ 10.7%
●バーニー・サンダース
資金力、知名度などあらゆる面でクリントン氏には負けている。
番組に出ていた宮崎哲弥さんによると、アベノミクスを支持しているクルーグマン、ジョセフ・スティグリッツという経済学者の先生らが、サンダース氏の経済顧問。もしサンダース政権ができたらクルーグマンが財務大臣になる可能性もあり。経済政策の点でみたら一番いい。
アメリカで激化している格差問題を真面目に解消しようとしている、唯一の候補者。
アイオワ州では、接戦の末、クリントン氏に負けましたが、次に行われるニューハンプシャー州では今のところ圧倒的リードしているみたいです。またちがう番組で辛坊治郎さんは、この人はアメリカでは珍しい極左に近いようなイメージで、いわゆる社会主義社。そういう特徴があるので、自由の国アメリカで最終的に党の候補になることは考えにくいという考えを述べられていましたが、どうなんでしょうか…。
●ドナルド・トランプ
政治資金は有力候補の中では一番低い。日本円で23億弱。資産が一兆円あるので、献金をあまりもらっていない。それも支持されている理由。あまり献金をもらってしまうと操り人形になってしまう。ヒラリー・クリントン氏などはとくにそう言われている。
●デッド・クルーズ
アイオワ州の予備選では支持率では負けているトランプ氏を破って勝利。前回2012年の選挙では投票した人の数は12万人だったけど、今回はトランプ効果もあって盛り上がり、一気に18万人まで増えた。トランプ氏を当選させたくない人々の票が集まった結果の今回の勝利だったのではということでした。
トランプ氏以上に右。キリスト教の保守派。たとえば妊娠中絶などは絶対反対の立場。
●マルコ・ルビオ氏
44歳で、両親はキューバからの移民。父はバーテンダー、母はホテルのメイド。
日米関係が良好にいくのはルビオ氏。尖閣諸島の問題では日本の立場を支持しており、中国の挑発的行為を批判している。
外交は候補者の中でも一番いいが、経済政策がどうなのかわからない。
安倍首相も非常にまともな人だと好意的にみている。
まったく注目されていなかったが、アイオワ州の選挙ではトランプ氏に匹敵するほどの票を獲得。クルーズ氏、トランプ氏が偏った考えを持つなか、主流派であるので、もしかしたら勝ち上がる可能性もあり。
今年7月に各党の党大会で候補者を指名し、11月8日には大統領が決まる、本選挙が行われるとのことです。誰が大統領になるかでアメリカだけでなく、世界の行く末が変わってくると思いますので注目していきたいところです。