和菓子魂!

季節を彩るさまざまな和菓子たちをご紹介します。 老舗の名物から、新感覚の和菓子、あんぱんまで。

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このゴールデンウィークにも、敷地外に車の行列ができますほど、
想像以上の来場者を迎えて、てんてこ舞いだったラ・コリーナ近江八幡。
もうすっかりフードテーマパークとなりましたが、レジャー施設があるわけでもなく、
近江の風や空気を受けながら、菓子を味わって、そこに会話が生まれる。
水族館でもなければ、動物園でもなく、遊園地でもないのに、
これだけ多くの人が訪れるのは、ただひとつ、近江を全身で感じられるからでしょう。
百貨店の売場にも飾られている植物を、きっちりと手入れしているスタッフがいて、
単なる商業施設ではなく、菓子を生み出す空間に、自然を融合させて、
季節の流れをしっかりと取り入れているところに、自ずと魅力を感じるのです。
さて、そんなラ・コリーナ近江八幡で、もうすぐオープンして一年になるのが、
たくさんの栗の木を使って構築された、カステラショップの「栗百年」です。

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近江八幡を訪れて、必ず立ち寄りますのは、和た与。
先日も駅からタクシーを飛ばして、玉木の交差点で右折してすぐのところ。
時間がなかったこともあって、パッと立ち寄って、『ういろ餅』を買う。
『丁稚羊羹』でも有名ですが、近江の外郎はまた格別なものがあるのです。
むっちりとした弾力というよりは、みずみずしさがあって、もっちりとしているのです。
このもち肌の柔らかさがたまらないと申しますか、これぞ!というところがあるのです。
もちろん、生ものですので、食べきれなかったら申し訳ないものですから、
三角形に切り出されたパック入りをちょこっと・・・・。
やはり近江の米を使った和た与の『ういろ餅』は、じっくりと空気を含ませたように、
ぽってりとした、この食感が病みつきになってしまうのです。

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滋賀県は県庁所在地の大津よりも、草津の方が栄えているような印象があり、
個人的には、ちょっと寂しい気がしてならないのですが、
何よりもこの京都から米原までの間にも、多くの銘店があることを忘れないで欲しい。
特に大津は、見逃せない老舗がたくさん存在するのです。
その一つが、旧東海道筋、上京町に店を構えている鶴里堂です。
大津菓子調進所と冠されておりますように、それだけの誇りを感じさせるお店です。
その屋号は、比叡山から見下ろした大津が、細長く弓形(ゆみなり)で、
鶴が翼を広げて飛び立とうとしているように見えることから、
「鶴の里」とも呼ばれていたという謂れがあるからなのです。

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大津の駅から真っすぐ琵琶湖がある方向へと坂を下っていく。
旧東海道沿いに左に曲がっていきましたら、偶然見つけてしまった老舗。
屋根の上の看板には、「御饅頭処」とありまして、いわゆる「御饅屋さん」。
関西では朝生菓子系を主力にするお店は、そう呼ばれているのです。
その下には梅村商店の文字があるので、ご主人の苗字は梅村さんだとすぐ分かる。
屋号としては餅 兵が正しく、店先から中を伺ってみますと、
どう見ても、かなりの歴史を誇る老舗であることはすぐに分かると思います。
それもそのはず、江戸時代の宝暦年間に創業したとされておりまして、
初代は餅屋兵祐という名前だったそうで、キムタクみたく、略して餅 兵。
この屋号の付け方は、京都などでもよく見かける省略パターンです。
街道筋ということもあって、かつてはお休み処として重宝されていたのかもしれません。
多くの旅人が、こちらの餅菓子を頬張って、一休みしつつ空腹を満たしたのでしょう。

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まほろ堂蒼月の『青豆大福』を食べて、無性に志むらの『福 餅』が食べたくなり、
そのまま最寄り駅を通り越して、目白で降りて志むらへ。
ところが、やっぱり連休のど真ん中で、『柏 餅』の製造に追われていたので、
『九十九餅』はあったのですが、『福 餅』はお休みされていたのです。
ちょっと残念でしたが、せっかく来たので、生菓子を買って帰ろうと・・・・。
まあ、でも、時間が時間でしたので、だいたい売り切れていまして、
すぐに目に入った『つつじきんとん』と『菖 蒲』をチョイスして、
2個では寂しいので、うぐいす黄な粉をまぶした『ごま餅』を注文しました。

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小田急線に乗っていていつも思いますのは、準急すら停車してくれない狛江が、
いつもちょっと切なく感じてしまうのは、私だけでしょうか。
ということもあって、成城学園前まではよく出向くのですが、
そこから先にはあまり足を延ばさなかったりするのですが、もう二駅だけ。
夕方になって、自宅に帰ると日が沈んでしまうかなというところでしたので、
狛江に足を延ばしまして、もう一つの風月堂さんを訪ねることにしました。
実は狛江の駅前にも、成城風月堂の支店があるのですが、
いやいや、そこはスルーしまして、市役所の向かいにある狛江風月堂へ。
本社工場は別のところにあるのですが、何かと便利なこちらでいつも買うのです。

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『山吹餅』(下)と『青豆大福』
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急行が停車する経堂で下車して、亀 屋にお邪魔した後、
そのまま歩ける距離のひと駅区間、豪徳寺まで歩いてみる。
猫がシンボルとして愛されてもいるこの界隈を歩きながら、世田谷線の線路沿いへ。
宮の坂にある2年前にオープンしたばかりのまほろ堂蒼月へ久しぶりに向かう。
小ぶりな『どら焼き』(税込190円)はほんのりとバターの香りがして、実に素朴。
それ以外は、以前にお邪魔したのが、秋だったこともありまして、だいぶん和菓子も違う。
もちろん、端午の節句ですので、『柏 餅』(税込180円)は3種類ちゃんと並んでいまして、
粒あん、こしあん、味噌あんを戸惑うことなく購入しまして、早速味わう。

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『あんわらび』(右上)と『けしの実餅』
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久しぶりに時間的に余裕ができましたので、新宿から小田急線に乗る。
成城学園前で降りて、すぐのところ、有名な成城アルプスの向かいに、
成城風月堂が手掛けている和菓子ブランド、成城あんやがあります。
ちょうど5月の連休中ということもあって、販売スタッフの方が懸命に呼び込み中。
そんなに頑張らなくても、次々にお客さんが吸い込まれていくのですけども・・・・。
路面店の場合は、ガッツのある呼び込みは、ちょっと効果的ではないような気もする。
さて、そんなことはさておき、『柏 餅』や『黒糖ちまき』が気になって店内へ。
いつものようにガラス張りになっており、店内厨房の様子が丸見え。
今日は蒸しあがった柏餅の仕上げ作業がよ~く拝見できた。

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昨年はこの『兜 餅』だけは、どうしても食べられなかったんですよね。
というのも、開店と同時に行きましたので、まだ仕上がっておらず、
柏餅と粽を買って戻ってきたのですが、やはりこの時期にしか登場しない生菓子の中で、
珍しく、具現的な表現をしている菓子のひとつなのです。
折り紙でもこんなに格好良く、兜を折りたたむのは至難の業。
それなのに、外郎生地で見事に仕上げてきますので、やはり気になってしまいます。
この生菓子は、京都でも多く見受けられ、末 富などでも製造されています。
でも、やっぱり手間がかかりますので、百貨店などで見る機会は非常に少ないですし、
本店でも店頭売りをしていないことも多く、予め取り置いてもらうのが一番でしょう。
ということで、今年は事前にお願いしておいたのです。

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続いて、もうひとつ、そのすぐ横にございましたのは、
これまた江戸の銘店、秋色庵大坂家の『柏 餅』があったんですねえ。
いやはや、もう一人で勝手にテンションが上がってしまうわけです。
もちろん、こちらも購入しまして、じっくりと堪能することに!
自分の記憶にないので、恐らく大坂家の『柏 餅』を味わうのは、これが初めてのような。
今年は新宿髙島屋では、日替わりの柏餅が非常に充実していたこともあって、
個人的には毎日通いたいくらいであったが、さすがにそういうわけにもいかず、
5月5日の端午の節句に、全ての柏餅の配達を終えて、ようやっと立ち寄れたのです。

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毎年のことながら、5月の連休に入ると、ほとんど菓子屋を巡れない。
よって、この時期に出回ります柏餅を味わうことも、
なかなかチャンスがなかたったりするので、店頭でご紹介する柏餅や粽を堪能する。
今年も朝から都内の和菓子屋さんを回って、柏餅を受け取っていき、
この忙しさこそが、ゴールデンウィークらしいものだとも思うのわけです。
多くの企業が連休に突入しますので、お取引先がお休みの場合は、
それに合わせてお休みを取得することもできるのですが、僕にとっては繁忙期のひとつ。
「ゴールデンウィークくらい休んだらいい」という優しい上司の言葉も、
有り難く受け止めつつ、そうはいかない自分をちょっと憂いてみたり(笑)

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同じく、4月最後の京都航空便には、塩芳軒が登場しました。
意外にも、この時期の生菓子を取り上げていなかったので、ここでご紹介。
そのうちの一つ、白小豆いっぱいの贅沢さを楽しめる『京鹿の子』は、
以前にもご紹介させて頂きましたが、これはもう秋にもまた味わいたいひとつ。
鹿の子の表面に見えている豆が全部白小豆なんですからね。
さて、やはりこの時期の定番は、『岩根つつじ』のきんとんでしょう。
粒あんを芯にして、緑色のそぼろきんとんを添えて、薄紅色の細やかなツツジの花を咲かす。
その季節に必ず登場するきんとんを見るだけでも、味わうだけでも、
心が解れると申しますか、今年ももう夏がやって来るんだなあと思いつつ・・・・。

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4月の終わりの京都航空便には、久しぶりに京華堂利保が登場。
やはりこちらの薯蕷饅頭は見逃せないわけで、食べないわけにはいかないわけで、
となれば、やっぱり買わないわけにはいかないわけで・・・・。
今回はどんな詰合せなのかなあと思えば、やはり薯蕷が二つ!
これはもう買うしかないでしょ!となるわけです。
まずは、シンプルな薯蕷饅頭には、淡い紫色と緑色が配色され、
藤の花房の焼印がなされた『藤 浪』なんですが、やはりこの香りが格別です。
多くの場合、薯蕷の香りが弱かったり、逆に強過ぎたりすることもありますが、
この程良さで、優しく、でも、しっかりと感じさせる塩梅が好み。
小豆こしあんと共に、しっとりとしたこの肌触りにうっとりしてしまうほど・・・・。
そう、思わず指で撫でてみたくなるのです。

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というわけで、2013年に広島で開催された全国菓子博覧会は、
今年4年ぶりに伊勢にて開催されまして、まさに和菓子のオリンピックということで、
4月26日から1泊2日で、髙島屋各店のみんなで予定を合わせ、
全国から集結する和菓子を、ここぞとばかり見に行き、買い込み、食べてきました!!
何よりも、姫路、広島、そして、今回の伊勢と3大会も和菓子を担当していて、
本当に良かったなあと思うわけで、ありがたい限りです。
ただこれまではこんなに早く起きて作戦を立てるほどのこともなく、
入場するのにパニクることもなかったのですが、今回は違いました!
朝4時くらいに起床しまして、6時16分発の新幹線に乗り込むべく、
あれこれと身支度をして、集合時間に遅れないように・・・・。
東京駅で集合しまして、いざ出発!まずは名古屋へ向かいます。
到着後は、乗り換え時間が短いこともあり、早足で近鉄のホームへ。
今度は特急に乗り込み、幸いにも新型車両ということで充電して臨戦態勢。

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さあ、4年ぶりの菓子博に行ってまいりました。
開催前から話題になっておりました通称「白 福」と「黒 福」。
そりゃあ、全国的にも圧倒的な知名度を誇る赤 福ですから、
これがどんなパニックになるのか、だいたい想像がついていたのですが、
いやはや、物凄い人出でございましたが、どうにかありつけました!
4年に一度の和菓子のオリンピックということもあって、
和菓子売場の研修的な意味合いも含めて、みんなで楽しんできました。
既に先に菓子博を体験していた方々より、さまざまな情報を収集して、
いろいろと作戦を組み立てて挑みましたが、まあ、ここまでとは思いもせず。
それにしても、これほどに赤 福が愛されているということを、
改めて実感した菓子博でもございました。

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徳島を訪れてみますと、日の出という名前の和菓子屋がいくつかあります。
まず、お土産売場でよく見かけます『ぶどう饅頭』の日乃出本店、
『和布羊羹』の日の出楼と、もうひとつ、蔵本日乃出があります。
お話を聞いてみますと、それぞれ関係があったり、なかったりしますが、
いずれもみなさん同世代でいらっしゃるので、横の繋がりはございまして、興味深い。
その日は日の出楼から分かれたお店ということで教えて頂き、お邪魔しました。
蔵本という駅もありますが、その地に開業したことで、この屋号。
店先には立派な工芸菓子も飾られていて、店内に入りますと、いろんな和菓子がある。
そして、ルーツを感じさせる『和布羊羹』も、ちゃんと発見!
ただ、それよりも目立ちますのが生菓子であったりして・・・・。

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続いては、澤鹿文明堂にも立ち寄りまして、ここでも生菓子をチョイス。
いつも3種類の生菓子を楽しみにしておりまして、さらりとした口どけ。
すぐに東京に帰らなければならなかったのですが、その前にどうしても立ち寄りたくて、
生菓子だけを買いに立ち寄ってみたのですが、やはり落ち着いた色合いで好み。
京都で修業されたご主人が丁寧に仕上げる生菓子を買いましたら、
「おひとりでお茶されるんですか?」と女将さんから尋ねられたのですが、
いえいえ、帰りの汽車の中で食べたいなあと思いましただけで・・・・とお返事。
そんなさり気ないやり取りもまた和菓子を買う楽しさであったりもします。
まずは、淡い緑色とピンクの二色に染め分けたきんとん製『花くれない』。
多くの場合は、『都の春』という銘であったりもしますが、淡い色合いの桜が心を慰めるとき、
それともツツジの花が咲き始めた時、春の色合いが、まさに緑色を濃淡ある紅色に染めていく。
こしあんと共に、喉の奥に消えていくような繊細さに惚れ込んでしまう。

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『花信風』
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高松から徳島へ入りまして、まず最初にお邪魔しましたのは、
徳島城のすぐ脇にございます茜 庵を訪ねて、本店の奥にございます呈茶
席で一服。
このスタイルは、叶匠寿庵の寿長生の郷と同じく、客人をもてなす空間。
落ち着いて、季節の移り変わりを菓子で感じながら、抹茶を頂く。
こんな至福の時間はあまりないものですが、茜 庵では大切にされているのです。
多くの場合、スタッフの方が覚束なかったりすることもありますが、それは特別なことだから。
日常の中に溶け込んでいなければ、ちゃんとしたおもてなしはできないと思います。
そんな心が全て現れておりますのが、茜 庵の菓子作りであり、おもてなしなのです。
店頭で売られている菓子とは違って、呈茶席で味わえる生菓子は、
定番の意匠を乗り越えて、独特の遊び心と表現力が感じられ、とっても魅力的なのです。
そして、今回も素敵な生菓子を堪能させて頂きました。

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『つつじきんとん』と『唐 衣』
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エビスヤ本店で『あん餅雑煮』を味わいました後、
特急の発車時刻まで、あと30分というところで、すぐ隣りにございます三友堂へ。
高松に参りましたら、立ち寄らない訳にはいかないと申しますか、立ち寄りたい老舗。
これまでにも何度かご紹介させて頂き、銘菓『木 守』は茶席菓子として風流人に愛される逸品。
されど、やはり生菓子だけは、この地を訪れなければ味わうことができませんだけに、
今回もしっかりと堪能したく、あれこれと買い求めたのです。
端午の節句間近ということもありまして、歳時記の菓子が味わえるのは見逃せない。
まずは大きな柏の葉に包まれた『柏 餅』は、粒あんのみ。
こしあんが割合的には多いものの、逆に粒あんのみというのも面白いものです。

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さて、夢菓房たからから高松の中心街に戻って来まして、
徳島へ向かう特急の時間を確認しますものの、時間の余裕があったこともあり、
久しぶりにエビスヤ本店で休憩することにしたのですが、
店先に『あん餅雑煮』あります!宣言があって、それに吸い込まれるようにして入店。
冬季限定ということもあり、もうギリギリの時期ではあったのですが、どうにか滑り込み。
いやあ、まだやっていてくれて良かったあ!!ありがたい!!
表の売店では季節の『柏 餅』などを販売しているのですが、やっぱりコレでしょ。
注文してから餅を雑煮の汁に入れて作りますので、出てくるまでちょっと時間がかかります。
余裕があると言っても、1時間くらいでしたので、ちょっと焦りつつも、
やっぱりこれは食べておきたいなあと、ドキドキしつつ待つ。

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松江から岡山に出て、今度は瀬戸大橋を渡って高松へ。
迷うことなく駅前のコインロッカーに荷物を預けて、身軽になってから、
そのまま琴電に乗り込んで木太東口で降りました後、とにかく歩く、歩く。
初めて来ました時は、まだ土地勘がなかったこともあって、かなり長く歩いた印象でしたが、
もう何度か訪れておりますので、足取りも早く、目的地に向かってスタスタ歩いていくのも苦じゃない。
ってのも、春に来ますのは久しぶりなもので、『いちご大福』が味わえるとなれば、
気持ちはドンドン前に進んでいきますもので、普通ならば車で来る人がほとんどですし、
買い物を終えても、タクシーなんて来てくれない場所なんですが、ガンガン歩きます。
いやあ、多少疲れるくらいが、多少汗かくくらいが、和菓子を求める甲斐があるっていうものです。
というわけで、ヤマダ電機とケーズデンキを目印にして、ほぼ競歩状態で進む。

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松江の多くの菓子屋が大橋を渡る手前に散在しているのですが、
渡った先にも店を構えている高見の一力堂は、大橋を渡った先にあります。
銘菓『姫小袖』で知られますが、やっぱり春に訪れましたからには『桜 餅』を買いに立ち寄る。
そう、以前にもお話ししましたが、何故か、江戸から遠く離れて、
松江ではどこでも桜餅は、みんな焼き皮の長命寺タイプなのです。
そう、彩雲堂や風流堂など明治期創業の菓子屋よりも古い一力堂でも、例外なく長命寺タイプ。
しっとりとした焼き皮でくるむようにして、さらりとしたこしあんを挟んでいます。
これは松江ならではの皮むきのさらしあんで、桜葉の塩気と共に、さっぱりとした味わい。
そもそも松江がこれだけの菓子処となり、一般的に生菓子が普及していますのは、
茶席文化に精通した藩主・松平治郷、不昧公の影響であり、
明治以降も多くの伝統銘菓が復刻されて現在に伝わっているのです。
恐らくは、松江の桜餅が江戸風であるのも、この不昧公のお好みであったのではないかと思うのです。

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松江入りして、老舗の旅館にチェックイン。
宍道湖の夕陽を見つめて、ちょうとだけ休憩しまして、すぐにあちこち回る。
翌朝も散歩がてらに、すぐ近くにありました一力堂へ。
そこから松江市役所の真向かいに店を構える向月庵にお邪魔して、
生菓子から干菓子など、あれこれを目移りしながら、久しぶりなだけにテンションMAX!
他の松江の生菓子と違って、やや大ぶりで、常時10種類以上並んでいるのです。
食べきる自信がないので、どれにしようか迷っているうちに、結局全種類。
まあ、岡山に向かうまでの特急で、じっくりと食べきれば大丈夫だと言い聞かせて、
心置きなく買い込みまして、そのまま松江駅に出て、早速箱を開ける。
きんとんは2種類、緑とピンクの二色染め分けによります『都の春』は粒あん入り、
これに対して、薄紅色のきんとんそぼろで染め上げた『山わらう』には、
ほろほろとした独特の黄味あんを芯にしていて、実に新鮮な組合せ。

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鳥取に入りまして、予定を済ました後は、市内の菓子屋を巡って、
そのまま米子へ向かいまして、以前にも取り上げた薯蕷饅頭『名代甘爐』で有名なつるだやへ。
あまり知られていないが、銘菓と呼ぶに相応しい菓子がいくつかあり、
たまに味わいたくなってしまうもので、米子まで足を延ばしたら、必ず買いに行くのです。
もちろん、そのまま三大菓子処である松江まで行きますのは、言うまでもないのですが・・・・。
まず、饅頭や羊羹がどうしても目立っているのですが、非常に珍しい落雁もあるのです。
というのは、もう最初聞きました時はビックリさせられたのですが、山うどが入っているのです。
淡い緑色の落雁に、ポツポツと黒く見える点があるのですが、これがまさに山うど。
鳥取県の佐治村の山に自生する天然の山うどを甘く炊いて、落雁生地に合わせているのです。
サクッとした軽い口当たりで、まろやかな甘みが広がっていきます。

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FullSizeR (109)
名古屋から東京に戻り、また大阪に出て東京に戻り、
GINZA SIXの内覧会にお邪魔して、そのまままた新幹線に乗り込んで移動。
どうも飛行機が苦手なものですから、岡山で特急いなばに乗り換えて鳥取へ。
夕方に東京を出ましたので、鳥取行きの最終列車であった。
車内販売がないので、慌ただしく弁当とお茶を買い込んで乗り込むと、わずか2両。
指定席はほぼ満席という混み具合で、何だか息苦しさを感じる。
しかも、上郡駅でまさかのセットバックで、全員立ち上がって座席を回転。
いやはや、落ち着かないまま鳥取駅に到着し、そのまま温泉がいっぱいの市街地の宿へ。
翌朝、早めに起床して、吉方温泉通りをまっすぐ散歩して、京屋菓舗を訪ねる。
今回も都内ではなかなか味わえない生菓子をチョイスしつつ、
生姜風味の焼菓子が好みなもので、『いなば山』と『因幡の獅子舞』を両方買う。

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FullSizeR (99)
大学時代の先輩が入院しているという知らせを受けて、休日に見舞いに向かった。
新大阪から乗り換え、久しぶりに万博記念公園の太陽の塔を見つめたのだ。
大学卒業以来の再会であったが、ここ数日、途切れていた人との繋がりを取り戻すように、
何やら偶然の再会もあり、ここまで突っ走ってきた自分に振り返させるのだ。
珍しく、仕事を絡めることなく、帰阪したついでに、そのまま難波に出て、
大学時代の友人と待ち合わせて、久しぶりにじっくりと飲みに行く。
そう言えば、こんな時間を持つこともなく、菓子屋の主人たちとずっと向き合い、
和菓子とずっと向き合って、その地を訪ねて、食べ続けていた僕でしたが、
本当に片手に数えるくらいしかない、和菓子とは関係のない一日だったのです。
懐かしい話をし、忘れていた記憶も蘇ってきて、たまにはこういう時間も大切なのだ。

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FullSizeR (95)
端午の節句には、御
粽司として予約が殺到する川端道喜ですが、
裏千家
の茶事に合わせて餅製の生菓子も作っています。
毎年桜の時期が終わった頃には、『花 筏』をご紹介させて頂きますが、
実は交互に登場する菓子が変わりまして、今年は『花 衣』が登場しました。
昨年のことを覚えていらっしゃった方から、『花 筏』じゃないんですか?と確認が来るほど、
桜の焼印を施した細長い餅菓子は印象深く、よく覚えていらっしゃる方もいるのです。
それだけに、今年も『花 筏』なのかと思っておりましたら、
毎年お茶会のご注文が、『花 衣』と交互になっているのだそうで、それもまた面白いこと。
ということで、今年はお茶会の注文に合わせて、『花 衣』を一緒にお作り頂いたのです。

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FullSizeR (69)
熱田神宮の近く、伝馬町の交差点から旧東海道に入ったところに本店を構え、
名古屋市内に直営店もある亀屋芳広に足繁く通うようになったのは、
やっぱり若社長の花井芳太朗さんがワカタクに参加してからですが、
その前から名古屋の皆さんは同世代で非常に仲が良く、
よくお会いしてお話をしたりはしておりましたのです。
和菓子と洋菓子の両方を満遍なく製造していて、ギフト商材もしっかりと展開しています。
そんな中で、どうしても一般的な種類のものが多いので埋没し勝ちかもしれませんが、
水分量の多いさらりとしたこしあんは、持ち帰りたくなるほどに美味しく、
ワカタクのイートインでほうじ茶かき氷に添えたものの、それだけではもったいないくらいなのです。
そして、ある日オススメとして教えて頂きましたのが、全く日持ちのしない外郎だったのです。

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FullSizeR (91)
ちょうど名古屋髙島屋のすぐ脇にあるゲートタワーの内覧会があって、
サクッと拝見して時間ができましたので、覚王山まで足を延ばし、久しぶりに菓寮ocoboへ。
先客がお一人いらっしゃっただけで、非常にゆったりできる感じ。
あんまり混んでいると忙しくなってしまいますが、休憩するのにはピッタリなのです。
しかも、ちゃんと和菓子を食べて勉強も兼ねられるという一石二鳥。
ということで、奥の席に座って、当たり前ですが、テイクアウトできないメニューをチョイス。
やや暑くて喉が渇いていたこともあって、甘味の『西尾茶ソルベのあんみつ仕立て』を注文しました。
僕があんみつが主体だと思っているのかと感じたらしく、
ソルベ主体であることが念押しされましたが、むしろそれを望んでおりましたもので・・・・。
もちろん注文を受けてから作り始めますので、しばし待機。

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FullSizeR (60)
気づけば、僕も何個上生菓子を食しているのだろうか。
それでも飽きませんし、甘ったるさが蓄積されることがないのは、
毎回サプライズ感のある名古屋ならではの生菓子だからでしょうか。
ということで、連続して名古屋の和菓子をご紹介しますが、今度は亀広良の生菓子です。
錦の繁華街のど真ん中に店を構えていた亀末廣でも作られていたのですが、
練り葛の生菓子は特徴的で、備中白小豆のこしあんを薄紅色に染めた『花 霞』が登場。
完全に透明になるのではなくて、朧げに透けて見えるくらいの葛生地で、
ふんわりと優しい色合いを残してくれるのが、また良いのです。
霞がかった野山を薄紅色に染め上げる桜の情景が思い浮かびます。
やっぱり、葛好きには、たまらない一品でしょう。

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FullSizeR (56)
桜が散りまして、ハナミズキやツツジたちが我先にと競うように、
次々に花を咲かせ、暖かい陽気に包まれて、あちこち散策してみたくなる時期。
そんな時期になりますと、生菓子もまた美しい色合いを見せていきます。
柔らかい大福餅に粒あんを包んだ『豆 餅』で評判になった一 朶の生菓子は、
抹茶のような鮮やかな緑色に染められたきんとん『つつじきんとん』が登場しました。
名古屋らしく、つくね芋ではなく、伊勢芋を合わせた薯蕷きんとんは、
さっぱりとした香りが印象的で、滑らかなこしあんを包んで実に見事。
薄紅色ではなく、これもはっきりとした赤色に染められた細かいそぼろを三か所に添えて、
咲き初めのつつじの花を表現しているのですが、この赤と緑の重ね合わせが実に目を引くのです。
いやはや、何よりも素敵なのは、この鮮明な色合いに対して、
残りの3種類の生菓子が、どちらかと言えば、淡い色合いで、抑揚がしっかり出ていることでしょう。

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FullSizeR (46)
続いても、名古屋直行便から今度は稲沢の松屋長春の生菓子を。
いやあ、いつも名古屋市内の集荷を終えますと、名鉄電車に乗り込んで、
川村屋賀峯総本店と松屋長春の生菓子を受け取りに伺うのですが、
今年はまさかの名鉄電車が運行停止になってしまい、久しぶりに焦りました。
並走するJRを使うしかないのですが、稲沢には快速は停車しないため、
運行本数が少ないうえに、名鉄国府宮駅よりも、さらに店から離れているのです。
余裕をもって新幹線を手配しているとはいえ、名古屋髙島屋での積み替えもあるので、
果たして間に合うのかと、おまけに雨まで降ってきて、ドキドキでした。
それでも焦って引っ繰り返したりしないように、生菓子を丁寧に運んでいく。
どうにか、今年も無事に運ぶことができたのですが、
その中身を確認しますのは、もちろん新宿に到着してからのこと。

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FullSizeR (38)
毎年のことながら、ほぼ同じ時期に注文させて頂いているのに、
いつも中身を変えて、同じ人が買っても楽しめるようになっているのが凄いなあと感心。
それだけに、今年はどんな生菓子が入っているのだろうかと楽しみになってくるのです。
今年の大黒屋本店の生菓子には、実に色鮮やかなきんとんが入っており、目を引いた。
色の取り合わせとして、華やかな薄紅色と鮮やかな緑色に、黄色と、心が華やぐ。
糸のようにきめ細やかなピンク色のそぼろのきんとん『山笑ふ』は、
まさに桜が満開に咲き誇り、山が一面桜色に染まっている情景が思い浮かびますが、
それだけならば、特に驚きはしないのですが、さあ、食べてみようと黒文字を入れてみますと、
どうもあんことは違う感覚が指先にピンと伝わってくるのです。

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さてさて、まだこの銘菓について触れていなかったのが恐ろしいくらいなのですが、
想像以上の歴史を誇ります大和郡山の老舗、本家菊屋の銘菓『御城之口餅』です。
何と、その創製には、あの豊臣秀吉の名前が登場するほどの老舗なのです。
それは天正13年のこと、秀吉の弟・秀長が姫路城から郡山に入り、
秀吉をもてなす菓子を作るように、初代・菊屋治兵衛に命じて、小さな餅菓子が生まれるのです。
その茶会で大変賞賛を浴び、秀吉から「鶯 餅」と銘を受けたのです。
そう、これこそが、現在では早春の餅菓子の定番でもある『うぐいす餅』の元祖とも言われているのです。
ひと口サイズの小さな餅菓子で、近江のもち米を使用して、丹波大納言の粒あんを包み、
国産青大豆の黄な粉をまぶし、シンプルではありますが、こだわりの見える銘菓。

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これまで全国銘菓展は単品の出品のみであった大和屋が、
今回は銘菓『越乃雪』以外にも、テーマに沿った可愛らしい干菓子を携えて出店。
それは昨年長岡にお邪魔しました時に、さまざまな新たな試みを拝見して、
十分に頷けるものであったわけで、これからさまざまな干菓子が他でも見受けられるようになるかなと、
ちょっと期待をしつつ、絵本のようなパッケージになった『こはくのつみき』は、
まさに京都のUCHU wagashiのように、干菓子をいろんな形に配置して楽しめるもの。
これは素直に、楽しくなる、お子様が干菓子を身近に感じてもらえるようなひと品です。
パステルカラーの寒天を乾かしたシャリッとした食感が特徴的な琥珀製。
水色の短冊、ピンク色の真ん円、黄色い三角、紫色の窪みとそこにちょうど収まる小さな真ん円。
きっと最後まで、この小さな円を取っておきたくなるような、食べる面白さもあり。
箱から取り出して、適当に置いてみますと、自然と子供たちが積み木で遊ぶ姿が思い浮かびます。

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4月8日は花まつりと申しまして、これまたほぼ知られていない祭事があります。
桜が咲き誇る時期に、春の花を愛でるというもののように思いますが、
実は釈迦の誕生日である旧暦の4月8日に、その誕生を祝う灌仏会という仏教行事なのです。
これが明治時代になって、新暦に読み替えられ、春真っ盛りの時期となったことで、
春を愛でて遊興する賑わいと融合したのか、山の神を祀る民間習俗と合わさったのか、
花まつりと呼ばれ、可憐な花たちで飾りつけた花御堂の中に、
小さなお釈迦様の仏像を安置して、その生誕時に使われた産湯に見立てた甘茶をかけて祝うという。
この甘茶とは、甘いお茶のことではなく、アジサイの仲間の生薬で、独特の甘みがあるのです。
旧暦通りの時期であれば、アマチャの時期とも重なりますが、
新暦に読み替えたことで、甘いお茶だと誤解を生みやすくもなっているような気もします。

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愛媛県松山を代表する存在の『一六タルト』は、もはやここで語る必要もないくらい。
ロールケーキのような見た目で、松山銘菓として広く知られていますね。
最もメジャーなのが、一六本舗のタルトではありますが、
意外と知られておりませんのは、一六本舗でも、しっかりと生菓子を作っているということ。
めったに都内で生菓子を味わうことはできませんが、特別企画品に出会えた。
円柱の型抜きの流し物ですが、この華やかな色合いで、銘が『夜 桜』というのが惹かれる。
一番下の層は淡いピンク色の村雨、そこには桜葉の塩漬けが混ぜられ、
爽やかな塩気を感じさせると共に、薄いピンク色の羊羹を重ねています。
『夜 桜』の銘を受けた和菓子は、多くの場合、黒糖羊羹であったり、本煉羊羹を重ねて、
夜をイメージさせる背景の上に、桜を散らしていくものが多いのですが、
春爛漫の情景を映し出しているものは、なかなか珍しいなあと・・・・。


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日本橋三越の全国銘菓展では、「うれし!たのし!おかし!」というテーマのもと、
愛らしく、子供でも楽しめそうな和菓子がいっぱい溢れていたのですが、
その中で、大変気に入りましたのが、虎 屋の生菓子の詰め合わせでした。
誰もが知る、子供時代から親しんでいる昔話「桃太郎」を思わせる生菓子なのですが、
この組合せが、味わう人によっては、いろんな順番を設けられる余地があるのです。
まず、桃の形をした分かりやすい生菓子『桃 形』は、虎 屋では羊羹製と呼ばれるこなし製。
瑞々しい桃の形をそのままに写し出していて、白あんを包んでいます。
虎 屋ではいくつか、果実をそのままに写し出した生菓子がありますが、
以前にもリンゴの形をした生菓子『林檎形』をご紹介しましたが、このあたりは銘が分かりやすい。
もちろん、ドンブラコ~ドンブラコ~と流れてくる桃の登場ですね。


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今年、日本橋三越で開催された全国銘菓展では、
家庭画報とのコラボレーションによる生菓子などが多数販売されていて、
いつものように、二回に分けて全種類を購入して味わってみる。
その中でも圧倒的な美しさで心を引き寄せたのは、つちやの『SO-BI』です。
釣鐘状の型に流し込み、下層には羊羹が敷かれていて、銀箔が散りばめられている。
その中心に、何とも美しい青いバラの花が咲いているのです。
誰が見ても美しく、まるでアクリルの中に閉じ込められたスノードームのような美しさ。
もちろん、和菓子ですので、賞味期限内に食べなければなりませんから、
その命は儚いものと言えるのですが、まるで永遠の美しさを手に入れたようでもあるのです。
いやあ、ここまで美しい造形を見ることができるとも思わず、テンションがあがる。
とはいえ、高価だなあと思ってもいたのです。

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FullSizeR (48)
以前にご紹介したふわふわの餅菓子『きよめ餅』に対して、
不思議な形態をしたカラフルな干菓子がきよめ餅総本家には存在します。
麻の紐で結ばれており、パステルカラーの五色の輪っかの干菓子は愛らしく、
それこそオリンピックのシンボルマークを思い出す人も多いでしょう。
その名前は『藤団子』と言いますが、〝ふじだんご〟ではなく、〝とうだんご〟と読みます。
熱田の名物として知られる伝統菓子ではありますが、
今でこそ新しく思える、ポップで可愛い手土産にぴったりの和菓子というイメージでもある。
菓子の名前自体は音読みしますが、文字通り、藤の花房をイメージしたもので、
その色合いからしても、春にこそ味わいたい干菓子のひとつと言えましょう。
ということで、藤の花に因み、かつては紫色だけであったかもしれませんが、
現在は緑、紅、白、黄、紫の五色になっています。

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漆黒の和菓子の代名詞的存在として、全国的にも知られる澤田屋の『くろ玉』。
風林火山の赤と黒の包装紙で、そのコントラストがあまりにも鮮烈な印象を残します。
そんな澤田屋が3年前に発表した新作の姉妹品が『キャラ玉』です。
澤田屋では看板商品の『くろ玉』にちなんで、黒いシュークリームがあったりなどもするのですが、
洋菓子にもかなり力を入れているからこそ、世に生み出されましたのが、
『くろ玉』の黒に対して、茶色くて、丸っこい『キャラ玉』なのです。
そもそも『くろ玉』が、黒糖羊羹とうぐいす餡の珍しい組み合わせなのですが、
もともとは甲府において、多くの和菓子屋さんでも作られている郷土に根付いた和菓子なのです。
ここに登場した『キャラ玉』もまた非常に意外な組み合わせであったのが、面白さの一つ。
そのネーミングからも想像がつきますように、キャラメルを使っているのですが、
中心に隠れておりますのは、何とサツマイモ餡なのです。

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金沢に立ち寄ります時には、いつも事前に予約の連絡をする𠮷はし。
昨年はちょうど都内の桜が散って、北陸の桜が満開になった時期にお邪魔して、
今年は少し早く、都内の桜もまだ咲き揃わないうちに金沢に入ったのです。
ほんの10日間ほどのずれではありますが、それでも和菓子は同じものが出てこない。
だからこそ、時期を刻むようにして、毎年少しずつズラして訪ねてみるのです。
今年はきんとんが2種類、まずは緑と黄色に染め分けた『菜の花』のきんとん。
とにかく、舌触りの良さ、このみずみずしさに蕩けそうになってしまうのです。
同じく夜桜を思わせる小豆あんのきんとんそぼろに、
愛らしい型抜きの桜の花を咲かせた『宵 桜』も、これまた口どけがいい。
金沢の生菓子の魅力と言えば、白小豆粒あん、蓬入りのあんこだが、
今年の春もまた大いに楽しませてくれるのです。

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生菓子『 欅 』と『こぶし』
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国立にあります一真菴が地元多摩地区のオススメということで、
立川髙島屋に登場していたので、早速買いに行ってきました。
というのも、桜餅は道明寺、長命寺の両方を作っていらっしゃいまして、
このあたりは、一幸庵の流れを汲むお店に共通するところ。
まず、道明寺製の『桜 餅』は、細やかな道明寺の餅にみずみずしい粒あん。
大納言小豆の粒が大きく、食感を残していて、非常に優しい味わいながら、
しっかりと小豆の風味を引き立てていきますのが、印象的です。
餅も真ん丸というよりは、楕円形のややスマートな餅になっております。
これに対し、長命寺タイプの『桜 餅』は、薄皮ながらもちもちとしており、
さらりとしたこしあんが巻き込まれるようにして包まれています。
よくある二つ折りではなく、ローリングして細長い形になっています。
これにもうひとつ茶色い長命寺タイプの桜餅があるのです。

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まだ桜が咲き始めたばかりだというのに、一炉庵では次の季節へと移り行く。
そう、桜が満開になった時には、皐月の 生菓子が並ぶのです。
というわけで、桜が咲きだす前に、春の生菓子を愛でるべく、本店に駆け込んだ。
まずは、毎年のように味わっております生菓子『花の宴』を今年も注文。
薄い羊羹で瓢箪型のあん玉をくるりと巻いて、漆黒の美を放つ。
その上に可憐な桜の花を咲かせ、紅白にねじった結び紐が添えられている。
さあて、その艶のある黒い面を見つめておりますと、
まるで満開に咲き誇る桜の花が、黑い漆器の盃に映り込んでいるようにも見えます。
そんな美しさの奥に隠れておりますのが、青えんどう豆のあんこ。
静かな春の趣の中に、味わとしても楽しませてくれるのです。
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FullSizeR (19)
春が盛りを迎えようとしているはずの3月の終わり。
でも、今年はまだ桜の開花宣言はなく、やや遅め。
和菓子の世界は、すっかり春めいて、もう春爛漫です。
青山の骨董通りにある菊 家の生菓子は、これまた素敵な取り合わせ。
この3個セットで、「花だより」と題されたあたり、これまた良いのです。
ピンクの桜の型押しの生菓子『佐保姫』は、二重に重なるようにして、
薄紅色の練切のところどころに、黄色い何かが見える。
そう、これは杏子の果肉が混ぜ合わせられていて、
意外なところで楽しませてくれるのが、菊 家の生菓子です。
なお、『佐保姫』は、以前にも京都の生菓子をご紹介して触れましたが、
桜色に山を染めていく春の女神さまのことでございます。
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富山駅の土産売場で見つけましたのは、珍しい梨の和菓子。
もちろん、ないことはないのですが、りんごなどに比べて少ないのは事実。
そもそも鳥取県ならば、梨のイメージが定着していますし、
全国の生産量一位の千葉県であれば、梨が使われているのも納得かと思いますが、
富山県で梨というのはピンと来ないかもしれません。
ですが、呉羽では幸水や豊水などの梨が多く生産されており、全国有数のブランド梨なのです。
その梨をフルに活用していますのが、呉羽の和洋菓子店、瀧味堂でしょう。
それこそ愛らしい梨の形をしました最中『くれは梨もなか』が銘菓として親しまれ、
最近では、梨の形をした和三盆糖の干菓子『梨の雅』も登場しています。
そんな中で、非常に涼やかでオススメなのが、琥珀干菓子の『梨の雫』です。

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伏木の引網香月堂の本店を訪ね、そう言えば・・・・と思い出したのは、
こし村百味堂の銘菓『千代くるみ』 という胡桃を糖蜜でくるんだ干菓子。
松任にある彩霞堂の『千歳くるみ』を直前に食べていたこともあり、
確かよく似た菓子が、このあたりにもあったような気がすると思い出したのです。
そしたら、引網さんとは同級生らしく、すぐ近所だということで連れて行ってくださいました。
これまでにも触れておりますが、北陸では胡桃を使った菓子が非常に多く、
小松の行松旭松堂の『雪花糖』などもそうですし、他の地方に比べて散在しています。
加賀の白山麓で採れる胡桃が非常に良質だったこともあり、昔から重宝されていたのです。
滋養があることもあり、数少ない植物性油脂を得られる食べ物ということもあり、
高岡藩より徳川将軍家に衣がけした胡桃が献上されていたという話から作られたのだそうです。
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いつものように日光を訪れたある日のこと。
今日こそは和菓子を完全に忘れて、観光に徹するという約束だったのですが、
老舗の羊羹たちや『宮前だんご』は我慢しましたものの、
帰り道に坂を下っていきますと、ずっと気付いていなかったのですが、
人形焼の文字を見つけて、それもよくある土産販売店の匂いのしない雰囲気で、
思わず、ふらりと立ち寄ってみたのですが、これまた素敵なお店でした。
というのも、日光彫の老舗、三島屋の若旦那さんがお始めになったというお店なのです。
存在感のある店構えの左脇に、併設されている人形焼専門店です。
いやあ、『日光人形焼』というのが、またしっくり来ると申しますか、
新たな名物になりそうな予感がして、早速買い込んだのです。 
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千本玉壽軒のこの時期の生菓子を頂くのも実は久しぶり。
薄紅色(ピンク)というよりは、紅白に近い色合いのきんとんに惹かれ、
薯蕷の香りの高さとともに、じっくりと味わい尽くした春の日。
桜のきんとん一つを取りましても、さまざまな表現があって楽しいのです。
淡いピンクひと色に染め上げるものもあれば、緑との染め分けであったり、
こうして、白いきんとんのそぼろとやや赤いそぼろを混ぜ合わせたものもあります。
写真ではピンク色に見えますが、もう少し濃い色合いをしていて、
それが淡い桜色がたくさん折り重なって、ぷわっと塊で見えた時に、
やや濃く見えるようなそんな色合いであったり、夕陽が射した時の桜の表情であったり、
とにかくシンプルながら、綺麗だなあと惹き込まれました。
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春は和菓子がいっぱい。
桜色の和菓子がたくさん溢れてくるにつれて、気持ちも華やぐもの。
紫野源水では、『桜の有平糖』に追われて、とにかく大変な時期。
ある意味、和菓子屋さんにとっては、桜を愛でる暇などなく、
ひたすらに菓子を作り続けなければならなかったりしますので、
その分、大切に味わって行きたいなあとも思うのです。
そんな超多忙な3月の終わりに、生菓子をお願いしたのです。
きんとん製の『咲き分け』は、薄紅色と緑色に染め分けて、
やや細めのきんとんそぼろを、こしあんを芯にして、さらりとした口どけ。
すぐに潰れてしまいそうなほどに柔らかく、みずみずしいきんとん。
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