和菓子魂!

季節を彩るさまざまな和菓子たちをご紹介します。 老舗の名物から、新感覚の和菓子、あんぱんまで。

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いやはや、これまた夏菓子に会えるのは嬉しい。
一宮にある川村屋賀峯総本店の生菓子もまた非常にありがたい。
何よりも代表的な生菓子として名高い『岩清水』は外せないものがあるだけに、
こんなところで再会できますと、自然とテンションが上がりますね。
飛騨高山で開催された表千家の大きな茶会などにも供された生菓子で、
奥深い風味が実に魅力的な黒糖葛製の生地で、緑色に染めた白小豆こしあんを包み、
茶巾で絞って蒸しあげ、氷餅を散りばめていて、その黒の照り映える美しさ。
何とも言えない凄味があり、滝清水のしぶきが当たるさまが、見事に表現されています。
久しぶりに、至高の逸品を味わえる喜びは、たとえようもありません。

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東京に住んでいるものとしては、各地の上生菓子を味わえるのは嬉しく、
特に蒸し暑くなってくる夏場は、送ってもらうことはできないので、
どうしても現地に行かない限りは味わえないわけです。
ところが、6月の終わり、日本橋髙島屋で名古屋直行便で生菓子が登場。
いつも春と秋に僕が新幹線で手運びしたりしている無謀な挑戦を、
今度は日本橋でも開催して、何よりも強敵だったのはむらさきやの『水ようかん』だったはず。
想像を超える重量に、思わず呻き声を出しそうになりますし、
エスカレーターなどでは、前傾姿勢を保たなければ、かなり危険!!
どういうわけか、そんな苦労を分かち合える仲間ができてしまったわけですが、
こうして運ばれてきた生菓子を、僕も有り難く購入。

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水無月備忘録。
毎年必ず食べているのが、誰もが驚く大角玉屋の『杏水無月』。
多くの場合、邪気を払う小豆を散りばめたものがほとんどであって、
たまに虎豆やうぐいす豆など、違う豆をちりばめている場合もあります。
しかし、まさか、ここであんずが乗っかっているとは思いもしないでしょう。
鮮やかなオレンジ色が余計に目立ちますし、初めて見たときは、
もう気になって仕方がないし、変わり種に挑戦しないわけにはいかない。
そこから毎年この時期になると目に入るので買ってしまう・・・・。
もっちりとした外郎生地には、こちらも葛を加えていて、みずみずしさがある。

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水無月備忘録。
やっぱり6月の終わりにあれこれたくさん食べますもので、
今年味わいました東京の銘店の水無月の数々は書き留めておきたく・・・・。
残念ながら、昨年は味わうチャンスを逃してしまって、
今年はしっかりと味わうことができましたので、やったあ!!という感じです。
やや集めの外郎生地は上新粉を使っているのですが、ここに葛を加えていて、
しっかりむっちりとした食感ではなく、もっちりとして弾力が生まれています。
ある意味、理想的と申しますか、米粉生地のむっちり感を残しつつ、
でも、そこまで硬めに仕上げずに、もちもちと柔らかい弾力を引き出していて、
正統派の『水無月』ではありますが、重く感じさせない良さがあります。

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名古屋から桜通線で瑞穂区役所でおりまして、それは春の頃でした。
散り始めた桜を見つめながら坂を上り、名古屋女子大ってここなんだと見回して、
汐路町の交差点で、とても菓子屋には見えない白い箱を見つける。
どちらかと言えば、パティスリーの雰囲気ですが、その真っ白な建物には、
花桔梗と暖簾がかかっていて、花が生けられ、スタイリッシュな和菓子屋さん。
美濃忠から分かれたお店ということもあり、カタチだけではなく、
京都にも通じる菓子作りは、なかなか定評がある一方で、
洋菓子のように、フルーツを巧妙に使った餅菓子なども女性を中心に人気だ。
冬から春にかけて、『いちご餅』が好評ではありますものの、
夏にもいろんなフルーツを使った和菓子が登場してきます。

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名古屋で『わらび餅』と言えば、間違いなく芳 光でしょう。
ちょっと岐阜方面に北上した一宮で『わらび餅』と言えば、明 や。
と言っても、一宮の中心部からはかなり離れていて、それも知らずに歩き始め、
まあ、一時間近く歩くことになってしまいまして、完全にギブアップ。
すぐ近くにコメダ珈琲があり、まずはそこで休憩・・・・。
そのあと、柳の木が見える本店にお邪魔しまして、名物の『わらび餅』を注文。
大皿にいろんな朝生菓子が盛られているのですが、お目当ては注文してから登場する。
流し込んだわらび餅をヘラで切り分けて、黄な粉をまぶして箱に詰める。
初訪問の際はテイクアウトしたのですが、イートインスペースがありますので、
こちらで氷の上に乗った『わらび餅』を味わってもらいたいと思います。

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菓子博で出会って、夏になったらもう一度食べたいと思っておりました『あゆ焼』。
夏になりますと、清流を泳ぐ鮎をイメージしました焼菓子がたくさん登場します。
調布で求肥を包んで、鮎の表情を焼き印した菓子が全国的に有名ですし、
カリッとした焼菓子も岐阜県などではよく見受けられますが、
それらとはまた違う煎餅になっていまして、なかなかリアルな表情をしているのです。
製造している糸川屋製菓は、三重県の南端、和歌山県との境が近い熊野にあり、
まさに熊野街道沿いで、目の前には海が広がっているのです。
それもあって、『あゆ焼』を見て、カツオせんべい?と思ってしまったり・・・・。
横縞模様がシューッと入っていて、・・・・ぽいと言えば、・・・・ぽいと思うのです。

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銘菓『とこなつ』で知られ、最近では『高岡ラムネ』で大ブレイクの大野屋。
既存の和菓子も、それぞれパッケージがリフレッシュされて、
とってもアイキャッチがよく、今の時代に合う親しみやすいお菓子に変身しました。
以前より大好きだったのが、この焼饅頭『田 毎』(たごと)なんです。
ほっくりと腰高の焼饅頭で、その饅頭皮の中には、小豆こしあんに沖縄県産黒糖を使用。
これが何とも滑らかなあんこで、饅頭生地に水分を取られたりなどせず、
とっても印象深い焼饅頭だったのですが、これが新しい包み紙に衣装替えして、
ショーケースの上に並んでおりますのを見ていると、何とも愛らしく思える。
この『田 毎』は、もう今では、どういう意味なのかあまり知られていない。
山の傾斜を利用して段に区切った田んぼの面に、月が映っている風情を意味します。
いやあ、日本の原風景に触れたならば、星空を見上げて、田んぼに浮かぶ月を掬いたいものです。

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青森になぜ、バナナなのか。
それこそ、リンゴ最中があちこちでたくさん売られているなら分かるのですが、
どうしてバナナなのか、それが何よりも不思議でならないと思います。
以前にも、弘前の旭松堂の『バナナ最中』をご紹介したことがありますが、
同じく弘前に製菓工場を持つかさい製菓では、この『バナナ最中』は、
ある意味、看板商品になっているわけで、見た目はもちろんバナナの形。
県外の人からすると、バナナなど獲れるはずもない雪深い弘前に、
むしろリンゴで有名な弘前に、リンゴ最中じゃなくて、『バナナ最中』なのか。
確かにアップルパイはありますし、ワッフルにもりんごジャムが使われ、
ちゃんと特産品のアピールもされているのですが、何故か、最中はバナナが目立つ。
南国育ちのバナナが、どうしてここまで浸透しているのか。

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そもそもの始まりは、昨年5月に開催された大阪タカシマヤでの日本酒まつり。
日本酒に合う和菓子、日本酒を使った和菓子をテーマに、
ワカタク(WAGASHI 若き匠たちの挑戦)のメンバーたちが参戦しまして、
高林堂の和氣康匡さんが創作しましたのが、何と燻製羊羹!!
まさかの羊羹にスモーキーフレイバーをまとわせるという驚きの新作が誕生したのです。
この時は、かなり燻製の独特の香りが強く、お酒と合わせることがポイントでしたが、
そこからの一年間に、大きく改良を重ねまして、単独の菓子としての完成度をあげたのです。
こうして、久しぶりに宇都宮を訪ねました僕の前に登場した燻製羊羹は、
二層仕立てになって、上層には薄く錦玉を重ねています。

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