和菓子魂!

季節を彩るさまざまな和菓子たちをご紹介します。 老舗の名物から、新感覚の和菓子、あんぱんまで。

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9月に再開した京都航空便の最初の上生菓子は、緑 菴と千本玉壽軒でスタート!
千本玉壽軒からは昨年京都髙島屋で購入して素敵だなあと思った月見の生菓子を、
緑 菴からは昨年もお作り頂きました3種類を今年もあえてお願いしました。
ちょうどお茶席の注文も入っていたそうで、ギリギリだったかもしれませんが、
どうにかお作りくださいまして、本当に感謝でございます。
やはり目を引きますのは、『花 野』という銘のきんとんでしょうか。
一般的に、花と言えば、春というイメージが強いかと思います。
確かに春は華やぐ季節でもあり、いろんな花が咲くわけですが、
秋も可憐な花が咲きますし、春に比べて賑やかさはないものの、
大人の女性のような淑やかさがあったり、あるいはちょっと切なげであったりします。

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そもそもおはぎは、朝生菓子に分類される和菓子になり、
京都では手軽に食べられる大福や団子を作るおまん屋さんが作るのが一般的なのです。
そのため、茶席菓子をメインとしている多くの上生菓子屋さんでは、
お彼岸の時期とはいえ、おはぎを作っていないお店が結構多いのです。
比較的現在は両者の境が薄れてきていることもあって、
ほとんどの地域でおはぎも上生菓子も作っているお店がほとんどですが、
京都では干菓子や松風など、一本勝負のスペシャリストのお店が多いだけに、
住み分けがしっかりとなされているので、何でも和菓子を作るというわけではないのです。

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FullSizeR (93)
お彼岸に入りまして、いろんなお店のおはぎを食べまくる毎日。
今年は日替わりで、都内の老舗のおはぎが続々と登場していて、
あれこれと食べる楽しみを感じて頂けると嬉しいなあと思っています。
さて、この日は一炉庵の4色の『おはぎ』が登場するというプレミアムな日で、
しかも、青山の菊 家が6味の『おはぎ』を3種ずつ詰合せてお作りすれば、
秋色庵大坂家の『おはぎ』も登場していて、もう迷いまくる日であった。
そして、いろいろと考えて、他にもおはぎを買い込む予定でしたので、
菊 家の『おはぎ』を我慢してしまったのですが、やっぱり買えば良かった・・・・。
後悔先に立たずとはこのことで、お彼岸の最中に本店に行こうかと、
本気で思ってしまうほどに、悔やんでしまったのでした。

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FullSizeR (91)
日本橋三越で開催された「あんこ博覧会」の初日にお邪魔した。
前日遅くまで書き物をしていたこともあって、休日でしたので、ゆっくり目に出動。
日本伝統工芸展が隣りで開催されていて、まあ、美しくて目を奪われつつ、
まずは、かねご製餡によるあんこスタンドがお出迎えしてくれる。
いろんなあんこをよそってもらい、あんみつのように楽しむことができます。
もちろん、虎 屋の生菓子はしっかりとチェックしまして、
イートインでゆっくり食べる余裕はないので、ゴメンなさいしまして、
ひと通り見回りまして、「IKESEI菓子博」のような規模感ではなく、
コンパクトだけども、十分楽しめる感じが、見やすくて良い感じです。

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FullSizeR (69)
どんなに近くに住んでいましても、頻繁に通わなければ気づかないもの。
正直何度もお邪魔しておりますものの、初めてその存在を知りました。
いや、知らなかったのですが、若手が見つけて教えてくれたんです。
『草だんご』と聞けば、普通は季節限定とした場合は、春のみ登場するもの。
ところが、春であっても、ずっと売っているわけではないというのです。
聞いてみましたら、春と秋のお彼岸の三日間だけ売るという貴重さ。
いやあ、知りませんでしたよ。一年間でたった6日間しか登場しない。
しかも、佳境のお彼岸の時期にしか姿を見せないとなれば、これはなかなか。
もちろん、一年に一度しか売られない菓子もたくさんありますが、
大きくアピールされていないと、まずは気づかない。

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岩手県の郷土菓子のひとつとして注目したいのが、
『明がらす』もしくは『東 雲』という銘で売られている菓子たち。
以前に、遠野の銘菓として、まつだ松林堂の『明がらす』をご紹介しましたが、
実際に各地を見渡してみますと、決して遠野に限らず、広く作られています。
東北銘菓には欠かせない存在のクルミと胡麻を使っており、
米粉と砂糖などに加えて煉り合わせていき、ギュッと押して成型し、
これを細長く切り出した後、短冊状にひとつずつ切り分けていくのです。
そう、よく似たお菓子なのですが、『明がらす』とは製法が違います。
まず水飴を使ってはおらず、その表面を巻き上げている雲平生地がないのです。

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未踏の地、阿波勝浦。ぜひ一度は伺わなければならぬ。
もう二年になるであろうか、徳島県にお邪魔して、初めて講演をさせて頂き、
今思いましたら、人前で話す機会が増えましたのも、あれが最初。
その講演の後の宴席で、福 屋に修業中だった滝口清水堂の若旦那と出会いました。
そこではがっつり話す機会は、あまりなかったのですが、
ワカタクであったり、甘党の会であったり、若い世代の躍動の中で、
遠洋から飛び込んできた回遊魚のように飛び込んで、その潮流を遡る。
いやあ、何かを掴もうとされているような、何かに挑戦しようとされているような、
若いだけじゃない、熱い想いと勢いを感じていたのです。

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FullSizeR (39)
田老や弘前のかりんとうをご紹介しましたが、最後は秋田県の角館から。
どうしても手土産的には、東京のかりんとうの洗練された上品さが前に出ますが、
駄菓子であったかりんとうを、高級な菓子に押し上げたのが江戸とすれば、
そのまま親しみやすい存在として、郷土の色合いを残したのは、東北各地のかりんとう。
それほど他の和菓子に比べて、流通していないのが不思議なくらい。
手指ほどの太さの細長い形が一般的なかりんとうではありますが、
東北には縄のようにねじったもの、帽子のように広がったものもあり、
秋田では、ねじったものに、ひらひらしたもの、さらには平べったいものまで、
いろんな形状のかりんとうが並んでいて、これまた驚かされるわけです。

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FullSizeR (18)
現在は、あちこちで水戸を代表する銘菓『水戸の梅』を初めとして、
さまざまな和洋菓子を製造して、すっかり土産菓子のイメージが強い亀印製菓。
ところが、この知られざる生菓子の詰合せが存在することは意外と知られていない。
いや、ほとんどが予約販売となっていることもあり、駅などでも売られていないので、
見かける機会はほとんどなく、むしろ知らない方が普通かもしれませんね。
本店に立ち寄りますと、片隅に見本が展示されていたりします。
木箱に入って、区分けされた6枠に一種類ずつ生菓子が入っている『御前菓子』。
まあ、何とたいそうな名前がついているのでしょう・・・・・。

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FullSizeR (8)
常陸太田で見つけたのは、クジラの型で焼き上げた『くじら焼』は、
言ってみれば、大判焼きと同じジャンルで、クジラの型で焼いているというものです。
皮生地は小麦粉だけではなく、卵や牛乳をたっぷりと合わせておりまして、
これを型に流して、小豆粒あんを入れて、反対側の型と合わせていくというスタイル。
一気に何匹も焼きあがりますことから、鯛焼き界では、“養殖”と呼ばれるのです。
さて、海側ではなく、内陸部である常陸太田で、なぜ、クジラの形にしているのか?
そこに大きな謎が生まれ、探っていく楽しみが生まれるわけです。
いやはや、各地に散らばるさまざまな菓子たちには、その理由があるのです。

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