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地元の銘菓・名産品 に参加中!
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名古屋には美味しい餅菓子屋さんもたくさんある。
これがまた定番ではなく、意外なところを攻めて来たりするので非常に面白い。
変わっているけど、なるほどうまい!という代表格では、
地下鉄桜通線の桜山駅で降りてアーケード街にあるのが、この山田餅本店。
看板商品は小さなシッポをつけた愛らしい『草 餅』が有名ですが、
これが季節ごとに登場する餅菓子たちも決して見逃せないのです。
定番の『桜 餅』などは、もちろん、そのままに楽しめるのですが、
まず、こちらの餅菓子でビックリさせられたのが、『古代米おはぎ』です。
赤米や黒米がミックスされ、ブルーベリーのような濃い紫色の餅生地の表面には、
多くの上生菓子などで使用される氷餅が表面に塗されていて、
一般的に朝生菓子と言われるジャンルの餅菓子には珍しい。

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だが、これだけではない。まさかのあんこが中から登場するのである。
古代米を売りにしたおはぎの類は他にもないわけではないし、
小豆こしあんか、粒あんか、だいたいはその辺を想像してしまいますものの、
鮮やかな黄緑色のあんこが登場してきて、大いに驚かされた。
いやあ、まさか東北ならまだしも、それほどずんだ餡に馴染みのない名古屋で、
しかも、こんなおはぎの中からずんだ餡が登場するとは思いもせず、唸ってしまう。
外観から分かる想定内の構成を大きく裏切り、色合いとしてもうまくコントラストを引き出し、
黒米のつぶつぶとした食感と香りの中を、ずんだ餡ならではの青大豆の風味が押し出されて来る。
いやあ、これまでなかった。この取り合わせには正直ビックリさせられる。
同系色から離れるだけでなく、味としても見事なまとまりを見せてくれる。
ほお、これは他では絶対に味わえないだろう。面白い。

『そらまめ大福』
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おまけに山田餅本店では、他にも面白い餅菓子がある。
たぶん、『そらまめ大福』という名前を見て、きっと初めてで買う人は少ないかもしれない。
だが、一般的な豆大福のように、表面には一切豆の姿はなく、
これはもう明らかに、餅生地の中に包まれているのが、そらまめ餡なのであろう。
だが、青大豆のずんだ餡や青えんどう豆のうぐいす餡はありますが、
湯掻かれたり、焼かれたりして、居酒屋でおじ様たちのアイドルと化すそら豆が、
まさかあんこになって餅生地の中に包まれるとは誰が思うでしょうか。

左から『草 餅』、『古代米おはぎ』、『桜大福』
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そらまめは4月の終りから姿を見せ始め、5月、6月には旬を迎えますが、
茹でて皮を剥いて取り出した豆粒を白餡と合わせているのですが、
時折、茹でたあの豆の食感が歯に当たり、ふわっとそら豆の香りが広がる。
まあ、それが苦手だと言う人もいるでしょうが、
「ああ、確かにそらまめだ」と確かめられるあの香り。
これがまたたまらないのです。餅生地は大福という商品名ですが、非常に柔らかい団子生地。
笹の葉の上に置かれた純白のその餅の表情からは想像もつかないあんこの登場。
きっとさらさらとした小豆こしあんが包まれていそうな雰囲気ながら、実はそらまめ餡。
いやあ、これまた裏切ってくれますね。商品名を観なきゃ、絶対分からない。

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そんでもって、桜が咲いている春にお店を訪れた際には、『桜 餅』ではなく、
ぼってりとした存在感を見せる『桜大福』を選びたい。
餅の頂点に桜の花の塩漬けが添えられているのですが、
今にも溶けてしまいそうなほどに柔らかく仕上がっている大福餅には、
刻んだ桜葉が煉り込まれていて、ぼかしのように薄っすらとその葉の存在を確認できる。
先日ご紹介した京都の中村軒の『花大福』も同様の構成ではありますが、
桜葉が細かくはなく、適当なサイズに切られているため、
とろ~んとした柔らかい餅生地の中で、時折シャキシャキとした歯の食感が当たり、
なるほど、だから、みじん切りのように細かくされてはいないのであろう。
もしこれがある程度、しっかりとしたもちもちの生地であったら、また変えなければなるまい。
程良い甘さのこしあんが包まれており、桜の塩気と生み出される食感と、
トータルで美味しさが増す春の餅菓子としては大変オススメのひとつ。

名古屋直行便の準備中
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ですが、もちろん、製造したその日のうちの日持ちですので、
名古屋以外で食べることはできないわけですが、
もしタイミングが良ければ、名古屋直行便で新宿髙島屋にやって来ますので是非。
まだ『そらまめ大福』だけはご紹介したことがないのですが、
一度、東京に運んで来たいと思うものですね。

古代米おはぎ 1 個 税込141円
そらまめ大福 1 個 税込141円
桜大福 1 個 税込162円

◆ 本 店/ 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-18 TEL: 052-841-1501
◇ 販売店/ 名古屋髙島屋(毎週月・木・土曜日)、
          新宿髙島屋(春と秋の年2回第3土曜日/午後4時30分より販売)
  ※ ご紹介したそれぞれの餅菓子はいずれも季節商品ですので、販売時期にはご注意ください。
     『桜大福』は春季限定商品となりますので、秋の販売では入荷しません。
  ※ 都内での販売は、当日の朝製造した菓子を輸送しますので、夕方からの販売となります。

  ※ 新宿髙島屋では、2015年4月11日(土)の「名古屋直行便」にて、
     『草 餅』と『古代米おはぎ』、『桜大福』、『そらまめ大福』をご紹介させて頂きました。
  ※ 新宿髙島屋では、2015年10月17日(土)の「名古屋直行便」にて、
     『草 餅』と『古代米おはぎ』、『秀吉出世大福』、『栗おこわ』をご紹介させて頂きました。