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和菓子 に参加中!
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先日、自転車で都内の和菓子屋さんを銀座線沿いに周っていた時のこと。
あんこう鍋の老舗・いせ源の真向かいにある、
神田で須田町にある甘味処の竹むらに久しぶりに伺ったわけですが、
そこには驚きの光景が・・・・!!どうしたの!?と思ったのも無理はなく、
いつもなら、両親くらいの年代のお客さんたちがいらっしゃるのですが、
店内は若い男性客でいっぱいで、それもみんなリュックを背負った文科系の雰囲気の方々。
いやあ、どの和菓子屋さんに行っても、あるいはパティスリーであっても、
基本的には女性客が多く、この年代の男性客をこれ程に吸い込む店はない。
前に伺った時にはこんなことはなかっただけに、一体何がこの店に起こったのだろうか。
神田の名店たちに囲まれて、この店構えがまた風情があって、
何も言わずに、『揚げまんじゅう』を頂いて、そのまま失礼しようと思っていたのですが、
これはご主人の堀田喜久雄さんに、若い男性客で満ちる理由を聞かないわけにはいかなかったのです。

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おはぎや大福などのいわゆる和菓子を作ることはなく、
あくまでも甘味メニューにこだわり、汁粉屋としての存在意義を示し続けて来た老舗が、
今、どうして、こんなに若者たちを次々に吸い込んでいくのか。
『揚げまんじゅう』と『ところてん』ができあがって、持って来てくださった方に、
ご主人を呼んで頂いて、その理由を尋ねたところ、これまたビックリ!!
「ラブライブ!」というアニメが放送されていたそうで、
秋葉原、神田、神保町のはざまにある伝統校に通う女子高生たちの物語で、
主人公の実家として、「穂むら」と名前を変えて登場しているのだとか。
そして、作中で「穂むらまんじゅう」と登場しているのが、名物の『揚げまんじゅう』ということで、
アニメファンのみなさんが聖地巡礼に、老舗・竹むらの暖簾をくぐっているのです。
いやあ、どこで話題になるか、世の中分からないものですねえと顔を見合わせ、
さあて、アツアツの『揚げまんじゅう』を頂くとしましょ。

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小麦粉生地に饅頭用に炊き分けられた小豆こしあんを包み、
もう一度、水で溶いた小麦粉の衣にくぐらせて、白絞油と胡麻油を合わせた油で、
表面の衣がカリッとしたところで、油から引き上げて出来上がり。
揚げたては湯気が出ていますので、土産用に包んでもらっても、
すぐに水分を吸って衣の部分が柔らかくなって来てしまいますので、
やっぱり、ここは本店の懐かしい空気に包まれながら、その場で頂きたいところです。
ザクッと前歯を入れた瞬間に、ジュワ~ッとこしあんが溢れて来まして、
アツアツで、ちょっとその熱さに悶えつつ、でも、やっぱり、美味しい。
これが一番・・・・なので、持ち帰った時は、もう一度サッとフライパンで焼いてから頂きます。
何とも言えない香ばしさから生まれる塩気がまたたまらず、
飲んで酔って帰って来た時の酒後の甘味に、池波正太郎氏が好んでいたのも分かる気がします。
というわけで、アツアツの甘味のあとは、つるりと酢醤油で『ところてん』を頂いて、
この組み合わせがたまらない・・・・わけで、やめられないのであります。
あっ、夏は忘れちゃいけない、『水ようかん』もありますので、お見逃しなく!!

揚げまんじゅう 4個入 税込947円

◆ 本 店/ 東京都千代田区神田須田町1-19-2 TEL: 03-3251-2328
◇ 販売店/ 日本橋・新宿髙島屋(毎週水曜日