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やっぱり夏は止まらない、やめられない。
スナック菓子でもなく、おつまみでもなく、これですよ、これ。
今年も俵屋吉富や末 富、赤坂の塩 野などの『葛焼き』を味わいまして、
そんでもって、日本橋髙島屋の売場で、たまたま遭遇しまして即購入。
いやあ、もう『葛焼き』には目がないのですよ。
まだ食べたことがない『葛焼き』と言えば、川端道喜の『葛焼き』。
京都に帰ってくる時に言っといてくれたら用意しときますと言われて、
ますます食べたい!!と強く思いますわけで、もう完全に虜なのですよ。
そんな中で、毎年必ず食べますのは、岬 屋の『葛焼き』です。

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やはり、京都の川端道喜の流れを汲み、端午の節句の時期の粽を初め、
生菓子で登場する葛製の菓子には、特に定評があります岬 屋だけに、
『葛焼き』が美味しくないわけがなく、吉野本葛を使用して、あの弾力です。
ぷるるんとした弾力に、僕はとろとろ~んと溶けてしまいそうになるわけです。
って、そんなこと書いてますと、バカっぽいですが、それほどの葛ファン。
岬 屋では、いわゆる水仙、葛と砂糖のみの葛の味わいを楽しむ一番シンプルなものと、
羊羹粽でお馴染みですが、これに小豆こしあんを練り合わせているタイプの二種類。
しっかりと練り上げて、舟に流した後、蒸しあげていきます。
葛や蕨などの生地を使った和菓子では、白濁しているところから半透明になるところまで、
返していくと言いまして、よく本返し、半返しなどと言われています。

黒糖の葛焼き
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粗熱を取りました後、正方形に切り分けていきます。
店によって違いますが、表面に上用粉や片栗粉などをつけて、サッと六面を焼きます。
その焼き目の香ばしさと、内部のもちもちとした涼感は何とも言えないわけです。
岬 屋では、水仙タイプの『葛焼き』に、黒糖を練り合わせた黒水仙タイプもあります。
これがまたはっきりと前に押し出してくる、パンチのある黒糖風味。
いやあ、濃厚な甘みがジュワッと口の中に広がっていき、
その断面は、ブラックコーヒーのような漆黒の美を披露してくれて、何とも色っぽい。

『葛焼き』三兄弟
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って、もはや表現している内容が意味分からない状態になっていますが、
それくらい好きだってことだけは、お伝えできたかとは思います。
いやはや、『葛焼き』を食べなきゃ、夏は終わらねえってな。

葛焼き 各1個 税込346円

◆ 本 店/ 東京都渋谷区富ヶ谷2-17-7 TEL: 03-3467-8468
◇ 販売店/ 日本橋髙島屋・新宿髙島屋(6月下旬:毎週火曜日)
       日本橋三越・銀座三越・恵比寿三越(6月下旬:毎週木曜日) 他
  ※ 7月下旬に製造される生菓子となり、その時期の入荷日にのみ登場します。
  ※ 百貨店では、水仙、小豆、黒糖各1個の3個入りの詰合せでの販売となります。