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いやはや、上大岡に評判の豆大福屋さんがあったなんて。
というか、知り合いに教えて頂きますまでは知りませんでした。
噂を聞きつけて、早速横浜で京急に乗り換えて上大岡へ。
基本的に京急百貨店の物産展を見にいく以外には降りなかったのですが、
高架下を潜って道沿いに歩いて行きますと、
そこに緑の屋根の和菓子屋さんが見えてきて、大きな『豆大福』の文字。
おおっ、ここか、ここかと近づいてみますと、
店頭に平置きされている『豆大福』ちゃんを発見。

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もちろん時期的には『柏  餅』も出ていましたし、
『水ようかん』も始まっていたのですが、まずは『豆大福』をと迷うことなく。
そしたらですね、若旦那さんがなかなかの愛想の良さ。
こしあんと粒あんの2種類がありまして、区別がつかなくなるので、
ビニールで個包装されている上から赤マジックで点を入れてくれる。
そんでもって、「暑くなってきたのに、わざわざありがとうございます」と。
お客さんを労わる言葉までかけてくれる上に、
去り際には背後から爽風が駆け抜けるかのように、
「ありがとうございました!」と声がかかりまして、
「お餅が固くなっちゃうから、今日中に食べてくださいね〜」とまで補足。

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まあ、こうなっちゃあ、「はーい、ありがとうございます!」と返す。
いやはや、コロナのせいで、話をすることも煙たがれる今日では、
こういう何気ないやりとりだけでも、ほっこりさせらるんですよね。
今日はそのまま横浜へと散歩するつもりであったので、
お昼時になって、食堂で生姜焼きのランチを食べたところで、
紙袋から『豆大福』を取り出して、パクッと味わってみる。
気温が高いこともあって、餅生地はだいぶん柔らかくなっているが、
混ぜ合わせられている赤えんどう豆は、少し芯を残したしっかりめ。
それもあって、赤えんどう豆がかなりインパクトがある。
そこにあんこが乗っかっていくような風合いで、餅と一緒にとろりとしている。
柔らかい餅生地に対して、赤えんどう豆のアクセントがなかなか鮮烈な印象で、
小ぶりな『豆大福』ではありましたが、歯で噛み砕いて味わう楽しさがあった。
にしても、ええ感じのお兄さんやったなあと、久しぶりに横浜和菓子巡りを始めたのです。

豆大福  1個  税込120

◆ 本 店/ 神奈川県横浜市港南区上大岡東2-42-20 TEL:045-842-3021
◇ 販売店/ 本店のみ
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