『飲めるほどに柔らかいわらび餅』
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さて、本日は玉川髙島屋で京都航空便を開催しました。
にしても、お昼にお店に入った時には、傘を差さずにたどり着けたのですが、
どうやらそのあとは、とんでもない雨の降り方になったようで、
屋内にいると全くその辺りがわからなかったのですが、
東急大井町線の上野毛駅の近くで土砂崩れがあったりなどして、
最悪なコンディションであったため、お菓子の到着も遅れて、
まあ、ギリギリセーフといったところで、どうにか間に合った次第。
こんなにも焦ったのは久しぶりでありましたが、
その後も、風雨は激しさを増し、受け取りにいらっしゃれない方もたくさんいた。
ということで、僕はいと達の生菓子をゲット。
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いと達と言えば、あのきめ細やかなきんとん。
はっきりとしたつくね芋の香り高いあんこで、その口当たりの良さと、
ほろりと解けていくような優しい味わいがとっても印象的なのです。
薄紅色のきんとんのそぼろに、白いきんとんを添えています。
黄色く染めた薯蕷あんを芯にして、頬を緩ませる。
銘は『山笑う』とありまして、これは春の季語。
さまざまな草木が芽吹いて、山が色めき始めて、
まさに命の賑わいを感じさせる明るい春の山の情景を申します。

『菜の月』と『山笑う』
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そのきめ細やかなきんとんは、源平桃を表現しているそうです。
源平桃と言いましても、聞き慣れない方が多いかと思います。
八重咲きにふんわりとした華やかな花を咲かせる桃で、
紅白のマーブルの色合いであったりもして、とっても美しいのです。
そして、昨年も味わうことがえきた薯蕷饅頭『菜の月』も入っている。
黄色く染められた薯蕷饅頭は、まさに満月を思わせる。
表面の皮生地を剥いて、おぼろ饅頭風に仕上げられていて、
その内側には、よもぎのあんこを包んでいるのです。
黄色と緑色の組み合わせによって、菜の花を思わせるのです。
いやいや、ここで久しぶりに再会して、何とも嬉しい限りである。

『芽 柳』
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もうひとつ薯蕷練切の生菓子『芽 柳』が入りまして、これがまた愛らしい。
茶巾絞りにして、風に揺れる柳の枝の芽を映し出しているのです。
白と緑と青緑の三つの斑紋が入って、何かのキャラクターのようにも見える。
茶巾絞りに仕立てることで、風によって揺れる柳の枝の動きが、
巧妙に表現されているのも、とっても素敵だなあと思うわけです。
薯蕷の香りを託して、しっとりとした味わいで、
内側のこしあんが、これまたさらりとした滑らかさを誇るのです。

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そして、いつ食べても飽きませんのが、わらび餅。
京都の老舗・笹屋伊織で長く勤められて、独立開業されただけに、
こちらも食べておかねば、絶対損をすると感じさせるわけです。
理想的なこんもりとしたわらび餅なのですが、もちろん本わらび餅。
その名も『飲めるほどに柔らかいわらび餅』とありますように、
まあ、ぷるる〜〜んと伸びます、伸びます。
とろりとしてとっても柔らかくて、こしあんがさらりとしていて、たまらぬ。
それに黒豆きな粉の芳しさが、絶妙なのですよね。
このぷるぷるとした柔らかさと弾力、あんこの風合い、きな粉の香り、
見事なバランスの中に生まれたこだわりのわらび餅を、ぜひご堪能頂きたいです。

飲めるほどに柔らかいわらび餅  1個 税込324円

◆ 本 店 / 京都府京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17 TEL:075-203-6243
◇ 販売店 / 本店のみ
   ※  文中の生菓子は、3月中旬に本店で製造・販売されていたお菓子になります。