ポイントに着くと網を降ろしていきます。
さあ最後の網を上げていきます!!
出荷の様子を見学した後はお待ちかね、調理/試食の時間です!
美馬船長、今日は1日ありがとうございました!!
ブログ担当:(アライブ ラボ 上田 啓人)
青空が広がる21日の日曜日は漁業のチカラの底引き網漁です。
19日はハモ漁で夜、今回の底引き網漁は昼間に出港です。
当日は船の出港が遅れてしまい、先にハモの調理・試食を行うというハプニングにも
見舞われましたが、いよいよ津田港を出港です!
海上では日差しがまだまだ暑いくらいでした。
そんな気候でしたが、風はすごく気持ちよく感じることができました。
沖に行くまでに釣りをしている人やヨットも見かけましたね。
網をおろすまではみんなで自己紹介タイム!
みなさん船酔いの心配があるみたいでしたが、何が捕れるか楽しみな気持ちの方が
大きかったように思います。
さあ、沖にでてきたところで網をおろす作業に入ります。
まずは網の面積を広げるために、船のポールを外側にせり出します。
その後、網を海に投入!
ドラムが回転して網が海に入っていきました。
後は、1時間ほど船を動かして網で魚を捕獲していきます。
どんな魚が獲れたのでしょうか??
いよいよ網上げの瞬間です!!
見てみると、銀色に光る太刀魚の中にイカやかますなども混じっていました。
少しのハモと、なんとたこも網にかかっていました!
さあ今度は魚の仕分けの作業です。
キッズたちは手袋をして持ち帰る魚をかごに入れていきます。
作業中、太刀魚にすべってころんでしまうキッズも!
何度転んでも仕分け作業に必死でしたね。よくがんばりました!!
仕分け作業が終わると、帰港です。
小さい太刀魚を海に放すと、かもめがたくさん寄ってきました。
船の屋根で休憩している渡り鳥もいましたね。
港に帰るとお待ちかね、獲れたての魚たちを調理&試食です。
みんなで分担して調理をしました。
ハモの湯引き・炙り、えびの塩ゆで、たこは塩もみをしてからゆでダコに。
太刀魚のお刺身にサメ(正確にはフカ)の湯引きなど、みんなで包丁を使って刺身に
したりとみんなそれぞれの持ち場でがんばりました。
イカの刺身も処理が大変でしたが、すごく美味しかったですね。
みんな獲れたての魚を思う存分食べることができたと思います!
本日は実際に漁船に乗っての底引き網漁と、大変貴重な体験をさせて頂きました。
美馬船長、本当にありがとうございました。
参加されたみなさまもおつかれさまでした。
ブログ担当:㈱大塚製薬工場 管理栄養士 前田 翼(まえだたすく)
「地産地消のチカラ2016」
今回は漁業のチカラ、ハモ漁です!
8/19(金)17時過ぎ、少し日が陰ってきたものの、まだまだ暑さを感じる津田漁港に
参加者が集まりました。
今回は川島高校3年生の前野君が飛び入り参加です!
船を運転してくださる漁師の美馬さんによると、幸運なことに今日は沖合も波は
あまり高くないとのこと。
ただ、今年は台風が来ていないため、漁獲量にも影響が出ているそうです。
「私、酔わない練習をしてきました!」
「結構濡れるんでしょうか…..」
参加者も(もちろんスタッフも)、それぞれに不安を抱えながらもいざ出航!
陸地の景色がどんどん流れていく様子、海の上で受ける風、気持ち良いです!
船の上から夕日が沈む様子を見る。
なんてことはなかなか経験できないことではないでしょうか。
船が出ると、かもめもついてきます。
網が上がると、待ってましたとばかりにかもめが飛んでくるそうです。
おこぼれが貰えることをよく知っています。
航行中、時折船のスピーカーから声が。他の漁船の漁師さんから色々情報が入ってくるそうです。
そんなことを伺いながら海の上を進むこと約1時間。
気づけば日も暮れて辺りが暗くなってきました。
街の明かりは遠くになり、他の漁船の明かりが暗い海の上にぽつりぽつりと浮かんでいます。
そろそろ底引き用の網を下ろしていくという段階まできましたが、ここまで体調不良者はゼロ!
網を下ろす前に船の両サイドに格納されているポールを外側にせり出していきます。
その後、船の後方に巻き付けられている網を海の中に投入していきますが、
網の巻き取り中等に誤って巻き込まれると命に関わるため離れたところから見学。
網が巻き付けられている大きなドラムがどんどん回り、網がぐんぐん海中に入っていきます。
周囲は既に真っ暗闇のため海の中にどんな風に網が広がっているのかは分かりません。
しかし、船が動いているまさにこの瞬間から魚が網に掛かっていっているということを
考えると不思議な感覚です。
網を張り、船を走らせるのは約1時間30分。
あまり長い時間網を張り続けると、早くにかかった魚が後から掛かった魚の圧力で
死んでしまうからだそうです。
掛かった魚の量によって船に働く圧力も変わってくるため、揺れも大きくなります。
そんな揺れる船上で網をかけている時間を使って、自己紹介タイム&ハモのお刺身をいただきます!
美馬さんは漁師生活40年目に突入したそうですが、「みんなやっていることだから」と
淡々と語る様子がかっこいいと感じました。
参加者の皆さんそれぞれ情報交換をしたところでいよいよハモのお刺身タイム!
2日前に獲ったという、船内の生け簀に入れられていたハモをその場で捌いていきます。
醤油をつけてぱくり!歯ごたえがあってすごく美味しいです!
食べて、話しをしているといつの間にか網を引き上げる時間に。
最初に網を下ろしたときとは逆の要領でドラムを回転させて網を引き上げていきます。
引き上げていくと編み目に引っかかった魚の姿がチラホラ。
最後に船の中央部に取り付けられた幌をあげるためのポールに網をかけ全て引き上げます。
真っ暗な海の中から今日の「獲物」が浮かび上がってきます。
「結構ぎっしり入ってる!」
「ハモ、ものすごい大きいのがいる!」
思った以上に魚たちがぎっしりで驚きの声が上がりますが、美馬さんは
「このくらいだったらそこまで多くない。」と冷静。
網の中身が甲板に開けられ魚たちが飛び出してきます。
まずは美馬さんが生け簀に入れるものと海に帰すハモを選別していきます。
(200㌘に満たないものは海へリリース)
ハモは生きていること、キズが付いていないことが値のつく条件になってくるとのことで、
選別されたハモは船に設置されたチューブの中を通ってそのまま生け簀へと流れ込む仕組みに
なっています。
ハモの処理が終了後、全員でそれぞれの魚を種類ごとで選別していきます。
「エビはこっち!」
「うっわ、クラゲ!」
「え、サメいる!」
最初はおっかなびっくりでしたが徐々に作業に慣れてきて、エビやイカを鷲掴みにして、
籠の中に放り込んでいきます。
人数をかけたことでそれほど時間はかからずに作業は終了。
その後、獲れたてのエビやイカをそのままいただきます。
ついさっきまで泳いでいた生き物が今は自分の手のひらに。
命をいただいている実感を強く感じました。
最難関である、「揺れる船内で手元を見ながら魚の選別作業」を乗り越え、後は漁港へ戻るのみ。
美馬さんはこの間に、網の掃除、船内の掃除を行って次の漁に備えます。
今年のハモ漁は参加者全員、最初から最後まで元気に終えることができました!
漁港へ戻り、最後の接岸時の衝撃の少なさに思わず拍手。
美馬さんが船を手足のように扱う様に本当に感動しました。
そして、通常は1時間30分近く網を下ろし、それを引き上げ掛かった魚を選別、
という一連の流れを美馬さんは1晩に4回繰り返すそうです。それも1人で。
真っ暗な海の上で1人で作業をするということを考えると美馬さんへの尊敬の念は増すばかりです。
次回21日(日)は今回獲ったハモ、エビそしてサメ(正確にはフカ)をいただきます。
みんなで味わって食べましょう!
美馬さん、大変お世話になりました。ありがとうございました!
(ブログ担当:西野 亜貴、島山 拓也)
8月23日(日)、津田港にて漁業のチカラが開催されました。
台風の影響で風がやや強く、波が高くなっていましたが、
無事、出港することができました。
乗船組は漁港組より一足先に津田港に集まり、今か今かと
待ちわびている様子がみられました。
今回の体験も、毎年、漁業のチカラでお世話になっている、
男前な美馬さんともう一隻、三浦さんの船に乗せていただきました。
ライフジャケットをしっかりと装着し、出港の準備を整え、、、
いざ、出発!!
待機組のお母さん方も、大きく手を振って見送っていました。
底引き網漁を行う予定の沖の方では台風の影響でうねりが
入ってきているので、残念ながら今日は漁は出来ないので
代わりに大鳴門橋へクルージングする事になりました!!
大鳴門橋が近づいてきました♪
大鳴門橋をバックに記念撮影!!
大鳴門橋を満喫した後は漁港に戻ります!
漁船組が漁から帰ってくると、漁港組と合流し、試食の準備に
取り掛かりました。
今回は「ハモの天ぷら」、「エビの湯引き」、「刺身」、
「ハモの炙り焼き」を試食しました。
ハモを1口サイズに切る作業では、キッズたちが率先して作業を
手伝ってくれました。
お母さん方も、
「人様に出せるほどの料理の腕前はないけど・・・」
と言いつつ、てきぱきと調理をしていました。
試食タイムでは、箸が止まることなく、美味しそうにパクパクと
食べていました。
キッズたちも、「美味しい!!大満足!!」と、ハモの美味しさに大興奮でした。
ハモの天ぷらは大人気で、揚げあがるのを待つキッズが続出しました。
お腹一杯になるまでハモを堪能し、今回の試食に使用したハモ6.5kgを、
見事、完食しました。
今まで、ハモをこんなに食べた機会はないと言っている方も多く、
全国有数のハモの漁獲量を誇るとくしまの魅力に気づき、感動していました。
漁業のチカラを体験し、とくしまのハモやその他多種多様な魚を身近に
感じていただけたら幸いです。